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フィンランドで寿司を食べてみた

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今日は、フィンランド人の友達と「Juku」(読み方は”ゆく”)へお寿司を食べに来た。
11時にレストラン前で待ち合わせ。

このレストランは日本食レストランとうたってはいるが、オーナーは確か中国の方で、働いているスタッフもベトナム人や中国人。
ランチはビュッフェ形式で、お寿司と生野菜サラダ、中華やタイ風の温かいお惣菜、スープにデザートと飲み物が食べ飲み放題。
地元のフィンランド人にも人気で、平日でも結構人が入っている。

前払い制なので、まずお金を払ってテーブル席へ。
荷物をおいて、早速交代で料理を取りにいく。

私が好きなネタは、炙りサーモン。照り焼きソースが絶妙でとても美味しい。
フィンランドで食べられているのは、多くがノルウェーサーモン。
スーパーでも購入できるのだが、日本のように一切れや二切れといった小ロットで売られておらず、小さなものでも500gくらいの切り身で売られていて値段も重さに比例して高いので、一度しか買ったことがない。

魚の乗った寿司の種類は4、5種類とそれほど多くないが、他にアボカド、エビ、カリフォルニアロールなどの巻きずしも含めると10種類くらいある。
こちらの巻きずしの具は、漬物やカニカマ、アボカド、サーモンが多く、そういえば日本でよくあるシイタケやかんぴょうを煮付けたような具はあまり見ない。

サラダはレタス、トマト、キュウリ、コーン、玉ねぎ、そしてスイカ。
フィンランドのサラダビュッフェにはたいてスイカが置いてある。
時々メロンやオレンジも見かけるが、日本でスイカは夏しか食べないイメージだったので意外に思った。
輸入品であるスイカやメロンは一年中手に入り値段も安いので、出しているところが多いのかもしれない。

お惣菜の方は、中華風やタイ風の味付けの炒め物が4種類。
野菜とチキン、野菜とビーフ、焼きそば的なものと炒飯的なもの。
それに春巻きやチキンフリッター、えびせんなどの揚げ物が4種類。
フィンランド人は辛いものが苦手な人が多いので(フィンランド料理に辛い料理はない)、味付けはどれもマイルド。
スープはわかめの味噌汁だった。
友人も寿司好きなので、普通はワンプレートに寿司も惣菜もサラダも乗せるのだが、二人とも寿司の皿と惣菜の皿それぞれに料理を盛って席へ戻る。

日本に住んでいた時は、他にもっと好きな料理がたくさんあったので、寿司を食べる機会は数年に1度あるかないかというレベルだった。
それが、フィンランドに来てからは年に4~5回は食べているのだから自分でもびっくりだ。


心ゆくまでお寿司を堪能して、コーヒーと、デザートの小さなケーキを取りにいく。
テーブルに戻る際、日本人の知り合いがいないか周りのテーブルを見渡すが、今日はフィンランド人の客がほとんどで、知り合いの顔は見当たらない。
すると突然友人が私の後ろの席を指して、「あの人有名な格闘家だよ」と興奮気味に教えてくれた。
もちろん私は全く知らなかったが、スマホでググってプロフィールを見せてもらうと本当にその人だった。

友人が夕方別の用事があるとのことなので、約束の時間までコーヒーを飲みながらしばらく雑談して時間をつぶした。
店を出るころには、客もだいぶ減っていた。
友人と分かれ、少しショッピングセンターをぶらぶらしてから家へ向かう。


つづく・・



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