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しおりを挟む「ほら、見てもらいな。かわいく泣いてねだるところ」
大きく足を開かれて、隠すこともできずすべてを見られてしまう。うすい銀の茂みも頭をもたげて濡れている未成熟な欲望も根元に嵌まった指輪までも。
羞恥で消え入りたくても身を隠すところなどない。
思わず救いを求めるようにアシュタルトを振り向いた。黒髪の魔族は紅い瞳に残忍な色を浮かべた。
「見られるのが嫌か?」
思わずうなずくと、ふっと目の前が暗くなった。
「では目隠しをしておいてやろう。好きなだけ淫魔たちに貪ってもらえ」
助けてなどくれるはずはないとわかっていたのに。
ラファエルは絶望と快感の間でもがく。
「望みを言うがいい。皆が待っている」
アシュタルトが優しくそそのかし、その支配者の声につられるようにラファエルは震える声を押し出した。もうやせ我慢も限界だった。
「…して、ください」
見えなくてもたくさんの目線が突き刺さるのを感じて、自分の浅ましさに泣きたくなる。
「おねがい、おかしく、なる、から……」
周囲の気配がざわりと近づく。心はそれに怯えているのに、体は期待するかのようにますます火照っていく。
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