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第二章
レベル30
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「いやあ、風呂上りの牛乳は実に最高だね!」
カシュアが腰に手をあてて、ゴクゴクと牛乳を飲み干している。腰にタオルを巻いただけのほぼ全裸で。
「だからお前、そんなカッコで出歩くなよ。オレがエクサリーに刺し殺されそうな視線で見られるだろ」
「刺したりしない」
ついついガン見しちゃうんだよ! 元男だと分かっていても、とてもいい物を持っておいでだからな。
あれ、でもエクサリー、こういう時はいつも目のマッサージを始めるんだが、今日はなんだか俯いて……
「あれ? なにを言っているのかな? ボク達は男同士ではないか、何を恥ずかしがることがあるのだね!」
ニヤッと笑ったカシュアは、そう言って胸をやけに強調して見せ付けてくる。
ウザッ、いいからさっさと服を着ろ!
隣でラピスが対抗するようにフン! と胸を張る。
その時、ボタンがプツンとはじけ飛びその隙間から谷間が除く。
おお……胸プッチンを会得していたとは……やるな、ラピス!
ソレを見たエクサリー、さらに俯いて…………自分の胸を見つめている。
「クイーズは大きいほうがいいの?」
いや自分、大きいのも小さいのも、それぞれの魅力があっていいと思っています。
「大きくない……だけど小さくもない……」
いやだからね、大きさは問題じゃないんだ! どんなおっぱいだってそこには夢がたくさんつまっているんだ!
それにエクサリーのは大きさ関係なしに綺麗な形をしているじゃないか!
えっ、なんで知ってるかだって? ……自分、想像で話しました! いやっ、ちがっ、やめっ、ひでぶっ!
……なんでオレはこんなとこでおっぱい議論をしているのだろうか?
「なに? おっぱいが恋しいだと! いいでしょう、私の胸でたっぷり堪能して!」
そう言ってオレの頭を胸に抱きかかえる女性が約1名。
えっ、誰? ちょっと前が見えないんですが?
あっ、この握力は……やばい、これ以上はやばい、イキガッ、息ができな……
「ちょっ、ちょっとお坊ちゃまに何するんですか!」
慌ててラピスが止めに入る。
ハァ、ハァ……死ぬかと思った。
あれ、オレよりエクサリーの方が息が荒いな?
「必死で引っ張ったんですがね、ビクともしなかったようです」
お疲れ様です……
「神よ! コレを見てください! 私のかわいいスラミィたんが、なんと!」
ペッペケペーとメタルスライムを取り出すその女性。
「そのスライムがどうかしたの?」
「突然現れたと思ったらいったいなんなんですか?」
その突然現れた女格闘家さんはスライムを机の上に置く。
「さあ、スラミィちゃん、例のアレを見せてあげましょう」
机に置かれたスライムの体が、ボコッ、ボコッと変化し始める。
そして徐々に姿を変えていく。
徐々に徐々に……まるで人間のような姿に。
最後には妖艶な美女風になり、クネクネと魅惑のポーズを取り始めた。
ただまあ、サイズは20センチぐらいの人形なんだが。
「おおっ、なんだこれ、超かわえぇええ!」
「でしょう、でしょう! ついさっき草原でレベル上げしてたら急に光って、そしたらこんな風に!」
おっ、もしかしてレベルが上がったのか?
『モンスターカード!』
オレはスライムのモンスターカードを取り出す。
おおっ、上がってるな! 10レベルになっている。
おおおっ、空白だったスキル欄に一つ追加されている。
その名も――――擬態。
なるほど、姿を色々なものに変える事が出来るようになったのか。
「えっ、擬態? 擬態ってこんなに変わらなかったはず……精々、周りの風景に溶け込むような色になったり、ちょっとした変装ぐらいだったかと」
お姉さんがソレを見て首を傾げている。
まあ、スライムだからかもな。
骨も無ければ肉も無い、自由に姿を変えれても不思議ではない。
「こまけえこたぁどうでもいいんだよ! かわいいは正義だろ?」
「それもそうですね! かわいいは正義ですものね!」
「お坊ちゃま、今ちょっと気になるものが見えたのですが……もう一度カードを出して並べてもらえませんか?」
ん? ラピスがそんな事を言ってくる。
『モンスターカード!』
オレはラピスに言われた通りカードを出して机の上に並べる。
「お坊ちゃま……コレ……」
ラピスが一枚のカードを指差す。
そこには――――白い無地のカードが一枚有るのだった。
「カードが……増えて、いる!?」
どういう事だ? スライムの備考欄にはモンスターカード+は表示されていないぞ?
ラピスが並べられたカードを見ながらひいふうみぃと何かを数えている。
「たぶん、コレじゃないでしょうか? このカードの……合計レベル」
合計レベル?
確か今は、ラピスが21、カシュアが8、ドラスレが1の合計30に、今回、メタルスライムが10となって……合計、40レベルか!
「合計レベルが40でカードが増えたと?」
「その可能性が大きいですね」
なんだ、結構増えるじゃないかモンスターカード。
今までのはいったいなんだったんだ。
「モンスターが増えれば増えるほど、カードも増えやすくなるってシステムですね」
なるほど……夢が広がるな!
もったいぶらずにさっさと全部使ってしまったほうが良かったって事か。
「よしっ、そうとなれば……次はどうするか?」
「そうですねえ……」
考え込むオレ達にふとエクサリーが問いかけてくる。
「ねえクイーズ、今度はその、移動の足になるようなのにしない?」
「えっ?」
カシュアが腰に手をあてて、ゴクゴクと牛乳を飲み干している。腰にタオルを巻いただけのほぼ全裸で。
「だからお前、そんなカッコで出歩くなよ。オレがエクサリーに刺し殺されそうな視線で見られるだろ」
「刺したりしない」
ついついガン見しちゃうんだよ! 元男だと分かっていても、とてもいい物を持っておいでだからな。
あれ、でもエクサリー、こういう時はいつも目のマッサージを始めるんだが、今日はなんだか俯いて……
「あれ? なにを言っているのかな? ボク達は男同士ではないか、何を恥ずかしがることがあるのだね!」
ニヤッと笑ったカシュアは、そう言って胸をやけに強調して見せ付けてくる。
ウザッ、いいからさっさと服を着ろ!
隣でラピスが対抗するようにフン! と胸を張る。
その時、ボタンがプツンとはじけ飛びその隙間から谷間が除く。
おお……胸プッチンを会得していたとは……やるな、ラピス!
ソレを見たエクサリー、さらに俯いて…………自分の胸を見つめている。
「クイーズは大きいほうがいいの?」
いや自分、大きいのも小さいのも、それぞれの魅力があっていいと思っています。
「大きくない……だけど小さくもない……」
いやだからね、大きさは問題じゃないんだ! どんなおっぱいだってそこには夢がたくさんつまっているんだ!
それにエクサリーのは大きさ関係なしに綺麗な形をしているじゃないか!
えっ、なんで知ってるかだって? ……自分、想像で話しました! いやっ、ちがっ、やめっ、ひでぶっ!
……なんでオレはこんなとこでおっぱい議論をしているのだろうか?
「なに? おっぱいが恋しいだと! いいでしょう、私の胸でたっぷり堪能して!」
そう言ってオレの頭を胸に抱きかかえる女性が約1名。
えっ、誰? ちょっと前が見えないんですが?
あっ、この握力は……やばい、これ以上はやばい、イキガッ、息ができな……
「ちょっ、ちょっとお坊ちゃまに何するんですか!」
慌ててラピスが止めに入る。
ハァ、ハァ……死ぬかと思った。
あれ、オレよりエクサリーの方が息が荒いな?
「必死で引っ張ったんですがね、ビクともしなかったようです」
お疲れ様です……
「神よ! コレを見てください! 私のかわいいスラミィたんが、なんと!」
ペッペケペーとメタルスライムを取り出すその女性。
「そのスライムがどうかしたの?」
「突然現れたと思ったらいったいなんなんですか?」
その突然現れた女格闘家さんはスライムを机の上に置く。
「さあ、スラミィちゃん、例のアレを見せてあげましょう」
机に置かれたスライムの体が、ボコッ、ボコッと変化し始める。
そして徐々に姿を変えていく。
徐々に徐々に……まるで人間のような姿に。
最後には妖艶な美女風になり、クネクネと魅惑のポーズを取り始めた。
ただまあ、サイズは20センチぐらいの人形なんだが。
「おおっ、なんだこれ、超かわえぇええ!」
「でしょう、でしょう! ついさっき草原でレベル上げしてたら急に光って、そしたらこんな風に!」
おっ、もしかしてレベルが上がったのか?
『モンスターカード!』
オレはスライムのモンスターカードを取り出す。
おおっ、上がってるな! 10レベルになっている。
おおおっ、空白だったスキル欄に一つ追加されている。
その名も――――擬態。
なるほど、姿を色々なものに変える事が出来るようになったのか。
「えっ、擬態? 擬態ってこんなに変わらなかったはず……精々、周りの風景に溶け込むような色になったり、ちょっとした変装ぐらいだったかと」
お姉さんがソレを見て首を傾げている。
まあ、スライムだからかもな。
骨も無ければ肉も無い、自由に姿を変えれても不思議ではない。
「こまけえこたぁどうでもいいんだよ! かわいいは正義だろ?」
「それもそうですね! かわいいは正義ですものね!」
「お坊ちゃま、今ちょっと気になるものが見えたのですが……もう一度カードを出して並べてもらえませんか?」
ん? ラピスがそんな事を言ってくる。
『モンスターカード!』
オレはラピスに言われた通りカードを出して机の上に並べる。
「お坊ちゃま……コレ……」
ラピスが一枚のカードを指差す。
そこには――――白い無地のカードが一枚有るのだった。
「カードが……増えて、いる!?」
どういう事だ? スライムの備考欄にはモンスターカード+は表示されていないぞ?
ラピスが並べられたカードを見ながらひいふうみぃと何かを数えている。
「たぶん、コレじゃないでしょうか? このカードの……合計レベル」
合計レベル?
確か今は、ラピスが21、カシュアが8、ドラスレが1の合計30に、今回、メタルスライムが10となって……合計、40レベルか!
「合計レベルが40でカードが増えたと?」
「その可能性が大きいですね」
なんだ、結構増えるじゃないかモンスターカード。
今までのはいったいなんだったんだ。
「モンスターが増えれば増えるほど、カードも増えやすくなるってシステムですね」
なるほど……夢が広がるな!
もったいぶらずにさっさと全部使ってしまったほうが良かったって事か。
「よしっ、そうとなれば……次はどうするか?」
「そうですねえ……」
考え込むオレ達にふとエクサリーが問いかけてくる。
「ねえクイーズ、今度はその、移動の足になるようなのにしない?」
「えっ?」
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