夜空に瞬く星に向かって

松由 実行

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第三章 Cjumelneer Loreley (キュメルニア・ローレライ)

3. キュメルニアガス星団

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■ 3.3.1
 
 
「まあ、そうむくれるな。さっさと片づけて八億もらって終わりじゃねえか。」
 
 俺と並んで、ドックの中のレジーナを眺めながらブラソンが呟く。
 レジーナは外部船殻を外され、重力ジェネレータがむき出しになっている。ホールドライヴを取り付け作業中だ。何人ものドック作業員が、ある者は補助外骨格(ぱわーどシェル)を着け、ある者は重作業用スーツを着てドックの中に静かに横たわるレジーナに取り付いている。
 
「気に入らねえことばっかりだ。軍の依頼、諜報部の人間、ムカつくクソ女が同行、そんでもってキュメルニア・ローレライだ。」
 
 ゆっくりと小振りな装置がドックの中を漂ってくる。ホールドライヴデバイスだ。
 おや、受け取った作業者は、上半身作業服で下半身が六本足の義体だ。青色のショートヘアが、船外作業服のヘルメットだらけのドックの中で目立つ。機械式の義体とは珍しいな。
 
「早ければ数週間で終わる。数週間で八億だ。美味しい仕事じゃねえか。」
 
 青色のショートヘアの六本足の作業員は、無重力の環境の中でホールドライヴデバイスをしっかりと抱え、確かな足取りでレジーナのジェネレータ区画の中に入り込んでいった。
 
「ついでにあのクソ女がお前にロードしようとしているプログラムも気に入らねえ。」
 
 レジーナのジェネレータ区画が見える辺りに、ブラソンの姿が反射して見える。
 ブラソンの顔は特に無理をしているわけでもなく、普通に笑っている。
 
「テランの最高機密なんだろう?そりゃ、神経質にもなるさ。」
 
 アデールと名乗った諜報部員らしいクソ女は、ホールドライヴ貸与の条件として、地球人ではないブラソンのチップに小さなプログラムのロードを要求した。
 この依頼の間、貸与されたホールドライヴがレジーナには取り付けられるが、ブラソンのチップにロードされる予定のプログラムは、ホールドライブに関する記憶をフィルタし、依頼完了後にアデールの指示でブラソンの記憶の中からホールドライヴ関連の記憶を全て消し去る。
 
 そもそもキュメルニア・ローレライを捜す依頼を受けたくない上に、腹立たしい態度の女を船に乗せるのも気が進まない。ホールドライヴなんてこちらが貸してくれと頼んだわけでもない。
 それを無理矢理積まれて、相方のチップには諜報部謹製の怪しげなプログラムをロードしろと言う。
 八億の報酬以外になんの旨みもない、苦痛ばかりが積み重なる依頼に気が滅入った。今回だけは、シャルルの顔を立てて仕事を受ける。だが、これっきりだ。
 ブラソンの言うとおりだ。さっさと終わらせて、八億もらって金輪際二度と軍とは関わり合いにならない事にしよう。
 
 
 ■ 3.3.2
 
 
「リアクタ起動開始。#1起動、#3起動、#2起動。リアクタ起動完了。ジェネレータ総出力3%。微速後進。船体、ドックから離脱30%、60%、90%、離脱完了。シャルル造船所距離100、300、500。回頭。回頭完了。ジェネレータ出力5%。加速3G。アステロイド北方に離脱後、ホールドライヴ起動試験を行います。予定時刻4時間33分後。」
 
 薄暗いコクピットにルナの声が静かに響く。少し子供っぽくてキーが高めだが、それでも生身の女の声というのはやはりいい。電子合成された声は固くて、少し苦手だ。
 
「ルナ、ホールドライブ起動試験コースは、一回目短距離ジャンプをアステロイドから木星軌道まで。距離20光分。二回目短距離ジャンプを木星軌道からオールト雲まで。10光月。」
 
「諒解しました。」
 
 さて、四時間程暇になる。メシだ。
 
「ルナ、メシにしよう。行けるか?」
 
「状況モニターだけですので、タスクストレスは低いです。問題ありません。」
 
「OK。今日は何だ?」
 
「ビーフストロガノフ&ベジタブルビリヤニ、お新香付きです。」
 
「お、いいねえ。俺、ストロガノフ好きなんだよ。ルナの飯は美味いしな。」
 
 と、ブラソンが嬉しそうな顔をする。
 いやそもそもお前、地球の食い物だったら大概好物だって言うだろ。
 進水して最初の頃こそ、グリルチキンのみバーガーとか、マスタードソースのみサンドウィッチとか、出汁なし味噌のみ味噌汁とか、意表を突いた独創的にシンプルなメニューを作り出していたルナだが、最近どうやらちょっと本格的なお料理情報データベースを見つけたらしい。ここのところレパートリーが増え、味が急激に向上している。
 まぁ、サイドとメインディッシュの組み合わせは相変わらず独創的なままだが。スパゲティボンゴレビアンコに深川丼みたいな組み合わせで出てこない限り、文句は言わない事にしている。数週間前に食った、ローガンジョシュ・ファルファッレのような、ツボにはまる新たな世界が開ける事もある。
 
「おだててもブラソン向けのご褒美は出ませんよ。」
 
 ブラソン向けのご褒美?
 俺が怪訝な顔をしているのが分かったのだろう、ルナがこちらを向いて口を開き掛けた。
 
「ほらほら、早く行かないとな。腹が減っちまってもう。」
 
 と、ブラソンに後ろから両肩を掴まれ、強制的に向きを変えられたルナはコクピットから連れ出された。
 ブラソン向けのご褒美?超ハードコアなFPSゲームか、違法スレスレこれまた超ハードなエロゲのどっちかしか思い浮かばないが。
 ああ、やつの外挿サーバはそのためか。なるほど。
 納得した俺は、二人の後をダイニングルームに向けて歩き始めた。
 
 俺達がどやどやとダイニングに向かっている音を聞きつけたか、アデールが自室から出てきた。六つある客室の内、一番コクピットに近い部屋をアデールに割り当てている。さすがに、致死量の放射線にさらされるエンジンルームに押し込めるのはやめた。破壊工作されても困るしな。
 
「食事か?私の分もあるのか?」
 
 知った事か、てめえの食い物ぐらいてめえで用意しろ、と言いたかったが前方からルナの返事が聞こえた。
 
「ありますよ、アデールさん。当船では乗客の皆様にもお食事を提供しております。」
 
 アデールの声はルナには聞き取れない程の大きさだったが、ルナの耳は船内至る所に張り巡らされている。例えばルナがキッチンにいる時に、コクピットで何か呟いてもルナには聞こえる。
 
 その後四人で摂る食事は、不機嫌に何も喋らない俺に、事務的に黙々と食事を摂るアデール、沈黙に耐えられなくなったブラソンがしょうもないギャグを飛ばして空回りし、ルナはそれを完全スルーという惨憺たる雰囲気だった。
 
 
 ■ 3.3.3
 
 
 コクピットは静寂に包まれている。時折数値を読み上げるルナの声だけがコクピットに響く。
 二回のホールドライヴテストを完了したレジーナは、太陽系のオールト雲から一気にキュメルニア星団に飛ぼうとしていた。
 現在、本番ジャンプ前の最終チェックを行っている。ルナが沈黙を守っているという事は、特に問題無くチェックシーケンスが進んでいるという事を示している。
 俺は船長席でAAR表示モニタ上を流れていくコマンドリストを眺めている。緑色の文字が流れていく限り、何の問題も見つかっていないと言う事だ。ごく稀に黄色の文字が現れるが、現れてすぐモニタの上端から消え去る前に緑色に変わる。細かいエラーは、特に指示しなくともルナが自動的に片付ける。それでこそ自動チェックシーケンスだ。
 もし赤色の文字が現れるような事があれば、自動エラー修正では判断できないエラーが発見されたという事であり、その時には俺かブラソンの判断が求められる。しかしまだそのようなエラーが見つかった事は無い。
 
 緑の文字の流れが止まる。
 
「チェックシーケンス完了。異常なし。ホールドライヴ可能です。」
 
「OK。じゃあ、行こうか。ルナ、ホールドライヴシーケンス開始。到達目標キュメルニアガス星団。」
 
「諒解。進路キュメルニアガス星団。リアクタ出力60%。ジェネレータ総出力50%。ジェネレータ#8出力90%。ホールドライヴデバイス起動。重力歪曲空間投射。ホール形成。ホール安定。トライアル用リードプローブ先行。相対速度2500km/sec。ホール突入します。ホール突入。ホール内空間問題なし。リアクタ正常。ジェネレータ正常。ホールドライヴデバイス正常。船体外センサ正常。先行プローブ信号正常。ホールアウトは23分12秒後。」
 
 数万光年を一気に飛ぶジャンプだ。流石にコクピットを放っておいて飯を食いに行く訳にも行かない。そもそも時間が僅か二十分程度と短い。
 
 これがまさに、地球軍が他の銀河種族艦隊に対して持っているアドバンテージだ。地球軍中心基地である火星軍港を出航し、艦隊終結後に火星軌道からいきなり戦場のど真ん中にホールジャンプする。短ければ、出港から戦闘突入までほんの数時間。
 通常であれば、そんな短時間で戦場に到達するなど到底不可能だ。ジャンプするまでにはまだ何日も太陽系内を航行しなくてはならない。ジャンプユニットを持っている軍艦であれば、太陽系内のラグランジュポイントからジャンプする事も可能だが、かなりの危険を伴う。
 停泊地を出て数日掛けて太陽系外縁部に到達し、そこからジャンプして戦場近傍に到着。場合によってはさらに数日掛けて戦域にやっと到達する。
 
 それに対して、地球軍はほんの数時間で、例えどんな場所であろうと戦場のど真ん中にホールアウトしてくる。非連続ジャンプでは無いので、現地到着前から戦闘準備を万端に整え、いつでも全力射撃できる状態で艦隊は戦場に投入される。
 敵艦隊から見れば、いきなり現れた地球軍が、好き放題に全弾斉射して大暴れし、混乱が収まって反撃しようと思うとすでにその姿は消えている。
 僅か数時間で戦場に到着するのだから、補給線が伸びる心配も無い。
 手が付けようが無い暴れ方だ。
 艦隊規模も小さく、科学技術でもまだ遅れているところが目立ち、勢力としては下から数えた方が早い地球艦隊が、汎銀河戦争の中で列強種族を向こうに回して存分に暴れ回れるのは、このホールドライヴあってこそだ。
 
 ホールアウトまでの時間に、依頼主であるアデールを呼びに行く。
 依頼主、そして依頼が完遂したかの判断者として、ホールアウトの瞬間からコクピットに居る必要がある。あの女がコクピットに居るだけでイライラするが、そこは仕事だと割り切るしか無い。
 ドアの前に立ち、ノックする。客室も、ドアの開閉はもちろん自動では無い。自動ドアにするには金がかかるから、という理由ももちろんあるのだが、それよりも、もし何かあった時にパワーダウンやシステムダウンなどで簡単に客室に閉じ込められる自動ドアを採用する気にはどうしてもなれなかった。手動であればパワーなど関係無しに開ける事が出来るし、蹴り破る時も簡単にドアを吹き飛ばせる。
 色々なものがどんどん便利になって忘れられて行っているが、船の構造というのは常に緊急事態を考慮した構造で無ければならない、と俺は思っている。忘れてはならないが、船殻のすぐ外は放射線荒れ狂う宇宙空間なのだ。
 
 ドアを開けてアデールが出てくる。
 
「軟禁状態というのも、ヒマなものだな。」
 
 アデールの身長は俺よりも15cmは低い。当然目線は俺よりも下にあるのだが、なぜか下から俺を見下げて言い放つ。
 いい加減慣れて、そろそろ腹も立たなくなってきた。
 つまり、だんだんこのクソ女の事が「人としてまともに機能していないちょっといろいろ気の毒な女」に思えてきて、余り腹も立たなくなってきたのだ。ムカつく態度も行き過ぎると、ただの可哀想な奴に一気に格下げになる。
 
「あと二十分でキュメルニアガス星団にホールアウトする。コクピットに来るか?」
 
「部外者がコクピットに入ると拙いんじゃないのか?」
 
「あんたは依頼人だからな。どのみち、キュメルニア・ローレライを見つけて、データをサルベージする時にはあんたを呼ぶしか無いんだ。」
 
「そうか。ならばお邪魔しよう。しかし、今時手動の扉とはな。この依頼を終えて金が手に入ったらちゃんと自動にしておけ。」
 
 どうもこの女は、余計な一言二言を言わなければ気が済まない質らしい。
 
「金がねえから手動な訳じゃねえさ。それに、あんたがまた乗る訳でも無し。」
 
「サービスの悪い船だな。客が逃げるぞ。」
 
「なんで手動なのかてめえで考えろ。おつむはあるんだろう。」
 
「ふん。」
 
 相手にしていると長くなる。俺は向きを変えてコクピットに向けて歩き始めた。アデールもそれ以上憎まれ口を叩くでも無く、俺の後に付いて歩いてくる。
 コクピットハッチを抜けて、薄暗いコクピットに入る。白く明るい通路から突然コクピットに入ると、中が真っ暗に見えて視力を奪われたように感じる。
 そろそろコクピットの中の配置にも慣れてきた。見えていなくても船長席に真っ直ぐ向かって着席する事が出来る。
 
「前列右の操縦士席が空いている。そこに座っていてくれ。ボタン類は殆ど無いが、余計なものに触るなよ。ルナ、船外画像情報を前方スクリーンに投影。AARマーキング情報も重ねて投影。」
 
 俺とルナの席の間をアデールが通り抜けると同時に、前方スクリーンに画像が投影される。
 前方スクリーンに投影される画像は、まだホールドライヴ中の薄暗い距離感の無いダークグレイのままだ。ワームホール内の航行は、通常空間の歪みや障害物に邪魔されない。という事は、光を含めて通常空間からのどの様な情報をも受け取る事は出来ない。
 その為、ホールドライヴに入る時には専用のプローブを打ち出して先行させてワームホール内の情報を得ると同時に、ワームホールから一足先にホールアウトさせてホールアウト宙域周辺の情報を集めさせてから本体である船がホールアウトする。
 プローブとの間は、余り距離が離れなければ通信は確立できる。ワームホール航行中、船はずっと直進しているのだが、実はワームホール自体はかなり曲がりくねっているらしい。プローブとの距離が大きく離れると、プローブとの間に「直線」が確保できなくなり、通信ができなくなる。
 
 静寂を破ってルナの声がコクピット内に静かに響く。
 
「ホールアウト10秒前。プローブホールアウト。総員対ショック防御願います。5秒前。4、3、2、1、ホールアウト。」
 
 ホールアウトの瞬間、前方スクリーンの映像がぐらりと揺れた。衝撃自体は慣性制御が吸収した様だが、船は相当激しく揺り動かされた様だ。その後は安定している。
 
 アデールは正面スクリーンを見ているだろう。だが、俺たちクルーが見ているのは既にレジーナに組み込まれた、ブラソン開発のリンク操縦システムだ。船外画像は、チップを通じて俺たちの視覚野に直接投影される。
 レジーナは色とりどりのプラズマ雲に取り囲まれた空間に浮いていた。プラズマ雲の中には、青白くガスを纏った真っ白い若い星、赤く膨張した年老いた星、その生涯を終えて電磁波だけを強烈に放出し続ける中性子星などの様々な星が顔を覗かせている。
 それはまるで、毒々しくも美しい虹色のベールに包まれ、様々な色の無数の明かりに囲まれた幻想的な玉座に自分が座っているかの様にも思えた。
 
「対デブリシールド負荷40%。船外放射線異常値。船内放射線値は正常。船外は激しいプラズマ乱流です。キュメルニア・ローレライ探索活動には支障なし。キュメルニア・ローレライ救難信号受信しました。位置特定します。」
 
 その後、しばらくルナの声が途絶える。随分かかってるな。
 
「キュメルニア・ローレライ概算位置特定出来ました。誤差1光月です。プラズマ乱流と重力干渉による空間の歪みにより短時間、単測定点では位置が正確に特定出来ません。移動中に特定を継続します。」
 
 量子通信は空間を無視するので、距離、方向とも特定する事が出来ない。キュメルニア・ローレライの位置は通常空間の電磁通信でのみ特定可能だが、この宙域はプラズマ乱流によって発生した強烈な電磁波と、多数の構成や中性子星による空間の歪みが激しく正確な位置特定に時間がかかるということだろう。
 ルナが概算位置と言ったポイントに緑色のマーカーが点滅する。
 
「OK。目標キュメルニア・ローレライ。出力40%で加速開始。ルナ、3Dマップ投影してくれ。現在の予定ルートを表示。ブラソン、空間歪曲と障害物を考慮して再構成頼めるか?」
 
 ルナの返答の代わりに、視野の中に恒星やプラズマ雲との位置関係を示した3Dマップが開く。
 予定ルートが緑色の線で引かれる。あちこち途切れているのは、短距離ホールドライヴを小刻みに繰り返す為だろう。
 
「ああ、もうやってる。センサー情報がグチャグチャで、長距離の情報は全く自信が無いな。逐次修正するが、構わないか?」
 
「構わん。その辺は任せる。どんどんやってくれ。油断したら本気で命を落とす。ヤバいと思ったら後戻りもOKだ。」
 
「諒解。任せられたぜ。」
 
 さあ、ちょいと危ないお宝探しとしゃれ込もうか。
 
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