74 / 101
ファウルダース侯爵家結婚編
重ねた約束と重なる言葉6
しおりを挟む
馬車が進む。
人の目を盗んで進んだ馬車は途中で馬車を乗り換えられ、また人目を避けるように進む。
そうして私たちはオルレットの大使館に戻ってきてしまった。
エンゾ様の楽しそうに笑う表情が脳裏に浮かぶけど、あれが偽りの表情だと思うと、胸の内がひどく冷える。
こんな手間のかかることをして、何もないなんてありえない。
アンリと私は別々で運ばれた。
客室らしい部屋の一つに連れて行かれた私は見張りらしき馬車で同乗してた人にここで待つように言われる。
アンリと一緒がいいと訴えたけど、聞き入れて貰えなかった。
そうして待つことしばらくして、部屋の扉がノックされる。
「ユカ様!」
「エンゾ様」
驚いた表情で入ってきたのはエンゾ様だった。
その後ろから、トビ様も入ってくる。
「トビ、いったいこれはどういうことです。このように攫うような真似をして」
「エンゾ。控えろ。お前の話は後で聞いてやる」
トビ様は言い募るエンゾ様を置いて、私の方へと歩み寄る。
そして手に持っていた何かを私の方へ見せつけるように掲げて見せた。
「これはお前のだな」
『ユカの詩集』。
そう表紙に書かれたそれは、私が一年前、オージェ伯爵家のあの騒動の中、失くしたと思っていたもの。
私は思わずそれに手を伸ばした。
だけどトビ様は私の手が触れる前に、その本を後ろへと引く。
「……どうして、それがここに」
「うちの名を騙る馬鹿がいたと聞いて、調べていたら出てきたものだ。川辺の石に金が出るとはよく言ったものだな」
私はみるみるうちに全身の血の気が引いていくのが分かった。
手の先が冷え切って、しびれてすらいるような錯覚に陥る。
「たとえばそれが私のものだとして、このようなことをされる覚えはございません」
「威勢がいいな。よほど肝がすわっているか、よほどの馬鹿かは分からんが……先程の茶会で素直にしていれば良かったものを」
トビ様がじろりと私を睨みつけてくる。
まるで射殺さんばかりのその鋭い気配に、身が竦んだ。
「いったい、なんのことですか」
「しらを切るつもりか。そうであれば途方もない馬鹿だな」
鼻で笑ったトビ様は、手に持った本をエンゾ様に渡す。
エンゾ様は困惑した表情でそれを受け取ると、ページをめくり、その表情を強ばらせた。
「天降り人の文字……まさか、そんな」
「読めぬなど嘘をつくとはな。この本を見つけてから色々とお前の身辺を探っていた。天降り人の文字、二年前に突然現れた伯爵家の拾い子……喜べエンゾ。生きる伝説がここにいるぞ」
口の橋を上げて笑うトビ様とは対象的に、エンゾ様は愕然としたあと、その目の色がみるみるうちに喜色ばんでいく。
「あぁ、あぁ……すごい、これはすごい! 歴史的瞬間にまさか立ち会えるなんて……!! あぁ、どうしてトビはこんな素晴らしいことを教えてくださらなかったのですか!」
「お前が知るとそうやってうるさいからだ」
飛び跳ねんばかりに鼻息荒くトビ様につめよりだしたエンゾ様を鬱陶しそうに払い除けている。
私はその様子をまるでテレビの向こうから見ているような、どこか他人事のような気持ちで見ていた。
頭の奥で警鐘が鳴る。
このままじゃダメだと、心を、身体を、頭を動かす。
「……私に、何か御用があれば、伯爵家に正式にご連絡ください。このように人攫いの真似事などされれば、困るのはあなた達でしょう」
「伯爵家に行ったところで秘蔵のお前をそんなほいほいと差し出すことはない。その証拠に、自分の手元に置かず、婚約者の家に入れて姿を隠させていた。どうつなぎを取るべきか考えていたら、エンゾが思いもよらぬところからつなぎを得たのだから、感謝せねばな」
褒められたらしいエンゾ様は頬を紅潮させて、私を見つめている。その視線が気持ち悪くて思わず一歩下がったら、エンゾ様はその場で跪いた。
「ああ、ユカ様……いいえ、天降りの姫君。そんなお顔をめされますな。ご心配には及びません。俗世のことはこちらで全て担いますので、ご安心を」
「姫君? 俗世? いったい何を言って……っ」
大仰なまでのエンゾ様の言葉に、私がおののけば、トビ様がエンゾ様の後の言葉を引き継いだ。
「お前にはオルレットに来てもらおう。香の大家には天降り人の宮があるからそれをお前にくれてやる。そこで大人しくしていろ」
「なっ」
とんでもない暴挙に、さすがの私も黙ってはいられなかった。
「私はオルレットに行きません! これではまるっきり人攫いじゃないですか!」
「いいや、来てもらう。天降りは人にとって吉とも凶ともなる。西の大陸において、その吉凶を定めて管理するのは香の大家としての義務だ。それは天降り人であるお前も含まれる」
まるで物のような扱いに、私は怒りがわいてくる。
「だからって、こんな物のような扱いをされる謂れはありません! 私は自分で良し悪しの判断ができる一人の人間です!」
「だが天降りは危険だ。過去に天より落ちてきたばかりの矢が火を吹き、石を弾き、地面をえぐり、人を何百人と殺したこともある。そんな異物が存在する天界の人間が、皆、フーミャオのように善人だとも?」
トビ様―――ううん、トビの言葉に、私は返す言葉もなくなった。
たぶん、トビが言った天降りでもたらされたものというのは、爆弾か何かだったのだろう。
あれは人間の悪性の塊だ。
それを危険視した人たちが、天降りを管理するという考えになるのも、仕方のないことだったのかもしれない。
だからって……!
「……私にルドランスに残るという選択肢はくれないのですか」
「ないな」
「アンリはどうなりますか」
オルレットに連れて行かれることは決定事項らしい。
その上でアンリのことを聞けば、トビは冷めた目で私を見てきた。
「……正直、殺すのが後腐れがないと思っていたが、お前はよほどあの男に執着していると見てるからな。生かしてやることにした。だが、ルドランスに置いていくと厄介そうだ。隠蔽は手間だがアレも連れて行こう」
殺すつもりだったと言われて心臓が爆発するんじゃないかと思うくらい痛く鼓動したけれど、生かしてくれるらしいと聞いていくらかマシになった。
良かった……アンリの無事を思うだけで足元から力が抜ける。
「姫君!」
「っ、こないで!」
エンゾ様が崩れ落ちた私の方へと足を踏み出そうとしたのが分かったから、先に叫んだ。
痛む心臓をぐっと握っていると、トビが頭上からもう一つ、言いつけてくる。
「ただ宮に閉じ込めるだけも可哀想だからな。仕事もくれてやる。我々が今まで集めた、フーミャオの日記を解読をしてもらおうか」
「私、読めないって言いました」
「嘘をつくな。お前の詩集とフーミャオの日記を照合したが、所々一致した。お前には読めるはずだ」
「それは……」
同じ漢字を使っているけど、日本語と中国語じゃ全然違う。
それを説明しても、トビは鼻で笑って取り合ってはくれなかった。
「話はこれでしまいだ。エンゾ、俺は先にオルレットへ戻る。後始末をしたら、お前も早々に帰ってこい」
「はい」
笑顔で請け負ったエンゾ様が憎らしい。
二人が出ていった後、私は震えだした自分の身体を抱きしめる。
ここには誰もいない。
エリアも、ベルさんも、アンリも。
私を抱きしめて、不安を拭ってくれる人は誰もいない。
「アンリ……っ、ごめん、ごめんね……っ」
私のせいで怪我をさせてしまったアンリを想う。
トビはアンリのことを生かしてくれると言ったから、今はその言葉を信じるしかない。
優しい彼の想いに、私はいつも報えない。
それがとても悲しくて、情けなくて、こんな自分が嫌で。
私はいつも後悔ばかりをしている。
人の目を盗んで進んだ馬車は途中で馬車を乗り換えられ、また人目を避けるように進む。
そうして私たちはオルレットの大使館に戻ってきてしまった。
エンゾ様の楽しそうに笑う表情が脳裏に浮かぶけど、あれが偽りの表情だと思うと、胸の内がひどく冷える。
こんな手間のかかることをして、何もないなんてありえない。
アンリと私は別々で運ばれた。
客室らしい部屋の一つに連れて行かれた私は見張りらしき馬車で同乗してた人にここで待つように言われる。
アンリと一緒がいいと訴えたけど、聞き入れて貰えなかった。
そうして待つことしばらくして、部屋の扉がノックされる。
「ユカ様!」
「エンゾ様」
驚いた表情で入ってきたのはエンゾ様だった。
その後ろから、トビ様も入ってくる。
「トビ、いったいこれはどういうことです。このように攫うような真似をして」
「エンゾ。控えろ。お前の話は後で聞いてやる」
トビ様は言い募るエンゾ様を置いて、私の方へと歩み寄る。
そして手に持っていた何かを私の方へ見せつけるように掲げて見せた。
「これはお前のだな」
『ユカの詩集』。
そう表紙に書かれたそれは、私が一年前、オージェ伯爵家のあの騒動の中、失くしたと思っていたもの。
私は思わずそれに手を伸ばした。
だけどトビ様は私の手が触れる前に、その本を後ろへと引く。
「……どうして、それがここに」
「うちの名を騙る馬鹿がいたと聞いて、調べていたら出てきたものだ。川辺の石に金が出るとはよく言ったものだな」
私はみるみるうちに全身の血の気が引いていくのが分かった。
手の先が冷え切って、しびれてすらいるような錯覚に陥る。
「たとえばそれが私のものだとして、このようなことをされる覚えはございません」
「威勢がいいな。よほど肝がすわっているか、よほどの馬鹿かは分からんが……先程の茶会で素直にしていれば良かったものを」
トビ様がじろりと私を睨みつけてくる。
まるで射殺さんばかりのその鋭い気配に、身が竦んだ。
「いったい、なんのことですか」
「しらを切るつもりか。そうであれば途方もない馬鹿だな」
鼻で笑ったトビ様は、手に持った本をエンゾ様に渡す。
エンゾ様は困惑した表情でそれを受け取ると、ページをめくり、その表情を強ばらせた。
「天降り人の文字……まさか、そんな」
「読めぬなど嘘をつくとはな。この本を見つけてから色々とお前の身辺を探っていた。天降り人の文字、二年前に突然現れた伯爵家の拾い子……喜べエンゾ。生きる伝説がここにいるぞ」
口の橋を上げて笑うトビ様とは対象的に、エンゾ様は愕然としたあと、その目の色がみるみるうちに喜色ばんでいく。
「あぁ、あぁ……すごい、これはすごい! 歴史的瞬間にまさか立ち会えるなんて……!! あぁ、どうしてトビはこんな素晴らしいことを教えてくださらなかったのですか!」
「お前が知るとそうやってうるさいからだ」
飛び跳ねんばかりに鼻息荒くトビ様につめよりだしたエンゾ様を鬱陶しそうに払い除けている。
私はその様子をまるでテレビの向こうから見ているような、どこか他人事のような気持ちで見ていた。
頭の奥で警鐘が鳴る。
このままじゃダメだと、心を、身体を、頭を動かす。
「……私に、何か御用があれば、伯爵家に正式にご連絡ください。このように人攫いの真似事などされれば、困るのはあなた達でしょう」
「伯爵家に行ったところで秘蔵のお前をそんなほいほいと差し出すことはない。その証拠に、自分の手元に置かず、婚約者の家に入れて姿を隠させていた。どうつなぎを取るべきか考えていたら、エンゾが思いもよらぬところからつなぎを得たのだから、感謝せねばな」
褒められたらしいエンゾ様は頬を紅潮させて、私を見つめている。その視線が気持ち悪くて思わず一歩下がったら、エンゾ様はその場で跪いた。
「ああ、ユカ様……いいえ、天降りの姫君。そんなお顔をめされますな。ご心配には及びません。俗世のことはこちらで全て担いますので、ご安心を」
「姫君? 俗世? いったい何を言って……っ」
大仰なまでのエンゾ様の言葉に、私がおののけば、トビ様がエンゾ様の後の言葉を引き継いだ。
「お前にはオルレットに来てもらおう。香の大家には天降り人の宮があるからそれをお前にくれてやる。そこで大人しくしていろ」
「なっ」
とんでもない暴挙に、さすがの私も黙ってはいられなかった。
「私はオルレットに行きません! これではまるっきり人攫いじゃないですか!」
「いいや、来てもらう。天降りは人にとって吉とも凶ともなる。西の大陸において、その吉凶を定めて管理するのは香の大家としての義務だ。それは天降り人であるお前も含まれる」
まるで物のような扱いに、私は怒りがわいてくる。
「だからって、こんな物のような扱いをされる謂れはありません! 私は自分で良し悪しの判断ができる一人の人間です!」
「だが天降りは危険だ。過去に天より落ちてきたばかりの矢が火を吹き、石を弾き、地面をえぐり、人を何百人と殺したこともある。そんな異物が存在する天界の人間が、皆、フーミャオのように善人だとも?」
トビ様―――ううん、トビの言葉に、私は返す言葉もなくなった。
たぶん、トビが言った天降りでもたらされたものというのは、爆弾か何かだったのだろう。
あれは人間の悪性の塊だ。
それを危険視した人たちが、天降りを管理するという考えになるのも、仕方のないことだったのかもしれない。
だからって……!
「……私にルドランスに残るという選択肢はくれないのですか」
「ないな」
「アンリはどうなりますか」
オルレットに連れて行かれることは決定事項らしい。
その上でアンリのことを聞けば、トビは冷めた目で私を見てきた。
「……正直、殺すのが後腐れがないと思っていたが、お前はよほどあの男に執着していると見てるからな。生かしてやることにした。だが、ルドランスに置いていくと厄介そうだ。隠蔽は手間だがアレも連れて行こう」
殺すつもりだったと言われて心臓が爆発するんじゃないかと思うくらい痛く鼓動したけれど、生かしてくれるらしいと聞いていくらかマシになった。
良かった……アンリの無事を思うだけで足元から力が抜ける。
「姫君!」
「っ、こないで!」
エンゾ様が崩れ落ちた私の方へと足を踏み出そうとしたのが分かったから、先に叫んだ。
痛む心臓をぐっと握っていると、トビが頭上からもう一つ、言いつけてくる。
「ただ宮に閉じ込めるだけも可哀想だからな。仕事もくれてやる。我々が今まで集めた、フーミャオの日記を解読をしてもらおうか」
「私、読めないって言いました」
「嘘をつくな。お前の詩集とフーミャオの日記を照合したが、所々一致した。お前には読めるはずだ」
「それは……」
同じ漢字を使っているけど、日本語と中国語じゃ全然違う。
それを説明しても、トビは鼻で笑って取り合ってはくれなかった。
「話はこれでしまいだ。エンゾ、俺は先にオルレットへ戻る。後始末をしたら、お前も早々に帰ってこい」
「はい」
笑顔で請け負ったエンゾ様が憎らしい。
二人が出ていった後、私は震えだした自分の身体を抱きしめる。
ここには誰もいない。
エリアも、ベルさんも、アンリも。
私を抱きしめて、不安を拭ってくれる人は誰もいない。
「アンリ……っ、ごめん、ごめんね……っ」
私のせいで怪我をさせてしまったアンリを想う。
トビはアンリのことを生かしてくれると言ったから、今はその言葉を信じるしかない。
優しい彼の想いに、私はいつも報えない。
それがとても悲しくて、情けなくて、こんな自分が嫌で。
私はいつも後悔ばかりをしている。
0
お気に入りに追加
426
あなたにおすすめの小説
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
身代わり婚~暴君と呼ばれる辺境伯に拒絶された仮初の花嫁
結城芙由奈
恋愛
【決してご迷惑はお掛けしません。どうか私をここに置いて頂けませんか?】
妾腹の娘として厄介者扱いを受けていたアリアドネは姉の身代わりとして暴君として名高い辺境伯に嫁がされる。結婚すれば幸せになれるかもしれないと淡い期待を抱いていたのも束の間。望まぬ花嫁を押し付けられたとして夫となるべく辺境伯に初対面で冷たい言葉を投げつけらた。さらに城から追い出されそうになるものの、ある人物に救われて下働きとして置いてもらえる事になるのだった―。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる