118 / 159
118.ある男の執着
しおりを挟む
親父は人間のクズだった。酒に溺れ平気で暴力を振るう。相手が妻であろうと、自分の血の繋がった息子であろうと。
母親はそんな男から逃げた。息子のオレを置いて、自分だけ逃げた。残された俺は母親の分まで更に殴られ暴言を吐かれ、部屋の片隅でただ丸まっていることしかできなかった。
そんな親父が嫌いだった。けど、何よりも嫌だったのがそんな親父に何もできない自分だ。ガキだったから殴り返そうとしてもたかが知れる。歯向かえばその分殴られる。飯は貰えず、貧しくなってもあのクソ野郎は酒だけはやめない。食い物もねぇくせに、酒だけは呑む。そして殴る蹴るを繰り返す。そこから逃げ出せない自分に腹が立った。
そんな時だった。
そんなクソ野郎が呆気なく死んだ。どこからか飛んできた岩に貫かれて呆気なく死んだ。周りは悲鳴だらけで村のヤツらはほとんど逃げるのに必死で、死んだクソ野郎のことなんざ見向きもしなかった。
だけど逃げているヤツらもどんどんクソ野郎と同じような姿になっていく。オレが殴られていても見なかったフリをして、全然助けようとはしなかったヤツらだ。そんなヤツらがどうなろうと知ったこっちゃない。そんで、そのへんにくたばってるクソ野郎も今となってはどうでもいい。
オレの目にはただ、血みたいに真っ赤な色だけが映っていた。何かに対してキラキラしてると思ったのはこれが初めてだ。
そいつはオレにとっての神様になった。クソ野郎を殺してくれた。あんなクソみてぇな世界からオレを救い出してくれた。オレは、自分と対して歳の変わらねぇそいつに人生で初めての憧れを抱いた。
「今となっては貴重な『赤』をどうでもよいことに消費するな」
腹に深々と刺さった剣先には血なんざ付いちゃいねぇ。だが腹を貫かれた女の顔がどんどん真っ青になっていく。自分の腹にある剣を見て、後ろをゆっくりと振り返った女は確かに笑っていた。
「私も……ただの、駒に、過ぎなかった……と、いう……わ、け……か……」
女の身体から力が抜けていくのが見える。力が抜ける、というよりもあれは生気を吸い取られる、みてぇなもんなんだろう。そこそこに肉付きのいい身体が徐々に痩せ細っていく。剣が引き抜かれた時には、女の身体がすっかりと干からびてそのまま地面に打ち捨てられた。
「アイツ……!」
オレだけを見ていた目があのジジィのほうに向かう。それを見て頭に血が上った。
「いいとこ邪魔してんじゃねぇよ! 老いぼれジジィ‼」
こっちは頭にキてるっつーのに、向こうはただチラッと見た程度だった。あのジジィは昔から気に食わなかった。国の王だからっていつも偉そうにしやがって。まるで国にあるもんは全部自分のもんだと言わんばかりの言動に、いつもイライラさせらえた。
そうなったらオレの神様だって、あのクソジジィのもんになっちまう。ンなことあってたまるか。コイツは唯一無二で誰ももんでもねぇ。オレだけの神様だ。
「老いぼれジジィはさっさとくたばってろよッ‼」
精霊の力が弱まっていようが知ったこっちゃねぇ。こっちはあの女に好き勝手に身体をいじられたが、それであらゆることが可能になった。自分の中にある魔力とはまた違うもんが渦巻いているのを感じつつ、それを使った魔術は他のヤツらが使うもんよりも禍々しく威力が高い。
ジジィの頭上に真っ黒な炎の玉が渦巻いて出現する。そのまま落とせばジジィは簡単にくたばる。
「死ねぇックソジジィッ!」
「弱い犬ほどよく吠える」
腕を下に振れば真っ黒な火球もジジィの頭上に落ちる。そのまま燃えちまえ、灰になって消えろ。
だが火球は老いぼれの身体を燃やす前に、バチンと霧散した。燃えるはずだった身体は平然と立っていやがる。マジで、心底腹が立つ。先が短いどころかもうねぇだろうっていう身体のくせして、魔力だけは馬鹿みてぇに備蓄してやがる。
けどその魔力だって、元はジジィのもんじゃねぇ。色んなヤツらから奪っただけのもんだ。それをさも自分のもんとばかりに偉そうにしているだけ。
そんなジジィの視線がオレから俺の後ろにいたカイムに向かう。
「あの『赤』もそこそこの魔力だったが、やはりハルシオンの者は質が違うな」
「……!」
「は?」
このジジィ、まさか一度カイムの魔力を奪ってんのか。あれか、オレの魔力を勝手に奪って湖に沈めたあとか。気に食わねぇ、コイツの魔力は他の誰のもんでもねぇ。ジッと品定めしている目も気に食わねぇ。
あーあームカつく。どいつもこいつも邪魔しやがって。コイツらがいる限りオレの思い通りに動くことがねぇ。そして今その中で何よりも邪魔なのはこのジジィだ。
「やっぱテメェから殺す。ジジィ」
「紛い物が。よく大口を叩けるわ」
「人のこと言えねぇだろうがよぉテメェはッ! テメェこそただのザコだったくせにただ力を掻き集めたニセモンだろうがッ‼」
「……貴様と一緒にするでない」
こっちに手をかざしたのが見えた瞬間、身体を横にずらした。さっきまでオレの頭があった位置には黒い塊が派手な音を立てて弾けて消えた。もし避けていなかったら弾けていたのはオレの頭だった。
掻き集めた魔力はジジィの中で渦巻いているのが嫌でもわかる。どんだけ他人から力を奪ったのか。身体をいじられたオレ以上にゴチャゴチャ色んなもんな入り混じってオレも大概だが、ジジィはもっと気持ち悪ぃ。
ジジィに向かって術を放とうとしているオレの後ろで気配が動いたのがわかった。身体が色々変形したのはわかるが、そのおかげかあらゆる気配に敏感になっている。だからさっきまでただオレを見ていた目がオレから離れ、向こうのほうにいるゴミ共に向かっているのがわかった。
「行かせるかよぉ!」
「……! 気持ち悪ぃヤツだな……!」
背中から生えた腕らしきもんで、動こうとしていた身体を掴んだ。すぐに風の魔術で腕をズタズタにされたが、この腕は簡単に生えてくる。背中の腕でカイムの身体を掴みつつ、オレのマジの腕はジジィに向かってかざした。
そうだ、アイツさえ殺しちまえば。
「お前は昔から変わらん。短絡的で愚か者。そんなお前は一体何を望む」
「はぁ? 今更説教かよジジィ。今までオレのことなんザコ扱いで眼中に入れてなかったくせによぉ。何を望むだって? ンなもん決まってんだろ」
両腕を広げ、腹の底から笑ってやった。そんなもん昔から決まっている。
「誰よりも強い力だ! 力さえあればなぁんでもオレの思い通りだ! そう、誰よりも強い力を手に入れたら、カイムだって思い通りに動かせる‼」
ガキの頃教えてくれたのはカイムだ。力さえあれば自分の好きなことができる。一方的に殴られることもねぇ、怒鳴られることもねぇ。ただ何もできずにうずくまる必要もねぇ。力さえあれば好きにできる。
神様だと思ったヤツだって、オレの力で思い通りに動かしてやる。腑抜けたヤツなんていらねぇ。昔みてぇに人形みてぇな顔をして気に食わねぇヤツは殺しまくればいい。言うことを聞かねぇっていうんなら聞かせてやるまでだ。誰でもない、オレの力で。
「お前の執着心は底が知れんな。そこまで欲するか」
「だぁからぁ、テメェに渡すわけにはいかねぇんだよ。そんでジジィ、テメェは邪魔だ。とっととくたばれ時代遅れの老耄ジジィ。テメェの居場所はずっと昔になくなってんだよッ‼」
両腕を広げたまま色んな術式を繰り広げる。複数に絡み合った魔術は馬鹿デカい渦になってジジィを前後左右から挟んだ。あまりの術の強さに空間が歪んでいるようにも見えるが、それが一体なんだってんだ。ジジィを殺せればそれでいい。世界なんてどうにでもなりやがれ。
「死ねェッ‼」
そして生き残ったオレが最強だ。
母親はそんな男から逃げた。息子のオレを置いて、自分だけ逃げた。残された俺は母親の分まで更に殴られ暴言を吐かれ、部屋の片隅でただ丸まっていることしかできなかった。
そんな親父が嫌いだった。けど、何よりも嫌だったのがそんな親父に何もできない自分だ。ガキだったから殴り返そうとしてもたかが知れる。歯向かえばその分殴られる。飯は貰えず、貧しくなってもあのクソ野郎は酒だけはやめない。食い物もねぇくせに、酒だけは呑む。そして殴る蹴るを繰り返す。そこから逃げ出せない自分に腹が立った。
そんな時だった。
そんなクソ野郎が呆気なく死んだ。どこからか飛んできた岩に貫かれて呆気なく死んだ。周りは悲鳴だらけで村のヤツらはほとんど逃げるのに必死で、死んだクソ野郎のことなんざ見向きもしなかった。
だけど逃げているヤツらもどんどんクソ野郎と同じような姿になっていく。オレが殴られていても見なかったフリをして、全然助けようとはしなかったヤツらだ。そんなヤツらがどうなろうと知ったこっちゃない。そんで、そのへんにくたばってるクソ野郎も今となってはどうでもいい。
オレの目にはただ、血みたいに真っ赤な色だけが映っていた。何かに対してキラキラしてると思ったのはこれが初めてだ。
そいつはオレにとっての神様になった。クソ野郎を殺してくれた。あんなクソみてぇな世界からオレを救い出してくれた。オレは、自分と対して歳の変わらねぇそいつに人生で初めての憧れを抱いた。
「今となっては貴重な『赤』をどうでもよいことに消費するな」
腹に深々と刺さった剣先には血なんざ付いちゃいねぇ。だが腹を貫かれた女の顔がどんどん真っ青になっていく。自分の腹にある剣を見て、後ろをゆっくりと振り返った女は確かに笑っていた。
「私も……ただの、駒に、過ぎなかった……と、いう……わ、け……か……」
女の身体から力が抜けていくのが見える。力が抜ける、というよりもあれは生気を吸い取られる、みてぇなもんなんだろう。そこそこに肉付きのいい身体が徐々に痩せ細っていく。剣が引き抜かれた時には、女の身体がすっかりと干からびてそのまま地面に打ち捨てられた。
「アイツ……!」
オレだけを見ていた目があのジジィのほうに向かう。それを見て頭に血が上った。
「いいとこ邪魔してんじゃねぇよ! 老いぼれジジィ‼」
こっちは頭にキてるっつーのに、向こうはただチラッと見た程度だった。あのジジィは昔から気に食わなかった。国の王だからっていつも偉そうにしやがって。まるで国にあるもんは全部自分のもんだと言わんばかりの言動に、いつもイライラさせらえた。
そうなったらオレの神様だって、あのクソジジィのもんになっちまう。ンなことあってたまるか。コイツは唯一無二で誰ももんでもねぇ。オレだけの神様だ。
「老いぼれジジィはさっさとくたばってろよッ‼」
精霊の力が弱まっていようが知ったこっちゃねぇ。こっちはあの女に好き勝手に身体をいじられたが、それであらゆることが可能になった。自分の中にある魔力とはまた違うもんが渦巻いているのを感じつつ、それを使った魔術は他のヤツらが使うもんよりも禍々しく威力が高い。
ジジィの頭上に真っ黒な炎の玉が渦巻いて出現する。そのまま落とせばジジィは簡単にくたばる。
「死ねぇックソジジィッ!」
「弱い犬ほどよく吠える」
腕を下に振れば真っ黒な火球もジジィの頭上に落ちる。そのまま燃えちまえ、灰になって消えろ。
だが火球は老いぼれの身体を燃やす前に、バチンと霧散した。燃えるはずだった身体は平然と立っていやがる。マジで、心底腹が立つ。先が短いどころかもうねぇだろうっていう身体のくせして、魔力だけは馬鹿みてぇに備蓄してやがる。
けどその魔力だって、元はジジィのもんじゃねぇ。色んなヤツらから奪っただけのもんだ。それをさも自分のもんとばかりに偉そうにしているだけ。
そんなジジィの視線がオレから俺の後ろにいたカイムに向かう。
「あの『赤』もそこそこの魔力だったが、やはりハルシオンの者は質が違うな」
「……!」
「は?」
このジジィ、まさか一度カイムの魔力を奪ってんのか。あれか、オレの魔力を勝手に奪って湖に沈めたあとか。気に食わねぇ、コイツの魔力は他の誰のもんでもねぇ。ジッと品定めしている目も気に食わねぇ。
あーあームカつく。どいつもこいつも邪魔しやがって。コイツらがいる限りオレの思い通りに動くことがねぇ。そして今その中で何よりも邪魔なのはこのジジィだ。
「やっぱテメェから殺す。ジジィ」
「紛い物が。よく大口を叩けるわ」
「人のこと言えねぇだろうがよぉテメェはッ! テメェこそただのザコだったくせにただ力を掻き集めたニセモンだろうがッ‼」
「……貴様と一緒にするでない」
こっちに手をかざしたのが見えた瞬間、身体を横にずらした。さっきまでオレの頭があった位置には黒い塊が派手な音を立てて弾けて消えた。もし避けていなかったら弾けていたのはオレの頭だった。
掻き集めた魔力はジジィの中で渦巻いているのが嫌でもわかる。どんだけ他人から力を奪ったのか。身体をいじられたオレ以上にゴチャゴチャ色んなもんな入り混じってオレも大概だが、ジジィはもっと気持ち悪ぃ。
ジジィに向かって術を放とうとしているオレの後ろで気配が動いたのがわかった。身体が色々変形したのはわかるが、そのおかげかあらゆる気配に敏感になっている。だからさっきまでただオレを見ていた目がオレから離れ、向こうのほうにいるゴミ共に向かっているのがわかった。
「行かせるかよぉ!」
「……! 気持ち悪ぃヤツだな……!」
背中から生えた腕らしきもんで、動こうとしていた身体を掴んだ。すぐに風の魔術で腕をズタズタにされたが、この腕は簡単に生えてくる。背中の腕でカイムの身体を掴みつつ、オレのマジの腕はジジィに向かってかざした。
そうだ、アイツさえ殺しちまえば。
「お前は昔から変わらん。短絡的で愚か者。そんなお前は一体何を望む」
「はぁ? 今更説教かよジジィ。今までオレのことなんザコ扱いで眼中に入れてなかったくせによぉ。何を望むだって? ンなもん決まってんだろ」
両腕を広げ、腹の底から笑ってやった。そんなもん昔から決まっている。
「誰よりも強い力だ! 力さえあればなぁんでもオレの思い通りだ! そう、誰よりも強い力を手に入れたら、カイムだって思い通りに動かせる‼」
ガキの頃教えてくれたのはカイムだ。力さえあれば自分の好きなことができる。一方的に殴られることもねぇ、怒鳴られることもねぇ。ただ何もできずにうずくまる必要もねぇ。力さえあれば好きにできる。
神様だと思ったヤツだって、オレの力で思い通りに動かしてやる。腑抜けたヤツなんていらねぇ。昔みてぇに人形みてぇな顔をして気に食わねぇヤツは殺しまくればいい。言うことを聞かねぇっていうんなら聞かせてやるまでだ。誰でもない、オレの力で。
「お前の執着心は底が知れんな。そこまで欲するか」
「だぁからぁ、テメェに渡すわけにはいかねぇんだよ。そんでジジィ、テメェは邪魔だ。とっととくたばれ時代遅れの老耄ジジィ。テメェの居場所はずっと昔になくなってんだよッ‼」
両腕を広げたまま色んな術式を繰り広げる。複数に絡み合った魔術は馬鹿デカい渦になってジジィを前後左右から挟んだ。あまりの術の強さに空間が歪んでいるようにも見えるが、それが一体なんだってんだ。ジジィを殺せればそれでいい。世界なんてどうにでもなりやがれ。
「死ねェッ‼」
そして生き残ったオレが最強だ。
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
【完結】辺境伯令嬢は新聞で婚約破棄を知った
五色ひわ
恋愛
辺境伯令嬢としてのんびり領地で暮らしてきたアメリアは、カフェで見せられた新聞で自身の婚約破棄を知った。真実を確かめるため、アメリアは3年ぶりに王都へと旅立った。
※本編34話、番外編『皇太子殿下の苦悩』31+1話、おまけ4話
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる