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第一章 出会い
そろそろ、名前を知りましょうか。
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「本当に悪かったな、お姫さん。」
「いえ、神様の所為ではないですから。
お気になさらないでください。」
「あぁ、ありがとうな。」
「あっ、呼び方なんだが…
神様ってのやめてもらっていいか?
神は神全ての名称だからな。」
「はい。大丈夫です。」
「どう呼べば良いですか?」
「名前。」
「玲雅様?」
「様は付け無くていい。」
「ですが、神様相手に…」
少し困らせたか?
だが、様付けは落ち着かないしな…
「その、神様が良いって言ってるんだが?」
悩んだ顔をしているな。
「れ、玲雅さん?」
「あぁ。」
「お姫さんは?」
「お姫さんの名前、まだ聞いてなかったよな?」
「あっ、そうでしたね。」
「名乗るのが遅くなりましたが、
桜渚 結愛です。
もう少しで12歳になります。」
紙に漢字を書いてくれた。
どこから紙とペンが…
そんなことよりも、
「12歳!?しっかりしてるな。
悪い、14、5歳くらいだと思ってた。」
「そうですか?ありがとうございます。」
「よろしくな。結愛。
俺もちゃんと自己紹介しないとな。」
「俺は、桐生 玲雅。
神は神でも邪神。年齢不詳と言うことで。」
「年齢不詳?」
「あぁ、結愛よりは年上だがな。」
「神様って長生きなんですか?」
「あぁ、長生きだな。
見た目と年齢違うこともよくあるぞ。」
「なら、玲雅さんも?」
「ふふ、どうだろうな。」
「えー、教えてくれても良いじゃないですか。」
ぷくーっと頬を膨らませている。
ふにふにだな。
「何、するんですか。」
「悪い、悪い。気持ち良さそうだったからな。」
「むー。」
大分、慣れてきたようだな。
良かった、良かった。
「なら、今度こそ、結愛の部屋に案内するな。」
また、邪魔が入ると困るしな。
本当に由梨は何をあんなに怒っていたんだか。
「はい!よろしくお願いします。」
「いえ、神様の所為ではないですから。
お気になさらないでください。」
「あぁ、ありがとうな。」
「あっ、呼び方なんだが…
神様ってのやめてもらっていいか?
神は神全ての名称だからな。」
「はい。大丈夫です。」
「どう呼べば良いですか?」
「名前。」
「玲雅様?」
「様は付け無くていい。」
「ですが、神様相手に…」
少し困らせたか?
だが、様付けは落ち着かないしな…
「その、神様が良いって言ってるんだが?」
悩んだ顔をしているな。
「れ、玲雅さん?」
「あぁ。」
「お姫さんは?」
「お姫さんの名前、まだ聞いてなかったよな?」
「あっ、そうでしたね。」
「名乗るのが遅くなりましたが、
桜渚 結愛です。
もう少しで12歳になります。」
紙に漢字を書いてくれた。
どこから紙とペンが…
そんなことよりも、
「12歳!?しっかりしてるな。
悪い、14、5歳くらいだと思ってた。」
「そうですか?ありがとうございます。」
「よろしくな。結愛。
俺もちゃんと自己紹介しないとな。」
「俺は、桐生 玲雅。
神は神でも邪神。年齢不詳と言うことで。」
「年齢不詳?」
「あぁ、結愛よりは年上だがな。」
「神様って長生きなんですか?」
「あぁ、長生きだな。
見た目と年齢違うこともよくあるぞ。」
「なら、玲雅さんも?」
「ふふ、どうだろうな。」
「えー、教えてくれても良いじゃないですか。」
ぷくーっと頬を膨らませている。
ふにふにだな。
「何、するんですか。」
「悪い、悪い。気持ち良さそうだったからな。」
「むー。」
大分、慣れてきたようだな。
良かった、良かった。
「なら、今度こそ、結愛の部屋に案内するな。」
また、邪魔が入ると困るしな。
本当に由梨は何をあんなに怒っていたんだか。
「はい!よろしくお願いします。」
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