18 / 95
第一章〜ファーストフィル〜
第十七話「その女、娼婦につき Part1」
しおりを挟む
アクアリンデルの四つの城門から、シールズ侯爵城までは大きな道で繋がっている。その道沿いには、さまざまな露店や店舗が立ち並び、大きな港のお陰で物資にも困らず大変賑わっている。そんな炎天下の昼下がり、平民街のある大通り沿いの店のテラス席では、青い髪の大男が木製のジョッキを粉砕していた。
「畜生!!!どうなってやがる!!!」
「頭、落ち着いてください。」
左目に大きな切り傷があり、おそらくその所為で失明したと見られる男が、ブルガを宥めようとするのだが・・。彼は、ブルガに後頭部を鷲掴みにされ、テラス席の木製テーブルに叩きつけられた。無惨にも、テーブルはくの字に叩き割られた。
通行客は、大通りにも関わらず道の端で、肩をすくめながら歩き、店の客は逃げるように、小銭をテーブルに叩きつけ店を後にした。
「これが落ち着いて居られるのか?!アーネットの野郎、10日待つと言っておきながら、舌の根も乾かないうちに、製造拠点にガサ入れしやがったんだぞ!!?あいつ、長年上納金を納めて来た俺じゃなく、あの芋やろうと手を組んだにちげぇねぇ。最初から、俺を切り捨てるつもりだったんだ。トカゲの尻尾みてぇにな!!」
ブルガはどかっと、椅子に座ると酒を飲もうとするが、机が叩き割れた時に、ジョッキも全部床に落ちたことに気づいた。周りの取り巻きどもに、新しいエールを注文させ、勢いよく酒を零しながら飲み、濡れた青髭を袖で拭った。
「あぁ、おい。」
「へい。」
立派なケツアゴの厳つい子分が、ブルガに歩み寄った。
「もう命令下して、二日だぞ。まだ、酒野郎の首あがんねぇのか?」
「・・はい、それがですね。親分に命令された、襲撃という襲撃が例のハーフエルフに尽く阻まれているんですよ。それも待ち伏せで・・。」
ピクッとブルガの右眉が釣り上がった。
「どういう意味だ。」
「・・・ちんころ(告げ口)してる奴が、いるとしか思えねぇんですわ。」
「なんだと・・。俺の命令を直に聞いてるのは、幹部のお前らしかいねぇだろうが!!」
ブルガはそう言って、ケツアゴを殴り飛ばす。ケツアゴは、大通りのど真ん中まで吹っ飛び転がった。
そこへ、片手がフックの男がブルガに近寄った。
「親分。」
「おう、ソルドどうした。」
「つかぬことをお聞きしますが、親分のよく行く娼館にあの酒野郎が出入りしてるのを見かけたんですがね。」
「何?」
「あの辺の、うちの下のもんに聞いてみたんですわ。あの酒野郎はよく来るのかと。」
「おう、それで。」
フック野郎の額から、一筋の汗が流れ落ちる。この炎天下での暑さのせいなのか、これから言う事への緊張から、きているものなのかは分からない。
「・・・それが、どうやら親分の気に入りの女の常連らしいんですわ・・・。ゴクリッ」
少しの沈黙の間、静寂は破られた。ブルガの手に持ったレッドブルの角で作られたジョッキが、握りつぶされた。ブルガは、いかにあの酒野郎をどうやっていたぶり殺すかを、娼婦の女に話していた。それも、いつ襲撃するかまで詳細の全てを得意げに語っていたのである。その女が自分に惚れ込んでいると信じて。
これほどの屈辱をブルガは味わったことは無かった。事は、娼婦にまでコケにされていたという、短絡的な思考にまで落ち、そこから怒りの振り幅が生まれてしまったのである。
「すると何か、俺の女の浮気相手が、よりにもよってあの酒野郎だとでも言うのか?」
ブルガの凄まじい殺気に、フック野郎がたじろいだ。
「・・・いえ、その可能性も、あると言う話でして。ただ、そいつの話では、商売女が酒野郎に金を返すほどの、太客待遇してるみたいでして。あはは。」
「・・あの女を俺の元まで連れて来い!!!」
「「「へ、へい!!!」」」
ブルガの腹の底からの号令に、幹部一同が敬礼した。
娼館の営業は、基本的に朝に終了する。客が女を抱き、そのまま帰る客もいれば、宿代も払い朝までいる客もいる。そして午前中は、娼婦と従業員は眠りにつく。もちろん、働く者もいるにはいる。しかし、高級娼館である<赤い唇>はそんな営業をする訳がなく、皆静かに眠りについていた。
そこへ、ズカズカと首に三匹の蛇の墨を入れた男達が乗り込んできた。朝の店番達は、元締めである彼らに頭は上がらない。その為に、特になんの障害もなく彼らは、最上階の高級娼婦の個室にたどり着いた。
”バキャ!!”フック野郎が、扉を蹴破ると、ブルガのお気に入りの女が突然の物音に、飛び起きた。
「な、なんだい?!あんた達!!?その入れ墨は、<三頭蛇《ケルベロス》>だね!!こんなことしてタダで済むと思ってるの!?」
「いいから来い。」
「痛い!私は親分の女なんだよ!?」
腕を掴まれた娼婦は、暴れて抵抗したが・・
「ウルセェ!」
「キャァッ!」
フック野郎が、娼婦の頬を張った。そしてご自慢のフックで、娼婦の服を引っ掛け引き摺り出していった。
彼らが娼館から、この街一番の商品を引き摺り出していくのを、見ていた関係者の一人が、慌てるようにその場から走り去った。
「や、ヤバイこっちゃ。酒の旦那に知らせな!」
その後、娼婦が先程の店で待っていたブルガの前に、放り出された。フック野郎は、ドヤ顔で親分に報告する。
「親分、命令通り連れてきやした。」
「おう。」
商売女は、ブルガを前にするなり、まずは自分の命を握る彼に擦り寄った。自分のことを殴った奴の子分を、ブルガにチクるのではなく。自分が酒の旦那にチンコロしていたことがバレたことを前提に、彼から同情を引き出そうとしたのである。
「親分さん!これは一体どう言うことなんだい。私何か、親分の機嫌そこねちまったのかい?」
「・・・。おめぇ、例の酒野郎のこと知ってたのか?」
娼婦は確信した。自分にちくりの容疑がかかっている事を。そこからの彼女の演技力は凄まじいものだった。
「え、何のことだい。」
まずは、本当になんのことを言っているのか分からないと言った態度だ。
「部下が言ってるんだよ。オメェの常連に酒野郎がいるってな。」
「知らないよ!本当にそんな奴のことは知らないんだよ。でも」
「でも?」
「知らないうちに、私の客になっていた事はあるかもしれないね。」
「テメェ!!」
「お待ちよ!!」
「うっ・・。」
娼婦の気迫に、沸騰しかけたブルガの血が止まった。
「客は、なんでも私ら娼婦に、身の上話を正直に話すとは限らないだろ? そもそも親分以上に、私を大事にしてくれた男なんていないんだよ?! そんな男達の事を私がいちいち気にしていると、親分は本気で思ってるのかい?! うっ、うぅ、」
娼婦は今にも自殺でもするのかと思わせる程の迫力で、ブルガに涙の直訴を表明した。最もらしい言い分と、迫真の涙にブルガは自分が間違っていたと思った。
ブルガは、自分の足元で泣き崩れている娼婦を抱き上げて、優しく胸に抱き締めた。
「俺が悪かった。お前の言う通りだ。お前が俺を裏切る訳がねぇよな。」
「そうだよ、親分。いつも言ってるだろう?私には親分しかいないって・・。」
娼婦が、ブルガの胸に枝垂れかかり、ブルガの胸に手を添えて、涙で濡れた頬を押し付ける。周りの取り巻き達は、ブルガのひと睨みでこの後の自分たちの運命を悟り、各々が頭を抱えたり、視線を地面に落とし、悔しさに震えた。
そんなひと茶番終えた雰囲気を切り裂くような怒号が、大通りに響き渡った。
「ブルガ!! その女を放しやがれ!!!」
この声の先にある人間をみて、いち早く反応したのは言うまでもなく。ブルガの胸に抱かれていた商売女だ。嘘泣きだった涙が、歓喜の涙に変わった瞬間だった。
(嘘でしょ旦那。私なんかのために、ここに来ちゃだめだよ。でも、こんなに嬉しいことがあるんだね。私の命一つを惜しんでくれるんだね、旦那!!)
そう少し前に、客引きの少年が翔吾の店に訪れ。その一部始終を翔吾に話すと、彼はティナの制止も聞かず、店から飛び出し、ここまで単身駆けつけてしまったのだ。
「へっ、娼婦に本気で惚れて一人のこのこと現れるとは、やっぱりお前は大間抜けだな、酒野郎!!」
ブルガは、女をどかしながらその場にイキリ立った。両腕の拳を鳴らし、処刑の準備は万端といった模様である。
(((あんたがそれを言うかい。)))と子分一同が、そう思った。
「畜生!!!どうなってやがる!!!」
「頭、落ち着いてください。」
左目に大きな切り傷があり、おそらくその所為で失明したと見られる男が、ブルガを宥めようとするのだが・・。彼は、ブルガに後頭部を鷲掴みにされ、テラス席の木製テーブルに叩きつけられた。無惨にも、テーブルはくの字に叩き割られた。
通行客は、大通りにも関わらず道の端で、肩をすくめながら歩き、店の客は逃げるように、小銭をテーブルに叩きつけ店を後にした。
「これが落ち着いて居られるのか?!アーネットの野郎、10日待つと言っておきながら、舌の根も乾かないうちに、製造拠点にガサ入れしやがったんだぞ!!?あいつ、長年上納金を納めて来た俺じゃなく、あの芋やろうと手を組んだにちげぇねぇ。最初から、俺を切り捨てるつもりだったんだ。トカゲの尻尾みてぇにな!!」
ブルガはどかっと、椅子に座ると酒を飲もうとするが、机が叩き割れた時に、ジョッキも全部床に落ちたことに気づいた。周りの取り巻きどもに、新しいエールを注文させ、勢いよく酒を零しながら飲み、濡れた青髭を袖で拭った。
「あぁ、おい。」
「へい。」
立派なケツアゴの厳つい子分が、ブルガに歩み寄った。
「もう命令下して、二日だぞ。まだ、酒野郎の首あがんねぇのか?」
「・・はい、それがですね。親分に命令された、襲撃という襲撃が例のハーフエルフに尽く阻まれているんですよ。それも待ち伏せで・・。」
ピクッとブルガの右眉が釣り上がった。
「どういう意味だ。」
「・・・ちんころ(告げ口)してる奴が、いるとしか思えねぇんですわ。」
「なんだと・・。俺の命令を直に聞いてるのは、幹部のお前らしかいねぇだろうが!!」
ブルガはそう言って、ケツアゴを殴り飛ばす。ケツアゴは、大通りのど真ん中まで吹っ飛び転がった。
そこへ、片手がフックの男がブルガに近寄った。
「親分。」
「おう、ソルドどうした。」
「つかぬことをお聞きしますが、親分のよく行く娼館にあの酒野郎が出入りしてるのを見かけたんですがね。」
「何?」
「あの辺の、うちの下のもんに聞いてみたんですわ。あの酒野郎はよく来るのかと。」
「おう、それで。」
フック野郎の額から、一筋の汗が流れ落ちる。この炎天下での暑さのせいなのか、これから言う事への緊張から、きているものなのかは分からない。
「・・・それが、どうやら親分の気に入りの女の常連らしいんですわ・・・。ゴクリッ」
少しの沈黙の間、静寂は破られた。ブルガの手に持ったレッドブルの角で作られたジョッキが、握りつぶされた。ブルガは、いかにあの酒野郎をどうやっていたぶり殺すかを、娼婦の女に話していた。それも、いつ襲撃するかまで詳細の全てを得意げに語っていたのである。その女が自分に惚れ込んでいると信じて。
これほどの屈辱をブルガは味わったことは無かった。事は、娼婦にまでコケにされていたという、短絡的な思考にまで落ち、そこから怒りの振り幅が生まれてしまったのである。
「すると何か、俺の女の浮気相手が、よりにもよってあの酒野郎だとでも言うのか?」
ブルガの凄まじい殺気に、フック野郎がたじろいだ。
「・・・いえ、その可能性も、あると言う話でして。ただ、そいつの話では、商売女が酒野郎に金を返すほどの、太客待遇してるみたいでして。あはは。」
「・・あの女を俺の元まで連れて来い!!!」
「「「へ、へい!!!」」」
ブルガの腹の底からの号令に、幹部一同が敬礼した。
娼館の営業は、基本的に朝に終了する。客が女を抱き、そのまま帰る客もいれば、宿代も払い朝までいる客もいる。そして午前中は、娼婦と従業員は眠りにつく。もちろん、働く者もいるにはいる。しかし、高級娼館である<赤い唇>はそんな営業をする訳がなく、皆静かに眠りについていた。
そこへ、ズカズカと首に三匹の蛇の墨を入れた男達が乗り込んできた。朝の店番達は、元締めである彼らに頭は上がらない。その為に、特になんの障害もなく彼らは、最上階の高級娼婦の個室にたどり着いた。
”バキャ!!”フック野郎が、扉を蹴破ると、ブルガのお気に入りの女が突然の物音に、飛び起きた。
「な、なんだい?!あんた達!!?その入れ墨は、<三頭蛇《ケルベロス》>だね!!こんなことしてタダで済むと思ってるの!?」
「いいから来い。」
「痛い!私は親分の女なんだよ!?」
腕を掴まれた娼婦は、暴れて抵抗したが・・
「ウルセェ!」
「キャァッ!」
フック野郎が、娼婦の頬を張った。そしてご自慢のフックで、娼婦の服を引っ掛け引き摺り出していった。
彼らが娼館から、この街一番の商品を引き摺り出していくのを、見ていた関係者の一人が、慌てるようにその場から走り去った。
「や、ヤバイこっちゃ。酒の旦那に知らせな!」
その後、娼婦が先程の店で待っていたブルガの前に、放り出された。フック野郎は、ドヤ顔で親分に報告する。
「親分、命令通り連れてきやした。」
「おう。」
商売女は、ブルガを前にするなり、まずは自分の命を握る彼に擦り寄った。自分のことを殴った奴の子分を、ブルガにチクるのではなく。自分が酒の旦那にチンコロしていたことがバレたことを前提に、彼から同情を引き出そうとしたのである。
「親分さん!これは一体どう言うことなんだい。私何か、親分の機嫌そこねちまったのかい?」
「・・・。おめぇ、例の酒野郎のこと知ってたのか?」
娼婦は確信した。自分にちくりの容疑がかかっている事を。そこからの彼女の演技力は凄まじいものだった。
「え、何のことだい。」
まずは、本当になんのことを言っているのか分からないと言った態度だ。
「部下が言ってるんだよ。オメェの常連に酒野郎がいるってな。」
「知らないよ!本当にそんな奴のことは知らないんだよ。でも」
「でも?」
「知らないうちに、私の客になっていた事はあるかもしれないね。」
「テメェ!!」
「お待ちよ!!」
「うっ・・。」
娼婦の気迫に、沸騰しかけたブルガの血が止まった。
「客は、なんでも私ら娼婦に、身の上話を正直に話すとは限らないだろ? そもそも親分以上に、私を大事にしてくれた男なんていないんだよ?! そんな男達の事を私がいちいち気にしていると、親分は本気で思ってるのかい?! うっ、うぅ、」
娼婦は今にも自殺でもするのかと思わせる程の迫力で、ブルガに涙の直訴を表明した。最もらしい言い分と、迫真の涙にブルガは自分が間違っていたと思った。
ブルガは、自分の足元で泣き崩れている娼婦を抱き上げて、優しく胸に抱き締めた。
「俺が悪かった。お前の言う通りだ。お前が俺を裏切る訳がねぇよな。」
「そうだよ、親分。いつも言ってるだろう?私には親分しかいないって・・。」
娼婦が、ブルガの胸に枝垂れかかり、ブルガの胸に手を添えて、涙で濡れた頬を押し付ける。周りの取り巻き達は、ブルガのひと睨みでこの後の自分たちの運命を悟り、各々が頭を抱えたり、視線を地面に落とし、悔しさに震えた。
そんなひと茶番終えた雰囲気を切り裂くような怒号が、大通りに響き渡った。
「ブルガ!! その女を放しやがれ!!!」
この声の先にある人間をみて、いち早く反応したのは言うまでもなく。ブルガの胸に抱かれていた商売女だ。嘘泣きだった涙が、歓喜の涙に変わった瞬間だった。
(嘘でしょ旦那。私なんかのために、ここに来ちゃだめだよ。でも、こんなに嬉しいことがあるんだね。私の命一つを惜しんでくれるんだね、旦那!!)
そう少し前に、客引きの少年が翔吾の店に訪れ。その一部始終を翔吾に話すと、彼はティナの制止も聞かず、店から飛び出し、ここまで単身駆けつけてしまったのだ。
「へっ、娼婦に本気で惚れて一人のこのこと現れるとは、やっぱりお前は大間抜けだな、酒野郎!!」
ブルガは、女をどかしながらその場にイキリ立った。両腕の拳を鳴らし、処刑の準備は万端といった模様である。
(((あんたがそれを言うかい。)))と子分一同が、そう思った。
0
お気に入りに追加
1,255
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
二度目の異世界に来たのは最強の騎士〜吸血鬼の俺はこの世界で眷族(ハーレム)を増やす〜
北条氏成
ファンタジー
一度目の世界を救って、二度目の異世界にやってきた主人公は全能力を引き継いで吸血鬼へと転生した。
この物語は魔王によって人間との混血のハーフと呼ばれる者達が能力を失った世界で、最強種の吸血鬼が眷族を増やす少しエッチな小説です。
※物語上、日常で消費する魔力の補給が必要になる為、『魔力の補給(少しエッチな)』話を挟みます。嫌な方は飛ばしても問題はないかと思いますので更新をお待ち下さい。※
カクヨムで3日で修正という無理難題を突き付けられたので、今後は切り替えてこちらで投稿していきます!カクヨムで読んで頂いてくれていた読者の方々には大変申し訳ありません!!
*毎日投稿実施中!投稿時間は夜11時~12時頃です。*
※本作は眷族の儀式と魔力の補給というストーリー上で不可欠な要素が発生します。性描写が苦手な方は注意(魔力の補給が含まれます)を読まないで下さい。また、ギリギリを攻めている為、BAN対策で必然的に同じ描写が多くなります。描写が単調だよ? 足りないよ?という場合は想像力で補って下さい。できる限り毎日更新する為、話数を切って千文字程度で更新します。※
表紙はAIで作成しました。ヒロインのリアラのイメージです。ちょっと過激な感じなので、運営から言われたら消します!
[完結済み]男女比1対99の貞操観念が逆転した世界での日常が狂いまくっている件
森 拓也
キャラ文芸
俺、緒方 悟(おがた さとる)は意識を取り戻したら男女比1対99の貞操観念が逆転した世界にいた。そこでは男が稀少であり、何よりも尊重されていて、俺も例外ではなかった。
学校の中も、男子生徒が数人しかいないからまるで雰囲気が違う。廊下を歩いてても、女子たちの声だけが聞こえてくる。まるで別の世界みたいに。
そんな中でも俺の周りには優しいな女子たちがたくさんいる。特に、幼馴染の美羽はずっと俺のことを気にかけてくれているみたいで……
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
NTRエロゲの世界に転移した俺、ヒロインの好感度は限界突破。レベルアップ出来ない俺はスキルを取得して無双する。~お前らNTRを狙いすぎだろ~
ぐうのすけ
ファンタジー
高校生で18才の【黒野 速人】はクラス転移で異世界に召喚される。
城に召喚され、ステータス確認で他の者はレア固有スキルを持つ中、速人の固有スキルは呪い扱いされ城を追い出された。
速人は気づく。
この世界、俺がやっていたエロゲ、プリンセストラップダンジョン学園・NTRと同じ世界だ!
この世界の攻略法を俺は知っている!
そして自分のステータスを見て気づく。
そうか、俺の固有スキルは大器晩成型の強スキルだ!
こうして速人は徐々に頭角を現し、ハーレムと大きな地位を築いていく。
一方速人を追放したクラスメートの勇者源氏朝陽はゲームの仕様を知らず、徐々に成長が止まり、落ちぶれていく。
そしてクラス1の美人【姫野 姫】にも逃げられ更に追い込まれる。
順調に強くなっていく中速人は気づく。
俺達が転移した事でゲームの歴史が変わっていく。
更にゲームオーバーを回避するためにヒロインを助けた事でヒロインの好感度が限界突破していく。
強くなり、ヒロインを救いつつ成り上がっていくお話。
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
カクヨムとアルファポリス同時掲載。
ユニークスキルで異世界マイホーム ~俺と共に育つ家~
楠富 つかさ
ファンタジー
地震で倒壊した我が家にて絶命した俺、家入竜也は自分の死因だとしても家が好きで……。
そんな俺に転生を司る女神が提案してくれたのは、俺の成長に応じて育つ異空間を創造する力。この力で俺は生まれ育った家を再び取り戻す。
できれば引きこもりたい俺と異世界の冒険者たちが織りなすソード&ソーサリー、開幕!!
第17回ファンタジー小説大賞にエントリーしました!
死んだら男女比1:99の異世界に来ていた。SSスキル持ちの僕を冒険者や王女、騎士が奪い合おうとして困っているんですけど!?
わんた
ファンタジー
DVの父から母を守って死ぬと、異世界の住民であるイオディプスの体に乗り移って目覚めた。
ここは、男女比率が1対99に偏っている世界だ。
しかもスキルという特殊能力も存在し、イオディプスは最高ランクSSのスキルブースターをもっている。
他人が持っているスキルの効果を上昇させる効果があり、ブースト対象との仲が良ければ上昇率は高まるうえに、スキルが別物に進化することもある。
本来であれば上位貴族の夫(種馬)として過ごせるほどの能力を持っているのだが、当の本人は自らの価値に気づいていない。
贅沢な暮らしなんてどうでもよく、近くにいる女性を幸せにしたいと願っているのだ。
そんな隙だらけの男を、知り合った女性は見逃さない。
家で監禁しようとする危険な女性や子作りにしか興味のない女性などと、表面上は穏やかな生活をしつつ、一緒に冒険者として活躍する日々が始まった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる