37 / 53
37
しおりを挟む
わたしはリネン室に移動した。掃除が終わっているので後は中のものを移動させるだけだ。
わたしは掃除用具入れの場所も確認する。そこも掃除は終わっていることが確認できたのでリネン類は工夫をすればすべて入るはずだ。掃除用具入れは割と広い場所だった。
贅沢な使い方をしていたみたいだ。
リネン類を移動させようと置く場所を決めリネン類を移動させていく、数は多くなかった。部屋の数分はあるが予備はそう多くはない様だ。なるべく洗って使いまわしていたのだろう。数は多くはないのに大きな部屋を使っていて、非効率な話だと思ういながら作業を続けていく。
あと少しで移動が終わるときにお兄さんが来てくれた。
「遅くなってごめんね。後はここを持って行けばいい?」
「はい。ありがとうございます」
「僕だけでごめんね。父さんたちはお客さんが続けて泊まってくれることになったから、そっちの用意で遅くなってるんだ」
「そうだったんですね。良い事じゃないですか」
「そうだね。続けて泊まってもらえるのは久しぶりだから、やっぱり嬉しいね」
お兄さんは少しだけ口元をほころばせている。その様子を眺めながらリネン類の移動が終わると、次はリネン室の改造だ。と言っても大きな改造をするわけではない。
籠を置いたりタオルを置く場所を決めたり、その後は衝立ををおいて目隠しをするだけだ。
動線の確認や外から見えにくいかも確認する予定だ。
お兄さんと相談しながら仮位置で場所を決める。
ドア側から見て無ぐるしくないカモ確認する。
「どうでしょうか?タオルの場所なんかも取りにくいなんかはありませんか?」
「そうだね。籠はドアの近くが良いけどどうかな?部屋を出るときにそこに入れてもらえばいいと思うんだけど?」
「そうですね。タオルは別の場所にしますか?予備と使うものを近くに置くとたくさん使っていいと思われると困りませんか?」
「使うときに使っていい分だけ出して置いておく?それなら間違えないと思うけど?」
「そうですね。なら使わないものは布をかけて隠しておきましょうか?それなら間違われることもないと思います」
「それいいね。そうしよう」
お兄さんと相談しながら仮置きをしていく。外から見えないかも確認する。ドアの中でさらに衝立があるので大丈夫なようだ。
二人で交代しながら使い勝手が良いか人に見られないか問題ない事を確認する。
「大丈夫だね」
お兄さんが安心したように言う。わたしも安心した。
簡単ではあるがシャワー室ができたので今日から使ってもらって使用感を聞いてほしいとわたしは思っていた。
「お兄さん。ここを今日から使ってもらって「、使い勝手がいいか聞いてもらうわけにはいかないかな?」
「今日から?」
「お試しで使ってもらって、お客さん目線で問題が無いか教えてもらたら良いと思って」
「お客さん目線って?」
「使う人からすると不便な部分とかも出てくるから、教えてもらえると良いかと思って」
「さすがに今日は難しいじゃないかな?」
「そうですか」
わたしはいいアイデアと思ってけどお兄さんからダメ出しがあった。残念だ。
せめて明日からでも使ってもらって、お客さんからの感想を教えてもらえたら嬉しいのだけど。
お兄さんにその事を伝えると同意をもらえたので、初使用は明日からとなった。
わたしは掃除用具入れの場所も確認する。そこも掃除は終わっていることが確認できたのでリネン類は工夫をすればすべて入るはずだ。掃除用具入れは割と広い場所だった。
贅沢な使い方をしていたみたいだ。
リネン類を移動させようと置く場所を決めリネン類を移動させていく、数は多くなかった。部屋の数分はあるが予備はそう多くはない様だ。なるべく洗って使いまわしていたのだろう。数は多くはないのに大きな部屋を使っていて、非効率な話だと思ういながら作業を続けていく。
あと少しで移動が終わるときにお兄さんが来てくれた。
「遅くなってごめんね。後はここを持って行けばいい?」
「はい。ありがとうございます」
「僕だけでごめんね。父さんたちはお客さんが続けて泊まってくれることになったから、そっちの用意で遅くなってるんだ」
「そうだったんですね。良い事じゃないですか」
「そうだね。続けて泊まってもらえるのは久しぶりだから、やっぱり嬉しいね」
お兄さんは少しだけ口元をほころばせている。その様子を眺めながらリネン類の移動が終わると、次はリネン室の改造だ。と言っても大きな改造をするわけではない。
籠を置いたりタオルを置く場所を決めたり、その後は衝立ををおいて目隠しをするだけだ。
動線の確認や外から見えにくいかも確認する予定だ。
お兄さんと相談しながら仮位置で場所を決める。
ドア側から見て無ぐるしくないカモ確認する。
「どうでしょうか?タオルの場所なんかも取りにくいなんかはありませんか?」
「そうだね。籠はドアの近くが良いけどどうかな?部屋を出るときにそこに入れてもらえばいいと思うんだけど?」
「そうですね。タオルは別の場所にしますか?予備と使うものを近くに置くとたくさん使っていいと思われると困りませんか?」
「使うときに使っていい分だけ出して置いておく?それなら間違えないと思うけど?」
「そうですね。なら使わないものは布をかけて隠しておきましょうか?それなら間違われることもないと思います」
「それいいね。そうしよう」
お兄さんと相談しながら仮置きをしていく。外から見えないかも確認する。ドアの中でさらに衝立があるので大丈夫なようだ。
二人で交代しながら使い勝手が良いか人に見られないか問題ない事を確認する。
「大丈夫だね」
お兄さんが安心したように言う。わたしも安心した。
簡単ではあるがシャワー室ができたので今日から使ってもらって使用感を聞いてほしいとわたしは思っていた。
「お兄さん。ここを今日から使ってもらって「、使い勝手がいいか聞いてもらうわけにはいかないかな?」
「今日から?」
「お試しで使ってもらって、お客さん目線で問題が無いか教えてもらたら良いと思って」
「お客さん目線って?」
「使う人からすると不便な部分とかも出てくるから、教えてもらえると良いかと思って」
「さすがに今日は難しいじゃないかな?」
「そうですか」
わたしはいいアイデアと思ってけどお兄さんからダメ出しがあった。残念だ。
せめて明日からでも使ってもらって、お客さんからの感想を教えてもらえたら嬉しいのだけど。
お兄さんにその事を伝えると同意をもらえたので、初使用は明日からとなった。
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説

このやってられない世界で
みなせ
ファンタジー
筋肉馬鹿にビンタをくらって、前世を思い出した。
悪役令嬢・キーラになったらしいけど、
そのフラグは初っ端に折れてしまった。
主人公のヒロインをそっちのけの、
よく分からなくなった乙女ゲームの世界で、
王子様に捕まってしまったキーラは
楽しく生き残ることができるのか。
婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪
naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。
「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」
まっ、いいかっ!
持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!

魔力∞を魔力0と勘違いされて追放されました
紗南
ファンタジー
異世界に神の加護をもらって転生した。5歳で前世の記憶を取り戻して洗礼をしたら魔力が∞と記載されてた。異世界にはない記号のためか魔力0と判断され公爵家を追放される。
国2つ跨いだところで冒険者登録して成り上がっていくお話です
更新は1週間に1度くらいのペースになります。
何度か確認はしてますが誤字脱字があるかと思います。
自己満足作品ですので技量は全くありません。その辺り覚悟してお読みくださいm(*_ _)m

出来損ないと呼ばれた伯爵令嬢は出来損ないを望む
家具屋ふふみに
ファンタジー
この世界には魔法が存在する。
そして生まれ持つ適性がある属性しか使えない。
その属性は主に6つ。
火・水・風・土・雷・そして……無。
クーリアは伯爵令嬢として生まれた。
貴族は生まれながらに魔力、そして属性の適性が多いとされている。
そんな中で、クーリアは無属性の適性しかなかった。
無属性しか扱えない者は『白』と呼ばれる。
その呼び名は貴族にとって屈辱でしかない。
だからクーリアは出来損ないと呼ばれた。
そして彼女はその通りの出来損ない……ではなかった。
これは彼女の本気を引き出したい彼女の周りの人達と、絶対に本気を出したくない彼女との攻防を描いた、そんな物語。
そしてクーリアは、自身に隠された秘密を知る……そんなお話。
設定揺らぎまくりで安定しないかもしれませんが、そういうものだと納得してくださいm(_ _)m
※←このマークがある話は大体一人称。

聖女の娘に転生したのに、色々とハードな人生です。
みちこ
ファンタジー
乙女ゲームのヒロインの娘に転生した主人公、ヒロインの娘なら幸せな暮らしが待ってると思ったけど、実際は親から放置されて孤独な生活が待っていた。

騎士団長のお抱え薬師
衣更月
ファンタジー
辺境の町ハノンで暮らすイヴは、四大元素の火、風、水、土の属性から弾かれたハズレ属性、聖属性持ちだ。
聖属性持ちは意外と多く、ハズレ属性と言われるだけあって飽和状態。聖属性持ちの女性は結婚に逃げがちだが、イヴの年齢では結婚はできない。家業があれば良かったのだが、平民で天涯孤独となった身の上である。
後ろ盾は一切なく、自分の身は自分で守らなければならない。
なのに、求人依頼に聖属性は殆ど出ない。
そんな折、獣人の国が聖属性を募集していると話を聞き、出国を決意する。
場所は隣国。
しかもハノンの隣。
迎えに来たのは見上げるほど背の高い美丈夫で、なぜかイヴに威圧的な騎士団長だった。
大きな事件は起きないし、意外と獣人は優しい。なのに、団長だけは怖い。
イヴの団長克服の日々が始まる―ー―。

転生幼女の怠惰なため息
(◉ɷ◉ )〈ぬこ〉
ファンタジー
ひとり残業中のアラフォー、清水 紗代(しみず さよ)。異世界の神のゴタゴタに巻き込まれ、アッという間に死亡…( ºωº )チーン…
紗世を幼い頃から見守ってきた座敷わらしズがガチギレ⁉💢
座敷わらしズが異世界の神を脅し…ε=o(´ロ`||)ゴホゴホッ説得して異世界での幼女生活スタートっ!!
もう何番煎じかわからない異世界幼女転生のご都合主義なお話です。
全くの初心者となりますので、よろしくお願いします。
作者は極度のとうふメンタルとなっております…

もう死んでしまった私へ
ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。
幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか?
今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!!
ゆるゆる設定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる