365日のこまり。

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56日目 妄想~もしも生まれ変わったら~

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 なろう系の小説やアニメが流行っている。異世界転生とか生まれ変わりとか。

 もしも、今ある知識と経験を持ったまま生まれ変われたのであれば、どんな人間になりたいだろう?

 性別→もちろん男
 理由は人を守れる位強くなりたいから。身の安全を気にせず海外旅行に行きたいから。女の人でも悪くはないけど。

 容姿→5体満足であれば嬉しい。
 イケメンなら少し嬉しいけど、弊害もあるから別に普通でいい。

 性格→生きてて楽しいと思える位にはポジティブなら嬉しい。

 スペック→当たり前と言われることを当たり前にできる環境であれば大変助かる。

 まぁ、こんなところだろう。少し欲張り過ぎた位かもしれない。

 もしも、生まれ変わったら、心から好きと思える人を見つけて、その恋を全うしたい。
 両想いになれるのなんて、ちょっとした奇跡に近いんだから、成就しろなんていわない。ただ、『自分の幸せよりも相手の幸せの方が大事』と思えて、それを行動に移せればいい。

 あと、目標となる夢を見つけて、その夢に向かって頑張り続けたい。叶っても叶わなくてもいいから、『やれることはやったから後悔はない』と胸を張っていえるような時間を過ごせればいい。

 この2つが出来れば、別に短命でもいい。ただ、命のなくし方が、人に迷惑をかけないものであれば。事故とか加害者がいると申し訳ない。


 今まで、こまりの夢はかなりの頻度で移り変わってきた。
 漫画家→動物園の飼育員→水族館の飼育員→刑事→小説家→理科の先生→etc

 小学生の頃、絵は描いていたけれど漫画を書き上げた事はなかった。憧れを抱くばかりで、そこに手を精一杯伸ばす努力はしなかったのが、悔やまれる。

 少女漫画が好きで、恋に恋してた感じなので、物心ついてから好きな人が切れたことはほぼない。好きな人の存在はこまりにとって人生のモチベーションだ。

 2年→5年→数ヵ月→etc
 年を重ねるにつれて、片思い期間はどんどん短くなった。

 ずっと思い続けられたら、何か変わっていただろうか?

 理想は理想にしかならないが、ついこんな一途な恋が出来てたらいいなと思う物語を書いてしまう。
 こまりの書く物語の結末が切なく終わることが多いのは、思いが強ければ強いほど、それに伴う葛藤や苦しみも多いと思うから。思い続けたからって、それが叶うとは限らないのを知っているから。


 それなら尚更、物語の中ではハッピーエンドにしろよ。僻み屋のひねくれ者。

 と自分に突っ込みながら、こまりは『漢』って感じの人になりたいと妄想をふくらませるのだった。


【今日出来たこと】
 ・妄想
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