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オージェ伯爵邸襲撃事件編
黒宵騎士団の砦にて2
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「とりあえず僕らは落ち着くべきだと思う」
「そうだね、私たち二人ともセルフで事故ってるもんね」
お互いどうどうとなだめるように姿勢をただす。正確に言えば、二人して靴を脱いでソファに正座して膝を詰め合わせてる。私が膝を詰めて話そうと言ったからだ。
「近くない?」
「二人がけとはいえ、ソファが小さいからね」
「物理的距離の意味だったっけこの諺……」
どうも二人してさっきの出来事で頭のネジが飛んでいっちゃってるみたいだ。違和感はあれども、どうしてこうなったのかはさっぱり。
一応は話し合える姿勢になったので、私はおずおずとアンリの顔を見た。スミレの瞳に、サーモンピンクのワンピースを着た私が映り込む。白のレースの半袖ボレロがチャームポイントなのです。
「またユカ考え事してるな?」
「うっ、どうして分かるの?」
「なんとなく」
やだ怖い。もしかして考え事してるとき、マヌケ面さらしてるとかいうことじゃないよね? 本人の前では言えないような事だから誤魔化したとかじゃないよね?
「そんなぼんやりしてるの分かる?」
「分かるさ。ユカのことはこの二ヶ月近くじっくり見てきたからね」
「なんかその言葉だけ聞くとストーカーみたいだよね。でもなんかずるいなぁ。私、アンリのこと全然知らないのに」
私はアンリのことあんまり知らないのに、アンリは私のこと沢山知ってるって不公平じゃない?
スミレの瞳に入り込んだ私がぷくぅと頬を膨らませた。アンリが面白そうに唇を緩めて、私の頬をつつく。
「僕だってユカの全部を知ってる訳じゃない。性格とか癖とかはこれだけ会っていれば分かるけど、それ以外は知らないことの方が多いからね。ユカさ、僕らに言いたくないことがあるんじゃないか?」
世間話の延長のように言われた言葉に、ひくりと肩が震えた。
まさかこのタイミングでこの話題になるとは思わないじゃない。
……隠していること、そりゃ勿論ある。
私はいつもその話題が出る度に、誤魔化してきたから、それに関しては分かりやすかったかもしれない。
「僕さ、ユカが他の男達と違って僕を特別扱いにしてくれてるのすごく嬉しいんだ。でも欲張りでさ、もっとユカの事知りたくて、ユカが隠したがってることも知りたかった。だからユカがそれを話してくれるまで信頼してくれたら、告白しようと思ってたんだよね」
アンリの右手がゆっくりと伸びてくる。膝を這い、くびれに沿って、胸をたどり、頬に届く。
「ねぇ、ユカ。僕はそれを告白の返事として受け取るよ。だからいつかさ、もっと君が僕を信頼して、僕を好きだと受け入れてくれるなら、その隠し事を教えてくれ」
アンリの両手がそっと私の頬を包んだ。こつんと額が突き合わされる。
アンリが知りたがっていることは、今すぐにでも話せることだ。
でも私は言えなかった。
だって、私を映すスミレの瞳に雄の欲が見えた気がしたから。
あぁ、本当に私はアンリに甘えていたんだな。
理解してたつもりだった。彼もまた、生物学上は男だと。
でも分かっていなかったらしい。
だって体が震える。
顔に降りてくる吐息は熱っぽい。
告白をするということは、恋人になるということ。
恋人になるということは、つまり欲望が絡んでくるということ。
年頃の男女二人がいて、そんな清らかなお付き合いができるわけがない。
行き着く先は肉欲だ。
私が未だ受け入れがたいロワイエ様の視線にも感じるあの熱を、アンリのなかに垣間見た気がした。
ごくりと息を飲む。
目をそらせずにアンリを見つめていると、彼は苦笑して、私をそっと抱き込んだ。私の正座が崩れる。
「ま、そういうことだから。さっきのは気にしないように。むしろ忘れてもいい。ユーグのせいでせっかくのユカとの関係を破綻させられるのは嫌だしね」
何も言わないでいると、アンリがとんとんと、子供をあやすように背中を叩く。
私が発作を起こすときにやってくれる動きだ。
でも今は発作は起きていない。
どんなにアンリに男を感じても、ロワイエ様に対するような嫌悪感は無い。
アンリに触れられると安心する。
だから私はアンリが好きなのかもしれない。
それは間違いないこと。
でも今の私は、彼の恋人としては振る舞えない。まだそこまでは克服できていない。
もしキスだけでも、されそうになって拒んでしまったら。
悔やみに悔やみきれない傷を互いに残してしまうのかもしれないから。
だから今しばらくは、まだこの心地よい関係でいたい。
しばらく背中を叩かれていると、不意にアンリが動きを止めてため息をつく。
「ここまでか」
どうしたの、と聞く前に扉がノックされた。
アンリは私から身を離すと、正座を解いて靴を履きつつ、ソファに正しく座り直した。
私もつられてソファに正しく座る。
「入れ」
「隊長ー、茶ぁ淹れてきましたー」
ユーグさんとエリアが入ってきた。アンリが立ち上がり、エリアが持っているポットを受け取った。
「私やりますよ?」
「いや、いい。お客さんをもてなすのは僕の側だからね」
ユーグさんとアンリがお茶を淹れる。その間にエリアが私の隣に座った。何か言いたげに私の方を見てくる。
「……なに?」
「ふふ」
笑われてしまった。エリア絶対からかってるでしょ!
じとりとエリアを見ていると、ユーグさんが「俺まだ仕事あるんでー」とお茶だけ用意して出ていってしまった。
部屋に三人。
さっきの二人きりの時のような緊張感はない。
「それで、今日はどうしたんだ? ここまで来るなんて」
アンリがいつもの様子に戻っているのを見て、私ばかり緊張するのも変だと平静を装う。
「いつもお見舞いに来てくれるから。今日はお礼をしに来たの。これ、どうぞ」
机の上に置いていたバスケットをずいっとアンリの方に差し出した。
「これは?」
「お弁当だよ。その……手作り」
ちょっと最後は照れてしまって、目をそらしてしまう。
無言になってしまったアンリに不安になり、チラチラと様子をうかがえば、アンリはほんのり頬を赤らめながらも嬉しそうに笑っていた。そ、そそそのはにかみ具合が可愛いとか、全然思ってないんだからね!
「ユカの故郷の味だそうよ。珍しい味だけど美味しいわよ?」
「へぇ」
アンリがバスケットの蓋を開けた。
お弁当メニューは照り焼きチキン入りのおにぎり、唐揚げ、卵焼き。
照り焼きソースはみりんが無いので大量の砂糖と蜂蜜で代用した。料理酒もなかったので、できるだけクセのない白ワインで代用した。
唐揚げは下味に醤油をもみこんである。卵焼きはシンプルに醤油と砂糖。
生粋の日本料理ではないけど、私が前に市で入手したお醤油を生かした料理群。エリア含め、診療所の人達にも何度か食べてもらったんだけど、好評いただきました。特に照り焼きチキンが。マヨネーズあったらサンドイッチを作りたいね。
アンリがこれは? と指を差しながら聞いてくるから、私はそれに料理の名前と何で作ってるのかを教える。
全部の料理を教えると、バスケットに入れておいたフォークを手にとって、アンリはおにぎりに突き刺した。
その光景に思わず目をそらす。
肩が震える。
「ユカ?」
「どうしたの?」
二人が不思議そうにこちらを見た。
アンリの手では、食べやすいように小さな俵型にしたおにぎりが今にも崩れそうな状態でフォークに刺さっている。
案の定、おにぎりがぽろりと形を崩して、机の上に落ちる。中身のチキンがこんにちわした。
「うわっ、ごめんユカ落とした!」
「あはは」
あぁ、もうダメ、笑える!
おにぎりをフォークで食べるとか面白すぎる! しかもすくうとかじゃなくて普通に突き刺してるあたりが!
「アンリ、そのおにぎりって奴はサンドイッチと同じで素手で食べるものだよ」
用意していた懐紙でアンリのこぼしたおにぎりを回収する。後でゴミ箱に捨てよう。
「まじか」
「このお米っていうのが、私の国の主食。普通はフォークでもスプーンでもなくて、箸っていう二本の棒を使って食べるんだけど、おにぎりはお弁当用に箸を使わなくても食べられるようにしてあるの」
診療所でご飯を出したときは普通にお皿によそったから、スプーンで食べてたけどね。
アンリは一旦フォークを置くと、今度はちゃんとおにぎりを指先でつまんだ。
アンリの形のよい唇に放り込まれる。
「……どう?」
「ん……これ旨いな!」
咀嚼して、ぺろりと舌なめずりをしたアンリからも好評をいただけた。
やったね! 作ったかいがあったよ!
「そうだね、私たち二人ともセルフで事故ってるもんね」
お互いどうどうとなだめるように姿勢をただす。正確に言えば、二人して靴を脱いでソファに正座して膝を詰め合わせてる。私が膝を詰めて話そうと言ったからだ。
「近くない?」
「二人がけとはいえ、ソファが小さいからね」
「物理的距離の意味だったっけこの諺……」
どうも二人してさっきの出来事で頭のネジが飛んでいっちゃってるみたいだ。違和感はあれども、どうしてこうなったのかはさっぱり。
一応は話し合える姿勢になったので、私はおずおずとアンリの顔を見た。スミレの瞳に、サーモンピンクのワンピースを着た私が映り込む。白のレースの半袖ボレロがチャームポイントなのです。
「またユカ考え事してるな?」
「うっ、どうして分かるの?」
「なんとなく」
やだ怖い。もしかして考え事してるとき、マヌケ面さらしてるとかいうことじゃないよね? 本人の前では言えないような事だから誤魔化したとかじゃないよね?
「そんなぼんやりしてるの分かる?」
「分かるさ。ユカのことはこの二ヶ月近くじっくり見てきたからね」
「なんかその言葉だけ聞くとストーカーみたいだよね。でもなんかずるいなぁ。私、アンリのこと全然知らないのに」
私はアンリのことあんまり知らないのに、アンリは私のこと沢山知ってるって不公平じゃない?
スミレの瞳に入り込んだ私がぷくぅと頬を膨らませた。アンリが面白そうに唇を緩めて、私の頬をつつく。
「僕だってユカの全部を知ってる訳じゃない。性格とか癖とかはこれだけ会っていれば分かるけど、それ以外は知らないことの方が多いからね。ユカさ、僕らに言いたくないことがあるんじゃないか?」
世間話の延長のように言われた言葉に、ひくりと肩が震えた。
まさかこのタイミングでこの話題になるとは思わないじゃない。
……隠していること、そりゃ勿論ある。
私はいつもその話題が出る度に、誤魔化してきたから、それに関しては分かりやすかったかもしれない。
「僕さ、ユカが他の男達と違って僕を特別扱いにしてくれてるのすごく嬉しいんだ。でも欲張りでさ、もっとユカの事知りたくて、ユカが隠したがってることも知りたかった。だからユカがそれを話してくれるまで信頼してくれたら、告白しようと思ってたんだよね」
アンリの右手がゆっくりと伸びてくる。膝を這い、くびれに沿って、胸をたどり、頬に届く。
「ねぇ、ユカ。僕はそれを告白の返事として受け取るよ。だからいつかさ、もっと君が僕を信頼して、僕を好きだと受け入れてくれるなら、その隠し事を教えてくれ」
アンリの両手がそっと私の頬を包んだ。こつんと額が突き合わされる。
アンリが知りたがっていることは、今すぐにでも話せることだ。
でも私は言えなかった。
だって、私を映すスミレの瞳に雄の欲が見えた気がしたから。
あぁ、本当に私はアンリに甘えていたんだな。
理解してたつもりだった。彼もまた、生物学上は男だと。
でも分かっていなかったらしい。
だって体が震える。
顔に降りてくる吐息は熱っぽい。
告白をするということは、恋人になるということ。
恋人になるということは、つまり欲望が絡んでくるということ。
年頃の男女二人がいて、そんな清らかなお付き合いができるわけがない。
行き着く先は肉欲だ。
私が未だ受け入れがたいロワイエ様の視線にも感じるあの熱を、アンリのなかに垣間見た気がした。
ごくりと息を飲む。
目をそらせずにアンリを見つめていると、彼は苦笑して、私をそっと抱き込んだ。私の正座が崩れる。
「ま、そういうことだから。さっきのは気にしないように。むしろ忘れてもいい。ユーグのせいでせっかくのユカとの関係を破綻させられるのは嫌だしね」
何も言わないでいると、アンリがとんとんと、子供をあやすように背中を叩く。
私が発作を起こすときにやってくれる動きだ。
でも今は発作は起きていない。
どんなにアンリに男を感じても、ロワイエ様に対するような嫌悪感は無い。
アンリに触れられると安心する。
だから私はアンリが好きなのかもしれない。
それは間違いないこと。
でも今の私は、彼の恋人としては振る舞えない。まだそこまでは克服できていない。
もしキスだけでも、されそうになって拒んでしまったら。
悔やみに悔やみきれない傷を互いに残してしまうのかもしれないから。
だから今しばらくは、まだこの心地よい関係でいたい。
しばらく背中を叩かれていると、不意にアンリが動きを止めてため息をつく。
「ここまでか」
どうしたの、と聞く前に扉がノックされた。
アンリは私から身を離すと、正座を解いて靴を履きつつ、ソファに正しく座り直した。
私もつられてソファに正しく座る。
「入れ」
「隊長ー、茶ぁ淹れてきましたー」
ユーグさんとエリアが入ってきた。アンリが立ち上がり、エリアが持っているポットを受け取った。
「私やりますよ?」
「いや、いい。お客さんをもてなすのは僕の側だからね」
ユーグさんとアンリがお茶を淹れる。その間にエリアが私の隣に座った。何か言いたげに私の方を見てくる。
「……なに?」
「ふふ」
笑われてしまった。エリア絶対からかってるでしょ!
じとりとエリアを見ていると、ユーグさんが「俺まだ仕事あるんでー」とお茶だけ用意して出ていってしまった。
部屋に三人。
さっきの二人きりの時のような緊張感はない。
「それで、今日はどうしたんだ? ここまで来るなんて」
アンリがいつもの様子に戻っているのを見て、私ばかり緊張するのも変だと平静を装う。
「いつもお見舞いに来てくれるから。今日はお礼をしに来たの。これ、どうぞ」
机の上に置いていたバスケットをずいっとアンリの方に差し出した。
「これは?」
「お弁当だよ。その……手作り」
ちょっと最後は照れてしまって、目をそらしてしまう。
無言になってしまったアンリに不安になり、チラチラと様子をうかがえば、アンリはほんのり頬を赤らめながらも嬉しそうに笑っていた。そ、そそそのはにかみ具合が可愛いとか、全然思ってないんだからね!
「ユカの故郷の味だそうよ。珍しい味だけど美味しいわよ?」
「へぇ」
アンリがバスケットの蓋を開けた。
お弁当メニューは照り焼きチキン入りのおにぎり、唐揚げ、卵焼き。
照り焼きソースはみりんが無いので大量の砂糖と蜂蜜で代用した。料理酒もなかったので、できるだけクセのない白ワインで代用した。
唐揚げは下味に醤油をもみこんである。卵焼きはシンプルに醤油と砂糖。
生粋の日本料理ではないけど、私が前に市で入手したお醤油を生かした料理群。エリア含め、診療所の人達にも何度か食べてもらったんだけど、好評いただきました。特に照り焼きチキンが。マヨネーズあったらサンドイッチを作りたいね。
アンリがこれは? と指を差しながら聞いてくるから、私はそれに料理の名前と何で作ってるのかを教える。
全部の料理を教えると、バスケットに入れておいたフォークを手にとって、アンリはおにぎりに突き刺した。
その光景に思わず目をそらす。
肩が震える。
「ユカ?」
「どうしたの?」
二人が不思議そうにこちらを見た。
アンリの手では、食べやすいように小さな俵型にしたおにぎりが今にも崩れそうな状態でフォークに刺さっている。
案の定、おにぎりがぽろりと形を崩して、机の上に落ちる。中身のチキンがこんにちわした。
「うわっ、ごめんユカ落とした!」
「あはは」
あぁ、もうダメ、笑える!
おにぎりをフォークで食べるとか面白すぎる! しかもすくうとかじゃなくて普通に突き刺してるあたりが!
「アンリ、そのおにぎりって奴はサンドイッチと同じで素手で食べるものだよ」
用意していた懐紙でアンリのこぼしたおにぎりを回収する。後でゴミ箱に捨てよう。
「まじか」
「このお米っていうのが、私の国の主食。普通はフォークでもスプーンでもなくて、箸っていう二本の棒を使って食べるんだけど、おにぎりはお弁当用に箸を使わなくても食べられるようにしてあるの」
診療所でご飯を出したときは普通にお皿によそったから、スプーンで食べてたけどね。
アンリは一旦フォークを置くと、今度はちゃんとおにぎりを指先でつまんだ。
アンリの形のよい唇に放り込まれる。
「……どう?」
「ん……これ旨いな!」
咀嚼して、ぺろりと舌なめずりをしたアンリからも好評をいただけた。
やったね! 作ったかいがあったよ!
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ユカとアンリの姫初め小説は こちら
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