隣のシバはいつでも青々と光り輝いていた。

「隣の芝は青い」

は弟が嫌いだ。
僕の欲しいものを全て持っている。
仲の良い友人、共に笑い合える仲間。
そして、親から執着も期待もされない。
それが羨ましい。

朝、一人で家を出る。
それは僕だけ。
弟はもっと遅くに家を出れる。
それに、友達と学校に行くことが許されている。


俺は兄さんが大嫌いだ。

 「隣りのシバはいつでも青々と光り輝いていた」
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