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姉妹
みのりといのり
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みのりは自分の部屋で大きな白いくまのぬいぐるみを抱きしめていた。ホワホワと名付けられたそのぬいぐるみはみのりにとって特別だ。抱きしめていると嫌なことを忘れられる。
下の階では母が夕飯の準備をしているようで、物音がする。
「ホワホワ、下に行って手伝った方がいいのかな?」
「うーん。。。」
ホワホワもどちらがいいのか決めかねているようだ。
ガチャ。家のドアが開く音がした。
いのりだ。妹のいのりが帰ってきたのだ。
「いのりちゃん、もうすぐ夕飯できるわよ。」
母が声をかけている。
いつものようにいのりはその声を無視して隣の自室に入っていった。
「ホワホワ、私、下に行ってくるね。」
ホワホワを優しくベッドに座らせてみのりは部屋を出た。
「あっ、みのりちゃん、夕飯あるからよそって食べてね。それじゃぁ行ってきます。」
母は早口で話し、エプロンを外すとハンドバッグを持ってすぐに玄関へ向かった。
「うん、いってらっしゃい。」
母は、父のレストランへ忙しくなるディナーの時間だけ手伝いに出ているのだ。
みのりはいのりの分もよそって、夕飯をテーブルにならべた。コップのお茶も二人分用意した。
あと5分もすればいのりも下に来て夕飯を食べるだろう。
みのりにはそのことが漠然と分かっていた。
下の階では母が夕飯の準備をしているようで、物音がする。
「ホワホワ、下に行って手伝った方がいいのかな?」
「うーん。。。」
ホワホワもどちらがいいのか決めかねているようだ。
ガチャ。家のドアが開く音がした。
いのりだ。妹のいのりが帰ってきたのだ。
「いのりちゃん、もうすぐ夕飯できるわよ。」
母が声をかけている。
いつものようにいのりはその声を無視して隣の自室に入っていった。
「ホワホワ、私、下に行ってくるね。」
ホワホワを優しくベッドに座らせてみのりは部屋を出た。
「あっ、みのりちゃん、夕飯あるからよそって食べてね。それじゃぁ行ってきます。」
母は早口で話し、エプロンを外すとハンドバッグを持ってすぐに玄関へ向かった。
「うん、いってらっしゃい。」
母は、父のレストランへ忙しくなるディナーの時間だけ手伝いに出ているのだ。
みのりはいのりの分もよそって、夕飯をテーブルにならべた。コップのお茶も二人分用意した。
あと5分もすればいのりも下に来て夕飯を食べるだろう。
みのりにはそのことが漠然と分かっていた。
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