王太子の子を孕まされてました

杏仁豆腐

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1 襲われました。

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「私の子を孕んでくれっ!」
「嫌ですわっ! なぜわたくしが貴方の子を産まなければならないのです!?」

突然やって来た男、それはこの国の王太子だった。
私はこのお城の侍女として奉公している身。
王太子とは身分が違い過ぎる。

「私は其方と結ばれたい。お願いだ、私の子をっ!!」
「いや、いやぁ~っ!!」

お城の地下に呼び出され暗い部屋の中で私は無理やり王太子に服を剥ぎ取られ産まれたままの姿になってしまった。
王太子は自分の服も脱ぎ捨て、私は純潔を奪われてしまった。

王太子の名はアルバン、20歳を迎え既に婚約者がいる身。
婚約者はミレンダ令嬢。
この国の参謀を務める伯爵家の令嬢だった。

「な、なんで……私の……」
「其方は美しい。私は其方と結ばれたいと思っている。だが、身分の違いで許してはくれない。だったら一層私の子を孕んで貰えればと思ったのだ」
「いや、いや、いやぁ~!!」
「暴れるな……もうすぐ、もうすぐ終わる」

裸同士の男女が暗いベッドの上で動き回る。
アルバン王太子は私の頬や胸それに胸の突起物を口に含みながら腰を動かす。
その反動でどんどん膨らんでいるのが分かる。
私は王太子のなすが儘の状態になり彼の背中に爪痕を残した。
せめて、せめてもの抵抗。

「……っ!!」
「ああ~!!」

二人は絶頂を迎えた。
私の中に王太子の遺伝子がぶちまけられてしまったのだった。

「これで、子が出来れば、其方は私の第一王妃として迎えることが出来る」
「………私は、そんなことを望んでは無いのに……」

はっはっは、とアルバン王子が甲高い声で笑っている。
私は目に涙が溜まりそのまま溢れ頬を伝った。

私は侍女としての地位から王太子の妻という地位にのし上がってしまったのだった。
自分が望んでいない子供まで孕ませて……。
そしてそれがお城全体に伝わってから、元々婚約していた令嬢ミレンダ様の執拗な嫌がらせが始まったのだった。
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