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杏梨ちゃんは癒されたい
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「寂しければ他に男作ってもいいよ」
仕事で忙しいと、一足先に帰ろうとする彼氏に「寂しいな…」と小声で呟いたら…こんな事を言われた。
岡野杏梨25歳は、開いた口が塞がらなかった。
そんな杏梨を放置して、彼氏もどきの金田は会計を済ませ、足早に去って行った。
じわりと涙が滲む。
悔しい悔しい悔しいー。
でも、それでも金田の行動に一喜一憂して、どきどきしてしまう杏梨は、どうしても金田から離れられない。
2週間会えなくて、やっと連絡きて、急だったけど精一杯おめかしして、下着も新しく用意しておいた気合いの入ったものを下ろしたのに…。久しぶりに抱いてもらえると思ってセクシーなのを買ってあったのに…。
滞在時間約40分、食事に集中している様子だったので、こちらのことなんてろくに見ていたかもわからない。
頑張っているのに全然報われない。悲しみが胸の中にじわじわ広がっていく。
付き合うってこんなに難しかったっけ?
「じゃあ…彼女ね。」金田の言葉が思い出される。一応自分は彼女のはずなのに、なぜこんなに冷遇されなくてはならないのか。
「男作っていいって…、なんなの?!」
私のことなんてどうでもいいってこと?それとも自分も他の子と遊んでるの?結婚してるの?
なんなのなんなのなんなのー?
杏梨はスマホを出して、だだだっとメッセージを打ち、金田に送った。
杏梨: 金田さんがいいなら男作ります!
既読がついたのはその2時間後の事だったが、金田から返信はなかった。
返事をずっと待っていた杏梨は、暗く沈んでいく心を救い上げられずに、投げやりな気持ちでメッセージを打った。
金田のことはもうほっておく。
「明日家にいってもいい?」
いつも私を敬って、ちやほやしてくれた元彼のそうたからはすぐに返事がきて、そうたは快諾してくれた。
いいもん、私だって好きにするもん!どれだけ自分がもったいないことしたか、思いしらせてやる!
杏梨は翌日のために、気合いをいれて準備を始めた。
しかし、いざ、そうたの家に行ってみると、そうたは私を愛撫はしたが抱かなかった。
どうやら、彼女がいるらしい。
でも、そうたは私の欲しい言葉をくれて、やってほしいことをしてくれて、癒してくれた。セックス以上に久しぶりに心が満たされる感覚になった。
「杏梨はすごい頑張ってるよ。付き合ってるときは俺も見栄張ってて言えなかったけど、ずっと尊敬してた。
こんなに可愛くてがんばり屋な子と一緒にいないなんて、彼氏はもったいないことするな。
俺で良ければ、杏梨の足りない分は俺が癒してあげる。いや、癒させて?…。」
頭をなでなでしてくれて、
料理を美味しい美味しい!って言って食べてくれて、
可愛いって言ってくれて、
頑張っていることを全部認めて褒めてくれて、
失敗したことでも認めてくれて、
心も身体も沢山気持ちよくしてくれた。
金田がくれないものをくれるそうた。
どきどきはしないけど、すごく癒される。
毎日、仕事にメイクに勉強に美容院、ネイルサロンにジムにヨガ、料理教室に資産運用…etc
美人で何でもできていいね~
とか言われたりするけれど、努力なしで美人をキープはできない。
癒しなしには頑張り続けられない。
そうたはそうたを必要とする私が必要で
私は私を癒してくれるそうたが必要。
だから私はそうたに思いっきり甘えるし、そうたは私を思いっきり甘やかす。
とてもとても気持ち良い甘々な時間を過ごす。
彼氏?公認で私は元彼に身も心も癒されます。
仕事で忙しいと、一足先に帰ろうとする彼氏に「寂しいな…」と小声で呟いたら…こんな事を言われた。
岡野杏梨25歳は、開いた口が塞がらなかった。
そんな杏梨を放置して、彼氏もどきの金田は会計を済ませ、足早に去って行った。
じわりと涙が滲む。
悔しい悔しい悔しいー。
でも、それでも金田の行動に一喜一憂して、どきどきしてしまう杏梨は、どうしても金田から離れられない。
2週間会えなくて、やっと連絡きて、急だったけど精一杯おめかしして、下着も新しく用意しておいた気合いの入ったものを下ろしたのに…。久しぶりに抱いてもらえると思ってセクシーなのを買ってあったのに…。
滞在時間約40分、食事に集中している様子だったので、こちらのことなんてろくに見ていたかもわからない。
頑張っているのに全然報われない。悲しみが胸の中にじわじわ広がっていく。
付き合うってこんなに難しかったっけ?
「じゃあ…彼女ね。」金田の言葉が思い出される。一応自分は彼女のはずなのに、なぜこんなに冷遇されなくてはならないのか。
「男作っていいって…、なんなの?!」
私のことなんてどうでもいいってこと?それとも自分も他の子と遊んでるの?結婚してるの?
なんなのなんなのなんなのー?
杏梨はスマホを出して、だだだっとメッセージを打ち、金田に送った。
杏梨: 金田さんがいいなら男作ります!
既読がついたのはその2時間後の事だったが、金田から返信はなかった。
返事をずっと待っていた杏梨は、暗く沈んでいく心を救い上げられずに、投げやりな気持ちでメッセージを打った。
金田のことはもうほっておく。
「明日家にいってもいい?」
いつも私を敬って、ちやほやしてくれた元彼のそうたからはすぐに返事がきて、そうたは快諾してくれた。
いいもん、私だって好きにするもん!どれだけ自分がもったいないことしたか、思いしらせてやる!
杏梨は翌日のために、気合いをいれて準備を始めた。
しかし、いざ、そうたの家に行ってみると、そうたは私を愛撫はしたが抱かなかった。
どうやら、彼女がいるらしい。
でも、そうたは私の欲しい言葉をくれて、やってほしいことをしてくれて、癒してくれた。セックス以上に久しぶりに心が満たされる感覚になった。
「杏梨はすごい頑張ってるよ。付き合ってるときは俺も見栄張ってて言えなかったけど、ずっと尊敬してた。
こんなに可愛くてがんばり屋な子と一緒にいないなんて、彼氏はもったいないことするな。
俺で良ければ、杏梨の足りない分は俺が癒してあげる。いや、癒させて?…。」
頭をなでなでしてくれて、
料理を美味しい美味しい!って言って食べてくれて、
可愛いって言ってくれて、
頑張っていることを全部認めて褒めてくれて、
失敗したことでも認めてくれて、
心も身体も沢山気持ちよくしてくれた。
金田がくれないものをくれるそうた。
どきどきはしないけど、すごく癒される。
毎日、仕事にメイクに勉強に美容院、ネイルサロンにジムにヨガ、料理教室に資産運用…etc
美人で何でもできていいね~
とか言われたりするけれど、努力なしで美人をキープはできない。
癒しなしには頑張り続けられない。
そうたはそうたを必要とする私が必要で
私は私を癒してくれるそうたが必要。
だから私はそうたに思いっきり甘えるし、そうたは私を思いっきり甘やかす。
とてもとても気持ち良い甘々な時間を過ごす。
彼氏?公認で私は元彼に身も心も癒されます。
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