10 / 51
模擬たこパwith元彼 4月29日
しおりを挟む
珍しく金田からの返信は早かった。
金田:3日なら1日空いてるけど、外でもいいよ
「そうたっ!返事来たっ!外かぁ…うーん」
「外、嫌なの?」
そうたが首を傾げる。
「いつも外で、食事してホテル行ってだけで、私は当日いく場所もわからずに着いてくだけなんだよね…。しかもGWだからきっと人多いし。できれば今回は私のフィールドで勝負したいの!」
杏梨はこのデートに燃えていた。
「勝負って…」
「だっていつもなんか私だけどきどきさせられて、悲しくなって、苦しいんだもん」
「たまには私だって、金田さんをどきどきさせて振り回したい」
あの飄々とした顔を崩すの!杏梨はさらに燃えていた。
「んーそっかーじゃあ、自分のフィールドに持ち込むために、策を考えないとな。家に呼びたいの?」
「うんっ、外だとあの仮面は絶対剥がれないわ」
どんな風に笑わせてやろうかと思えてきた。
「ファンタスティック杏梨エンターテイメントよーーー」
杏梨はテンションが少しおかしくなった。
「杏梨ってやっぱりおばかちゃんなの?可愛いけどw 」
そうたはつられてテンションが上がってきた。
「よしっわかった!作戦会議だ。この空間でどんなエンターテイメントを演出するかだな」
そうたは部屋を見渡した。部屋自体はそこまで広くない。
テレビにテーブル、ソファー。別室にはシングルベットがあるくらいで特筆したものはない。
マンションの3階だ。
家、家でできる楽しいこと、パーティー、うーん
そうたは閃いた。
「杏梨、たこパしよう!」
杏梨の目が点になった。
「えったこパ?たこ焼き器ないよ」
杏梨はたこパをしたことがなかった。
「俺んちにある。結婚式の二次会のビンゴで当たった新品のやつっ!」
「熱々で、美味しくて、色んな味を楽しめて、一緒に作る内に自然に距離が近くなる!これしかないっ!」
「えっ…ホントに?ホントにそうなる?」
やったことがないので杏梨には想像つかなかった。
「やったことないのにできるかな?」
金田の前で失敗したくない。
「俺が教えるよ!ネットもみてオリジナルの種とかも調べたら楽しいよ!」
「あっ青のりとか歯についてたら恥ずかしいし…」
たこ焼きとか金田の前で食べられるだろうか
「そんなの気にしないのがたこパ!絶対距離縮まるからやろう!
そうと決めたら今日は金田戦に向けた模擬たこパだ~!
はい、金田さんにもたこパしたいからお家きてって伝えておきな。きっと喜ぶから」
本当かな…?
杏梨は半信半疑てメッセージを送った。
杏梨: お外もいいんですけど、金田さんと一緒にたこパしたいんです。是非お家にいらしてください。
なぜか即行で返事がきた
金田:わかった。任せておけ。
ほらねーっと喜ぶそうたに杏梨も胸がワクワクしてきた。
ただし、その後の模擬たこパの特訓はちょっと厳しかった。
金田:3日なら1日空いてるけど、外でもいいよ
「そうたっ!返事来たっ!外かぁ…うーん」
「外、嫌なの?」
そうたが首を傾げる。
「いつも外で、食事してホテル行ってだけで、私は当日いく場所もわからずに着いてくだけなんだよね…。しかもGWだからきっと人多いし。できれば今回は私のフィールドで勝負したいの!」
杏梨はこのデートに燃えていた。
「勝負って…」
「だっていつもなんか私だけどきどきさせられて、悲しくなって、苦しいんだもん」
「たまには私だって、金田さんをどきどきさせて振り回したい」
あの飄々とした顔を崩すの!杏梨はさらに燃えていた。
「んーそっかーじゃあ、自分のフィールドに持ち込むために、策を考えないとな。家に呼びたいの?」
「うんっ、外だとあの仮面は絶対剥がれないわ」
どんな風に笑わせてやろうかと思えてきた。
「ファンタスティック杏梨エンターテイメントよーーー」
杏梨はテンションが少しおかしくなった。
「杏梨ってやっぱりおばかちゃんなの?可愛いけどw 」
そうたはつられてテンションが上がってきた。
「よしっわかった!作戦会議だ。この空間でどんなエンターテイメントを演出するかだな」
そうたは部屋を見渡した。部屋自体はそこまで広くない。
テレビにテーブル、ソファー。別室にはシングルベットがあるくらいで特筆したものはない。
マンションの3階だ。
家、家でできる楽しいこと、パーティー、うーん
そうたは閃いた。
「杏梨、たこパしよう!」
杏梨の目が点になった。
「えったこパ?たこ焼き器ないよ」
杏梨はたこパをしたことがなかった。
「俺んちにある。結婚式の二次会のビンゴで当たった新品のやつっ!」
「熱々で、美味しくて、色んな味を楽しめて、一緒に作る内に自然に距離が近くなる!これしかないっ!」
「えっ…ホントに?ホントにそうなる?」
やったことがないので杏梨には想像つかなかった。
「やったことないのにできるかな?」
金田の前で失敗したくない。
「俺が教えるよ!ネットもみてオリジナルの種とかも調べたら楽しいよ!」
「あっ青のりとか歯についてたら恥ずかしいし…」
たこ焼きとか金田の前で食べられるだろうか
「そんなの気にしないのがたこパ!絶対距離縮まるからやろう!
そうと決めたら今日は金田戦に向けた模擬たこパだ~!
はい、金田さんにもたこパしたいからお家きてって伝えておきな。きっと喜ぶから」
本当かな…?
杏梨は半信半疑てメッセージを送った。
杏梨: お外もいいんですけど、金田さんと一緒にたこパしたいんです。是非お家にいらしてください。
なぜか即行で返事がきた
金田:わかった。任せておけ。
ほらねーっと喜ぶそうたに杏梨も胸がワクワクしてきた。
ただし、その後の模擬たこパの特訓はちょっと厳しかった。
0
お気に入りに追加
17
あなたにおすすめの小説
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
お知らせ有り※※束縛上司!~溺愛体質の上司の深すぎる愛情~
ひなの琴莉
恋愛
イケメンで完璧な上司は自分にだけなぜかとても過保護でしつこい。そんな店長に秘密を握られた。秘密をすることに交換条件として色々求められてしまう。 溺愛体質のヒーロー☓地味子。ドタバタラブコメディ。
2021/3/10
しおりを挟んでくださっている皆様へ。
こちらの作品はすごく昔に書いたのをリメイクして連載していたものです。
しかし、古い作品なので……時代背景と言うか……いろいろ突っ込みどころ満載で、修正しながら書いていたのですが、やはり難しかったです(汗)
楽しい作品に仕上げるのが厳しいと判断し、連載を中止させていただくことにしました。
申しわけありません。
新作を書いて更新していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
お詫びに過去に書いた原文のママ載せておきます。
修正していないのと、若かりし頃の作品のため、
甘めに見てくださいm(__)m
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる