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つづく
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正解はしたようだが、相変わらず真っ暗にな部屋で困っていると
「すみませーん、大丈夫ですか?」
と言いながら両手に懐中電灯を持った係の人が小走りでこちらに来た。
1つ懐中電灯をこちらに渡してくれた係の人は
「停電してしまって申し訳ありません。次の部屋は電気の仕掛けでヒントや問題を出すので、このままだと次に進んでいただいてもお楽しみいただけないので、申し訳ないのですが、一度非常口から外に出ていただいてもよろしいですか?料金はお返ししますので。」
そう言われた祖母は
「お代はそのままでいいですよ。ここまででも十分に楽しめましたし、まだつづきがあるなら、次への楽しみも残りましたから。」
その言葉を聞いて、彩衣はおばあちゃんらしいなと思った。
「いやいや、そういう訳には。せめて次回使える割引券だけでもお渡しさせてください。」
係の人もとても良い人だなと彩衣は思った。
非常口から祖母と出てきた彩衣は係の人が丁寧なお詫びの言葉とともに渡してくれた割引券を受け取っていた。
「彩衣ちゃん、お腹すいてない?夕御飯はどこかお店で食べて帰りましょうか。」
祖母はそう聞いてくれた。
「すみませーん、大丈夫ですか?」
と言いながら両手に懐中電灯を持った係の人が小走りでこちらに来た。
1つ懐中電灯をこちらに渡してくれた係の人は
「停電してしまって申し訳ありません。次の部屋は電気の仕掛けでヒントや問題を出すので、このままだと次に進んでいただいてもお楽しみいただけないので、申し訳ないのですが、一度非常口から外に出ていただいてもよろしいですか?料金はお返ししますので。」
そう言われた祖母は
「お代はそのままでいいですよ。ここまででも十分に楽しめましたし、まだつづきがあるなら、次への楽しみも残りましたから。」
その言葉を聞いて、彩衣はおばあちゃんらしいなと思った。
「いやいや、そういう訳には。せめて次回使える割引券だけでもお渡しさせてください。」
係の人もとても良い人だなと彩衣は思った。
非常口から祖母と出てきた彩衣は係の人が丁寧なお詫びの言葉とともに渡してくれた割引券を受け取っていた。
「彩衣ちゃん、お腹すいてない?夕御飯はどこかお店で食べて帰りましょうか。」
祖母はそう聞いてくれた。
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