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27 侍女たちが反乱しました。

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私の出産が違づいてい来た時、いきなり城の侍女たちが反乱を起こした。
内容は私に王妃などが務まらない、直ぐに離縁してほしい、私たちをこき使うマリアを断罪してほしい、という事だった。
寝耳に水とはこのことだ。
私は侍女たちをそんな卑下に扱った覚えはない。

「いったいどういう事?」
「私にもさっぱり…ラスティは何処?」
「分かりません。いきなりボイコットすると侍女たちが言い出しました」

私は直ぐに王太子の執務室へ向かった。
侍女たちが反旗を翻している事、私に対しての侮辱行為を知らせるために。

執務室へ入ると既に大臣クラスの貴族達が王太子を囲んで話をしているのが見えた。
私は城で起こっていることを王太子に伝えた。

「今そのことで協議をしている所だ。其方は何もしていないのだろう。多分これはまたミレンダ辺りの嫌がらせだと思う。其方は安全なところへいてくれ。ルエ頼んだぞ」
「ははっ! さ、御妃様、此方へ」
「アルバン様。お願いします。このままではお腹の子に響きます」
「ああ、分かっておる。直ぐに鎮圧する」

私は王太子に抱き着いて頬にキスをした。
これくらいサービス。
そう思いながら執務室を後にした。

時間が過ぎても侍女のラスティは私のところ部屋には現れなかった。
暫く私とルエだけになって私はソファに座りながら時を待っていた。
ルエは一度席を外します、と言い部屋を出て行ってしまい私一人になった。
するとタイミングよくラスティが部屋に入って来た。

「ラスティ、これはどういう事なの?」
「侍女たちが行き成りボイコットするから、貴方も手伝いなさい、って言われちゃって。全然放してくれないから此処に来れなかったの」
「私の所為だとか聞いたけど」
「それは、ミレンダ様がそう仕向けているだけだと思う。侍女たちはほとんどミレンダ様の支持者たちだからね」
「そういうこと…。貴女は私の所へ来ても平気なの?」
「平気ってわけじゃないけど、私はマリアの事は昔から知っているしね。それに元侍女だった時の友達だもん。私はマリアを支持するわ。でも私一人の力ではどうしようもなくって」

なるほど、はやりミレンダの息がかかった者たちの仕業だったのね。
冷静に考えればそうだと思ったけれど、私に子供が出来、婚約して結婚した以上何もしてこないと思ったけれど、案外惨めったらしいことをする人なんだ、そう思った。

「鎮圧にそう時間は掛からないと思うわ。今王太子が対応しているから」
「それならいいのだけれど……」

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