92 / 125
91話
しおりを挟む
<ロマ。決着はついたかい?>
マロがやって来ました。
≪えぇ。この通り≫
私の足元にはマスターがうつ伏せで倒れています。
<死んでいるのかい?>
マロの問いに私はため息を吐きました。
≪まさか。死んでいたら私達がこうして話すことは出来ないのですから≫
<それもそうだね>
マロは苦笑しました。
≪本当にしぶといマスターです≫
イライラしたのでマスターの背中を2回刺すと、マスターがビクッ!ビクッ!と震えました。
<ロマ。その辺にしときな>
≪まだ殺りたりないです≫
<その気持ちはわからなくもないけど、物語の続きを考えてもらわないと話が進まないからね>
マロの言う通り、マスターには物語の続きを考えてもらわないといけないので、私は最後にもう1度だけマスターに真剣を突き立てた。
<少しは気がすんだかい?>
≪えぇ≫
私が頷くと、マロはホッとしながら微笑んだ。
<じゃあ、マスターを起こすのを任せていいかな?>
≪いいですけど、マスターが起きて続きを考えている間、物語のほうはどうします?≫
<その間は俺が公達と雑談なんかをして時間をかせぐさ>
<わかったわ>
時間をかせぐためにマロが本編のほうへ行ったのを見送ってから、私は足元に倒れているマスターを見下ろしてため息を吐きました。
☆
公は桜達の卓球の試合の応援に来たのだけど、なぜか観客席ではなくコーチングボックスに座って瑠璃の試合を見ていた。
「なんでこんなことになっているんだ?」
「別にいいんじゃないか。ある意味特等席といっていい場所なんだしな」
<おや?マスター。いつの間に>
「ん?」
マロの疑問に俺は首を傾げた。
<だって、さっきまでロマに殺られていたはずじゃ>
「あれはダミーだよ」
<ダミーですか?>
「あぁ。殺られる直前に入れ替わったんだよ」
俺がしてやったりとニヤニヤしていると、マロはため息を吐いた。
<あとでロマが怒りますよ>
「いいんだよ。あいつマジで俺を斬り殺しにきやがったからな。それに、怒ってきたら逃げるし」
<はぁ>
マロがため息を吐いていると、1セット目をとった瑠璃がこちらにやって来た。
「お疲れ様です」
やって来た瑠璃へ公はタオルを差し出した。
「ありがとう」
笑顔でタオルを受け取った瑠璃は顔を拭いた。
「瑠璃先輩」
「なに?」
「やっぱり俺がここに居るのっておかしくないですか?」
みんな真剣に試合をしている中、部外者の自分がここにいることの場違い感に居心地の悪さを感じている公。
<そういえばマスター>
「なに?」
<桜の応援に来た公がどうしてコーチングボックスに入ることになったのか。そこまでの経緯を俺や読者に教えてもらえるかい?>
マロの問いかけでそこまでの経緯を書いていないことに気づいた俺は頭を掻いた。
「そうだな。なら、分かりやすいように時間を朝まで巻き戻すか」
<いや。そこまです>
◇
朝9時。試合会場の市民体育館にやって来た公。
いつもなら楓や暁も一緒に応援にくるのだけど、今回は予定が合わなかったので公1人だけだ。
「桜達はどこにいるのかな?」
公は左右を見た。
各校の選手や応援の人達が多く、桜達の姿は見当たらない。
「とりあえず、観客席のほうにいってみたらどうかしら?荷物を置くために席どりしてるでしょうし」
「おわっ!作者!」
私の急な登場に公はかなり驚いていた。
「ふふっ。そんなに驚かなくてもいいんじゃない?」
「いや!急に横に出てこられて驚くなっていうほうが無理だろ!」
「ふふっ。それもそうね」
私が微笑んでいると、公は深呼吸をして息を整えた。
「ってか、お前ってロマと決着をつけにいってたはずだよな?そっちはどうなったんだ?」
「それならダミーを置いて逃げてきたわ」
「は?」
私の答えを聞いた公はポカンとしていた。
「だってロマったら本気で斬り殺しに来てるんだもの。あのままロマとやりあっていたら私は本当に殺されるわ!だから、ダミーを置いて逃げてきたのよ」
「俺としては、そのまま殺されてくれたほうが嬉しいんだけどな」
「なに言ってるのよ。それじゃあこの小説も終わっちゃうじゃない」
「それでもいいから死んでくれ」
「イヤよ」
私が両手でXを作ると、公はため息を吐きながら観客席に向かった。
観客席も当然選手や応援の人達でいっぱいだったので、公はとりあえず1番高い場所にあがって桜達を探した。
「そっちにはいた?」
「いや。見当たらねーな」
困った公は頭を掻き出した。
「どうするの?」
「どっかでウォーミングアップかストレッチしてるかもしれないし、探すしかねーだろうな」
公は観客席を出て入り口に向かった。
「ってか、お前だったらすぐに桜達の居場所分かるだろ」
「あれ?普段はあんなに文句言ってきたり死んでほしいと思っているくせに、こういう時だけなんとかしろと頼ってくるんだ~」
目を細めてジーっと公を見つめると、公は顔を反らした。
「まぁ、このまま出会えないでいると話も進まないから仕方なく、だよ」
ため息を吐いた私は手を叩いた。
「公」
声をかけられたほうへ振り返ると、桜がいた。
「って、なんで作者までいるのよ」
「別にいいでしょ?」
「よくないわね」
「なんで「それより、会場内を探したのに見当たらなかったけど、どこにいたんだ?」
桜に文句を言っている私の言葉をさえぎって、公が割り込んできたので公を睨み付けるが、公は全く気にしていない。
「あぁ。隣の公園でウォーミングアップやストレッチをしてたのよ。だから」
桜が振り返った先には瑠璃達がいた。
「あ~、公くん。おはよう」
公に気づいた瑠璃は手を振りながらやって来た。
「おはようございます、瑠璃先輩」
「桜ちゃんの応援?」
ニヤニヤしながら問いかける瑠璃。
「皆さんの応援ですよ」
公は苦笑しながら答えた。
「ふ~ん」
それでも瑠璃はニヤニヤしながら公を見ていた。
「そういえば、瑠璃先輩」
話を変えるために桜が瑠璃に話しかけた。
「なに?」
「公がコーチングボックスに入っても問題ないですよね?」
「うん。大丈夫だと思うよ」
「えっ?どういうこと?」
唐突に出てきた話についていけていない公は首を傾げた。
「そのまんまの意味よ」
「いやいやいや。普通コーチングボックスって言ったらコーチとか試合の間にアドバイス出来る人とかが入る場所だろ?」
「本来はそうだけど、私の場合は試合の合間に話し相手になってもらえればそれだけでいいから頼めない?」
話し相手になるだけなら確かに公でもできるので、少し悩みはしたものの公は頷いた。
「だったら私の時もお願い出来るかな~?」
『私も』
話を聞いていた瑠璃や球や彩までお願いしてきたので、公は苦笑した。
マロがやって来ました。
≪えぇ。この通り≫
私の足元にはマスターがうつ伏せで倒れています。
<死んでいるのかい?>
マロの問いに私はため息を吐きました。
≪まさか。死んでいたら私達がこうして話すことは出来ないのですから≫
<それもそうだね>
マロは苦笑しました。
≪本当にしぶといマスターです≫
イライラしたのでマスターの背中を2回刺すと、マスターがビクッ!ビクッ!と震えました。
<ロマ。その辺にしときな>
≪まだ殺りたりないです≫
<その気持ちはわからなくもないけど、物語の続きを考えてもらわないと話が進まないからね>
マロの言う通り、マスターには物語の続きを考えてもらわないといけないので、私は最後にもう1度だけマスターに真剣を突き立てた。
<少しは気がすんだかい?>
≪えぇ≫
私が頷くと、マロはホッとしながら微笑んだ。
<じゃあ、マスターを起こすのを任せていいかな?>
≪いいですけど、マスターが起きて続きを考えている間、物語のほうはどうします?≫
<その間は俺が公達と雑談なんかをして時間をかせぐさ>
<わかったわ>
時間をかせぐためにマロが本編のほうへ行ったのを見送ってから、私は足元に倒れているマスターを見下ろしてため息を吐きました。
☆
公は桜達の卓球の試合の応援に来たのだけど、なぜか観客席ではなくコーチングボックスに座って瑠璃の試合を見ていた。
「なんでこんなことになっているんだ?」
「別にいいんじゃないか。ある意味特等席といっていい場所なんだしな」
<おや?マスター。いつの間に>
「ん?」
マロの疑問に俺は首を傾げた。
<だって、さっきまでロマに殺られていたはずじゃ>
「あれはダミーだよ」
<ダミーですか?>
「あぁ。殺られる直前に入れ替わったんだよ」
俺がしてやったりとニヤニヤしていると、マロはため息を吐いた。
<あとでロマが怒りますよ>
「いいんだよ。あいつマジで俺を斬り殺しにきやがったからな。それに、怒ってきたら逃げるし」
<はぁ>
マロがため息を吐いていると、1セット目をとった瑠璃がこちらにやって来た。
「お疲れ様です」
やって来た瑠璃へ公はタオルを差し出した。
「ありがとう」
笑顔でタオルを受け取った瑠璃は顔を拭いた。
「瑠璃先輩」
「なに?」
「やっぱり俺がここに居るのっておかしくないですか?」
みんな真剣に試合をしている中、部外者の自分がここにいることの場違い感に居心地の悪さを感じている公。
<そういえばマスター>
「なに?」
<桜の応援に来た公がどうしてコーチングボックスに入ることになったのか。そこまでの経緯を俺や読者に教えてもらえるかい?>
マロの問いかけでそこまでの経緯を書いていないことに気づいた俺は頭を掻いた。
「そうだな。なら、分かりやすいように時間を朝まで巻き戻すか」
<いや。そこまです>
◇
朝9時。試合会場の市民体育館にやって来た公。
いつもなら楓や暁も一緒に応援にくるのだけど、今回は予定が合わなかったので公1人だけだ。
「桜達はどこにいるのかな?」
公は左右を見た。
各校の選手や応援の人達が多く、桜達の姿は見当たらない。
「とりあえず、観客席のほうにいってみたらどうかしら?荷物を置くために席どりしてるでしょうし」
「おわっ!作者!」
私の急な登場に公はかなり驚いていた。
「ふふっ。そんなに驚かなくてもいいんじゃない?」
「いや!急に横に出てこられて驚くなっていうほうが無理だろ!」
「ふふっ。それもそうね」
私が微笑んでいると、公は深呼吸をして息を整えた。
「ってか、お前ってロマと決着をつけにいってたはずだよな?そっちはどうなったんだ?」
「それならダミーを置いて逃げてきたわ」
「は?」
私の答えを聞いた公はポカンとしていた。
「だってロマったら本気で斬り殺しに来てるんだもの。あのままロマとやりあっていたら私は本当に殺されるわ!だから、ダミーを置いて逃げてきたのよ」
「俺としては、そのまま殺されてくれたほうが嬉しいんだけどな」
「なに言ってるのよ。それじゃあこの小説も終わっちゃうじゃない」
「それでもいいから死んでくれ」
「イヤよ」
私が両手でXを作ると、公はため息を吐きながら観客席に向かった。
観客席も当然選手や応援の人達でいっぱいだったので、公はとりあえず1番高い場所にあがって桜達を探した。
「そっちにはいた?」
「いや。見当たらねーな」
困った公は頭を掻き出した。
「どうするの?」
「どっかでウォーミングアップかストレッチしてるかもしれないし、探すしかねーだろうな」
公は観客席を出て入り口に向かった。
「ってか、お前だったらすぐに桜達の居場所分かるだろ」
「あれ?普段はあんなに文句言ってきたり死んでほしいと思っているくせに、こういう時だけなんとかしろと頼ってくるんだ~」
目を細めてジーっと公を見つめると、公は顔を反らした。
「まぁ、このまま出会えないでいると話も進まないから仕方なく、だよ」
ため息を吐いた私は手を叩いた。
「公」
声をかけられたほうへ振り返ると、桜がいた。
「って、なんで作者までいるのよ」
「別にいいでしょ?」
「よくないわね」
「なんで「それより、会場内を探したのに見当たらなかったけど、どこにいたんだ?」
桜に文句を言っている私の言葉をさえぎって、公が割り込んできたので公を睨み付けるが、公は全く気にしていない。
「あぁ。隣の公園でウォーミングアップやストレッチをしてたのよ。だから」
桜が振り返った先には瑠璃達がいた。
「あ~、公くん。おはよう」
公に気づいた瑠璃は手を振りながらやって来た。
「おはようございます、瑠璃先輩」
「桜ちゃんの応援?」
ニヤニヤしながら問いかける瑠璃。
「皆さんの応援ですよ」
公は苦笑しながら答えた。
「ふ~ん」
それでも瑠璃はニヤニヤしながら公を見ていた。
「そういえば、瑠璃先輩」
話を変えるために桜が瑠璃に話しかけた。
「なに?」
「公がコーチングボックスに入っても問題ないですよね?」
「うん。大丈夫だと思うよ」
「えっ?どういうこと?」
唐突に出てきた話についていけていない公は首を傾げた。
「そのまんまの意味よ」
「いやいやいや。普通コーチングボックスって言ったらコーチとか試合の間にアドバイス出来る人とかが入る場所だろ?」
「本来はそうだけど、私の場合は試合の合間に話し相手になってもらえればそれだけでいいから頼めない?」
話し相手になるだけなら確かに公でもできるので、少し悩みはしたものの公は頷いた。
「だったら私の時もお願い出来るかな~?」
『私も』
話を聞いていた瑠璃や球や彩までお願いしてきたので、公は苦笑した。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

30年待たされた異世界転移
明之 想
ファンタジー
気づけば異世界にいた10歳のぼく。
「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」
こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。
右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。
でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。
あの日見た夢の続きを信じて。
ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!
くじけそうになっても努力を続け。
そうして、30年が経過。
ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。
しかも、20歳も若返った姿で。
異世界と日本の2つの世界で、
20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。
少年神官系勇者―異世界から帰還する―
mono-zo
ファンタジー
幼くして異世界に消えた主人公、帰ってきたがそこは日本、家なし・金なし・免許なし・職歴なし・常識なし・そもそも未成年、無い無い尽くしでどう生きる?
別サイトにて無名から投稿開始して100日以内に100万PV達成感謝✨
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。(先行)
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。
この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。
この作品は「pixiv」にも掲載しています。


加護とスキルでチートな異世界生活
どど
ファンタジー
高校1年生の新崎 玲緒(にいざき れお)が学校からの帰宅中にトラックに跳ねられる!?
目を覚ますと真っ白い世界にいた!
そこにやってきた神様に転生か消滅するかの2択に迫られ転生する!
そんな玲緒のチートな異世界生活が始まる
初めての作品なので誤字脱字、ストーリーぐだぐだが多々あると思いますが気に入って頂けると幸いです
ノベルバ様にも公開しております。
※キャラの名前や街の名前は基本的に私が思いついたやつなので特に意味はありません

【完結】婚約者に忘れられていた私
稲垣桜
恋愛
「やっぱり帰ってきてた」
「そのようだね。あれが問題の彼女?アシュリーの方が綺麗なのにな」
私は夜会の会場で、間違うことなく自身の婚約者が、栗毛の令嬢を愛しそうな瞳で見つめながら腰を抱き寄せて、それはそれは親しそうに見つめ合ってダンスをする姿を視線の先にとらえていた。
エスコートを申し出てくれた令息は私の横に立って、そんな冗談を口にしながら二人に視線を向けていた。
ここはベイモント侯爵家の夜会の会場。
私はとある方から国境の騎士団に所属している婚約者が『もう二か月前に帰ってきてる』という話を聞いて、ちょっとは驚いたけど「やっぱりか」と思った。
あれだけ出し続けた手紙の返事がないんだもん。そう思っても仕方ないよでしょ?
まあ、帰ってきているのはいいけど、女も一緒?
誰?
あれ?
せめて婚約者の私に『もうすぐ戻れる』とか、『もう帰ってきた』の一言ぐらいあってもいいんじゃない?
もうあなたなんてポイよポイッ。
※ゆる~い設定です。
※ご都合主義です。そんなものかと思ってください。
※視点が一話一話変わる場面もあります。
黒神と忌み子のはつ恋
遠野まさみ
キャラ文芸
神の力で守られているその国には、人々を妖魔から守る破妖の家系があった。
そのうちの一つ・蓮平の娘、香月は、身の内に妖魔の色とされる黒の血が流れていた為、
家族の破妖の仕事の際に、妖魔をおびき寄せる餌として、日々使われていた。
その日は二十年に一度の『神渡り』の日とされていて、破妖の武具に神さまから力を授かる日だった。
新しい力を得てしまえば、餌などでおびき寄せずとも妖魔を根こそぎ斬れるとして、
家族は用済みになる香月を斬ってしまう。
しかしその神渡りの神事の際に家族の前に現れたのは、武具に力を授けてくれる神・黒神と、その腕に抱かれた香月だった。
香月は黒神とある契約をしたため、黒神に助けられたのだ。
そして香月は黒神との契約を果たすために、彼の為に行動することになるが?

今世ではあなたと結婚なんてお断りです!
水川サキ
恋愛
私は夫に殺された。
正確には、夫とその愛人である私の親友に。
夫である王太子殿下に剣で身体を貫かれ、死んだと思ったら1年前に戻っていた。
もう二度とあんな目に遭いたくない。
今度はあなたと結婚なんて、絶対にしませんから。
あなたの人生なんて知ったことではないけれど、
破滅するまで見守ってさしあげますわ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる