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第一章 危険に見合った報酬

7. 石窯焼きのピザと人生と

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■ 1.7.1
 
 
 夕方、マサシがホテルに帰ってきた。
 ブラソンはというと、ハフォンのIDサーバネットワークを管理下に納め、エネルギー管理局、都市交通管理局、ハフォン軍のそれぞれのネットワークへの侵入を果たし、いずれも管理者IDを取得していた。
 もちろん、ハフォン王宮のネットワークもすでに手中に収めている。
 
 その後ミリは夕方になるまでブラソンの部屋を訪れなかった。
 たぶんその間に情報軍本体とコンタクトをとっていたのだろうとブラソンは予想している。
 すでにミリの携帯端末IDにはタグがつけられており、ネットワークに潜っている状態のブラソンにはミリの行動がすべて見えていた。
 
 ミリとマサシのIDはいずれもブラソンが使う仮想空間中で緑色の点滅する輝点となって表示されていた。
 イスアナ市全体を俯瞰すれば、彼らが論理的にどこに存在するか一目瞭然であったし、その気になればアクセスポイント移動記録から現実世界でどのエリアにどれくらいの時間いたのかさえ知ることができる。
 特にマサシの輝点に関してはタグ付けしてあり、ブラソン自作のPGが常に監視しており、異常行動が発見され次第ブラソンに警報が発される様になっている。
 王宮で洗脳されるのが確実なら、洗脳された後に何らかの異常行動を取る可能性がある為だった。
 
 マサシが帰ってきたのは気づいていたが、極力早い段階でやっつけておかなければならない仕事が幾つかあったので彼はまだネットワーク接続から外れていなかった。
 ミリが、というよりもハフォン情報軍が、いつ彼らのことを裏切るかわからない。
 都合が悪くなれば躊躇することなく切り捨てられるだろう。
 それが政府というものだし、諜報機関というものだ。
 そういう意味では、ブラソンはミリ達情報軍を一切信用していなかった。
 ではこちらは、いつ梯子を外されてもいい様にあらかじめ準備しておく必要がある。
 
 マサシも船乗りなので、それなりに政府機関とやり合ったこともあるだろう。
 しかし自分ほどに政府機関と時に味方となり、手のひらを返されて一瞬後には敵になり、逆につい先日まで敵であった連中と非協調的共闘関係を築いたりしたような経験は無いだろうとブラソンは思っていた。
 政府がどれだけ苛烈で汚い手を使ってくるかは、彼自身過去に身をもって知らされている。
 
 情報軍という後ろ盾がなくなれば、どころか場合によっては情報軍を敵に回して、この惑星上で長時間生存できるとは考えられない。
 情報軍がどのような決定をしようが自分たちが生き残れるだけの保険をかけておかねばならない。
 そしてそれは、情報軍と良好な関係を維持し続けたとき、本来の目的を果たすためにも有効な手となる筈だった。
 ブラソンは手元のMPU上でいくつものプログラムを作っては、管理者権限を手に入れたネットワークに送り出し、目立たないように本来のシステムのプログラム群の中に埋め込んでいった。
 
 
■ 1.7.2
 
 
 俺はホテル前でビークルを乗り捨てた。
 ビークルはドアを閉めるとそのまま垂直に上昇し、どこかに向けて飛び去っていった。
 夕方の時間帯だ、多分近くで次の客が待っているのだろう。
 ホテルに入り、まず自室に寄った後にブラソンの部屋に行く。
 ブラソンの部屋は大きく様変わりしていた。
 元々それほど広くない安ホテルの部屋が、運び込まれた机と機材とで埋まり、まるで下町に良くあるジャンク屋の店内の様な様相を呈していた。
 部屋の住人であるブラソンは、インターフェースとおぼしきHMDを付けてベッドの上に寝転がっていた。
 壁際に申し訳程度に作り付けられているライティングデスクの前では、椅子に座ったミリが暇そうに携帯端末をいじくり回していた。
 
「どうだった?」
 
 顔を上げたミリから質問を受ける。
 
「どうだったも何も。まぁ、元々初日から全て上手いこと転がるとは期待はしていなかったが、その予想通り、と言ったところだ。紹介状は役に立ったが、不審者として追い払われることを防いでくれた、というレベルの話だ。仕事がいきなり貰えるわけでもないし、新参者を王宮の内側深くまで案内してくれるわけじゃない。顔を繋いで、人を伝って接近するさ。で、そっちはどうだ?」
 
 手近に座るところを探しながら答えるが、これ以上この部屋に椅子はないようだった。
 かといってブラソンが寝ているベッドに腰掛けて、奴の仕事の邪魔をするわけにもいかない。
 
「さぁ? 昼過ぎに一度現実に戻ってきてからこっち、ずっと繋ぎっぱなしだから何も聞いていないわ。」
 
「あんたの方は? ハフォンに戻ってきたんだから、本隊とやりとりはしているんだろう?」
 
「まぁ、そうね。特段変わったことはないわ。この間ダマナンカスで伝えた以上の目新しい情報は無いみたいだった。」
 
 どこまで本当のことか知らないが、現時点で俺たちに伝えなければならないと判断された情報はない、という事だろう。
 少なくとも、まだ身の危険はないようだ。
 
 人当たりが良くなったミリとしばらく他愛のないことを雑談する。
 そのうちブラソンが起きあがってきたところで、晩飯に行こうという事になった。
 安ホテルだが、最上階である八階ににこぢんまりとしたレストランを備えていた。
 リフトを使って八階に上がると、レストランはリフト出口の目の前だった。
 店の中に入って辺りを見回す。
 客室よりも少し広い部屋の壁をぶち抜いて、テーブルと椅子がいくつか並んだだけのスペースだった。
 
 壁にフードベンダーが埋め込まれている。
 銀河系中どこでも見かけるタイプの、ごく一般的な簡易食料を提供するフードベンダーだ。
 固体ブロックか、流動食状のどちらかの食事を選べる様だった。水と湯と、他に1~2種類の飲み物も供給する。
 そして、店の中にあるのはそれだけだった。
 地球に較べて食文化の貧しい銀河種族達の国でも、これほど素っ気ない「レストラン」を見かけた事はない。
 これに関しては、ハフォンに着くまでの二週間の学習で知識を得ている。
 宗教の絡みもあり、禁欲的生活の上に「超」の字が幾つか乗っかる様なハフォン人達は、信じられない事だがこの二種類の食事しか持たないのだった。
 
 ハフォンにはまだ地球の文化は伝播していない様だった。
 ハバ・ダマナンの様なハブ星系にはその手のものがいち早く伝わるが、同じ同盟に属しているとは言えハフォンと地球の間には一万光年程の距離がある。
 ここイスアナ市内に地球式の食事が自分で選べるタイプのレストランがいくつか存在する、ということは船の中で読んだ資料の中にあったことを覚えている。
 しかしたかだか数百年では、街の全ての店主に対して地球文化による洗脳が完了するというわけではないようだった。
 
 俺たちは店内に入ると、フードベンダーに近づいて食事のボタンを押す。
 俺は固形。ブラソンとミリは流動食。それと、めいめいに飲み物を取る。
 水というのも味気ない話なので、ハフォンで一般的に飲まれている茶の一種を選んだ。他の二人も同じ飲み物を選んだようだ。
 味気ないも何も、食事が固形ブロックか流動食かの二択、という時点で極限まで味気ないのだが。
 
「さて、今日の成果についてお互い情報共有しましょ。ブラソンはどこまでいけたの?」
 
 食事のパッケージを持ってテーブルにつくや否や、ミリが報告会の開催を宣言した。
 他に店内に客はいない。大声で話さなければ話の内容を他人に聞かれることもないだろう。
 それにホテル自体情報軍の息がかかっているということは、従業員も情報軍に繋がりのある者ばかりで、多分他の宿泊客もそうだろう。
 
「昼過ぎにはネットへの接続を確立した。機材は全て問題なく動いた。午後から王宮のローカルネットワークの攻略に取りかかっている。案外に堅牢な作りになっているのでちょっと攻め倦ねている。大丈夫だ。明日の午前中には確実に侵入してみせる。問題ない。」
 
「そう。問題は無いのね。何か追加で調達するものはある?」
 
「今のところは無いね。俺がヘマをしたときに備えて、情報軍で庇ってくれるという確約だけくれればいい。」
 
「それはヘマの状況と程度にもよるとは思うけれど。いいわ、よほどの酷いヘマでない限りはこちらで何か言い訳を考えて庇います。それで良いわね。」
 
「ああ、十分だ。」
 
 そう言ってブラソンは頷いた。
 
「マサシの方は?」
 
 ミリがこちらを向く。
 
「紹介状を持って王宮総務庁に行った。購買担当者と物流担当者に面通しした。具体的な成果はその程度だ。どっちの担当者からも、今はお前に振る仕事がない、順番を待て、と言われたよ。言われたとおり順番を待っていたんじゃ、いつになればターゲットの組織に近づけるやら分かったもんじゃないからな。とりあえず総務庁の中のいろんな部署に顔を出してみた。『運送屋の御用はないですか?』ってな具合でな。今のところ誰からも仕事は貰えていない。まだ顔もそれほど売れていないだろう。明日は総務庁以外の部署にも顔を出して回ってみようと思う。」
 
「手応えは? あった?」
 
「手応えも何も、どこに行っても適当にあしらわれただけさ。新規参入の業者による挨拶なんて、たぶん珍しくも何ともないのだろうな。運送以外のこともやる何でも屋的な売り込み方をした方がいいのかも知れない。明日からはそれで行ってみる。」
 
「そう。まぁ、初日はそんなものかしらね。王宮や政府機関と繋がりを持ちたがる業者なんてごまんといるわ。その中の一つと思われているだけでしょうね。どんなことでもいいから何とか目立って。目立てば、クーデター組織の目に留まる可能性も高いはずよ。それと、王宮近衛兵団と秘書室は確実に連中の支配下にあると考えられているわ。接触できるものならばその辺りに接触するのも近道かも知れない。」
 
「・・・なるほどね。王宮内で問題を起こしたらすっ飛んでくる警備員は、全て近衛兵なのか?」
 
「残念ながら、そうではないわ。近衛兵はその名の通り、王座に比較的近いところを守ってる。普通はなかなか近づけないところね・・・どうでも良いけれど、面倒起こして近衛に近づくのが近道、なんて考えを起こさないでよ。近衛が出てくると言うことは、限りなく王座に近いと言うことだから、事と次第では命はないわよ。」
 
「秘書だって王座との距離はそんなものだろう。近づくのは無理なんじゃないか?」
 
「分かってる。近衛兵を目標に近づけ、という意味ではないわ。知識として知っておいて。何かの時に役立つかも知れないから。」
 
「分かった。他に例の相談役と繋がりのありそうな部署は?」
 
「今のところはその二つが確実視されているだけよ。疑わしいと考えられている部署とその度合いのリストを後で渡すわ。」
 
「ああ、頼む。それと、これはブラソンにだが。」
 
「どうした?」
 
「俺がやばいことになったときのための連絡用のIDを教えてくれないか。メッセージの内容とか関係なく、このIDにメッセージを打ったら俺がやばいことになっている、という連絡先だ。例の相談役に洗脳されるのは折り込み済みとしても、それ以外で何らかの危機的状況に陥る事態も十分予想される。」
 
「なるほど。確かにその通りだ。こうしよう。マサシでもミリでも俺でも、そのIDにメッセージを打ったらやばいことになっている、という連絡用IDを作っておく。メッセージを打ったのが誰かと云う情報と、メッセージを打った時点での最終アクセスポイントの場所を他の二人に自動的に連絡する、というのでいいか?」
 
「ああ、それでいい。助かる。何が起こるか分からんからな。」
 
 緊急連絡先の話がまとまったところで、俺はちょうど自分の食事を食べ終わった。
 地球であれば軍のレーションのような、空になった白いパッケージ袋を指先でつつく。
 ため息がでる。
 ブラソンはそんな俺を見て笑っていた。ミリは意味が分からない様だった。
 
「故郷が恋しいか?」
 
 とブラソンが訊く。
 
「地球の外で飯を食うときにはいつも、なんで地球を出てきてしまったのか後悔するね。」
 
「俺たちはこれで慣れてるからな。逆にダマナンカスみたいなところに行くと最初は戸惑う。もう慣れたがな。」
 
 ダマナンカスなどの地球に近いハブ星系の大都市では、今や地球文化に相当浸食されている。
 地球式の、人が料理を作って給仕するレストランが相当数店を開いており、かなり高い人気を博している。
 そんな店では、店内は店主の好みか、何らかのテーマに基づいて飾り付けられており、音楽を流すところもある。
 テーブルについた客にはメニューが手渡され、数ある料理の中から自分の好みのものを選ぶことが出来る。飲み物も同様だ。
 そして人が手をかけて作った料理は、例え同じ名前の同じ料理でも店ごとに味が違い、見栄えも異なる。
 俺たちが酒を飲んでいた酒場などもそんな店のうちの一つで、色濃く地球文化の影響を受けていた。バーカウンターとスツールという組み合わせは、明らかに地球文化からもたらされたものだ。
 
 何十万年も続く戦いの中で、戦争に勝って生き残ることが銀河種族達の最上の目標となっていた。
 何かの目的のために戦争をしていた筈なのだが、いつの間にか目的と手段がすり替わってしまったのだろう、戦争の中で生き残ることが目的となってしまっていた。
 各種族が持てるリソースのより多くを戦争継続に注ぎ込もうとした結果、戦争の継続と勝利のためのもの以外は徐々に削ぎ落とされていくことになった。
 
 戦争とは、より多くをつぎ込んだものが勝利する。
 より多くの金、資材、人的資源、時間。
 汎銀河戦争では「投入鉄量」の考え方がストレートに生きている。
 広大な宇宙空間というのは、まるで無限に広がる何もない平原の様なものだ。
 よほどの傑物の司令官が輩出されるか、よほどの新兵器が開発されるかしなければ、基本的には数を投入した方が勝つ。
 敵よりも少しでも多くのリソースを戦争に投入しようとして、生き延びる為には余計な予算は次々と削られていったのだろう。想像に難くない。
 これが五年や十年の戦争なら良かったのだろうが、奴らは何十万年もずっとそれを続けた。
 その結果、少しずつ色々なものを失っていき、国家は効率的に戦争を継続するためだけのシステムとなり、人々の一生も戦争を支えるためだけのものとなり、種族の生存目標は戦争に勝利すること、にすり替わった。
 文化や娯楽といった、戦争の中で生き残るためにはさして重要では無いものは、その何十万年という戦争の中で、今や多くの銀河種族達の国から失われていた。
 
 そこに生きの良い地球文化が放り込まれた。
 最初は戸惑っていた彼らも、少しずつそれに親しむうちに「面白い」「楽しい」「嬉しい」という感情を取り戻して来たのだろう。
 ダマナンカスの様な元々アウトロー達が集まる様な街では、地球文化の導入は加速度的に進んでいる。
 逆にハフォンの様な、保守的でまじめな性質を持った種族の星では、なかなか導入が進まない。
 
「船の中なら良いんだ。船の中だ、と割り切ることも出来るし、仕事の合間の短い時間で栄養の補給をする分にはこれで十分だ。だが、陸に上がってゆっくりと食事を摂りたいときにもこれが出てくると、正直少々ウンザリするね。」
 
 そう言って俺は中身が空になって軽くなったパッケージの袋を振った。
 食事が二種類しかないハフォンはかなり端的な例ではあるが、他国でも多少種類が増えるものの状況は似た様なものだった。
 地球の様に、地域ごとに特色のある数十数百種類と云った食事や飲み物が存在する国は、銀河種族達の中には他に存在しなかった。
 
「必要十分な栄養が摂れて、しかも手軽にどこでも同じ質のものが手に入るのよ。保存に場所をとらないし、保存期間も長い。とても機能的だわ。何か問題があるの? 逆に、地球の食べ物は栄養過多で肥満の原因になると聞いたことがあるのだけれど?」
 
「ああそうだ。否定はしない。地球の食い物はそういうところあまりコントロールされていないから、伝統的な料理で贅沢をすると一発で太る。」
 
「地球はどうか知らないけれど、ハフォンだと肥満体は病院送りになるわよ。」
 
「マジか。太っただけで入院させられるのか。おっかねえ話だな。」
 
「栄養が偏っていて体内のバランスを崩している証拠だし、肥満による潜在的内臓疾患や体調不良を起こしている可能性もある。そもそも、食欲を抑えられない精神疾患の可能性もある。」
 
 ここの星ではデブるだけで精神病院送りにされるらしい。恐ろしいところだ。
 地球でピザを食い過ぎた後にハフォンに来るのはやめようと思った。
 
「それでも、これはないね。あんた達銀河種族は、あー、少なくともハフォン人は人生の楽しみのうちの大きなものの一つをまるまる逃していると思うぞ。」
 
 と言いながら、テーブルの上に置いた白い袋を指さす。
 こいつを食事とは呼びたくない。これはあくまで、食物(しょくもつ)だ。
 これなら、多少なりとも味や食感に気を使っている地球の軍用レーションの方がまだ遥かにマシだろう。
 特にハフォンは酷い。
 宗教によって、快楽を追求したり、享楽的な生き方をすることを強く戒められているためだろう。
 平均的な銀河種族達の生活よりもさらに禁欲的というか、異常にストイックかつシステマチックになっている。
 はっきり言って、俺たち地球人から見たら、何が楽しくて生きているのか分からないレベルだ。
 
「私は・・・あまり気にしないのだけれど。普通の人々は『快楽に溺れるのは悪』と思っているから、受け容れられ難いと思うわ。」
 
「この近くの大通りに一軒あるようだが、全然流行っていないようだな。だとすると味もたかが知れているだろう。ハフォンで美味い地球料理を食うのは諦めるしかないな。残念だな。俺は石窯で焼いたピッツァが結構気に入っているんだが。ハフォンに石窯は無いだろうな。」
 
 と、ブラソンがニヤニヤしながら言う。分かってて言っていやがる。
 ・・・ピザが食いたくなってきた。
 
「やめろ。今すぐ船に乗って地球に帰りたくなる。」
 
「・・・ねえ。その食べ物は、それほど良いものなの?」
 
 その後、人生と美味い食い物とピザと石窯焼きについて延々とミリに語って聞かせることになった。
 ミリは興味深そうに聞いていた。
 もちろん、それさえも意識的に作り出した表情と態度なのかも知れなかったが。
 それでも、お国自慢はやはり嬉しいものだった。
 
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