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109話
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☆
「あーーーーー!!!!」
≪っ!!!≫
<いきなり叫んでどうしたんだ?マスター>
俺の叫び声にロマはビクッと驚いたが、マロは普通に問いかけてきた。
「ボケが足りない!笑いが足りない!コメディが足りない!楽しさが足りない!」
≪なにを言うかと思えば≫
ロマは呆れ、マロは苦笑していた。
「その反応はなんだよ」
俺は2人を睨み付けた。
≪またマスターがおかしなことを言い始めたなという反応ですよ≫
「おかしなことじゃないだろ!」
<おかしいよね>
ロマへ反論したらマロから反論が返ってきた。
「どこがだよ!」
なのでマロにかみついた。
<今回の話は白の家出解決の話だよね>
マロの確認の言葉に俺は頷いた。
<だったら、コメディとか笑いがないのは普通だろ?>
マロの言葉はその通りだ。
「そうだよ。だからこそ、コメディや笑いに走らないように頑張って書いてただろ?」
その努力はわかってくれているのか、ロマもマロも頷いてくれた。
「だろ!だからこそ、ここら辺でコメディや笑いに走ってもいいだろ!」
≪いいわけないですよ!≫
ロマから怒られた。
「なんでだよ!頑張ったんだから俺の好きにしていいだろ!」
≪頑張ったと言ってもたった4話の間だけじゃないですか!≫
<それに、マスターが好き勝手してるのはいつものことだしね>
マロの言葉にロマは大きく深々と頷いた。
「うるさい!俺にだって息抜きが必要なんだよ!」
俺が叫ぶと、ロマはジトーと俺を見つめ、マロは苦笑していた。
<とりあえず、白の家出解決編をしっかりと終わらせないとね>
「そんなん知るか!俺は息抜きで好き勝手する!誰がなんと言おうとするんだからな!」
≪マッ!≫
☆
真夏の太陽が照りつける甲子園。
その一塁側のベンチに放り出したロマやマロ、それに公達主要メンバー達が集まっていた。
「で、なんで俺達はこんなところにいるんだ?」
公の疑問はもっともであり、理由を知っているロマとマロは申し訳なさそうにしていた。
「どうせ、作者がまためちゃくちゃしてるんでしょ」
桜の的確な言葉にみんな『あぁ~』と納得していた。
<その通り、マスターが暴走してね>
申し訳なさそうに苦笑しているマロの隣では、ロマが頭を下げた。
≪申し訳ございません≫
「2人のせいじゃないんだから~、謝らなくても大丈夫だよ~」
暁が微笑みかけた。
「暁の言う通りだよ」
公達も大丈夫とばかりに2人に微笑みかける。
「しかし、球場にいるということは、野球の試合をしろってことなんだよな?」
朧月はグラウンドの方へ視線を向けた。
「そうみたいだね。ここにスコアブックとスタメン表が置いてあるからね」
蛍は置いてあったスコアブックとスタメン表を手に取った。
スタメン表はほぽ空白だったのだけど、1ヶ所、4番だけは公の名前が書いてあった。しかも、ポジションはピッチャー。
「なんで俺が4番でピッチャーなんだよ!」
公が抗議の声をあげた。
≪確実にマスターの嫌がらせです≫
「だろうね。印刷で消せないようにしているからね」
「はぁ」
わかっていたことだがため息を吐かずにはおられない公が盛大にため息を吐いていると、蛙が慰めるように肩に手を置いた。
「問題は他のメンバーをどうしましょう」
蛍からスタメン表を受け取った秋がみんなを見た。
「なら、我のスタメンでクリーンナップ入りは確実であろう?」
胸を張りながら前に出てきた中二だが、みんなは当然のごとく無視をしてスタメンを考え始めた。
「とりあえず、メンバーは公・蛙・庵・朧月・龍・壱・裁・廻・人でいいかしら?」
秋に名前を呼ばれたメンバーは全員了承とばかりに頷いた。
「では、こちらにポジションが書かれたクジが」
「こっちには数字が書かれたクジがあるので引いてください」
夢と舞が持っているクジを蛙達が順番に引いていき、スタメン表が以下の通りに出来上がった。
1番・センター・裁
2番・ファースト・朧月
3番・ショート・龍
4番・ピッチャー・公
5番・サード・蛙
6番・ライト・壱
7番・キャッチャー・人
8番・レフト・庵
9番・セカンド・廻
出来上がったスタメン表を雪が審判へと渡すと、スタメンメンバーの服装が私服からユニホームへ変わった。
「アーーーーーーーー!」
高校野球で聞き慣れたあの音が聞こえてきたので、スタメンメンバーはホームベースへ駆け出して整列した。
三塁側のベンチから出てきて整列した対戦相手は棒人間達。
「え~と」
予想外の対戦相手に戸惑いつつも、とりあえず一礼してからベンチへと戻っていった。
「なぁ、対戦相手が人間ですらないって」
「でも、作者のことだからマトモな相手じゃないだろうな」
公達は軽く準備運動をしてから守備に入った。
蛙達が守備練習をする中、公と人はピッチャーマウンドで話をしていた。
「ところで、変化球は投げれるか?」
「いちようスライダー、カーブ、フォークの握りかたは知っているけど、曲がるかどうかはわからないな。ただ、ストレートにしても変化球にしてもコントロールに不安がな」
「素人チームなんやし、それは仕方ないやろ」
人は公にボールを渡した。
「とりあえず、1がストレート、2がスライダー、3がカーブ、4がフォークな」
「わかった」
「コースはミットをかまえた辺りに適当投げてこい。あとはこっちでちゃんと取ってやるからさ」
「頼んだぞ」
公が頷いたのを見た人は、最後に公の胸を軽く叩いてからホームベースまで戻り、キャッチャーマスクをかぶって座り、キャッチャーミットをかまえた。
なので、公はそのキャッチャーミットめがけて3球ピッチング練習をした。
「よし!」
ピッチング練習を終えて公が気合いを入れていると、1番バッターがバッターボックスに立った。
「プレイボール!」
「あーーーーー!!!!」
≪っ!!!≫
<いきなり叫んでどうしたんだ?マスター>
俺の叫び声にロマはビクッと驚いたが、マロは普通に問いかけてきた。
「ボケが足りない!笑いが足りない!コメディが足りない!楽しさが足りない!」
≪なにを言うかと思えば≫
ロマは呆れ、マロは苦笑していた。
「その反応はなんだよ」
俺は2人を睨み付けた。
≪またマスターがおかしなことを言い始めたなという反応ですよ≫
「おかしなことじゃないだろ!」
<おかしいよね>
ロマへ反論したらマロから反論が返ってきた。
「どこがだよ!」
なのでマロにかみついた。
<今回の話は白の家出解決の話だよね>
マロの確認の言葉に俺は頷いた。
<だったら、コメディとか笑いがないのは普通だろ?>
マロの言葉はその通りだ。
「そうだよ。だからこそ、コメディや笑いに走らないように頑張って書いてただろ?」
その努力はわかってくれているのか、ロマもマロも頷いてくれた。
「だろ!だからこそ、ここら辺でコメディや笑いに走ってもいいだろ!」
≪いいわけないですよ!≫
ロマから怒られた。
「なんでだよ!頑張ったんだから俺の好きにしていいだろ!」
≪頑張ったと言ってもたった4話の間だけじゃないですか!≫
<それに、マスターが好き勝手してるのはいつものことだしね>
マロの言葉にロマは大きく深々と頷いた。
「うるさい!俺にだって息抜きが必要なんだよ!」
俺が叫ぶと、ロマはジトーと俺を見つめ、マロは苦笑していた。
<とりあえず、白の家出解決編をしっかりと終わらせないとね>
「そんなん知るか!俺は息抜きで好き勝手する!誰がなんと言おうとするんだからな!」
≪マッ!≫
☆
真夏の太陽が照りつける甲子園。
その一塁側のベンチに放り出したロマやマロ、それに公達主要メンバー達が集まっていた。
「で、なんで俺達はこんなところにいるんだ?」
公の疑問はもっともであり、理由を知っているロマとマロは申し訳なさそうにしていた。
「どうせ、作者がまためちゃくちゃしてるんでしょ」
桜の的確な言葉にみんな『あぁ~』と納得していた。
<その通り、マスターが暴走してね>
申し訳なさそうに苦笑しているマロの隣では、ロマが頭を下げた。
≪申し訳ございません≫
「2人のせいじゃないんだから~、謝らなくても大丈夫だよ~」
暁が微笑みかけた。
「暁の言う通りだよ」
公達も大丈夫とばかりに2人に微笑みかける。
「しかし、球場にいるということは、野球の試合をしろってことなんだよな?」
朧月はグラウンドの方へ視線を向けた。
「そうみたいだね。ここにスコアブックとスタメン表が置いてあるからね」
蛍は置いてあったスコアブックとスタメン表を手に取った。
スタメン表はほぽ空白だったのだけど、1ヶ所、4番だけは公の名前が書いてあった。しかも、ポジションはピッチャー。
「なんで俺が4番でピッチャーなんだよ!」
公が抗議の声をあげた。
≪確実にマスターの嫌がらせです≫
「だろうね。印刷で消せないようにしているからね」
「はぁ」
わかっていたことだがため息を吐かずにはおられない公が盛大にため息を吐いていると、蛙が慰めるように肩に手を置いた。
「問題は他のメンバーをどうしましょう」
蛍からスタメン表を受け取った秋がみんなを見た。
「なら、我のスタメンでクリーンナップ入りは確実であろう?」
胸を張りながら前に出てきた中二だが、みんなは当然のごとく無視をしてスタメンを考え始めた。
「とりあえず、メンバーは公・蛙・庵・朧月・龍・壱・裁・廻・人でいいかしら?」
秋に名前を呼ばれたメンバーは全員了承とばかりに頷いた。
「では、こちらにポジションが書かれたクジが」
「こっちには数字が書かれたクジがあるので引いてください」
夢と舞が持っているクジを蛙達が順番に引いていき、スタメン表が以下の通りに出来上がった。
1番・センター・裁
2番・ファースト・朧月
3番・ショート・龍
4番・ピッチャー・公
5番・サード・蛙
6番・ライト・壱
7番・キャッチャー・人
8番・レフト・庵
9番・セカンド・廻
出来上がったスタメン表を雪が審判へと渡すと、スタメンメンバーの服装が私服からユニホームへ変わった。
「アーーーーーーーー!」
高校野球で聞き慣れたあの音が聞こえてきたので、スタメンメンバーはホームベースへ駆け出して整列した。
三塁側のベンチから出てきて整列した対戦相手は棒人間達。
「え~と」
予想外の対戦相手に戸惑いつつも、とりあえず一礼してからベンチへと戻っていった。
「なぁ、対戦相手が人間ですらないって」
「でも、作者のことだからマトモな相手じゃないだろうな」
公達は軽く準備運動をしてから守備に入った。
蛙達が守備練習をする中、公と人はピッチャーマウンドで話をしていた。
「ところで、変化球は投げれるか?」
「いちようスライダー、カーブ、フォークの握りかたは知っているけど、曲がるかどうかはわからないな。ただ、ストレートにしても変化球にしてもコントロールに不安がな」
「素人チームなんやし、それは仕方ないやろ」
人は公にボールを渡した。
「とりあえず、1がストレート、2がスライダー、3がカーブ、4がフォークな」
「わかった」
「コースはミットをかまえた辺りに適当投げてこい。あとはこっちでちゃんと取ってやるからさ」
「頼んだぞ」
公が頷いたのを見た人は、最後に公の胸を軽く叩いてからホームベースまで戻り、キャッチャーマスクをかぶって座り、キャッチャーミットをかまえた。
なので、公はそのキャッチャーミットめがけて3球ピッチング練習をした。
「よし!」
ピッチング練習を終えて公が気合いを入れていると、1番バッターがバッターボックスに立った。
「プレイボール!」
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