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40、監禁生活2
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どうにか出ようとして大体3時間くらいがたった。
(ヤバい、することない…)
「雪!ただいま~」
「……帰らしてよ」
「フフフ!皆んな心配してたよ。雪の大好きな七瀬も必死に探し回ってるみたい」
「…」
慎二は手を洗って、俺にキスをした。俺は手で口を拭う。
「酷いな~…まぁ、いいか」
「最低」
「そうやって反抗してるわりには、オムライス食べたんだね?美味しかった?」
「……うん」
「フフ、良かった」
(話題を逸らされた…どうしよう、とにかく今は何時かとか聞きたい)
「ねぇ、携帯返してよ」
「ダメ」
「…母さんたちが心配する」
「うん、なんか捜索願いだしたらしいよ」
慎二を睨んで、頬を叩いた。すると、嬉しそうに笑って俺にまたキスをした。
「帰してくれたら、慎二とまた友達になってあげる。でもこのまま監禁するなら自殺するから」
「フフ、そんなに俺が嫌なの?でもさ、雪はここから逃げられないし自殺もできないよ」
「は?」
「今日から、ずっと俺がここにいるから」
おかしなことを言ったと思ったら慎二は続けた。
「学校も行かないし、女の子のところにも行かない。雪とずっと一緒」
「い、いや…亮、助けて」
「フフ、七瀬が知ったら驚くだろうね」
そう言って慎二は俺を押し倒した。
抵抗したが、中出しをされて俺の体は疲れ果てていた。
「雪、おいで」
「……」
慎二の言葉を無視して、そそくさと床に座る。
「はぁ…雪」
低い声で呼ばれる。俺はビクッとなって、そっと慎二を振り返った。
すると、真顔でこっちへ来いと手招きしている。
「…っ」
「フフ、偉いね」
膝に座らされて、服に手を入れられそうになる。
「も、もう無理だから…」
切羽詰まった声でそう言うと、慎二は手を止めて耳を触り始めた。
「雪」
「…んっ」
「愛してるよ」
(嘘ついてるくせに…早く亮に会いたい)
慎二はまるで壊れ物を扱うように優しく俺をベッドに下ろした。
「今日はもう寝ようか?」
「……」
「おいで」
ベッドで手を広げて待つ慎二の方に向かって歩く。
「フフ」
少し離れたところに寝転がると、慎二に抱き寄せられた。
(…あったかい)
「おやすみ」
そう言って頬にキスをされた。なんだか、今日はよく眠れそうだ…
(大嫌いな人に抱きしめられて、よく眠れるとは本当にとんだ皮肉だな…)
そう思いながら、眠った。
朝、隣には亮ではなく慎二がいた。
(夢で亮が出てきたのでまさかと思ったけど…流石に違うか)
「んっ…雪」
俺は起きてぼーっとしていたら、慎二も起きた。
慎二は起き上がると、真っ先に俺の名前を呼んだ。
「…おはよ」
「起きて雪がいるって最高…」
「…」
起きて早々俺を抱きしめてキスをしてくる。
慎二を払いのけて、俺は台所で水を飲んだ。
「雪、朝ごはん食べる?」
慎二は冷蔵庫から色々取り出して台所につく。
「ゆっくりしてていいよ」
「いや、手伝う」
「本当?じゃあ、野菜切って」
「うん」
亮のお世話をしていたから、随分と家事は得意になった。
(亮…大丈夫かな?カップ麺ばっか食べてないといいんだけど)
俺は帰った時を想像して少し微笑む。
「できた?」
「うん」
「じゃあ、これ見てて」
「うん」
慎二はテキパキと作業をする。
(こういうところはカッコいいんだけどなぁ)
「…いただきます」
「いただきます!」
2人で手を合わせて向かい合って食べるのは久しぶりだ。
少し楽しいと感じてしまうのは監禁されていたからだろうか?
「雪、今日は何する?」
「帰る」
「それ以外ね、何か買ってきてあげようか?パズルとか」
やっぱり帰す気はないらしい。仕方ないので俺は買ってきてもらうことにした。
「あ、雨降ってきた」
慎二は傘を持たずに行ったけど大丈夫だろうか?
(いやいや、仮にも監禁されてるんだぞ。気を張り詰めなきゃ)
数十分してから、帰ってきた慎二はビチョビチョだった。
「大丈夫?」
「心配してくれてるの?フフ、ありがとう」「ち、違う…けど、風邪引いたりしたら大変だし」
「…雪は優しいね」
俺は持っていたタオルを渡してあげると、慎二は素直に受け取ってくれた。
「はいこれ、パズル」
「ありがとう…」
その後、お風呂に入った慎二にバレないようにそっとドアを確認する。
(鍵は…閉まってるね)
パズルは思っていたより難しかった。
「うーん…」
「できた?」
「…ううん」
すると、隣に座って一緒にやろうとする。
「…あ、これじゃない?」
「本当だ…」
みるみるうちにパズルが完成した。
「うわぁ、すごいね」
「フフ、ありがとう」
慎二は俺の頭を優しく撫でた。俺は気持ち悪くなってきた。
(亮…)
きっと来てくれるはずだよね…
(ヤバい、することない…)
「雪!ただいま~」
「……帰らしてよ」
「フフフ!皆んな心配してたよ。雪の大好きな七瀬も必死に探し回ってるみたい」
「…」
慎二は手を洗って、俺にキスをした。俺は手で口を拭う。
「酷いな~…まぁ、いいか」
「最低」
「そうやって反抗してるわりには、オムライス食べたんだね?美味しかった?」
「……うん」
「フフ、良かった」
(話題を逸らされた…どうしよう、とにかく今は何時かとか聞きたい)
「ねぇ、携帯返してよ」
「ダメ」
「…母さんたちが心配する」
「うん、なんか捜索願いだしたらしいよ」
慎二を睨んで、頬を叩いた。すると、嬉しそうに笑って俺にまたキスをした。
「帰してくれたら、慎二とまた友達になってあげる。でもこのまま監禁するなら自殺するから」
「フフ、そんなに俺が嫌なの?でもさ、雪はここから逃げられないし自殺もできないよ」
「は?」
「今日から、ずっと俺がここにいるから」
おかしなことを言ったと思ったら慎二は続けた。
「学校も行かないし、女の子のところにも行かない。雪とずっと一緒」
「い、いや…亮、助けて」
「フフ、七瀬が知ったら驚くだろうね」
そう言って慎二は俺を押し倒した。
抵抗したが、中出しをされて俺の体は疲れ果てていた。
「雪、おいで」
「……」
慎二の言葉を無視して、そそくさと床に座る。
「はぁ…雪」
低い声で呼ばれる。俺はビクッとなって、そっと慎二を振り返った。
すると、真顔でこっちへ来いと手招きしている。
「…っ」
「フフ、偉いね」
膝に座らされて、服に手を入れられそうになる。
「も、もう無理だから…」
切羽詰まった声でそう言うと、慎二は手を止めて耳を触り始めた。
「雪」
「…んっ」
「愛してるよ」
(嘘ついてるくせに…早く亮に会いたい)
慎二はまるで壊れ物を扱うように優しく俺をベッドに下ろした。
「今日はもう寝ようか?」
「……」
「おいで」
ベッドで手を広げて待つ慎二の方に向かって歩く。
「フフ」
少し離れたところに寝転がると、慎二に抱き寄せられた。
(…あったかい)
「おやすみ」
そう言って頬にキスをされた。なんだか、今日はよく眠れそうだ…
(大嫌いな人に抱きしめられて、よく眠れるとは本当にとんだ皮肉だな…)
そう思いながら、眠った。
朝、隣には亮ではなく慎二がいた。
(夢で亮が出てきたのでまさかと思ったけど…流石に違うか)
「んっ…雪」
俺は起きてぼーっとしていたら、慎二も起きた。
慎二は起き上がると、真っ先に俺の名前を呼んだ。
「…おはよ」
「起きて雪がいるって最高…」
「…」
起きて早々俺を抱きしめてキスをしてくる。
慎二を払いのけて、俺は台所で水を飲んだ。
「雪、朝ごはん食べる?」
慎二は冷蔵庫から色々取り出して台所につく。
「ゆっくりしてていいよ」
「いや、手伝う」
「本当?じゃあ、野菜切って」
「うん」
亮のお世話をしていたから、随分と家事は得意になった。
(亮…大丈夫かな?カップ麺ばっか食べてないといいんだけど)
俺は帰った時を想像して少し微笑む。
「できた?」
「うん」
「じゃあ、これ見てて」
「うん」
慎二はテキパキと作業をする。
(こういうところはカッコいいんだけどなぁ)
「…いただきます」
「いただきます!」
2人で手を合わせて向かい合って食べるのは久しぶりだ。
少し楽しいと感じてしまうのは監禁されていたからだろうか?
「雪、今日は何する?」
「帰る」
「それ以外ね、何か買ってきてあげようか?パズルとか」
やっぱり帰す気はないらしい。仕方ないので俺は買ってきてもらうことにした。
「あ、雨降ってきた」
慎二は傘を持たずに行ったけど大丈夫だろうか?
(いやいや、仮にも監禁されてるんだぞ。気を張り詰めなきゃ)
数十分してから、帰ってきた慎二はビチョビチョだった。
「大丈夫?」
「心配してくれてるの?フフ、ありがとう」「ち、違う…けど、風邪引いたりしたら大変だし」
「…雪は優しいね」
俺は持っていたタオルを渡してあげると、慎二は素直に受け取ってくれた。
「はいこれ、パズル」
「ありがとう…」
その後、お風呂に入った慎二にバレないようにそっとドアを確認する。
(鍵は…閉まってるね)
パズルは思っていたより難しかった。
「うーん…」
「できた?」
「…ううん」
すると、隣に座って一緒にやろうとする。
「…あ、これじゃない?」
「本当だ…」
みるみるうちにパズルが完成した。
「うわぁ、すごいね」
「フフ、ありがとう」
慎二は俺の頭を優しく撫でた。俺は気持ち悪くなってきた。
(亮…)
きっと来てくれるはずだよね…
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