4 / 279
プロローグ
レベル4 『モンスターカード!』で、ゲットしてみたらエロいお姉さんになりました。
しおりを挟む
「それだけ計算が出来れば裏方を任して大丈夫か」
ウス! 頑張ります!
今まではエクサリーが一人で頑張っていたんだが、いかんせん12歳という子供。
間違いも多く、時間もかかっていたそうな。
そこで、なんとかならないかと奴隷市場へ足を向けたとのことだ。
「暫くはエクサリーと二人頑張ってくれ」
「私、受付する」
「「えっ!?」」
えっ! その顔で!? えっ、それはちょっと厳しいんじゃ……お客さん寄り付かなくならないか?
オレと親父さんがエクサリーを凝視する中、
「大丈夫だ、問題ない」
そう言って拳を握り締める娘さん。
オレの前世の記憶では、そのセリフを言った奴はたいがい大丈夫じゃないんだが、ほんとに大丈夫か?
「お前ちょっと愛想笑いしてみろ」
――ニヤァ
こぇえええ、悪魔が微笑んでおられる。
「ああ、うん、受付は俺がいるから」
「父、いつも値引きばかり」
「いやだって2個買ってくれるって言うんだぜ? だったらちょっとぐらい値引いてもいいじゃねえか」
「原価割れば赤字も2倍」
おやっさん……もしかして商品の原価を把握してないとか?
「お、おっとぉ、そういやクイーズはモンスターを操るスキル持ってんだったよな」
オレ達二人の冷ややかな視線に耐え切れなくなったのか、あからさまに話を変えてくるおやっさん。
「そのモンスターカードのスキル、どんなに弱っていても大丈夫か?」
「ああまあ、というか弱ってなければダメですね」
「それじゃあぜひ頼みたい事があるんだが」
そう言うと店の入り口付近の一角に連れて行かれる。
そこにはぐったりと力なくのびている、一匹のウサギが籠の中に入れられていた。
「ほらほら見てくれよこの毛並み、虹の血族、アイリスブラッドっていうんだぜ」
そのウサギの毛並みはカラフルで、様々な色合いをしていた。
言われてみれば、虹のような色彩であるかもしれない。
「モンスターの一部はこのように、稀に毛並みの違う奴が生まれる。その中でも虹色の奴はアイリスブラッドと呼ばれ、幸福を運んでくると言われている」
なるほど、所謂、レアモンスターって奴だな。
「普通に買うとバカみたいに高くてなあ。それこそちょっとした家が立つぐらい。それがなんと!」
「ああ、言わなくても分かってきた」
そのウサギさん、今にも死にそうな様態。
たぶん、病気か何かで弱っているのを掴まされてしまったのだろう。
「商才のない父に、客商売に向かない娘、将来は、暗い……」
隣でエクサリーが真顔で呟いている。
笑えない上に怖いッスよ。
よし! たった3枚しかないカードだが、ここで使うべきだろう!
こんなに弱っているのほっとけないしな。
なーにカードはそのうち増える、はずだ!
『モンスターカード!』
そう叫ぶと、オレの目の前に3枚のカードが現れる。
「おっ、やってくれるか」
「これがスキル……わくわく」
興味津々で覗き込んでくる二人。
オレもなんだかドキドキしてきた。
これがオレが始めて使うスキル、オレが始めて仲間にするモンスター。
「ちなみにこのモンスターに名前は?」
「ラピスと名づけている」
「よし!」
オレは一枚のカードを手に取りそれを掲げる。
「モンスターカード発動! さあ、こい! ラピス・オブ・アイリスブラッドォオオ!」
オレの叫び声と共に、強い光がカードからウサギに向かって放たれる。
その光を受けたウサギは徐々に透き通っていく。
そして、最後には掻き消えるように消えていなくなった。
次の瞬間、オレの手に持っているカードが光り輝く。
まるでカードに光が集まって来るがごとく、神秘的な現象だった。
そしてその光の奔流が収まったとき、そこには……虹色にキラキラと輝く一枚のカードが浮かんでいた。
「これは……もしかして、レアカード!? おお! これがオレの、始めての…………」
オレは目をゴシゴシとこする。
そしてもう一度良くカードを覗き込む。
ん? んんっ!?
カードを空に透かしてみる。
そしてもう一度よく見てみる。
んっ? んんんっ……
「もんすたぁあ?」
そのカードには――――バニーガールのエロいお姉さんが描かれていたのだった。
「………………」
とりあえず出してみよう。
『出でよ! ラピス・オブ・アイリスブラッド!』
オレがカードを掲げそう言った瞬間、オレ達の眼前に一瞬光が集まったかと思うと、ポンと一人のお姉さんが現れる。
頭から伸びる2本の長い耳、おしりにちょこんと付いてるタマモのような丸いしっぽ、そして、それ以外はどっからどうみても人間でした。
ハイレグと編みタイツがとっても似合ってございます、ハイ。
とってもエロいです、ハイ。
いいのでしょうか、ハイ。
そのお姉さん、しばらくキョトンとしていたかと思うと、おもむろに飛び掛ってきて、尻餅をついたオレの頬をペロペロされるでござる、でへ、でへへへ。
そういやオレ、某ゲームも死ぬほどやり込んだなあ。
ディーなエムな会社さんの、モンスター捕まえるとなぜかエロいお姉さんになるカードゲーム。いやあ、あれにはさんざんお世話になりましたわぁ。
「おいちゃんも、おいちゃんもペロペロ希望」
順番、順番ですよ?
その時、ドンッと地面を踏みしめる音が。
隣を見上げると、般若のような顔をしたエクサリーが。
元々怖い顔がさらに怖く、もはや直視できないレベル。
「それ、なに、」
まるで地獄から響いてくるような声で問いかけてきます、ハイ。
「もんすたぁ?」
「どこ、が、」
一言一言がとても重いです、ハイ。
なぜかオレは全然悪くないはずなのに、もの凄く悪い事をしている気分になりますです、ハイ。
「これ、モンスターカード、モンスター、捕らえる、操る?」
そしてなぜかカタコトになるオレ。
「そのスキル、使用禁止、ね、」
「うす……」
ウス! 頑張ります!
今まではエクサリーが一人で頑張っていたんだが、いかんせん12歳という子供。
間違いも多く、時間もかかっていたそうな。
そこで、なんとかならないかと奴隷市場へ足を向けたとのことだ。
「暫くはエクサリーと二人頑張ってくれ」
「私、受付する」
「「えっ!?」」
えっ! その顔で!? えっ、それはちょっと厳しいんじゃ……お客さん寄り付かなくならないか?
オレと親父さんがエクサリーを凝視する中、
「大丈夫だ、問題ない」
そう言って拳を握り締める娘さん。
オレの前世の記憶では、そのセリフを言った奴はたいがい大丈夫じゃないんだが、ほんとに大丈夫か?
「お前ちょっと愛想笑いしてみろ」
――ニヤァ
こぇえええ、悪魔が微笑んでおられる。
「ああ、うん、受付は俺がいるから」
「父、いつも値引きばかり」
「いやだって2個買ってくれるって言うんだぜ? だったらちょっとぐらい値引いてもいいじゃねえか」
「原価割れば赤字も2倍」
おやっさん……もしかして商品の原価を把握してないとか?
「お、おっとぉ、そういやクイーズはモンスターを操るスキル持ってんだったよな」
オレ達二人の冷ややかな視線に耐え切れなくなったのか、あからさまに話を変えてくるおやっさん。
「そのモンスターカードのスキル、どんなに弱っていても大丈夫か?」
「ああまあ、というか弱ってなければダメですね」
「それじゃあぜひ頼みたい事があるんだが」
そう言うと店の入り口付近の一角に連れて行かれる。
そこにはぐったりと力なくのびている、一匹のウサギが籠の中に入れられていた。
「ほらほら見てくれよこの毛並み、虹の血族、アイリスブラッドっていうんだぜ」
そのウサギの毛並みはカラフルで、様々な色合いをしていた。
言われてみれば、虹のような色彩であるかもしれない。
「モンスターの一部はこのように、稀に毛並みの違う奴が生まれる。その中でも虹色の奴はアイリスブラッドと呼ばれ、幸福を運んでくると言われている」
なるほど、所謂、レアモンスターって奴だな。
「普通に買うとバカみたいに高くてなあ。それこそちょっとした家が立つぐらい。それがなんと!」
「ああ、言わなくても分かってきた」
そのウサギさん、今にも死にそうな様態。
たぶん、病気か何かで弱っているのを掴まされてしまったのだろう。
「商才のない父に、客商売に向かない娘、将来は、暗い……」
隣でエクサリーが真顔で呟いている。
笑えない上に怖いッスよ。
よし! たった3枚しかないカードだが、ここで使うべきだろう!
こんなに弱っているのほっとけないしな。
なーにカードはそのうち増える、はずだ!
『モンスターカード!』
そう叫ぶと、オレの目の前に3枚のカードが現れる。
「おっ、やってくれるか」
「これがスキル……わくわく」
興味津々で覗き込んでくる二人。
オレもなんだかドキドキしてきた。
これがオレが始めて使うスキル、オレが始めて仲間にするモンスター。
「ちなみにこのモンスターに名前は?」
「ラピスと名づけている」
「よし!」
オレは一枚のカードを手に取りそれを掲げる。
「モンスターカード発動! さあ、こい! ラピス・オブ・アイリスブラッドォオオ!」
オレの叫び声と共に、強い光がカードからウサギに向かって放たれる。
その光を受けたウサギは徐々に透き通っていく。
そして、最後には掻き消えるように消えていなくなった。
次の瞬間、オレの手に持っているカードが光り輝く。
まるでカードに光が集まって来るがごとく、神秘的な現象だった。
そしてその光の奔流が収まったとき、そこには……虹色にキラキラと輝く一枚のカードが浮かんでいた。
「これは……もしかして、レアカード!? おお! これがオレの、始めての…………」
オレは目をゴシゴシとこする。
そしてもう一度良くカードを覗き込む。
ん? んんっ!?
カードを空に透かしてみる。
そしてもう一度よく見てみる。
んっ? んんんっ……
「もんすたぁあ?」
そのカードには――――バニーガールのエロいお姉さんが描かれていたのだった。
「………………」
とりあえず出してみよう。
『出でよ! ラピス・オブ・アイリスブラッド!』
オレがカードを掲げそう言った瞬間、オレ達の眼前に一瞬光が集まったかと思うと、ポンと一人のお姉さんが現れる。
頭から伸びる2本の長い耳、おしりにちょこんと付いてるタマモのような丸いしっぽ、そして、それ以外はどっからどうみても人間でした。
ハイレグと編みタイツがとっても似合ってございます、ハイ。
とってもエロいです、ハイ。
いいのでしょうか、ハイ。
そのお姉さん、しばらくキョトンとしていたかと思うと、おもむろに飛び掛ってきて、尻餅をついたオレの頬をペロペロされるでござる、でへ、でへへへ。
そういやオレ、某ゲームも死ぬほどやり込んだなあ。
ディーなエムな会社さんの、モンスター捕まえるとなぜかエロいお姉さんになるカードゲーム。いやあ、あれにはさんざんお世話になりましたわぁ。
「おいちゃんも、おいちゃんもペロペロ希望」
順番、順番ですよ?
その時、ドンッと地面を踏みしめる音が。
隣を見上げると、般若のような顔をしたエクサリーが。
元々怖い顔がさらに怖く、もはや直視できないレベル。
「それ、なに、」
まるで地獄から響いてくるような声で問いかけてきます、ハイ。
「もんすたぁ?」
「どこ、が、」
一言一言がとても重いです、ハイ。
なぜかオレは全然悪くないはずなのに、もの凄く悪い事をしている気分になりますです、ハイ。
「これ、モンスターカード、モンスター、捕らえる、操る?」
そしてなぜかカタコトになるオレ。
「そのスキル、使用禁止、ね、」
「うす……」
10
お気に入りに追加
388
あなたにおすすめの小説
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
【完結】義妹とやらが現れましたが認めません。〜断罪劇の次世代たち〜
福田 杜季
ファンタジー
侯爵令嬢のセシリアのもとに、ある日突然、義妹だという少女が現れた。
彼女はメリル。父親の友人であった彼女の父が不幸に見舞われ、親族に虐げられていたところを父が引き取ったらしい。
だがこの女、セシリアの父に欲しいものを買わせまくったり、人の婚約者に媚を打ったり、夜会で非常識な言動をくり返して顰蹙を買ったりと、どうしようもない。
「お義姉さま!」 . .
「姉などと呼ばないでください、メリルさん」
しかし、今はまだ辛抱のとき。
セシリアは来たるべき時へ向け、画策する。
──これは、20年前の断罪劇の続き。
喜劇がくり返されたとき、いま一度鉄槌は振り下ろされるのだ。
※ご指摘を受けて題名を変更しました。作者の見通しが甘くてご迷惑をおかけいたします。
旧題『義妹ができましたが大嫌いです。〜断罪劇の次世代たち〜』
※初投稿です。話に粗やご都合主義的な部分があるかもしれません。生あたたかい目で見守ってください。
※本編完結済みで、毎日1話ずつ投稿していきます。
【完結】伝説の悪役令嬢らしいので本編には出ないことにしました~執着も溺愛も婚約破棄も全部お断りします!~
イトカワジンカイ
恋愛
「目には目をおおおお!歯には歯をおおおお!」
どごおおおぉっ!!
5歳の時、イリア・トリステンは虐められていた少年をかばい、いじめっ子をぶっ飛ばした結果、少年からとある書物を渡され(以下、悪役令嬢テンプレなので略)
ということで、自分は伝説の悪役令嬢であり、攻略対象の王太子と婚約すると断罪→死刑となることを知ったイリアは、「なら本編にでなやきゃいいじゃん!」的思考で、王家と関わらないことを決意する。
…だが何故か突然王家から婚約の決定通知がきてしまい、イリアは侯爵家からとんずらして辺境の魔術師ディボに押しかけて弟子になることにした。
それから12年…チートの魔力を持つイリアはその魔法と、トリステン家に伝わる気功を駆使して診療所を開き、平穏に暮らしていた。そこに王家からの使いが来て「不治の病に倒れた王太子の病気を治せ」との命令が下る。
泣く泣く王都へ戻ることになったイリアと旅に出たのは、幼馴染で兄弟子のカインと、王の使いで来たアイザック、女騎士のミレーヌ、そして以前イリアを助けてくれた騎士のリオ…
旅の途中では色々なトラブルに見舞われるがイリアはそれを拳で解決していく。一方で何故かリオから熱烈な求愛を受けて困惑するイリアだったが、果たしてリオの思惑とは?
更には何故か第一王子から執着され、なぜか溺愛され、さらには婚約破棄まで!?
ジェットコースター人生のイリアは持ち前のチート魔力と前世での知識を用いてこの苦境から立ち直り、自分を断罪した人間に逆襲できるのか?
困難を力でねじ伏せるパワフル悪役令嬢の物語!
※地学の知識を織り交ぜますが若干正確ではなかったりもしますが多めに見てください…
※ゆるゆる設定ですがファンタジーということでご了承ください…
※小説家になろう様でも掲載しております
※イラストは湶リク様に描いていただきました
婚約破棄されたら魔法が解けました
かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」
それは学園の卒業パーティーでの出来事だった。……やっぱり、ダメだったんだ。周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間だった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、王太子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表した。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放になった。そして、魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。
「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」
あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。
「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」
死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー!
※最初の5話は毎日18時に投稿、それ以降は毎週土曜日の18時に投稿する予定です
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる