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第一八章
レベル278 『モンスターカード!』で、ゲットしてみたらゾ〇ドになりました。
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ザパァと言う大きな音を立てながら、黒い巨大なモノが海の中から浮かび上がってくる。
その黒い巨大なモノの中央にある突起物からレリンが姿を見せる。
「狭いし暗いしうるさいし、外も見えないから、良い事ないよコレ」
「そうか? ハーは結構、気にいったゼ」
「オメエはネコ科ダカラ、狭いとこがスキなダケジャネ」
さらにハーモアとサウもそこから出て来た。
そこにある物は、水中航行可能な船、いわゆる『潜水艦』と呼ばれるモノであった。
外洋に出てから暫くはウィルマの縄張りだったので、襲ってくるモンスターなどはいなかった。
しかし、縄張りから出たとたん、次から次へとモンスターが襲って来だした。
船の底をライオットシールドのような透明で頑丈な素材を使って遊覧室みたいなのを設けていたのだが。
そこから見える海の中の景色は、幻想的でとても見応えのある世界であった。
それがウィルマの縄張りを出たとたん、迫力満点のホラールームに早変わり。
人なんて簡単に丸呑み出来そうな大きさのギザギザ刃の巨大魚。
ウィルマの本体ほどではないが、このクルーザーを丸呑みに出来そうなほどの海竜。
触手いっぱいのクトゥな神話に出てきそうな軟体生物。異世界の海、怖すぎだろ。
小さい奴は無視してればいいのだが、さすがにクルーザーを丸呑みできそうな奴はまずい。
とはいえ、こっちが侵入者な訳だから殺めるのも気が引ける。
なので、ちょっとボコボコにしてゲットしてみた。
するとだ、
・戦艦1隻
・巡洋艦2隻
・駆逐艦4隻
・潜水艦8隻
という結果になった。
海のモンスター、全部、船になるのか。
潜水艦が多いのはあれかな? 魚は基本海中を泳いでいるからかな?
「これだけあれば、空母打撃群が編成できそうだな……」
そして、こういったモノを手に入れた時の懸念であった、弾薬・燃料についてだが。
カードの裏面が攻撃力、防御力と言うゲージがなく、一番上に燃料のゲージ、その後に各種弾薬のゲージが表示されていた。
使えば減る、しかし、カードに戻して暫くすると回復する仕様。仕様じゃ仕方ないよね!
「この戦力があれば、海の上でなら国家相手でも太刀打ち出来そうだなぁ」
「あら、海の王を名乗りますか?」
「リアル海賊王かよ? まあそれには……これを扱える船員が必要な理由だが」
問題は、操作方法が分からない。といった点だ。
ローゼマリアのシンセサイザーのように、使い方が分かる『奏者』というスキルがあればいいのだが、現状、全てのカードのスキル欄は空白である。
タップしても選択肢すらでない。
レリンちゃんが何日もかけて調べているが、利用方法が分からない計器がごまんとある。
へんな所を押してミサイルが飛んでいってもヤバいしなあ。
先ほどは最も難関であろう潜水艦を試乗していた。
万が一にそなえ、いつでもカードに戻せるようオレは海上で待機していた訳だ。
「まあラピスなら、これらの使い方を知っているかもしれないがな」
というかアイツ、今、何しているんだ?
なにやら凄い勢いでレベルが上がっている。
同行しているフフはそんなに変わっていないのに、いったい、どういう事なんだ?
嫌な予感がするなあ。
その時、ふと世界が暗くなる。
なんだろなって見上げると、巨大な翼竜が空を飛んでいた。
ゆっくりと羽ばたきながら、そのまま素通りしていく。
「なんか変わった飛竜だな。まあ、これだけ離れてりゃ生態系がちが……ん、アレ、どっかで見た事あるような…………あっ!」
そうだ思い出した、本で見たことある、そう、前世の。
恐竜大百科、数千年前に滅んだという、恐竜の一種、プテラノドン!
それにとてもよく似ている。
「ウィルマ、アイツが飛んできた方角は分かるか!?」
飛竜が居るって事は、陸地が近いって事だ、そしてそこには……未知なる生物だって存在するかもしれない。
この世界に氷河期が訪れた、という文献はない。
そもそも氷河期が来ていたなら、ドラゴンだって絶滅していただろう。
という事は、新大陸には恐竜が存在していてもおかしくない。
と、オレの予想は当たっていたようで、
「原始的な竜種、とでも言えましょうか……ドラゴンというには知能が低すぎますが」
そしてそれはそこにあった、プテラノドンが飛んできた方角に半日もせずに見えて来たもの。
視界の端から端までずっと続く大地。
それは島、とはもう言えない、大陸と言って良いほどの見渡す限りの地平線。
クルーザーをウィルマの力で空に浮かべ、船底の透明な遊覧室より地面を見渡す。
そこには、前世の恐竜大百科に乗っていたような巨大な爬虫類があちこちに実在していた。
こんな所で生きた恐竜を見られるとは思いもよらなかった。
異世界、パネエな。
ただ、ちょっとばかし、行動がおかしいが。
異世界といえばファンタジー、ファンタジーと言えば魔法。
アイツら、魔法使ってね?
所々で争っている個体もいるのだが、それがどうも、口からレーザー吐いたり、体の周辺から石礫が飛んだりしている。
「異世界の恐竜は魔法を使えるんだなぁ……」
「チョットイッピキ、クッテキテイイカ」
「止めろ、なんにでも喧嘩を売るんじゃない」
と、ロゥリの殺気を察知したのか一際巨大な、ティラノサウルスのような奴がこっちを振り向く。
なにやらバチバチと体が発行して大きく開いた口の中に光の粒子が集まっている。
おいアイツ、なんかこっちを攻撃しようとしているぞ。
「念のため障壁を張っておきましょうか」
次の瞬間、開いた大口から巨大なレーザー光線が発射された!
そのレーザーがクルーズ船を貫く。
「なっ! 私の魔法障壁を突破された!?」
その光線は障壁を破壊し、メタル鉱石で強化されたクルーザーすら貫く。
さらに、背中に何かが生えたかと思うと、そいつが飛んできた。
ウィルマは大きく旋回してそれを避けようとするが、なんと、追尾してくる。
ホーミング弾かよ!?
――ドン! ドドンッ!!
そいつはウィルマの魔法障壁にあたり、激しく爆発を繰りかえす。
障壁は貫通しなかったが、その爆発の衝撃で大きく揺らめく。
するとまた大口を開けて体がバチバチと発行しだす。
まずいぞ、またレーザーが飛んでくる!
「ウィルマ! とりあえず撤退だ、海の上にまで逃げるぞ!」
「この私が……分かりました」
と、海に向かったのだが。
ティラノサウルスっぽいその恐竜、しつこいのなんのって。
舌を出して、涎を飛ばしながら走ってくる。
あの恐竜、いけないパッパ食べてラリってないか?
ようやく海の上に出て、これで大丈夫と思ったら、ソイツ。
海の中にまで突っ込んでくる。
えっ、泳げるのか!
と驚愕していたら、ブクブク泡が出ていたかと思うと浮き上がってこない。
暫く放置していると、仰向けになった恐竜が浮かび上がってきた。
「………………」
えっ、バカなの?
「攻撃力は兎も角、知能はとても低そうですね……」
「姉上より納筋な生物は初めて見たよ!」
「こらこら、例えが悪いぞ」
泳げないのに海に突っ込んだの?
やっぱラリってたんじゃね。
これは、植物の方はさらに注意が必要かもしれない。
「どうします?」
「とりあえず、」『モンスターカード!』
――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
とかやっちゃダメですよね?
その黒い巨大なモノの中央にある突起物からレリンが姿を見せる。
「狭いし暗いしうるさいし、外も見えないから、良い事ないよコレ」
「そうか? ハーは結構、気にいったゼ」
「オメエはネコ科ダカラ、狭いとこがスキなダケジャネ」
さらにハーモアとサウもそこから出て来た。
そこにある物は、水中航行可能な船、いわゆる『潜水艦』と呼ばれるモノであった。
外洋に出てから暫くはウィルマの縄張りだったので、襲ってくるモンスターなどはいなかった。
しかし、縄張りから出たとたん、次から次へとモンスターが襲って来だした。
船の底をライオットシールドのような透明で頑丈な素材を使って遊覧室みたいなのを設けていたのだが。
そこから見える海の中の景色は、幻想的でとても見応えのある世界であった。
それがウィルマの縄張りを出たとたん、迫力満点のホラールームに早変わり。
人なんて簡単に丸呑み出来そうな大きさのギザギザ刃の巨大魚。
ウィルマの本体ほどではないが、このクルーザーを丸呑みに出来そうなほどの海竜。
触手いっぱいのクトゥな神話に出てきそうな軟体生物。異世界の海、怖すぎだろ。
小さい奴は無視してればいいのだが、さすがにクルーザーを丸呑みできそうな奴はまずい。
とはいえ、こっちが侵入者な訳だから殺めるのも気が引ける。
なので、ちょっとボコボコにしてゲットしてみた。
するとだ、
・戦艦1隻
・巡洋艦2隻
・駆逐艦4隻
・潜水艦8隻
という結果になった。
海のモンスター、全部、船になるのか。
潜水艦が多いのはあれかな? 魚は基本海中を泳いでいるからかな?
「これだけあれば、空母打撃群が編成できそうだな……」
そして、こういったモノを手に入れた時の懸念であった、弾薬・燃料についてだが。
カードの裏面が攻撃力、防御力と言うゲージがなく、一番上に燃料のゲージ、その後に各種弾薬のゲージが表示されていた。
使えば減る、しかし、カードに戻して暫くすると回復する仕様。仕様じゃ仕方ないよね!
「この戦力があれば、海の上でなら国家相手でも太刀打ち出来そうだなぁ」
「あら、海の王を名乗りますか?」
「リアル海賊王かよ? まあそれには……これを扱える船員が必要な理由だが」
問題は、操作方法が分からない。といった点だ。
ローゼマリアのシンセサイザーのように、使い方が分かる『奏者』というスキルがあればいいのだが、現状、全てのカードのスキル欄は空白である。
タップしても選択肢すらでない。
レリンちゃんが何日もかけて調べているが、利用方法が分からない計器がごまんとある。
へんな所を押してミサイルが飛んでいってもヤバいしなあ。
先ほどは最も難関であろう潜水艦を試乗していた。
万が一にそなえ、いつでもカードに戻せるようオレは海上で待機していた訳だ。
「まあラピスなら、これらの使い方を知っているかもしれないがな」
というかアイツ、今、何しているんだ?
なにやら凄い勢いでレベルが上がっている。
同行しているフフはそんなに変わっていないのに、いったい、どういう事なんだ?
嫌な予感がするなあ。
その時、ふと世界が暗くなる。
なんだろなって見上げると、巨大な翼竜が空を飛んでいた。
ゆっくりと羽ばたきながら、そのまま素通りしていく。
「なんか変わった飛竜だな。まあ、これだけ離れてりゃ生態系がちが……ん、アレ、どっかで見た事あるような…………あっ!」
そうだ思い出した、本で見たことある、そう、前世の。
恐竜大百科、数千年前に滅んだという、恐竜の一種、プテラノドン!
それにとてもよく似ている。
「ウィルマ、アイツが飛んできた方角は分かるか!?」
飛竜が居るって事は、陸地が近いって事だ、そしてそこには……未知なる生物だって存在するかもしれない。
この世界に氷河期が訪れた、という文献はない。
そもそも氷河期が来ていたなら、ドラゴンだって絶滅していただろう。
という事は、新大陸には恐竜が存在していてもおかしくない。
と、オレの予想は当たっていたようで、
「原始的な竜種、とでも言えましょうか……ドラゴンというには知能が低すぎますが」
そしてそれはそこにあった、プテラノドンが飛んできた方角に半日もせずに見えて来たもの。
視界の端から端までずっと続く大地。
それは島、とはもう言えない、大陸と言って良いほどの見渡す限りの地平線。
クルーザーをウィルマの力で空に浮かべ、船底の透明な遊覧室より地面を見渡す。
そこには、前世の恐竜大百科に乗っていたような巨大な爬虫類があちこちに実在していた。
こんな所で生きた恐竜を見られるとは思いもよらなかった。
異世界、パネエな。
ただ、ちょっとばかし、行動がおかしいが。
異世界といえばファンタジー、ファンタジーと言えば魔法。
アイツら、魔法使ってね?
所々で争っている個体もいるのだが、それがどうも、口からレーザー吐いたり、体の周辺から石礫が飛んだりしている。
「異世界の恐竜は魔法を使えるんだなぁ……」
「チョットイッピキ、クッテキテイイカ」
「止めろ、なんにでも喧嘩を売るんじゃない」
と、ロゥリの殺気を察知したのか一際巨大な、ティラノサウルスのような奴がこっちを振り向く。
なにやらバチバチと体が発行して大きく開いた口の中に光の粒子が集まっている。
おいアイツ、なんかこっちを攻撃しようとしているぞ。
「念のため障壁を張っておきましょうか」
次の瞬間、開いた大口から巨大なレーザー光線が発射された!
そのレーザーがクルーズ船を貫く。
「なっ! 私の魔法障壁を突破された!?」
その光線は障壁を破壊し、メタル鉱石で強化されたクルーザーすら貫く。
さらに、背中に何かが生えたかと思うと、そいつが飛んできた。
ウィルマは大きく旋回してそれを避けようとするが、なんと、追尾してくる。
ホーミング弾かよ!?
――ドン! ドドンッ!!
そいつはウィルマの魔法障壁にあたり、激しく爆発を繰りかえす。
障壁は貫通しなかったが、その爆発の衝撃で大きく揺らめく。
するとまた大口を開けて体がバチバチと発行しだす。
まずいぞ、またレーザーが飛んでくる!
「ウィルマ! とりあえず撤退だ、海の上にまで逃げるぞ!」
「この私が……分かりました」
と、海に向かったのだが。
ティラノサウルスっぽいその恐竜、しつこいのなんのって。
舌を出して、涎を飛ばしながら走ってくる。
あの恐竜、いけないパッパ食べてラリってないか?
ようやく海の上に出て、これで大丈夫と思ったら、ソイツ。
海の中にまで突っ込んでくる。
えっ、泳げるのか!
と驚愕していたら、ブクブク泡が出ていたかと思うと浮き上がってこない。
暫く放置していると、仰向けになった恐竜が浮かび上がってきた。
「………………」
えっ、バカなの?
「攻撃力は兎も角、知能はとても低そうですね……」
「姉上より納筋な生物は初めて見たよ!」
「こらこら、例えが悪いぞ」
泳げないのに海に突っ込んだの?
やっぱラリってたんじゃね。
これは、植物の方はさらに注意が必要かもしれない。
「どうします?」
「とりあえず、」『モンスターカード!』
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