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キムチを求めて
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久しぶりにキムチが食べたくなって、「中国城」という名のアジアンショップへ。
ここでは日本のスーパーで売っているような、韓国直輸入のチルドのキムチが買える。
値段は日本の倍くらい。
そしてあまり回転が良くないのか、輸送に時間がかかるからなのか、賞味期限が迫っていることも多々ある。
でも自分で一から作るのは大変なので、時々購入している。
この店で扱っている日本食は、ミツカンのお酢やS&Bのカレールーのように日本製のものもあるが、うどんやそばなどの乾麺は日本語のパッケージでも韓国製や中国製だったりする。
寿司用のお米についてはイタリア産やオランダ産が多い。
ちなみに私が普段食べているお米は、Risellaというメーカーのリーシプーロ(クリスマスによく食べられる牛乳を入れて煮込んだお粥)用のスペイン産のお米。
寿司用のお米の方が日本米に近いのだが値段が2倍以上するので、現地在住の日本人のほとんどは皆、このお粥用のお米を炊飯器で炊いて食べている。
このお米、1kg 2EUR(260円くらい)と安いのだが、クオリティがいまいち。
手のひらですくうと、黒い点のあるお米が必ず2、3粒混じっている。
以前に一度、一部が黒くなっているお米が一粒混じったまま炊いてしまったことがあった。
たった一粒の不良米がもたらした損害は予想以上に大きくて、一緒に炊いた2合のお米全部がカビがかった味に。
他のブランドのプーロリーシも試したがどれも同じような品質だったので、それ以来あきらめて一つ一つ手作業で取り除くことにしている。
日本のお米には不良米など一粒も混じっていないのに、どうしてスペイン産のお米にはこんなに混じっているのか。
気になってググってみたところ、スペイン産のお米の品質が悪いのではなく、日本のお米の品質が飛びぬけて良いのだということがわかった。
白米を主食とする国とそうでない国とでは、品質へのこだわりも違ってくるのかな。
この店で他によく購入するものは、冷凍の餃子の皮。
中国産だが、普通のスーパーでは売っていないのだ。
ただこれ、1パックに50枚くらい入っていて全部くっついているので、数枚だけ解凍するといったことができず、一度に全部解凍しなくてはならない。
一度解凍するとあまり日持ちしなさそうなので、開封するときには少し覚悟がいる。
そういえば醤油も切らしていたので、キムチを買った後、Minimaniへ行くことにした。
Minimaniは、街の中心から少し離れたところにある大型スーパー。
Koti Pizzaなどの専門店や、ポップアップストアなども入っている。
食料品の他に、小型の電化製品や食器類、本、花、生活用品、雑貨、リネン類なども取り扱っている。
醤油はMinimaniやK-City Market等の通常のスーパーでもキッコーマンのものが手に入る。
値段は1L だいたい8ユーロ前後。
Minimaniでは若干安い7ユーロ。
キッコーマンはオランダに工場があるのか、オランダ製と書いてある。
味は日本の物とまったく同じ。日本ではあまり目にしない、小麦不使用の醤油も売られていた。
ついでに大好きな洋ナシを二つと、お店で焼かれた焼きたてパンも購入。
そして量り売りキャンディー売り場へ。
ここの量り売りコーナーは種類が他のスーパーより充実していて、ナッツ類もいろいろ売っている。
中でもお気に入りなのは、燻製アーモンド。
しょっぱすぎないちょうどいい塩味で、食べだすと止まらない。
200gくらい袋に入れ、秤に乗せて、出てきた値札シールを袋に貼ってかごへ。
レジに並ぶと、Minimaniのショッピングバッグが目に留まる。
ここのショッピングバッグはフィンレイソンのモノクロのゾウの絵柄でとてもかわいい。
ビニールシートのような素材で、サイズも結構大きくて繰り返し使えるので、一枚購入することに。
Minimaniからの帰り道、偶然友達と会って立ち話。
彼女によると、明日の朝の予想気温はマイナス20度だそうだ。
今日買い物を済ませておいてよかった。
つづく・・
ここでは日本のスーパーで売っているような、韓国直輸入のチルドのキムチが買える。
値段は日本の倍くらい。
そしてあまり回転が良くないのか、輸送に時間がかかるからなのか、賞味期限が迫っていることも多々ある。
でも自分で一から作るのは大変なので、時々購入している。
この店で扱っている日本食は、ミツカンのお酢やS&Bのカレールーのように日本製のものもあるが、うどんやそばなどの乾麺は日本語のパッケージでも韓国製や中国製だったりする。
寿司用のお米についてはイタリア産やオランダ産が多い。
ちなみに私が普段食べているお米は、Risellaというメーカーのリーシプーロ(クリスマスによく食べられる牛乳を入れて煮込んだお粥)用のスペイン産のお米。
寿司用のお米の方が日本米に近いのだが値段が2倍以上するので、現地在住の日本人のほとんどは皆、このお粥用のお米を炊飯器で炊いて食べている。
このお米、1kg 2EUR(260円くらい)と安いのだが、クオリティがいまいち。
手のひらですくうと、黒い点のあるお米が必ず2、3粒混じっている。
以前に一度、一部が黒くなっているお米が一粒混じったまま炊いてしまったことがあった。
たった一粒の不良米がもたらした損害は予想以上に大きくて、一緒に炊いた2合のお米全部がカビがかった味に。
他のブランドのプーロリーシも試したがどれも同じような品質だったので、それ以来あきらめて一つ一つ手作業で取り除くことにしている。
日本のお米には不良米など一粒も混じっていないのに、どうしてスペイン産のお米にはこんなに混じっているのか。
気になってググってみたところ、スペイン産のお米の品質が悪いのではなく、日本のお米の品質が飛びぬけて良いのだということがわかった。
白米を主食とする国とそうでない国とでは、品質へのこだわりも違ってくるのかな。
この店で他によく購入するものは、冷凍の餃子の皮。
中国産だが、普通のスーパーでは売っていないのだ。
ただこれ、1パックに50枚くらい入っていて全部くっついているので、数枚だけ解凍するといったことができず、一度に全部解凍しなくてはならない。
一度解凍するとあまり日持ちしなさそうなので、開封するときには少し覚悟がいる。
そういえば醤油も切らしていたので、キムチを買った後、Minimaniへ行くことにした。
Minimaniは、街の中心から少し離れたところにある大型スーパー。
Koti Pizzaなどの専門店や、ポップアップストアなども入っている。
食料品の他に、小型の電化製品や食器類、本、花、生活用品、雑貨、リネン類なども取り扱っている。
醤油はMinimaniやK-City Market等の通常のスーパーでもキッコーマンのものが手に入る。
値段は1L だいたい8ユーロ前後。
Minimaniでは若干安い7ユーロ。
キッコーマンはオランダに工場があるのか、オランダ製と書いてある。
味は日本の物とまったく同じ。日本ではあまり目にしない、小麦不使用の醤油も売られていた。
ついでに大好きな洋ナシを二つと、お店で焼かれた焼きたてパンも購入。
そして量り売りキャンディー売り場へ。
ここの量り売りコーナーは種類が他のスーパーより充実していて、ナッツ類もいろいろ売っている。
中でもお気に入りなのは、燻製アーモンド。
しょっぱすぎないちょうどいい塩味で、食べだすと止まらない。
200gくらい袋に入れ、秤に乗せて、出てきた値札シールを袋に貼ってかごへ。
レジに並ぶと、Minimaniのショッピングバッグが目に留まる。
ここのショッピングバッグはフィンレイソンのモノクロのゾウの絵柄でとてもかわいい。
ビニールシートのような素材で、サイズも結構大きくて繰り返し使えるので、一枚購入することに。
Minimaniからの帰り道、偶然友達と会って立ち話。
彼女によると、明日の朝の予想気温はマイナス20度だそうだ。
今日買い物を済ませておいてよかった。
つづく・・
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