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夏フェス、カンナ隠し子事件!?
夏フェス、カンナ隠し子事件!? 完
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「いえーい! ノイサン盛り上がってるかーい?」
「うおーーーーーー!!」
会場のボルテージは更に上がっていて、俺の声もかき消されそうなくらいの声が響き渡る。
「この暑さにも負けないくらいの熱気が伝わってくるねぇ。でも水分補給はきちんとやってくれよー!」
「うおーーーーーー!!」
観客達はペットボトルを高々と掲げて俺に見せてきた。
「元気があってよろしい。あ、そーだ」
俺はこの場で迷子のお知らせを告知しようと考えた。迷子案内の放送もかかっているとは思っているが、ステージ側にいたら恐らく聞こえないであろうと判断した為である。
「“ぬいはぜゆう”ちゃんという4歳くらいの女の子をバックステージで預かっています。もし、心当たりの人がいたらバックステージの入り口付近のスタッフに一声をお願いします。あと、人とはぐれたりする奴らが多すぎるぞー、ちゃんと集合場所は決めておいてくれよなー! 分かった奴手を挙げろー!」
「おーーーーーーーーーー!!」
「約束だからな!! じゃあ、引き続き楽しんでくれー!」
俺はそういいつつ舞台から掃ける。
「はぁ……毎回このテンションはきついぞ」
「カンちゃーん」
ステージから降りた俺にゆうちゃんがトテトテと駆け寄ってくる。
「ゆうちゃん、ただいま。ちゃんといい子にしていたかな?」
「うん。ゆう、大人しく待ってたよ」
「よしよしいい子だねぇ」
俺はゆうちゃんの髪を優しく撫でると、ゆうちゃんはくすぐったいらしく、もぞもぞしながら笑う。
「すっかり、パパっぽいのが板についてきたんじゃないの?」
史はニヤニヤしながら俺を見た。
「……もう一生口をきかないでやろうか?」
「ああ! 嘘です、ゴメンなさい。許してください。だから口をきかないとか言わないでー」
史は涙目で謝罪してきた。すると、ゆうちゃんがクイクイと俺のズボンの裾を引っ張る。
「ん? どうしたのかな?」
俺が屈むと、ゆうちゃんは人差し指で俺の鼻を押した。
「ふーちゃんを余り虐めちゃ、メッなの」
その言葉に俺はきょとんとした後、噴き出す。
「ハッハッハ。史のことを“ふーちゃん”か、こりゃいい」
「ちょっ、カンちゃん笑いすぎだよ!!」
俺の笑い声に史は顔を若干紅潮させていた。
「ふーちゃんだなんて愛称で呼んでもらえる位仲良くなれてよかったなぁ、なぁ、ふーちゃん。あー、お腹痛い」
俺がまだお腹を抱えて笑っていると、史はポカポカと俺の肩を叩いてきた。
「もう、カンちゃんのばかー!!」
「あー、久々に爆笑出来た。ゆうちゃん、虐めてきているのはふーちゃんの方だから、怒るならふーちゃんの方にしようねー」
「んー? そうなの? じゃあ、ふーちゃん、めっ」
「はい、ごめんなさい」
「うん、よろしいなの!」
史がぺこっと謝ると、ゆうちゃんは満足げに鼻を鳴らした。
すると、ノイサンのスタッフが俺達の元へと駆け寄ってきた。
「カンナさん。その子の保護者と名乗る方が出入り口で待ってます」
「はーい、行きます。ゆうちゃん、迎えが来たみたいだよ。一緒に行こうか?」
俺はゆうちゃんの手を握ると、ゆうちゃんは嬉しそうに。
「うん!」
と答えた。
バックステージの出入り口へ行くと、そこにはポニーテールを水色のシュシュで括った、俺と同い年くらいの少し目つきの悪い女性が立っていた。
彼女の顔を見るなりゆうちゃんは、
「りんねーちゃん!」
と走って彼女に飛びつく。
「ゆう、見つかって良かった。探したんだぞー」
彼女はぎゅうとゆうちゃんを抱きしめた。
「ゆうの姉で縫沙魚凛音(ぬいはぜりんね)て言います。今回は本当にありがとうございました」
そう言って彼女は頭を下げる。
「いやー、無事見つかって良かった。カンちゃんにパパーってゆうちゃんが抱きついてきたときは本当に隠し子が居たかと思ったよ」
「だから、隠し子なんて居ないからな」
その話を聞いてた凛音は俺の顔をじっと見つめてきた。
「なっ……俺の顔に何か付いてますか?」
「……確かに、何処と無く父さんに似てるかもねー」
「えっ!?」
俺が驚いていると、彼女はクスクスと笑った。
「ゆうを保護してくれて、本当にありがとう。ほら、ゆうもお礼を言いなさい」
「ありがとうございましゅ」
ゆうちゃんはぺこっと可愛らしくお辞儀をした。
「じゃあ、あたし達はこれで。ゆうもバイバイしなさい」
「……」
ゆうちゃんは悲しそうな顔で俺の方を見る。今にも泣き出しそうだ。
その顔を見て、俺は少し悩んだ末、
「ゆうちゃん、また機会があったら一緒に遊ぼうか?」
「ほんとうに!?」
ゆうちゃんは俺の言葉を聞いて嬉しそうに目を輝かせた。
「あぁ、本当だよ」
「わーい、やったー!!」
ゆうちゃんはぴょんぴょんと飛び跳ねる。
「おや、カンちゃんが率先して遊びにお誘いするだなんて、コレはこれから槍でも降るんじゃないか?」
「何か言ったカナ? ふーちゃん?」
俺はニヤリと笑いながら史はまたポカポカと肩を叩いてきた。
「ということで、またね。ゆうちゃん」
「うん! またね、カンちゃん!!」
ゆうちゃんは腕が取れそうなくらい手を振りながら去っていった。
「へぇ、そんなことがあったんだねぇ」
ノイサン2日目の早朝。俺たちの控え室にチトセがやって来て、昨日の出来事を話す。
「見てみたかったなぁー、カンナ兄ぃのパパっぶり」
「うん、見せてあげたかったよ。動画撮ればよかった」
「お前らなぁ……」
俺らはそんな会話をしながらわいわいとノイサン2日目を楽しむのであった。
【夏フェス、カンナ隠し子事件!?編・完】
「うおーーーーーー!!」
会場のボルテージは更に上がっていて、俺の声もかき消されそうなくらいの声が響き渡る。
「この暑さにも負けないくらいの熱気が伝わってくるねぇ。でも水分補給はきちんとやってくれよー!」
「うおーーーーーー!!」
観客達はペットボトルを高々と掲げて俺に見せてきた。
「元気があってよろしい。あ、そーだ」
俺はこの場で迷子のお知らせを告知しようと考えた。迷子案内の放送もかかっているとは思っているが、ステージ側にいたら恐らく聞こえないであろうと判断した為である。
「“ぬいはぜゆう”ちゃんという4歳くらいの女の子をバックステージで預かっています。もし、心当たりの人がいたらバックステージの入り口付近のスタッフに一声をお願いします。あと、人とはぐれたりする奴らが多すぎるぞー、ちゃんと集合場所は決めておいてくれよなー! 分かった奴手を挙げろー!」
「おーーーーーーーーーー!!」
「約束だからな!! じゃあ、引き続き楽しんでくれー!」
俺はそういいつつ舞台から掃ける。
「はぁ……毎回このテンションはきついぞ」
「カンちゃーん」
ステージから降りた俺にゆうちゃんがトテトテと駆け寄ってくる。
「ゆうちゃん、ただいま。ちゃんといい子にしていたかな?」
「うん。ゆう、大人しく待ってたよ」
「よしよしいい子だねぇ」
俺はゆうちゃんの髪を優しく撫でると、ゆうちゃんはくすぐったいらしく、もぞもぞしながら笑う。
「すっかり、パパっぽいのが板についてきたんじゃないの?」
史はニヤニヤしながら俺を見た。
「……もう一生口をきかないでやろうか?」
「ああ! 嘘です、ゴメンなさい。許してください。だから口をきかないとか言わないでー」
史は涙目で謝罪してきた。すると、ゆうちゃんがクイクイと俺のズボンの裾を引っ張る。
「ん? どうしたのかな?」
俺が屈むと、ゆうちゃんは人差し指で俺の鼻を押した。
「ふーちゃんを余り虐めちゃ、メッなの」
その言葉に俺はきょとんとした後、噴き出す。
「ハッハッハ。史のことを“ふーちゃん”か、こりゃいい」
「ちょっ、カンちゃん笑いすぎだよ!!」
俺の笑い声に史は顔を若干紅潮させていた。
「ふーちゃんだなんて愛称で呼んでもらえる位仲良くなれてよかったなぁ、なぁ、ふーちゃん。あー、お腹痛い」
俺がまだお腹を抱えて笑っていると、史はポカポカと俺の肩を叩いてきた。
「もう、カンちゃんのばかー!!」
「あー、久々に爆笑出来た。ゆうちゃん、虐めてきているのはふーちゃんの方だから、怒るならふーちゃんの方にしようねー」
「んー? そうなの? じゃあ、ふーちゃん、めっ」
「はい、ごめんなさい」
「うん、よろしいなの!」
史がぺこっと謝ると、ゆうちゃんは満足げに鼻を鳴らした。
すると、ノイサンのスタッフが俺達の元へと駆け寄ってきた。
「カンナさん。その子の保護者と名乗る方が出入り口で待ってます」
「はーい、行きます。ゆうちゃん、迎えが来たみたいだよ。一緒に行こうか?」
俺はゆうちゃんの手を握ると、ゆうちゃんは嬉しそうに。
「うん!」
と答えた。
バックステージの出入り口へ行くと、そこにはポニーテールを水色のシュシュで括った、俺と同い年くらいの少し目つきの悪い女性が立っていた。
彼女の顔を見るなりゆうちゃんは、
「りんねーちゃん!」
と走って彼女に飛びつく。
「ゆう、見つかって良かった。探したんだぞー」
彼女はぎゅうとゆうちゃんを抱きしめた。
「ゆうの姉で縫沙魚凛音(ぬいはぜりんね)て言います。今回は本当にありがとうございました」
そう言って彼女は頭を下げる。
「いやー、無事見つかって良かった。カンちゃんにパパーってゆうちゃんが抱きついてきたときは本当に隠し子が居たかと思ったよ」
「だから、隠し子なんて居ないからな」
その話を聞いてた凛音は俺の顔をじっと見つめてきた。
「なっ……俺の顔に何か付いてますか?」
「……確かに、何処と無く父さんに似てるかもねー」
「えっ!?」
俺が驚いていると、彼女はクスクスと笑った。
「ゆうを保護してくれて、本当にありがとう。ほら、ゆうもお礼を言いなさい」
「ありがとうございましゅ」
ゆうちゃんはぺこっと可愛らしくお辞儀をした。
「じゃあ、あたし達はこれで。ゆうもバイバイしなさい」
「……」
ゆうちゃんは悲しそうな顔で俺の方を見る。今にも泣き出しそうだ。
その顔を見て、俺は少し悩んだ末、
「ゆうちゃん、また機会があったら一緒に遊ぼうか?」
「ほんとうに!?」
ゆうちゃんは俺の言葉を聞いて嬉しそうに目を輝かせた。
「あぁ、本当だよ」
「わーい、やったー!!」
ゆうちゃんはぴょんぴょんと飛び跳ねる。
「おや、カンちゃんが率先して遊びにお誘いするだなんて、コレはこれから槍でも降るんじゃないか?」
「何か言ったカナ? ふーちゃん?」
俺はニヤリと笑いながら史はまたポカポカと肩を叩いてきた。
「ということで、またね。ゆうちゃん」
「うん! またね、カンちゃん!!」
ゆうちゃんは腕が取れそうなくらい手を振りながら去っていった。
「へぇ、そんなことがあったんだねぇ」
ノイサン2日目の早朝。俺たちの控え室にチトセがやって来て、昨日の出来事を話す。
「見てみたかったなぁー、カンナ兄ぃのパパっぶり」
「うん、見せてあげたかったよ。動画撮ればよかった」
「お前らなぁ……」
俺らはそんな会話をしながらわいわいとノイサン2日目を楽しむのであった。
【夏フェス、カンナ隠し子事件!?編・完】
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