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左川ミエカ
10年前
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これはある古い小学校の旧校舎にある『呪部屋』と呼ばれる音楽室から起きた事件……
ーーー
「ほら、さっさと入れよグズ!」
放課後の旧校舎。友達の右上ノエルがクラスメイトの月原ミサリに怒鳴った。ノエルと私は呪部屋と呼ばれる旧校舎の音楽室の呪いの噂が本当なのかをミサリに確かめさせようとしている。でも、ミサリはウジウジして嫌がってる。
「嫌だ…これだけは出来ないよ右上さん……。だってこの部屋本当に出るって……」
弱虫のミサリはビビってる。それを見てると私は思わず笑ってしまった。
「アハハ!ミサリめちゃくちゃビビってんじゃん!もうやめてあげなよノエル~!」
しかし次の瞬間、ノエルはミサリを部屋の中に突き飛ばした。
「いいからさっさと入れって言ってんだろ!」
倒れ込むミサリ。その隙にノエルは思いっきり戸を閉めた。
「おいミエカ!その棒一本貸せ!もう一本は後ろの戸をつっかえろ!」
私とノエルはこの旧校舎で拾った長い棒で前と後ろの戸を開かないようにした。
この部屋の廊下側に窓は無いからミサリは逃げられない。私とノエルが笑っているとドンドンと戸を叩きながら泣き喚くミサリの声が聞こえた。そんなミサリにノエルがキレる。
「うるせぇクソが!お前は今日ここに泊まるんだよ!で、音楽室の呪いの噂が本当かどうか明日私らに教えろよ!…行くぞミエカ。」
ノエルと私は泣き叫ぶミサリを閉じ込めたまま旧校舎を出て家に帰った。
ーーー
次の日、学校に行くと警察が沢山来ていた。
旧校舎の4階にある音楽室から飛び降りて死んだ子がいたらしい。
言うまでもなくそれはミサリだった。
ーーー
「ほら、さっさと入れよグズ!」
放課後の旧校舎。友達の右上ノエルがクラスメイトの月原ミサリに怒鳴った。ノエルと私は呪部屋と呼ばれる旧校舎の音楽室の呪いの噂が本当なのかをミサリに確かめさせようとしている。でも、ミサリはウジウジして嫌がってる。
「嫌だ…これだけは出来ないよ右上さん……。だってこの部屋本当に出るって……」
弱虫のミサリはビビってる。それを見てると私は思わず笑ってしまった。
「アハハ!ミサリめちゃくちゃビビってんじゃん!もうやめてあげなよノエル~!」
しかし次の瞬間、ノエルはミサリを部屋の中に突き飛ばした。
「いいからさっさと入れって言ってんだろ!」
倒れ込むミサリ。その隙にノエルは思いっきり戸を閉めた。
「おいミエカ!その棒一本貸せ!もう一本は後ろの戸をつっかえろ!」
私とノエルはこの旧校舎で拾った長い棒で前と後ろの戸を開かないようにした。
この部屋の廊下側に窓は無いからミサリは逃げられない。私とノエルが笑っているとドンドンと戸を叩きながら泣き喚くミサリの声が聞こえた。そんなミサリにノエルがキレる。
「うるせぇクソが!お前は今日ここに泊まるんだよ!で、音楽室の呪いの噂が本当かどうか明日私らに教えろよ!…行くぞミエカ。」
ノエルと私は泣き叫ぶミサリを閉じ込めたまま旧校舎を出て家に帰った。
ーーー
次の日、学校に行くと警察が沢山来ていた。
旧校舎の4階にある音楽室から飛び降りて死んだ子がいたらしい。
言うまでもなくそれはミサリだった。
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