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第一章:恋に憑かれた少女【縁の鎮魂歌】エニシ ノ レクイエム
EP3:リリカ、はじめてのボディーガード
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「よし。琴羽さん、あなたの事情はよく分かったわ。今回は特別に私もデートに参加させてほしいのだけれど」
「え?いやそんな悪いですよ・・・・・リリカさんまでそこまでしてもらうなんて」
琴羽がこう言っているが本当ならこれは、ストーカーに狙われているから今すぐ警察に通報すべき案件。
しかし、リリカが思うに月影ジャックの見た目が分かったことで琴羽が危険な目に合うのは99%目に見えていた。
何よりも彼は実は他の女子と付き合っていたが全員にフラれ激怒した。
考察が当たっていれば、あるいは怪異そのものか。
「デートに行かなければあなたの命が危ないのは目に見えているの。私はそれを防ぐ為にわざと友人として琴羽さんを守らなければいけない」
「ど、どういうことですか?確かに友人は皆不幸になりましたが・・・・」
「詳しくは深堀はしない。あなたに言えることは一つだけ。琴羽さんが最終的にジャックさんをどう想っているのかを伝えるのが大切よ。デートなんて恥ずかしいかもしれないけれど、結局はあなた次第だから。私は少しの手助けしかしないわ」
この出来事を投げやりにする訳にはいかない。
それはリベリオンも同じだ、賭け事をする娘が楽しいのだろう。
「どう想っているかが大切・・・・・、リリカさんが私を守ってくれるのですか?」
「ええ。ボディーガードは初めてだけれど、安心して。私は背後で見守っているからあなたはデートに専念して」
それと同時に、リリカは琴羽にある物を渡す。
それは銀のペンダントで首にかけるアクセサリーだった。
「当日は、必ずこれを身に着けてデートしなさい。お守りみたいなモノであなたを不幸から守ってくれるわ。ただし絶対に外してはいけないこと。これは聖水が清められているものだから」
琴羽は条件付きのアイテムを手に取り、銀のペンダントを見つめる。
若干の不安、けれどリリカが守ってくれる。
(よかった。リリカさんがうまく話をしてくれるなんて。ちょっと嬉しいな。約束を守れば助かるんだよね?だったら賭けてもいいのかも)
「あ・・・・・でもお金が・・・・」
「そこに関しては心配しないで、うちはお代はいらないの。その代わりに代償としてあなたの話を頂いているから。このことは後でファイルにして記録してもらうわ」
「で、でも・・・・」
するとリベリオンが琴羽の背後に来てささやいた。
『君には未来が掛かっている、だからこれはお金で解決できる方法ではない。娘はこれでもまだマシな依頼を受けている。他では絶対に無理だからな』
「は・・・・・?はい。そうですよね・・・・・!よろしくお願いします」
彼の瞳を見つめた琴羽は催眠術にかかり本音が出てしまう。
リベリオンの能力は吸血鬼そのものだ。
逆らうことは不可能。
「わかればいいのよ(だ)」
琴羽のデートの不安が少し和らいだ。
「え?いやそんな悪いですよ・・・・・リリカさんまでそこまでしてもらうなんて」
琴羽がこう言っているが本当ならこれは、ストーカーに狙われているから今すぐ警察に通報すべき案件。
しかし、リリカが思うに月影ジャックの見た目が分かったことで琴羽が危険な目に合うのは99%目に見えていた。
何よりも彼は実は他の女子と付き合っていたが全員にフラれ激怒した。
考察が当たっていれば、あるいは怪異そのものか。
「デートに行かなければあなたの命が危ないのは目に見えているの。私はそれを防ぐ為にわざと友人として琴羽さんを守らなければいけない」
「ど、どういうことですか?確かに友人は皆不幸になりましたが・・・・」
「詳しくは深堀はしない。あなたに言えることは一つだけ。琴羽さんが最終的にジャックさんをどう想っているのかを伝えるのが大切よ。デートなんて恥ずかしいかもしれないけれど、結局はあなた次第だから。私は少しの手助けしかしないわ」
この出来事を投げやりにする訳にはいかない。
それはリベリオンも同じだ、賭け事をする娘が楽しいのだろう。
「どう想っているかが大切・・・・・、リリカさんが私を守ってくれるのですか?」
「ええ。ボディーガードは初めてだけれど、安心して。私は背後で見守っているからあなたはデートに専念して」
それと同時に、リリカは琴羽にある物を渡す。
それは銀のペンダントで首にかけるアクセサリーだった。
「当日は、必ずこれを身に着けてデートしなさい。お守りみたいなモノであなたを不幸から守ってくれるわ。ただし絶対に外してはいけないこと。これは聖水が清められているものだから」
琴羽は条件付きのアイテムを手に取り、銀のペンダントを見つめる。
若干の不安、けれどリリカが守ってくれる。
(よかった。リリカさんがうまく話をしてくれるなんて。ちょっと嬉しいな。約束を守れば助かるんだよね?だったら賭けてもいいのかも)
「あ・・・・・でもお金が・・・・」
「そこに関しては心配しないで、うちはお代はいらないの。その代わりに代償としてあなたの話を頂いているから。このことは後でファイルにして記録してもらうわ」
「で、でも・・・・」
するとリベリオンが琴羽の背後に来てささやいた。
『君には未来が掛かっている、だからこれはお金で解決できる方法ではない。娘はこれでもまだマシな依頼を受けている。他では絶対に無理だからな』
「は・・・・・?はい。そうですよね・・・・・!よろしくお願いします」
彼の瞳を見つめた琴羽は催眠術にかかり本音が出てしまう。
リベリオンの能力は吸血鬼そのものだ。
逆らうことは不可能。
「わかればいいのよ(だ)」
琴羽のデートの不安が少し和らいだ。
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