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第一章
第8話〜敵は、ひつじの仮面をかぶって側にいる〜
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みちる先輩とは、私が唯一心を緩めて話せる、じいじの名前。
いつも、冗談言ったり、ふざけたり・・たまには、仕事の相談相手になったり、ゆなの話を聞いてもらったりもした・・・・・・なのに・・・・。
しおりが、呟いた。
「優先輩・・みちる先輩と仲いいから。いつも、楽しそうに話してるの見てて・・凄い辛かったんです・・優先輩・・なんにも悪いことしてないのにって・・だから!きちんと話そうって・・それで」
・・ありがとう・・しおり・・
「・・正直・・びっくりした・・本当に本当に本当の事なんだよね・・しおり・・!?」
私は、少なからず期待した、この話が嘘だと言うことを・・。まだ、しおりに騙されている方が、精神的に楽だと・・思ったからだ・・・・。
「・・こんなこと嘘・・言えません」
しおりの様子を見る限り、残念ながら・・嘘ではないと確信した・・。
それと、ほぼ同時に私の心の奥底から、煮えたぎるような怒りと妙なヤル気が、竜巻の様にうずまいた。
「・・契約しようか?」
「!?!?」
「初めましてでも、ないな・・。今夜は、満月だ。丑の刻までに、「明けの明星」とつぶやけ。わかったな・・」
「!?!?!?」
何!?!?!?今の・・・・。
呆然としている私に、しおりの手が顔の前に伸びた。
「ちょっ、ちょっと優先輩!優先輩!大丈夫ですか?ちょっ、ちょっと優先輩ってば!!!」
はっ!我に帰る。
「・・なんだったんだろう・・」
「えっ?話聞いてました!?」しおりが、叫んだ!
「あっ、ちゃんと聞いていたよ・・」
1つ確信したことは、あいつら私を確実に潰すつもりだな・・。だとしたら・・しおりを守らなきゃならなくなるな・・。
「・・しおり・・悪いこと言わないから、私に関わること止めなね。」
「!?やっぱり、怒りますよね・・私の事、イヤでイヤで嫌いになりますよね・・」
しおりが、大泣きした・・。
「・・違うよ!違う・・!だから、冷静になって聞いてほしいの、いい!?」
「・・・・は、はい」
このままじゃあ、一番職場で力のない、しおりが、潰される・・。
「いい!?しおり、落ち着いて聞いてね?これは、私からのお願いなの。」
「お願い・・!?」
「そう・・お願い。明日から、私に近づいちゃ駄目」
「!?えっ、やっぱり嫌いになったんですね・・」
ヒックヒック泣き出した・・。
「違うの、私に関わるとチーム女子会と、みちるさんの的になってしまう。私は、1人でも大丈夫だけど、しおりは、まだ無理だよ・・残念ながら数には勝てない・・だから!」
「優先輩だって、そんなの耐えられないはずです!私、孤独になることは、怖くありません!」
「孤独・・辛いってレベルじゃない。」
私は、思わずつぶやいた・・。
「とにかく、しおりは、私以外の先輩達と、今まで通り過ごすんだ。確かに私の事をまた、耳にするかもしれないけど・・相づち打って適当に合わせて、わかった!?でないと・・しおりを、うまく守れないから!私からのお願いだよ!」
しおりは、
「・・そんな私を見てるの嫌いになりませんか?」
・・そりゃ辛いさ・・でも
「大丈夫!そんなにバカじゃないさ!」
「・・わかりました・・でも!これだけは、信じてください!しおりにとって優先輩は、憧れの人なんです!これだけは、信じてくださいね!」
・・しおり・・ありがとう。
「わかった、わかった!あっ、もう、こんな時間だよ!明日、私は休みだけど、しおりは?」
意図的に話を変えた・・。
「しおりも、明日は、オフです」
「なら、そろそろ帰って休みなよ?ね!」
「はい」
しおりを送る帰り道は、お互いに好きなテレビ番組の話や、ネットの話で、盛り上がった・・。
「んじゃ、おやすみ!目、冷やせよ♪明日、腫れるぞ~(笑)」
「・・・・優先輩、本当にありがとうございました」
また、泣き出しそうだから
「おやすみな!じゃっ明後日~」と車をだした。
いつも、冗談言ったり、ふざけたり・・たまには、仕事の相談相手になったり、ゆなの話を聞いてもらったりもした・・・・・・なのに・・・・。
しおりが、呟いた。
「優先輩・・みちる先輩と仲いいから。いつも、楽しそうに話してるの見てて・・凄い辛かったんです・・優先輩・・なんにも悪いことしてないのにって・・だから!きちんと話そうって・・それで」
・・ありがとう・・しおり・・
「・・正直・・びっくりした・・本当に本当に本当の事なんだよね・・しおり・・!?」
私は、少なからず期待した、この話が嘘だと言うことを・・。まだ、しおりに騙されている方が、精神的に楽だと・・思ったからだ・・・・。
「・・こんなこと嘘・・言えません」
しおりの様子を見る限り、残念ながら・・嘘ではないと確信した・・。
それと、ほぼ同時に私の心の奥底から、煮えたぎるような怒りと妙なヤル気が、竜巻の様にうずまいた。
「・・契約しようか?」
「!?!?」
「初めましてでも、ないな・・。今夜は、満月だ。丑の刻までに、「明けの明星」とつぶやけ。わかったな・・」
「!?!?!?」
何!?!?!?今の・・・・。
呆然としている私に、しおりの手が顔の前に伸びた。
「ちょっ、ちょっと優先輩!優先輩!大丈夫ですか?ちょっ、ちょっと優先輩ってば!!!」
はっ!我に帰る。
「・・なんだったんだろう・・」
「えっ?話聞いてました!?」しおりが、叫んだ!
「あっ、ちゃんと聞いていたよ・・」
1つ確信したことは、あいつら私を確実に潰すつもりだな・・。だとしたら・・しおりを守らなきゃならなくなるな・・。
「・・しおり・・悪いこと言わないから、私に関わること止めなね。」
「!?やっぱり、怒りますよね・・私の事、イヤでイヤで嫌いになりますよね・・」
しおりが、大泣きした・・。
「・・違うよ!違う・・!だから、冷静になって聞いてほしいの、いい!?」
「・・・・は、はい」
このままじゃあ、一番職場で力のない、しおりが、潰される・・。
「いい!?しおり、落ち着いて聞いてね?これは、私からのお願いなの。」
「お願い・・!?」
「そう・・お願い。明日から、私に近づいちゃ駄目」
「!?えっ、やっぱり嫌いになったんですね・・」
ヒックヒック泣き出した・・。
「違うの、私に関わるとチーム女子会と、みちるさんの的になってしまう。私は、1人でも大丈夫だけど、しおりは、まだ無理だよ・・残念ながら数には勝てない・・だから!」
「優先輩だって、そんなの耐えられないはずです!私、孤独になることは、怖くありません!」
「孤独・・辛いってレベルじゃない。」
私は、思わずつぶやいた・・。
「とにかく、しおりは、私以外の先輩達と、今まで通り過ごすんだ。確かに私の事をまた、耳にするかもしれないけど・・相づち打って適当に合わせて、わかった!?でないと・・しおりを、うまく守れないから!私からのお願いだよ!」
しおりは、
「・・そんな私を見てるの嫌いになりませんか?」
・・そりゃ辛いさ・・でも
「大丈夫!そんなにバカじゃないさ!」
「・・わかりました・・でも!これだけは、信じてください!しおりにとって優先輩は、憧れの人なんです!これだけは、信じてくださいね!」
・・しおり・・ありがとう。
「わかった、わかった!あっ、もう、こんな時間だよ!明日、私は休みだけど、しおりは?」
意図的に話を変えた・・。
「しおりも、明日は、オフです」
「なら、そろそろ帰って休みなよ?ね!」
「はい」
しおりを送る帰り道は、お互いに好きなテレビ番組の話や、ネットの話で、盛り上がった・・。
「んじゃ、おやすみ!目、冷やせよ♪明日、腫れるぞ~(笑)」
「・・・・優先輩、本当にありがとうございました」
また、泣き出しそうだから
「おやすみな!じゃっ明後日~」と車をだした。
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