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71話
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無事にロッジまで戻ってこれた公達はホッと一息吐きました。
「私のせいでごめんなさい」
夏が頭を下げると、秋はその頭を撫でました。
「なっちゃんが謝る必要なんてないのよ」
「そうデスヨ。なっちゃんが悪いわけじゃないんデスカラ」
「でも、私がこけなければ!」
ハルと冬が夏を強く抱きしめて言葉を止めた。
「あの雷の轟音には私達の足もすくんで動けなくなったわ」
「だから、なっちゃんが転ばなくても私達はこっちに戻ってきてマシタ」
2人の言葉に夏が泣きそうになっていると、雷が鳴り響き、3人はビクッとしました。
「とりあえず、お風呂を沸かして濡れた服を乾かしませんか?」
公が声をかけると、3人は再度ビクッとしました。
「え~と」
戸惑っている公を見た3人は苦笑いしはじめしました。
「そうね。濡れた服を着てたら風邪をひくかもしれないし、お風呂に入って体を温めて、着替えましょう」
「でも、着替えがないですよ?」
夏の言う通り、着替えはコテージの中に置いてきているのでここには着替えがありません。
「1つだけ着替えるものがありますよ」
そう言って公が指差した先には、水着部屋と書かれた扉がありました。
「なるほど。水着があったわね」
「その手がありマシタカ!」
乗り気な秋とハルとは違い、夏はあまりいい表情をしなかった。
「別に水着じゃなくてもバスタオルを巻けばいいんじゃ………」
「それだと、ひょんなことでバスタオル落ちたら公に裸を見られてしまいマスヨ」
その光景を思い浮かべたのか、顔を赤くした夏は両手で胸と股を隠すと上目遣いで公を見つめました。
「公くんのエッチ」
「いやいやいや。夏先輩。おかしいですよ。ハル先輩が言ったのはもしものことであって、実際にそういうことがあったわけでもないんですから」
公の言葉で夏はハッとしました。
「ごめんなさい、公くん」
「いえいえ。大丈夫ですよ」
「でも、ホントにそうならないためにも、水着に着替えることは必要なのよ」
水着に着替えることの必要性を理解した夏はしぶしぶといった感じで頷きました。
「なら、早速水着選びデスネ!」
「えぇ!最高の水着を選びましょう!」
秋とハルは夏の両サイドから腕を組むと、勢いよく水着部屋に入っていきました。その姿を見送った公はお風呂を沸かしにお風呂場へと向かいました。
3分ほどで水着部屋から3人が出てきました。
「お風呂沸かしてありますので、先にどうぞ。俺はその間に水着を選びますから」
「ありがとう」
「サンキューデス」
3人がお風呂場へと向かったので、公は水着部屋に入って水着を選びました。
水着をすぐに選び終えた公は、3人が上がってくるのを待つ間にタオルで頭を拭き、濡れた上着を脱いでいつでも暖かいココアが飲めるように準備をしました。
それからさらに30分経った頃、水着の3人が戻ってきたました。
「ごめんね。遅くなって」
「いえ。大丈夫ですよ」
「どうデスカ?」
問いかけながらハルはポーズを決めました。ハルの水着は蝶々柄のビキニです。
「似合っていますよ」
ハルを誉めながら公は夏と秋も見ました。
秋は黒のビキニで、夏もビキニなのですが、上下で色も模様も違っていました。上は白色でワンポイントの花柄があしらわれていて、下はピンク色のドット柄でした。
「お2人も似合っていますけど、夏先輩の水着って上下が違うように見えますが」
公の指摘に夏は顔を赤くしてうずくまりました。
「夏は身長が低いのに胸があるでしょ?だから、胸にサイズを合わせると下のサイズが合わなくて、下にサイズを合わせると胸のサイズが合わないのよ。だから、上下で違うのよ」
「なるほど。だから、水着になることをイヤがったんですね」
公は納得しながらココアを用意すると、机に置きました。
「みなさん。ココアどうぞ。俺はお風呂に入ってきます」
「サンキューデス」
ハルのお礼を聞きながら公はダイニングを出てお風呂場にいき、お風呂に入りました。
10分程でお風呂をあがってダイニングに戻ってくると、夏達はくっつくようにして近づいて座っていました。
「あっ、公くん。ココア飲みます?」
「自分で入れるから大丈夫ですよ」
ココアを入れながら公は外を見ました。
「でも、雨やみそうにないですね」
外は相変わらずの豪雨で、たまに雷も鳴り響いていて、そのたびに3人がビクッと小さく震えていました。
「大丈夫ですか?」
「大丈夫デス」
「あまり大丈夫じゃないわね」
「大丈夫じゃないです」
三者三様の答えに公は微笑みました。
「それじゃあ、ハル先輩。こちらに来て夕食の準備お願いできますか?俺はダメそうな夏先輩と秋先輩を連れて寝室の確認に行ってきますから」
「エッ?」
公からのお願いにハルは呆然としました。
「な、なんで私1人きりなのデスカ!?」
「だって大丈夫なんですよね?」
公は笑顔でハルを見ると、ハルは頬を膨らませました。
「公は意地悪デス!」
「ふふ。ハル先輩が意地っ張りだからですよ。それに、気さくにしていいと言われたので気さくに意地悪を言ってみたんですけど、ダメでしたか?」
公の言葉に、ハルはさらに頬を膨らませました。
「ダメじゃないけどやっぱり意地悪デス!」
「ははは。すいません。それじゃあ、先にみんなで夕食の準備をしましょうか」
公が冷蔵庫を開けると、そこには昼にはなかった1枚の手紙がありました。その手紙を見た瞬間に公はイヤな感じがしましたが、読まないわけにはいかないので手紙をあけました。
公へ。
これを読んでいるということは、俺の置き土産の豪雨と雷でロッジに戻ってきたんだね。そしたら、この場にともに戻ってきた少女達との仲を深めてくれ。そのためにベッドはキングサイズのベッドを1つだけしか用意していないから。じゃあね。
読み終えた公は手紙を破り捨てました。
「どうしたんデスカ?公」
「いえ。今回のこの豪雨と雷が作者のせいだとわかっただけです」
ため息を吐きながら公は冷蔵庫から食材を取り出して調理を始めました。それに夏達も加わり、夕食を作り上げ、テーブルに並べました。
「それじゃあ」
『いただきます』
出来上がった夕食を食べながら、公は手紙に書いてあったベッドの話をきりだした。
「そういえば、さっきの手紙に書いてあったんですけど、寝室のベッドがキングサイズのベッド1つしかないと書いてあったので、ベッドはみなさんで使ってもらって、僕はリビングにあったソファーで寝ますね」
「ダメデス。みんな一緒に寝るデス」
「そうね。怖いから公くんにはしっかりと私達を守ってもらわないとね」
「お願い!」
予想外の展開に公が困っています。
「もし断るなら、山を下りてみんなと合流した時にないことないこと言いふらすらかね」
「例えば、夏の胸をもんだトカ」
「夏のお風呂を覗いたとか」
「夏の使用済みのパンツを食べたトカ」
「ちょっと待って!なんで私だけなの!?」
「ダメデスカ?」
「ダメに決まってるよ!」
『え~!』
「え~、じゃない!」
3人のじゃれあいを見ながら観念した公は一緒に寝ることを了承したのでした。
「私のせいでごめんなさい」
夏が頭を下げると、秋はその頭を撫でました。
「なっちゃんが謝る必要なんてないのよ」
「そうデスヨ。なっちゃんが悪いわけじゃないんデスカラ」
「でも、私がこけなければ!」
ハルと冬が夏を強く抱きしめて言葉を止めた。
「あの雷の轟音には私達の足もすくんで動けなくなったわ」
「だから、なっちゃんが転ばなくても私達はこっちに戻ってきてマシタ」
2人の言葉に夏が泣きそうになっていると、雷が鳴り響き、3人はビクッとしました。
「とりあえず、お風呂を沸かして濡れた服を乾かしませんか?」
公が声をかけると、3人は再度ビクッとしました。
「え~と」
戸惑っている公を見た3人は苦笑いしはじめしました。
「そうね。濡れた服を着てたら風邪をひくかもしれないし、お風呂に入って体を温めて、着替えましょう」
「でも、着替えがないですよ?」
夏の言う通り、着替えはコテージの中に置いてきているのでここには着替えがありません。
「1つだけ着替えるものがありますよ」
そう言って公が指差した先には、水着部屋と書かれた扉がありました。
「なるほど。水着があったわね」
「その手がありマシタカ!」
乗り気な秋とハルとは違い、夏はあまりいい表情をしなかった。
「別に水着じゃなくてもバスタオルを巻けばいいんじゃ………」
「それだと、ひょんなことでバスタオル落ちたら公に裸を見られてしまいマスヨ」
その光景を思い浮かべたのか、顔を赤くした夏は両手で胸と股を隠すと上目遣いで公を見つめました。
「公くんのエッチ」
「いやいやいや。夏先輩。おかしいですよ。ハル先輩が言ったのはもしものことであって、実際にそういうことがあったわけでもないんですから」
公の言葉で夏はハッとしました。
「ごめんなさい、公くん」
「いえいえ。大丈夫ですよ」
「でも、ホントにそうならないためにも、水着に着替えることは必要なのよ」
水着に着替えることの必要性を理解した夏はしぶしぶといった感じで頷きました。
「なら、早速水着選びデスネ!」
「えぇ!最高の水着を選びましょう!」
秋とハルは夏の両サイドから腕を組むと、勢いよく水着部屋に入っていきました。その姿を見送った公はお風呂を沸かしにお風呂場へと向かいました。
3分ほどで水着部屋から3人が出てきました。
「お風呂沸かしてありますので、先にどうぞ。俺はその間に水着を選びますから」
「ありがとう」
「サンキューデス」
3人がお風呂場へと向かったので、公は水着部屋に入って水着を選びました。
水着をすぐに選び終えた公は、3人が上がってくるのを待つ間にタオルで頭を拭き、濡れた上着を脱いでいつでも暖かいココアが飲めるように準備をしました。
それからさらに30分経った頃、水着の3人が戻ってきたました。
「ごめんね。遅くなって」
「いえ。大丈夫ですよ」
「どうデスカ?」
問いかけながらハルはポーズを決めました。ハルの水着は蝶々柄のビキニです。
「似合っていますよ」
ハルを誉めながら公は夏と秋も見ました。
秋は黒のビキニで、夏もビキニなのですが、上下で色も模様も違っていました。上は白色でワンポイントの花柄があしらわれていて、下はピンク色のドット柄でした。
「お2人も似合っていますけど、夏先輩の水着って上下が違うように見えますが」
公の指摘に夏は顔を赤くしてうずくまりました。
「夏は身長が低いのに胸があるでしょ?だから、胸にサイズを合わせると下のサイズが合わなくて、下にサイズを合わせると胸のサイズが合わないのよ。だから、上下で違うのよ」
「なるほど。だから、水着になることをイヤがったんですね」
公は納得しながらココアを用意すると、机に置きました。
「みなさん。ココアどうぞ。俺はお風呂に入ってきます」
「サンキューデス」
ハルのお礼を聞きながら公はダイニングを出てお風呂場にいき、お風呂に入りました。
10分程でお風呂をあがってダイニングに戻ってくると、夏達はくっつくようにして近づいて座っていました。
「あっ、公くん。ココア飲みます?」
「自分で入れるから大丈夫ですよ」
ココアを入れながら公は外を見ました。
「でも、雨やみそうにないですね」
外は相変わらずの豪雨で、たまに雷も鳴り響いていて、そのたびに3人がビクッと小さく震えていました。
「大丈夫ですか?」
「大丈夫デス」
「あまり大丈夫じゃないわね」
「大丈夫じゃないです」
三者三様の答えに公は微笑みました。
「それじゃあ、ハル先輩。こちらに来て夕食の準備お願いできますか?俺はダメそうな夏先輩と秋先輩を連れて寝室の確認に行ってきますから」
「エッ?」
公からのお願いにハルは呆然としました。
「な、なんで私1人きりなのデスカ!?」
「だって大丈夫なんですよね?」
公は笑顔でハルを見ると、ハルは頬を膨らませました。
「公は意地悪デス!」
「ふふ。ハル先輩が意地っ張りだからですよ。それに、気さくにしていいと言われたので気さくに意地悪を言ってみたんですけど、ダメでしたか?」
公の言葉に、ハルはさらに頬を膨らませました。
「ダメじゃないけどやっぱり意地悪デス!」
「ははは。すいません。それじゃあ、先にみんなで夕食の準備をしましょうか」
公が冷蔵庫を開けると、そこには昼にはなかった1枚の手紙がありました。その手紙を見た瞬間に公はイヤな感じがしましたが、読まないわけにはいかないので手紙をあけました。
公へ。
これを読んでいるということは、俺の置き土産の豪雨と雷でロッジに戻ってきたんだね。そしたら、この場にともに戻ってきた少女達との仲を深めてくれ。そのためにベッドはキングサイズのベッドを1つだけしか用意していないから。じゃあね。
読み終えた公は手紙を破り捨てました。
「どうしたんデスカ?公」
「いえ。今回のこの豪雨と雷が作者のせいだとわかっただけです」
ため息を吐きながら公は冷蔵庫から食材を取り出して調理を始めました。それに夏達も加わり、夕食を作り上げ、テーブルに並べました。
「それじゃあ」
『いただきます』
出来上がった夕食を食べながら、公は手紙に書いてあったベッドの話をきりだした。
「そういえば、さっきの手紙に書いてあったんですけど、寝室のベッドがキングサイズのベッド1つしかないと書いてあったので、ベッドはみなさんで使ってもらって、僕はリビングにあったソファーで寝ますね」
「ダメデス。みんな一緒に寝るデス」
「そうね。怖いから公くんにはしっかりと私達を守ってもらわないとね」
「お願い!」
予想外の展開に公が困っています。
「もし断るなら、山を下りてみんなと合流した時にないことないこと言いふらすらかね」
「例えば、夏の胸をもんだトカ」
「夏のお風呂を覗いたとか」
「夏の使用済みのパンツを食べたトカ」
「ちょっと待って!なんで私だけなの!?」
「ダメデスカ?」
「ダメに決まってるよ!」
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