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第二章〜セカンドフィル〜
第三十三話「初めての経験」
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リビングの食卓上には、綺麗に盛り付けられた料理が並んだ。料理といっても、ドワーフ達が食べ残してた物を、切り分けただけだが。それでも、こうして並べるとおっさん達が、かなりの量の食料を勝手に食べようとしてたことがわかる。
大食いなんだな、ドワーフって。この場では、ドワーフの三人が向かいに座り、俺、ティナ、ミラの順で座った。ミラは、ティナに随分と懐いたようだった。ティナも、子供が好きみたいで、甲斐甲斐しくミラの面倒を見ている。
「よぉし! まずはワシの造った酒からじゃのう」
そう言って、白髪のアントンは、小さな酒樽を机に抱え上げた。その酒樽は、十Lぐらい入るサイズの物で、その樽から複数の蛇口が取り付けられていた。
「アントンさん、その樽はなんですか?」
「よくぞ聞いてくれた! この樽は、複数の酒を保管できる樽でのう。国の宝であり、代々杜氏にしか受け継がれない大変貴重な物じゃ」
「国宝って……、こんな所にまで持ち出して大丈夫なんですか?」
アントンの息子、赤毛のヴァジムが口を開いた。
「そりゃぁ大丈夫じゃねぇさ! 国王に知られりゃ国外追放まである。だけどよ、どうしてもあんたに自分の酒を飲ませたいって言って、聞きやしなかったのさ。ほら、普通に酒を持ってこようとすると、この暑さだ、間違いなく道中で腐っちまうだろ?」
「わぁぁお」
ヴァジム、お前も苦労するな。
ということは、俺に己の魂を飲ませたいが一心で、アントンはこんな遠いところまで、それを担いできたのか?! この爺さんときたら、俺も中々だが、酒に対する熱量がイカれてるぜ。
でも、嫌いじゃ無いぜそういうの。頂こうじゃ、ないですか! せっかくですからねぇ。
「ありがたく、飲ませていただきます!」
「うむ、しかと味わってくれ! 楽しくな、酒は楽しくなくてはいかん!酒を飲んでも、笑顔を忘れるな。これがドワーフの酒の掟じゃ」
おぉ、さすがドワーフ、酒に飲まれるなんてことは、少しも考えないんだな。そう言って、朗らかな顔でアントンさんは、俺のグラスに酒樽から酒を注いでくれた。その注がれた、液体を見て俺は驚愕した。
「これは、どぶろく?!」
グラスに注がれたのは、白くてどろどろとした液体。そして、わずかに香る乳酸の匂い、甘酒を思い出す。それを見たティナは、隣で少しギョッとしていたが、まぁ無理もない。ぱっと見は、おかゆみたいなもんだからな。
どぶろくは、米と米麹、そして仕込み水で発酵させて、それを一切漉さずに飲むお酒のことだ。これを透明になるまで、濾せばよく知る清酒、濁りが残る程度に、粗く濾せば濁り酒になる。つまりどぶろくは、日本酒の原点ともいうべきお酒なのだ。
ちなみに、清酒の始まりは前世でいう十六世紀後半にはじまったとされている。
「ほほぅ~、どぶろくを知っておるのか。さすがじゃな、どれまずは一杯ぐぐ~っといってはどうかな?」
「はい、いただきます」
あぁ、どぶろくとはいえ日本酒を飲めるとは。前世でも、日本酒は俺も大好きだった。もちろん、お猪口一口でくたばってはいたが、香り味ともに、やはり原料がお米なだけあって、日本人の舌にあっていた。
まず香りはというと、どぶろく特有のお米の甘みが香ってくる。そして、その甘い香りには、無数の花の香りが詰まっていて、実に華やかだ。そして、聞こえてくるのは、除夜の鐘と出店に浮かれた人々のお囃子が思い出される。
あぁ、すごく懐かしい夢をみているようだった。そんな昔の話じゃ無いはずなのに、それは遠い記憶の彼方をみているようで、いつの間にか涙が頬を濡らした。
「ショ、ショウゴ!?」
「なっ! 大丈夫か、ショウゴよ?! もしや、腐っとったか?!」
い、いけない。いつの間にか、涙が。これがホームシックっていう奴なのか? 実家から出て行った時も、こんな気持ちになったことは無かったのに。
「だ、大丈夫です。少し、故郷を思い出してしまって。あははは」
「そうか、ワシは酒が不味かったのかと、ヒヤヒヤしたぞい。ショウゴの故郷は、コメ作りが盛んなムルテウなのか?」
「ムルテウ……」
そういえば、アーネット子爵と出会った時もそんなこと言われたな。あのときは、俺の顔を見て子爵はそう言っていたみたいだけど。そうかムルテウは、前世でいうアジア人が住んでいて、米作りが盛んな場所なんだろうな。
「いや、詮索はなしじゃ。酒がまずくなるからの、ほれ、泣き止んだなら飲まんか。あんまり焦らさんでくれ」
「は、はい、頂きます」
俺は、涙を拭うのもそこそこに、濁り酒を呷った。
「あぁ~ふぅ、美味しいですね。これは、火入れされたどぶろくですね?」
「なっ?! その通りじゃ、まさか、そのような違いまでわかるのか?」
アントンの声色には、驚愕と喜びの感情が含まれていた。
「はい、濁り酒はお米に、米麹と仕込み水だけで造られます。その際に、発酵の過程で必ず酵母が二酸化炭素を作りますから、火入れされていない生のどぶろくは、微炭酸を楽しむことが出来ます。しかし、このお酒にはそれが無かった。それは、火入れによって、酵母菌が死滅し発酵が止まった事を意味しますからね」
「こりゃあ、たまげたぜ。米酒への火入れは、親父が最近考えた手法だってえのに」
ヴァジムの声色には、心からの感嘆を感じられた。まるで、信じられない物を目にしてしてしまった時のような反応だ。
「このどぶろくは、甘口でとても飲みやすいですね。それに、米の持つ甘みが最大限引き出されていますし、米と仕込みに使っている水との相性がとても良いのでしょう。これなら、人を選ばずにこのお酒は愛されますよ」
仕込み水とは、お酒を造るときに一緒に原料と混ぜ合わせる水のことを言う。
俺は、久しぶりに懐かしい日本酒を飲んだせいか。気分が舞い上がって、いつもより饒舌な気がした。
「ショウゴよ!」
アントンが、俺の名前を叫びながら椅子の上に立ち、身を乗り出して俺の片手を握ってきた。そして、その夕陽のような色をした瞳には、涙が浮かんでいた。
俺は、そんな爺さんをみて少し面白いと思った。そして、また一口どぶろくを呷ってから、気の抜けた返事をした。
「あ、はぃ?」
「ワシは、今猛烈に感動しておる! 息子ですら、ワシの酒を一度飲んでもここまで理解はしてくれなんだ! それが、ショウゴ。お前は、なんという酒好きなんじゃ。酒造りへの理解と、その飲みてに対するワシの配慮全てを言い当てよって! 嬉しいぞ! ワシは、長いこと生きてきたがこんな嬉しいことはないぞぉ!!」
あぁん、なんかジジイに絡まれ出したなぁ。人が、気持ちよく酒を飲んでるってぇのに……。あれ? 俺、酔ってる? まっさか~俺の肝臓は、神様の神改造によってどんなに飲んでも酔わないはず!
ん~、目の前の爺さん。よく見たら、しわくちゃだなぁ
「あはははは! 爺さん、どんだけ長生きしたらそんなに皺が増えるんだ? ヒック!」
「「「……?!」」」
なんだよ、皆して鳩が豆鉄砲喰らったみたいな顔して。
俺は、また一口酒を呷った。
「ショウゴ、お前まさか酔っているのか?」
「ティナぁ、俺が酔わないのは知ってるだろう? あんまり寝惚けたこと言うと、おっぱい揉むぞ? えへへへ」
ん~? 俺は一体何を言ってるんだぁ……まぁいいや、お酒飲もうっと。
「おい親父、まさかとは思うが、ショウゴに名酒を飲ませたんじゃないだろうな?」
ヴァジムが呆れたように何か言うと、アントンは慌てて俺からグラスを奪い取った。
「おい! それは、俺の酒だぞ! 返しやがれ!」
アントンは、俺の酒を奪い、指に酒をつけ味見をすると、しまった! みたいな顔をしていた。
「あややや、これは、名酒じゃったわい。宴の最後に出す予定が、浮かれすぎて最初に飲ませてしまったわい」
「名酒? どうりで美味いわけだぁ。もっと、ちょーらい!」
名酒は、良い酒ってことでしょう? いい酒はみんなで飲まないと~くわぁ~なんか眠くなってきた。あれ、やっぱり俺酔ってる?
大食いなんだな、ドワーフって。この場では、ドワーフの三人が向かいに座り、俺、ティナ、ミラの順で座った。ミラは、ティナに随分と懐いたようだった。ティナも、子供が好きみたいで、甲斐甲斐しくミラの面倒を見ている。
「よぉし! まずはワシの造った酒からじゃのう」
そう言って、白髪のアントンは、小さな酒樽を机に抱え上げた。その酒樽は、十Lぐらい入るサイズの物で、その樽から複数の蛇口が取り付けられていた。
「アントンさん、その樽はなんですか?」
「よくぞ聞いてくれた! この樽は、複数の酒を保管できる樽でのう。国の宝であり、代々杜氏にしか受け継がれない大変貴重な物じゃ」
「国宝って……、こんな所にまで持ち出して大丈夫なんですか?」
アントンの息子、赤毛のヴァジムが口を開いた。
「そりゃぁ大丈夫じゃねぇさ! 国王に知られりゃ国外追放まである。だけどよ、どうしてもあんたに自分の酒を飲ませたいって言って、聞きやしなかったのさ。ほら、普通に酒を持ってこようとすると、この暑さだ、間違いなく道中で腐っちまうだろ?」
「わぁぁお」
ヴァジム、お前も苦労するな。
ということは、俺に己の魂を飲ませたいが一心で、アントンはこんな遠いところまで、それを担いできたのか?! この爺さんときたら、俺も中々だが、酒に対する熱量がイカれてるぜ。
でも、嫌いじゃ無いぜそういうの。頂こうじゃ、ないですか! せっかくですからねぇ。
「ありがたく、飲ませていただきます!」
「うむ、しかと味わってくれ! 楽しくな、酒は楽しくなくてはいかん!酒を飲んでも、笑顔を忘れるな。これがドワーフの酒の掟じゃ」
おぉ、さすがドワーフ、酒に飲まれるなんてことは、少しも考えないんだな。そう言って、朗らかな顔でアントンさんは、俺のグラスに酒樽から酒を注いでくれた。その注がれた、液体を見て俺は驚愕した。
「これは、どぶろく?!」
グラスに注がれたのは、白くてどろどろとした液体。そして、わずかに香る乳酸の匂い、甘酒を思い出す。それを見たティナは、隣で少しギョッとしていたが、まぁ無理もない。ぱっと見は、おかゆみたいなもんだからな。
どぶろくは、米と米麹、そして仕込み水で発酵させて、それを一切漉さずに飲むお酒のことだ。これを透明になるまで、濾せばよく知る清酒、濁りが残る程度に、粗く濾せば濁り酒になる。つまりどぶろくは、日本酒の原点ともいうべきお酒なのだ。
ちなみに、清酒の始まりは前世でいう十六世紀後半にはじまったとされている。
「ほほぅ~、どぶろくを知っておるのか。さすがじゃな、どれまずは一杯ぐぐ~っといってはどうかな?」
「はい、いただきます」
あぁ、どぶろくとはいえ日本酒を飲めるとは。前世でも、日本酒は俺も大好きだった。もちろん、お猪口一口でくたばってはいたが、香り味ともに、やはり原料がお米なだけあって、日本人の舌にあっていた。
まず香りはというと、どぶろく特有のお米の甘みが香ってくる。そして、その甘い香りには、無数の花の香りが詰まっていて、実に華やかだ。そして、聞こえてくるのは、除夜の鐘と出店に浮かれた人々のお囃子が思い出される。
あぁ、すごく懐かしい夢をみているようだった。そんな昔の話じゃ無いはずなのに、それは遠い記憶の彼方をみているようで、いつの間にか涙が頬を濡らした。
「ショ、ショウゴ!?」
「なっ! 大丈夫か、ショウゴよ?! もしや、腐っとったか?!」
い、いけない。いつの間にか、涙が。これがホームシックっていう奴なのか? 実家から出て行った時も、こんな気持ちになったことは無かったのに。
「だ、大丈夫です。少し、故郷を思い出してしまって。あははは」
「そうか、ワシは酒が不味かったのかと、ヒヤヒヤしたぞい。ショウゴの故郷は、コメ作りが盛んなムルテウなのか?」
「ムルテウ……」
そういえば、アーネット子爵と出会った時もそんなこと言われたな。あのときは、俺の顔を見て子爵はそう言っていたみたいだけど。そうかムルテウは、前世でいうアジア人が住んでいて、米作りが盛んな場所なんだろうな。
「いや、詮索はなしじゃ。酒がまずくなるからの、ほれ、泣き止んだなら飲まんか。あんまり焦らさんでくれ」
「は、はい、頂きます」
俺は、涙を拭うのもそこそこに、濁り酒を呷った。
「あぁ~ふぅ、美味しいですね。これは、火入れされたどぶろくですね?」
「なっ?! その通りじゃ、まさか、そのような違いまでわかるのか?」
アントンの声色には、驚愕と喜びの感情が含まれていた。
「はい、濁り酒はお米に、米麹と仕込み水だけで造られます。その際に、発酵の過程で必ず酵母が二酸化炭素を作りますから、火入れされていない生のどぶろくは、微炭酸を楽しむことが出来ます。しかし、このお酒にはそれが無かった。それは、火入れによって、酵母菌が死滅し発酵が止まった事を意味しますからね」
「こりゃあ、たまげたぜ。米酒への火入れは、親父が最近考えた手法だってえのに」
ヴァジムの声色には、心からの感嘆を感じられた。まるで、信じられない物を目にしてしてしまった時のような反応だ。
「このどぶろくは、甘口でとても飲みやすいですね。それに、米の持つ甘みが最大限引き出されていますし、米と仕込みに使っている水との相性がとても良いのでしょう。これなら、人を選ばずにこのお酒は愛されますよ」
仕込み水とは、お酒を造るときに一緒に原料と混ぜ合わせる水のことを言う。
俺は、久しぶりに懐かしい日本酒を飲んだせいか。気分が舞い上がって、いつもより饒舌な気がした。
「ショウゴよ!」
アントンが、俺の名前を叫びながら椅子の上に立ち、身を乗り出して俺の片手を握ってきた。そして、その夕陽のような色をした瞳には、涙が浮かんでいた。
俺は、そんな爺さんをみて少し面白いと思った。そして、また一口どぶろくを呷ってから、気の抜けた返事をした。
「あ、はぃ?」
「ワシは、今猛烈に感動しておる! 息子ですら、ワシの酒を一度飲んでもここまで理解はしてくれなんだ! それが、ショウゴ。お前は、なんという酒好きなんじゃ。酒造りへの理解と、その飲みてに対するワシの配慮全てを言い当てよって! 嬉しいぞ! ワシは、長いこと生きてきたがこんな嬉しいことはないぞぉ!!」
あぁん、なんかジジイに絡まれ出したなぁ。人が、気持ちよく酒を飲んでるってぇのに……。あれ? 俺、酔ってる? まっさか~俺の肝臓は、神様の神改造によってどんなに飲んでも酔わないはず!
ん~、目の前の爺さん。よく見たら、しわくちゃだなぁ
「あはははは! 爺さん、どんだけ長生きしたらそんなに皺が増えるんだ? ヒック!」
「「「……?!」」」
なんだよ、皆して鳩が豆鉄砲喰らったみたいな顔して。
俺は、また一口酒を呷った。
「ショウゴ、お前まさか酔っているのか?」
「ティナぁ、俺が酔わないのは知ってるだろう? あんまり寝惚けたこと言うと、おっぱい揉むぞ? えへへへ」
ん~? 俺は一体何を言ってるんだぁ……まぁいいや、お酒飲もうっと。
「おい親父、まさかとは思うが、ショウゴに名酒を飲ませたんじゃないだろうな?」
ヴァジムが呆れたように何か言うと、アントンは慌てて俺からグラスを奪い取った。
「おい! それは、俺の酒だぞ! 返しやがれ!」
アントンは、俺の酒を奪い、指に酒をつけ味見をすると、しまった! みたいな顔をしていた。
「あややや、これは、名酒じゃったわい。宴の最後に出す予定が、浮かれすぎて最初に飲ませてしまったわい」
「名酒? どうりで美味いわけだぁ。もっと、ちょーらい!」
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