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13.王宮
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王宮に行く日が近くなってきた。
名目は、王宮で執事見習いの修行ということになっている。
大奥様に同行する形なので、出発するときは結構な人が見送ってくれた。
ぼくの師匠のジェイムズさん、執事長はもちろん、お母さん、そして、兄さん、いや公爵様も奥様も見送ってくれた。
公爵様に挨拶していると、お嬢様がぼくに抱き着いてきた。
「帰ってきたら、お嫁さんにしてくれる?」
ごめん、それは無理。
兄の顔の怖いこと、義姉さんが天使を捕まえ兄さんをなだめてくれなかったらぼくは永遠に王宮に行けなかったかもしれない。
王宮に着き、師匠のデュークさんを紹介された。
また、クレア様、ジャスミン様など陛下のお付の人たちにも紹介された。
一息ついたところで、時間が空いた女王陛下いらっしゃったので挨拶することができた。ここで大奥様は帰宅される。
ぼくは自分に与えられた部屋に案内され、荷物を整理した。
これから何年か、こちらで生活することになる。
ぼくはベッドの上に横になるといつの間にか寝てしまっていた。
夜中に誰かに起こされ目を覚ます。
見るとクレア様がいらした。
口に人さし指をあてて静かにというポーズをとったので、ぼくは音をたてないように起き上がる。
着替えずに寝てしまったので、配られたお仕着せに着替えたのだけど、クレア様はぼくの着替えを見つめていた。
案内されたのは陛下の寝室で陛下とジャスミン様が椅子に座り待っていた。
「来たか、そこに座れ」
ぼくが座ったのを見て陛下が続ける。
「お前のスキルを知っている者は?」
ぼくが素直に返答すると、
「これからはもう広めるなよ」
とくぎを刺された。
「クレアとジャスミンは知ってるな」
「はい」
「これからは私が相手できないときはこの二人に相手してもらえ」
きっと変な顔をしていたのだろう。
陛下は苦笑いをして続ける。
「クレアは婚約者が結婚前に亡くなってそれいらい独身だ。
ジャスミンは夫がいるが、妻が妊娠しているときに愛人を孕ませてな」
ここで一息つき、
「相手が貴族令嬢で、まぁ、今はいない」
とつづけた。
「見てわかる通りジャスミンのお腹の中に子供が居る。だから大事にしてやってくれ」
陛下から言われてしまうと断れないだろうな。ごめんなさい、クレアさん、ジャスミンさん。
話が終わるとぼくとクレアさんとジャスミンさんは退室した。
名目は、王宮で執事見習いの修行ということになっている。
大奥様に同行する形なので、出発するときは結構な人が見送ってくれた。
ぼくの師匠のジェイムズさん、執事長はもちろん、お母さん、そして、兄さん、いや公爵様も奥様も見送ってくれた。
公爵様に挨拶していると、お嬢様がぼくに抱き着いてきた。
「帰ってきたら、お嫁さんにしてくれる?」
ごめん、それは無理。
兄の顔の怖いこと、義姉さんが天使を捕まえ兄さんをなだめてくれなかったらぼくは永遠に王宮に行けなかったかもしれない。
王宮に着き、師匠のデュークさんを紹介された。
また、クレア様、ジャスミン様など陛下のお付の人たちにも紹介された。
一息ついたところで、時間が空いた女王陛下いらっしゃったので挨拶することができた。ここで大奥様は帰宅される。
ぼくは自分に与えられた部屋に案内され、荷物を整理した。
これから何年か、こちらで生活することになる。
ぼくはベッドの上に横になるといつの間にか寝てしまっていた。
夜中に誰かに起こされ目を覚ます。
見るとクレア様がいらした。
口に人さし指をあてて静かにというポーズをとったので、ぼくは音をたてないように起き上がる。
着替えずに寝てしまったので、配られたお仕着せに着替えたのだけど、クレア様はぼくの着替えを見つめていた。
案内されたのは陛下の寝室で陛下とジャスミン様が椅子に座り待っていた。
「来たか、そこに座れ」
ぼくが座ったのを見て陛下が続ける。
「お前のスキルを知っている者は?」
ぼくが素直に返答すると、
「これからはもう広めるなよ」
とくぎを刺された。
「クレアとジャスミンは知ってるな」
「はい」
「これからは私が相手できないときはこの二人に相手してもらえ」
きっと変な顔をしていたのだろう。
陛下は苦笑いをして続ける。
「クレアは婚約者が結婚前に亡くなってそれいらい独身だ。
ジャスミンは夫がいるが、妻が妊娠しているときに愛人を孕ませてな」
ここで一息つき、
「相手が貴族令嬢で、まぁ、今はいない」
とつづけた。
「見てわかる通りジャスミンのお腹の中に子供が居る。だから大事にしてやってくれ」
陛下から言われてしまうと断れないだろうな。ごめんなさい、クレアさん、ジャスミンさん。
話が終わるとぼくとクレアさんとジャスミンさんは退室した。
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