365日のこまり。

tonari0407

文字の大きさ
上 下
91 / 103

84日目 出来ること

しおりを挟む
 やることはさっさと終らせて次へ進む。こまりも手紙の彼も。
 何度か内容を確認した後、こまりはメッセージを送信した。


 今週は美容院に行きたかったが行けていない。アプリを起動して空き状況を確認する。本日午後なら空いているが、明日の空きはない。
 今のこまりの髪型は肩につかないくらいのボブ。最近暑いので思い切りショートカットにするか、結べる程度の長さを残して切るか迷っていた。今は比較的明るめの栗色の髪。バイトするのであれば髪色も考慮しなくてはいけない。
 決めきれないのでこまりは美容院は来週行くことにした。バイトも探さないといけない。

 うだるように暑さに仕方なくエアコンをつける。夜寝るときはつけるが、今まで節電も兼ねて昼間は使用しないようにしてきた。
 今週、熱中症だったのかわからないが激しい頭痛ののち嘔吐したので、過信せずちゃんとつけるように夫にきつく言われている。
 今年の夏は暑い。確かにエアコンをつけないと危険だろう。しかし、電気代も気になるので、こまりはバイトに出ることで節電と収入確保がしたかった。

 今までしたことがあるバイトは
 パン屋、コンビニ、ティッシュ配り等の単発イベント系、パーティの給仕、居酒屋、ケーキ屋、ホテルのラウンジのホール、特別展示のスタッフ、製造業、営業事務。
 まだ他にもやったことある気がするが思い出せない。

 未経験はアパレル系、コールセンター、勉強教える系、雑貨屋、体力系(引越屋、軽作業)等、配達系か。

 勿論、バイトなんて無数にあるから未経験のものはいくらでもあるだろう。

 こまりができないものは以下の通りだ。

 勉強教える系――テストの効率的な点の取り方しか知らないから。

 アパレル系――オシャンティピーポーじゃないし、洋服にこだわりがないから。

 配達系――地図読めなくて迷うから。

 心身共にきついやつ――すぐへたれるのと真面目に倒れるから。

 こういうときに社会負適合者だと悲しい。
 出来ることが圧倒的に少ない。

 とりあえず、単発か短期のものがいい。少し社会に顔出して見て自信を取り戻す。

 この幸せな日々にメリハリを。

 バイトに行って、エアコンは節電を。

 Let's enjoy summer!!


【今日出来たこと】
 ・メッセージ送信
 ・昼間にエアコンをつける
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

だんだんおかしくなった姉の話

暗黒神ゼブラ
ホラー
弟が死んだことでおかしくなった姉の話

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

奇妙な日常

廣瀬純一
大衆娯楽
新婚夫婦の体が入れ替わる話

鬼母(おにばば)日記

歌あそべ
現代文学
ひろしの母は、ひろしのために母親らしいことは何もしなかった。 そんな駄目な母親は、やがてひろしとひろしの妻となった私を悩ます鬼母(おにばば)に(?) 鬼母(おにばば)と暮らした日々を綴った日記。

とある元令嬢の選択

こうじ
ファンタジー
アメリアは1年前まで公爵令嬢であり王太子の婚約者だった。しかし、ある日を境に一変した。今の彼女は小さな村で暮らすただの平民だ。そして、それは彼女が自ら下した選択であり結果だった。彼女は言う『今が1番幸せ』だ、と。何故貴族としての幸せよりも平民としての暮らしを決断したのか。そこには彼女しかわからない悩みがあった……。

処理中です...