365日のこまり。

tonari0407

文字の大きさ
上 下
69 / 103

63日目午後 もふりたい(もふ・もふ1話製作)

しおりを挟む
 下手に動物動画を見てしてしまったが故にこまりは苦しんでいた。襲いくる『もふもふ』欲求に。

 猫カフェに行く気はない。近くに良い場所がないし、猫達は欲求が満たせるほど『もふれる』とも限らない。無理やり触るのはもっての他。

 定期的に襲いくるこの欲求とこまりはいつも闘っている。動物園に行ったり、猫カフェに行ったり。ただ、その欲求が完全に満たされたことはない。できることならば、毛皮に顔を埋めて、その温かさを感じながら、思い切りもふりたいのだ。

 このままではいけない。自分をコントロールしなくては!

 こまりはスマホに文章を書き始めた。

『もふ・もふ』
 これはもふりたい人が欲求を満たすためのもふもふ妄想。

 果たして文章を書くことで、こまりの『もふもふ欲求』は満たされるのだろうか?

 それはまだこまりにも分からない。


【午後できたこと】
 ・欲求コントロールのために一歩踏み出す
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

だんだんおかしくなった姉の話

暗黒神ゼブラ
ホラー
弟が死んだことでおかしくなった姉の話

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

奇妙な日常

廣瀬純一
大衆娯楽
新婚夫婦の体が入れ替わる話

鬼母(おにばば)日記

歌あそべ
現代文学
ひろしの母は、ひろしのために母親らしいことは何もしなかった。 そんな駄目な母親は、やがてひろしとひろしの妻となった私を悩ます鬼母(おにばば)に(?) 鬼母(おにばば)と暮らした日々を綴った日記。

意味が分かると怖い話(解説付き)

彦彦炎
ホラー
よくよく考えると ん? となるようなお話を書いてゆくつもりです 最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください 実話も混ざっております

処理中です...