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65.直面③
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各国の特色はその城に足を踏み入ればわかる、とよく聞くがバプティスタ国の城に入ればそれはよくわかる。大っぴらなミストラル国にガジェットが張り巡らされているべーチェル国。バプティスタ国は、その厳重さと規則の厳しさが雰囲気ですでに醸し出されている。
見張りで立っている騎士はぴくりとも動かないし立ち位置ですらきっちりしている。行き交う人間との無駄な会話は許されていないんだろう、喋っている声など何一つ聞こえてこない。
そんな中、ここに所属しているウィルが先頭に立って城の中に入っていく。事前に俺らのことを知らせていたからか、視線は向いていないものの騎士たちの意識がこっちに向けられているのがわかる。中には俺にだけ向けられている殺意は十年前のことを色濃く覚えている人間だろう。
「本当に連れてくるとはな」
城の作り的にこの先を歩けば謁見の間だろうという歩いていれば、唐突に聞こえてきた声に近くを歩いていたアミィが更に俺に寄って袖を掴んできた。あの時に比べて成長したとはいえ、当時の時のショックがデカかったんだろう。一度恐怖を抱いた相手はそう簡単には忘れられないらしい。
「カヴァリエーレ団長」
「まさか貴様が『人間兵器』だったとはな。姿を偽り逃げて回っていたということか。しかも次の『人間兵器』を助ける素振りをして手中に収めていたとは、随分と我々をなめたものだな」
「団長、その件についてはしっかりとご報告したはずです」
「俺はこの目で見たものしか信じない」
やっぱり似た者同士だな、というかそれがここの国民性なのかと口には出さなかったがひとりごちる。それでも立ち塞がっていた場所から身をずらしたのは状況がよくないことを知っているからだ。
ウィルは団長と呼んでいる男に一礼して奥に進んでいく。次いで認識のあるティエラも同じ行動をする。俺が目の前を通ろうとすれば、睨みつけてはこなかったものの明らかに忌々しく思っている感情を表に出していた。
「カイム、あの人相変わらず怖いね」
そしてやっぱり印象はよくならなかったようだ。袖を掴んでいる手の力が更に強まり、通り過ぎようとした時は極力目を合わせないようにしていたアミィはアイツに対する苦手意識を払拭できていない。まぁ確かにあれだけ殺意を向けられるといい気はしないから仕方がないことだろう。
小さく後ろを振り返ってきたウィルはどことなく俺たちを気遣っている雰囲気を出しているが、気にせず前を向いて歩けと軽く手で払えば眉を下げて前を向いた。ウィルの後ろを歩いていたティエラも同じような反応をしていたが、今そういう反応だと今後コイツら気苦労が絶えねぇだろうなと小さく息を吐き出す。
やがて厳重な扉が目の前に現れる。騎士と同様城内も無駄のない綺麗に整えられているが、やってきた人間に圧も感じさせる雰囲気だ。こりゃミストラル国とは違って国の人間たちがホイホイ王に謁見なんてできそうにない。今はこうやってすんなり通っているものの、本来ならここに至るまで幾つかの手続きを済まさないといけないんだろう。
見張りの騎士たちが左右それぞれ重々しい扉を開ける。タイミングも速度もドン引きするほどぴったりだ。ここに来てずっと無表情を貫いていたフレイだが、流石に俺と同じ感想を持ったのか頬が引き攣っている。
前を歩いていたウィルが少しの緊張感を持ったのを感じ、いよいよもってバプティスタ国の王との謁見なのだと顔を上げる。どこか重々しい雰囲気の中、王座に座っている人間を見ることなく跪き頭を下げたウィルに同じような行動を取る。
一体どんだけミストラル国の王がそういったことに関していい意味でいい加減なのか。ミストラル国の王の顔が脳裏をチラついたか頭の隅に追いやる。
「その男がそうか、ウィル・ぺネトレイト」
「はっ」
「『赤』さえ隠せば逃げ果せることも容易いということか。十年もよくのうのうと生きていたものだ」
さっきのウィルの上司といい、同じようなことを口にした王に対してとうとう頭に来たのか頭を下げていたフレイが勢いよく立ち上がろうと身体を動かしたのを感じ取った。フレイの隣にいるのはエルダだが、面白がって止めようとはしないだろう。だからといって俺が少しでも動けば周りにいる騎士たちに一斉に武器を向けられる。
それがわかっていたのか、ウィルが小さく目配せしフレイの動きを制する。この場で暴れれば自分たちの不利なほうに動いてしまう、流石にそれがわからないフレイでもない。フレイは唇を噛み締め、渋々と再び頭を下げた。
「王、ミストラル国の王からも報告が上がってきていると思います。彼はこの十年間殺戮を繰り返してはいません」
「ミストラル国の王の言葉を信じるのであれば、そのようだな――だが、それが何だ?」
ウィルたちの息を呑む音が聞こえた。それに構うことなく、バプティスタ国の王は言葉を続ける。
「この十年間殺戮行為を繰り返さなかった、それが何だ。それで十年前多くのものを失った人々が納得するわけがない」
「ですが! 当時彼も子どもだったんです、イグニート国の教えのせいで」
「『子どもだったから仕方がない』、まさかそう口にするつもりか? 子どもだろうとなんだろうとその男があらゆるものを踏み躙り殺戮を行った事実は何も変わらない。だというのに十年間ただ逃げ隠れしただけだと? お前が生きた十年間、本来なら多くの人間が己の人生を生き親は子どもの成長を見守っていたはず。慕っていた相手と結ばれた者もいただろう。夢に想いを馳せ日々研磨していた者もいたはずだ。その者たちをすべて殺しておきながらなんの責務も果たすことなくよく顔を出せたものだ!」
バプティスタ国の王の口調が徐々に厳しく重々しいものになり、最後にはアミィは身体を硬直させていた。誰かが、何かを言い返そうとしていたができるはずもない。
王が口にした言葉は何もかも本当のことだ。
「十年前お前の殺戮のせいで未だにイグニート国の前線を押し戻すことができない。好機があればまた迷うことなく他国を攻めるだろう。何より、お前が起こした行動はイグニート国の王に『力押しをすればどうとでもできる』ということを学習させた。お前が今やるべきことはここで頭を垂れることではない。十年前、傷付いた者たちの前に頭を垂れ懺悔し、その命を差し出すことだ」
「王、しかしそれではっ」
「お前の発言を許可していない、ウィル・ぺネトレイト」
「っ……!」
フレイが周りの状況を確認しだした。だがここでもしエルダが少しでも術式を展開しようものなら真っ先に剣が飛んでくる。状況は圧倒的に俺たちのほうが不利。
だが、こうなることはわかっていた。それをわかっていながらウィルの言葉に頷いた。確かに各国の王の認証があれば俺たちも動きやすくなる。
ただそんな都合よく進むわけがない。
バプティスタ国は他の国よりもイグニート国からの攻撃の被害が大きい。陸続きのせいもあって真っ先に攻め込まれる。俺も十年前、陸続きのアルディナ大陸を攻め込めと命令されていた。当時の俺はそれに対してなんの疑問も違和感も抱かなかった。俺にとってどこを攻めようと、そう対して変わりはなかった。
だがバプティスタ国にとってはたまったもんじゃない。ただ陸続きなだけでひたすらに攻められ蹂躙される。『人間兵器』に対しての恨みは他と比べものにならない。
ウィルはミストラル国の王の報告もあるし自分が説得すれば事態はきっと好転する、そう考えていたんだろう。だが俺はここに来れば糾弾され下手したら処分もされるだろうとは思っていた。いくらミストラル国の王が口添えしたところで、俺が十年前に行ったことは何も消えやしない。
同じ『人間兵器』でも、俺とアミィの違いはここだ。アミィは『人間兵器』として被験体にされたが実際『人間兵器』として誰も殺していない。実験のせいで成長過程にも大きく影響が出ていたことも今はちゃんと証明される。そこが救いだ。
俺だけならともかく、俺と一緒にいただけでアミィも処分されるようだったらウィルやミストラル国の王には悪いが魔術を使わせてもらう。顔を上げれば厳しい表情をしているバプティスタ国の王と目が合った。
見張りで立っている騎士はぴくりとも動かないし立ち位置ですらきっちりしている。行き交う人間との無駄な会話は許されていないんだろう、喋っている声など何一つ聞こえてこない。
そんな中、ここに所属しているウィルが先頭に立って城の中に入っていく。事前に俺らのことを知らせていたからか、視線は向いていないものの騎士たちの意識がこっちに向けられているのがわかる。中には俺にだけ向けられている殺意は十年前のことを色濃く覚えている人間だろう。
「本当に連れてくるとはな」
城の作り的にこの先を歩けば謁見の間だろうという歩いていれば、唐突に聞こえてきた声に近くを歩いていたアミィが更に俺に寄って袖を掴んできた。あの時に比べて成長したとはいえ、当時の時のショックがデカかったんだろう。一度恐怖を抱いた相手はそう簡単には忘れられないらしい。
「カヴァリエーレ団長」
「まさか貴様が『人間兵器』だったとはな。姿を偽り逃げて回っていたということか。しかも次の『人間兵器』を助ける素振りをして手中に収めていたとは、随分と我々をなめたものだな」
「団長、その件についてはしっかりとご報告したはずです」
「俺はこの目で見たものしか信じない」
やっぱり似た者同士だな、というかそれがここの国民性なのかと口には出さなかったがひとりごちる。それでも立ち塞がっていた場所から身をずらしたのは状況がよくないことを知っているからだ。
ウィルは団長と呼んでいる男に一礼して奥に進んでいく。次いで認識のあるティエラも同じ行動をする。俺が目の前を通ろうとすれば、睨みつけてはこなかったものの明らかに忌々しく思っている感情を表に出していた。
「カイム、あの人相変わらず怖いね」
そしてやっぱり印象はよくならなかったようだ。袖を掴んでいる手の力が更に強まり、通り過ぎようとした時は極力目を合わせないようにしていたアミィはアイツに対する苦手意識を払拭できていない。まぁ確かにあれだけ殺意を向けられるといい気はしないから仕方がないことだろう。
小さく後ろを振り返ってきたウィルはどことなく俺たちを気遣っている雰囲気を出しているが、気にせず前を向いて歩けと軽く手で払えば眉を下げて前を向いた。ウィルの後ろを歩いていたティエラも同じような反応をしていたが、今そういう反応だと今後コイツら気苦労が絶えねぇだろうなと小さく息を吐き出す。
やがて厳重な扉が目の前に現れる。騎士と同様城内も無駄のない綺麗に整えられているが、やってきた人間に圧も感じさせる雰囲気だ。こりゃミストラル国とは違って国の人間たちがホイホイ王に謁見なんてできそうにない。今はこうやってすんなり通っているものの、本来ならここに至るまで幾つかの手続きを済まさないといけないんだろう。
見張りの騎士たちが左右それぞれ重々しい扉を開ける。タイミングも速度もドン引きするほどぴったりだ。ここに来てずっと無表情を貫いていたフレイだが、流石に俺と同じ感想を持ったのか頬が引き攣っている。
前を歩いていたウィルが少しの緊張感を持ったのを感じ、いよいよもってバプティスタ国の王との謁見なのだと顔を上げる。どこか重々しい雰囲気の中、王座に座っている人間を見ることなく跪き頭を下げたウィルに同じような行動を取る。
一体どんだけミストラル国の王がそういったことに関していい意味でいい加減なのか。ミストラル国の王の顔が脳裏をチラついたか頭の隅に追いやる。
「その男がそうか、ウィル・ぺネトレイト」
「はっ」
「『赤』さえ隠せば逃げ果せることも容易いということか。十年もよくのうのうと生きていたものだ」
さっきのウィルの上司といい、同じようなことを口にした王に対してとうとう頭に来たのか頭を下げていたフレイが勢いよく立ち上がろうと身体を動かしたのを感じ取った。フレイの隣にいるのはエルダだが、面白がって止めようとはしないだろう。だからといって俺が少しでも動けば周りにいる騎士たちに一斉に武器を向けられる。
それがわかっていたのか、ウィルが小さく目配せしフレイの動きを制する。この場で暴れれば自分たちの不利なほうに動いてしまう、流石にそれがわからないフレイでもない。フレイは唇を噛み締め、渋々と再び頭を下げた。
「王、ミストラル国の王からも報告が上がってきていると思います。彼はこの十年間殺戮を繰り返してはいません」
「ミストラル国の王の言葉を信じるのであれば、そのようだな――だが、それが何だ?」
ウィルたちの息を呑む音が聞こえた。それに構うことなく、バプティスタ国の王は言葉を続ける。
「この十年間殺戮行為を繰り返さなかった、それが何だ。それで十年前多くのものを失った人々が納得するわけがない」
「ですが! 当時彼も子どもだったんです、イグニート国の教えのせいで」
「『子どもだったから仕方がない』、まさかそう口にするつもりか? 子どもだろうとなんだろうとその男があらゆるものを踏み躙り殺戮を行った事実は何も変わらない。だというのに十年間ただ逃げ隠れしただけだと? お前が生きた十年間、本来なら多くの人間が己の人生を生き親は子どもの成長を見守っていたはず。慕っていた相手と結ばれた者もいただろう。夢に想いを馳せ日々研磨していた者もいたはずだ。その者たちをすべて殺しておきながらなんの責務も果たすことなくよく顔を出せたものだ!」
バプティスタ国の王の口調が徐々に厳しく重々しいものになり、最後にはアミィは身体を硬直させていた。誰かが、何かを言い返そうとしていたができるはずもない。
王が口にした言葉は何もかも本当のことだ。
「十年前お前の殺戮のせいで未だにイグニート国の前線を押し戻すことができない。好機があればまた迷うことなく他国を攻めるだろう。何より、お前が起こした行動はイグニート国の王に『力押しをすればどうとでもできる』ということを学習させた。お前が今やるべきことはここで頭を垂れることではない。十年前、傷付いた者たちの前に頭を垂れ懺悔し、その命を差し出すことだ」
「王、しかしそれではっ」
「お前の発言を許可していない、ウィル・ぺネトレイト」
「っ……!」
フレイが周りの状況を確認しだした。だがここでもしエルダが少しでも術式を展開しようものなら真っ先に剣が飛んでくる。状況は圧倒的に俺たちのほうが不利。
だが、こうなることはわかっていた。それをわかっていながらウィルの言葉に頷いた。確かに各国の王の認証があれば俺たちも動きやすくなる。
ただそんな都合よく進むわけがない。
バプティスタ国は他の国よりもイグニート国からの攻撃の被害が大きい。陸続きのせいもあって真っ先に攻め込まれる。俺も十年前、陸続きのアルディナ大陸を攻め込めと命令されていた。当時の俺はそれに対してなんの疑問も違和感も抱かなかった。俺にとってどこを攻めようと、そう対して変わりはなかった。
だがバプティスタ国にとってはたまったもんじゃない。ただ陸続きなだけでひたすらに攻められ蹂躙される。『人間兵器』に対しての恨みは他と比べものにならない。
ウィルはミストラル国の王の報告もあるし自分が説得すれば事態はきっと好転する、そう考えていたんだろう。だが俺はここに来れば糾弾され下手したら処分もされるだろうとは思っていた。いくらミストラル国の王が口添えしたところで、俺が十年前に行ったことは何も消えやしない。
同じ『人間兵器』でも、俺とアミィの違いはここだ。アミィは『人間兵器』として被験体にされたが実際『人間兵器』として誰も殺していない。実験のせいで成長過程にも大きく影響が出ていたことも今はちゃんと証明される。そこが救いだ。
俺だけならともかく、俺と一緒にいただけでアミィも処分されるようだったらウィルやミストラル国の王には悪いが魔術を使わせてもらう。顔を上げれば厳しい表情をしているバプティスタ国の王と目が合った。
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