1 / 3
第1章
1
しおりを挟む
「光莉~。今日はタピオカ飲みに行く??」
「何言ってんの、瑠夏。タピオカはもう時代遅れだって。SNS映え狙うなら、パフェでしょ! ヒカリヤの特大パフェ食べに行こうよ!」
「さっすが光莉先輩! 最新映えスイーツのリサーチもバッチリですね!」
「当たり前じゃん! だって私お菓子好きだもの」
美味しいお菓子は日常をキラキラと輝かせてくれるから、すごく好き。
SNS映えにこだわっているわけではないけど、楽しそうな2人を見れるから映えスイーツばかり詳しくなってしまう。
本当は、美味しければなんでも良いんだけどね。
見た目が可愛いものは好きだけど。
「やっぱ学校終わりだと混んでるね~」
「そうだね。どうしても学校終わる時間って学生多くなるからね」
「学校サボって行けば良いんじゃないですか? だって先輩頭良いんだしちょっとくらいサボったところで……」
「それは嫌かな……人は少ないかもしれないし並ぶ時間だって短縮できるかもだけど、瑠夏と瀬奈と話しながら待つ時間楽しいから減るの嫌なんだよね!」
それに頑張ったご褒美に食べるから美味しいのであって、学校をサボった罪悪感を胸に食べたら味なんて感じなくなりそうだし。
「あー! てか先輩の爪可愛い!! ネイル新しくしました?」
「マジ? 私も光莉のネイル見たいんだけど」
「あ、これ? 可愛いでしょ。パーツもりもりにしたの!」
「ほんと、光莉ってネイルも可愛いよね。いつか誰に頼んでるのか教えてもらいたいわ」
「瑠夏先輩も知らないんですか? 私も知りたいです」
瑠夏と瀬奈が瞳を輝かせながらこちらを見てくる。そんな期待した目で見られてもな……
自分で爪はいじってるから、ネイルの話ならいくらでもできるんだけど、うっかり垢バレしたくないんだよね。
学校の友達には見せられないやつもあるし……
昔みたいなことはもう二度と嫌だしーー
「いつか機会があれば話すね! それまで秘密って事で。それにもうすぐ順番だよ。何頼むか決めてる?」
この話をした途端2人の顔が青ざめた。この反応決めてなかったな……
「え……えーっと、どれにしようかな」
「私決めるの苦手なんですけど……」
そんな事を話しながらも注文の時には決まったようだ。私は特大パフェ。瑠夏は甘さ控えめフルーツパフェ。瀬奈はたっぷりチョコのパフェにさらに生クリームを追加していた。
たっぷり盛り付けられた食材にキラキラと光る店内装飾。眩しいほどのライトの効果もあって、よく映える。
「この写真、ヒカスタにあげても良い?」
「私は大丈夫ですよ~」
「私も良いよ!」
「ありがとう~」
瑠夏は早速ヒカスタにあげるようだ。瀬奈もヒカッターにあげていた。
「光莉はあげないの?」
「私は帰ってからにしようかな……パフェのアイスが溶けてきそうで」
「わ、マジじゃん。食べよ食べよ」
本当はSNSにすぐあげるのが怖くて出来ないだけなんだけどね。
「何言ってんの、瑠夏。タピオカはもう時代遅れだって。SNS映え狙うなら、パフェでしょ! ヒカリヤの特大パフェ食べに行こうよ!」
「さっすが光莉先輩! 最新映えスイーツのリサーチもバッチリですね!」
「当たり前じゃん! だって私お菓子好きだもの」
美味しいお菓子は日常をキラキラと輝かせてくれるから、すごく好き。
SNS映えにこだわっているわけではないけど、楽しそうな2人を見れるから映えスイーツばかり詳しくなってしまう。
本当は、美味しければなんでも良いんだけどね。
見た目が可愛いものは好きだけど。
「やっぱ学校終わりだと混んでるね~」
「そうだね。どうしても学校終わる時間って学生多くなるからね」
「学校サボって行けば良いんじゃないですか? だって先輩頭良いんだしちょっとくらいサボったところで……」
「それは嫌かな……人は少ないかもしれないし並ぶ時間だって短縮できるかもだけど、瑠夏と瀬奈と話しながら待つ時間楽しいから減るの嫌なんだよね!」
それに頑張ったご褒美に食べるから美味しいのであって、学校をサボった罪悪感を胸に食べたら味なんて感じなくなりそうだし。
「あー! てか先輩の爪可愛い!! ネイル新しくしました?」
「マジ? 私も光莉のネイル見たいんだけど」
「あ、これ? 可愛いでしょ。パーツもりもりにしたの!」
「ほんと、光莉ってネイルも可愛いよね。いつか誰に頼んでるのか教えてもらいたいわ」
「瑠夏先輩も知らないんですか? 私も知りたいです」
瑠夏と瀬奈が瞳を輝かせながらこちらを見てくる。そんな期待した目で見られてもな……
自分で爪はいじってるから、ネイルの話ならいくらでもできるんだけど、うっかり垢バレしたくないんだよね。
学校の友達には見せられないやつもあるし……
昔みたいなことはもう二度と嫌だしーー
「いつか機会があれば話すね! それまで秘密って事で。それにもうすぐ順番だよ。何頼むか決めてる?」
この話をした途端2人の顔が青ざめた。この反応決めてなかったな……
「え……えーっと、どれにしようかな」
「私決めるの苦手なんですけど……」
そんな事を話しながらも注文の時には決まったようだ。私は特大パフェ。瑠夏は甘さ控えめフルーツパフェ。瀬奈はたっぷりチョコのパフェにさらに生クリームを追加していた。
たっぷり盛り付けられた食材にキラキラと光る店内装飾。眩しいほどのライトの効果もあって、よく映える。
「この写真、ヒカスタにあげても良い?」
「私は大丈夫ですよ~」
「私も良いよ!」
「ありがとう~」
瑠夏は早速ヒカスタにあげるようだ。瀬奈もヒカッターにあげていた。
「光莉はあげないの?」
「私は帰ってからにしようかな……パフェのアイスが溶けてきそうで」
「わ、マジじゃん。食べよ食べよ」
本当はSNSにすぐあげるのが怖くて出来ないだけなんだけどね。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
男女比がおかしい世界に来たのでVtuberになろうかと思う
月乃糸
大衆娯楽
男女比が1:720という世界に転生主人公、都道幸一改め天野大知。 男に生まれたという事で悠々自適な生活を送ろうとしていたが、ふとVtuberを思い出しVtuberになろうと考えだす。 ブラコンの姉妹に囲まれながら楽しく活動!
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる