王太子の子を孕まされてました

杏仁豆腐

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30 また夜の営み生活が始まりました。

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第一子を産み落とした私。
姫の名前を『リリアン』と名付けた。
床に臥せている国王にもお見せすると寝ていた上肢を起こして優しい笑顔で抱いてくれた。
寄ろ仕込んでくれて嬉しい反面、女の子を出産したことによって世継ぎをまた作らないといけなくなってしまった。

「また元気な男を孕んでくれ」
「それは……私には無理かもしれませんよ」
「そんなことはない。二人で頑張ろうぞ」

王太子は私にそう言いながら夜な夜な迫ってくるのだ。
飽きもせず、私のことを構っていていいのかと思う。
傍では子供が寝ているのに……。

私と王太子の夜の営みは直ぐに始まった。
やっと子供が生まれた安心感が全くなく始まる活動。
私は嫌気がしていた。

「今日も楽し過ごそうぞ」
「私は疲れているのです。側妃でも何でも、他の人に産んで貰ったらどうでしょうか」
「そんなこと言うな。私は其方だけだ。側妃を迎えるつもりはない」

そんなこと言って……侍女に手を出していたくせに……。
私は心の中でそう思いながら王太子に抱かれていたのだった。

「もうすぐ……もうすぐだっ」
「あ…んっ……っンア……んっ……」
「はぁ……はぁ……」
「いっ……あっ!」
「行くぞっ……っあっ!」

営みを初めて数分と立たず私の中に遺伝子をぶちまける王太子。
本当に早く出てしまうんだから。
どうせならもっとじっくりと……って私何を思ってるのよ。

日中はリリアンの世話をして、母乳を飲ませ、夜は王太子に同じように母乳を吸われながら……。
私の休まるときは何時なのだろうと思いながら過ごしていた。

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