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32、アピール
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前々から亮へのアピールは凄かったが、最近さらに凄くなっている。
「亮くん!今日ね、卵焼きが上手くできたから食べて欲しいの」
「……いらない」
話しかけた女は全員、胸をアピールしてスカートを少し短くしてる。
(亮が色仕掛けに掛かるわけがないだろう!)
内心、嫉妬に燃えている俺はその女から亮を引き剥がした。
「亮、行こう」
「雪!うん!」
手を引っ張って人気のないところまで行って亮に抱きしめてもらう。
「なんなの、あの子たち…亮は俺のなのに」
「雪~!嫉妬してくれてるの?フフフ、可愛いね」
「そりゃ嫉妬するよ、恋人だもん」
「っ~!そうだよね、ごめんね不安にさせて」
「ここにキスしてくれたら許す!」
唇を突き出して、指を指す。
「はぁーーー…天使」
デカいため息をついて亮は俺にキスをした。
「んっ♡…これだけ?」
「そりゃあね」
「これだけじゃ、許せないです!」
そう言うと、もっと深いキスをしてくれた。
舌が絡み合う。口を離したら銀の糸が引く。
「んぁ♡…んちゅ♡」
「許してくれた?」
「特別に許してあげます!」
「良かったです!フフ」
俺は亮の膝に座って笑いながら亮と手を握る。
すると、女の子の1人が来てしまった。
「あ、亮くん!」
「……何?」
「ここにいたんだね!佐藤くんと仲良いんだ?私も混ぜてよ」
「ごめん、無理」
亮はきっぱりと断ってくれた。
「…分かったわ、また今度ね」
しょぼんとして出て行く女の子を見て、俺は少し驚いていた。
「断ってよかったの?」
「そりゃ、雪と2人でいたいもん」
「っ…嬉しい」
今までがおかしかったのだろう。亮は俺だけを見てくれた。
(亮だけだ…俺を見てくれるのなんて)
「亮先輩!ここにいたんですね!」
「え?」
「めちゃくちゃ探しましたよ~!」
また別の女の子がやって来たようだ。亮と俺は同時にため息をついた。
今回の子はなかなか下がってくれずに、亮のそばから離れなかった。
「亮先輩…」
と上目遣いで亮のことを見ていた時は、本当にどうにかなりそうだった。
最終的には亮が「邪魔」の一言で追い出してくれたけど
「雪、今日家来るよね」
「うん!行く」
そうだ、今日は亮の家に行く日だった!
(これで正々堂々とイチャイチャできる!…)
亮は部活なので先に亮の家に行ってご飯を作って待つことにした。
「亮、遅いな」
俺はなかなか帰ってこない亮に電話をした。
「もしもし?」
『雪?!』
「うん、帰りが遅いから」
『あー…そのさ、実はなんか呼び出されちゃてさ』
「へ?」
亮はため息つくと、経緯を話してくれた。
どうやら、下駄箱に手紙が入っていたらしく、体育館裏に来いと書いてあったそうだ。
『でも、全然来ないし…もう帰るね』
「うん!待ってる」
それから、1時間経ってようやく帰って来た。
「おかえり!めっちゃ遅かったじゃん」
「ごめんね、女の子が来て告白されちゃってさ…」
「断ったよね?」
恐る恐る聞いてみる。すると、俺を抱きしめた。
「もちろん、雪だけだよ」
「うん!俺もだよ」
ご飯はもう冷えていて、温め直して食べた。
「雪、お風呂一緒に入ろうよ」
「え?!い、一緒に?!」
「うん」
「それは…えっと、その」
別に恥ずかしがることはない。慎二の時は俺から誘ったくらいだ。
でも、なんか亮だと恥ずかしい。
「…分かった」
「フフ、おいで」
やっぱり、なんだか恥ずかしい。さっさと服を脱ぐ亮に対して俺はゆっくりだった。
「おいで」
「う、うん…」
髪の毛を洗ってもらって、自分で体を洗おうとしたら止められた。
「俺がやってあげるからさ!」
「え?ちょ、あっ♡」
「フフ、まずはここだよね」
乳首らへんを触ってくる。乳首から離れたと思ったら反対側を摘まれる。
「んぁっ♡それ、いや♡」
「洗ってるだけだよ?」
「ひゃっ♡あぅ♡」
「じゃあ、次は脇を洗いましょうね」
そう言って脇の方に手を伸ばす亮から脇を死守する。
「ほら、洗わなきゃ」
「じ、自分で洗えるもん…」
そう言うと亮は俺の乳首を引っ張った。
「んひゃ♡あっ!」
「お、スベスベだね」
「ちょ、フフ!くすぐったいよ~」
「ずっと触ってたいな…」
すると、今度は太ももに手を滑らせた。
「んっ…亮」
「フフ、可愛い」
そのあとは…うん。ベッドに至るまではなかったが色々されましたね。
とにかく、イチャイチャできて俺は大満足だったのでした。
「亮くん!今日ね、卵焼きが上手くできたから食べて欲しいの」
「……いらない」
話しかけた女は全員、胸をアピールしてスカートを少し短くしてる。
(亮が色仕掛けに掛かるわけがないだろう!)
内心、嫉妬に燃えている俺はその女から亮を引き剥がした。
「亮、行こう」
「雪!うん!」
手を引っ張って人気のないところまで行って亮に抱きしめてもらう。
「なんなの、あの子たち…亮は俺のなのに」
「雪~!嫉妬してくれてるの?フフフ、可愛いね」
「そりゃ嫉妬するよ、恋人だもん」
「っ~!そうだよね、ごめんね不安にさせて」
「ここにキスしてくれたら許す!」
唇を突き出して、指を指す。
「はぁーーー…天使」
デカいため息をついて亮は俺にキスをした。
「んっ♡…これだけ?」
「そりゃあね」
「これだけじゃ、許せないです!」
そう言うと、もっと深いキスをしてくれた。
舌が絡み合う。口を離したら銀の糸が引く。
「んぁ♡…んちゅ♡」
「許してくれた?」
「特別に許してあげます!」
「良かったです!フフ」
俺は亮の膝に座って笑いながら亮と手を握る。
すると、女の子の1人が来てしまった。
「あ、亮くん!」
「……何?」
「ここにいたんだね!佐藤くんと仲良いんだ?私も混ぜてよ」
「ごめん、無理」
亮はきっぱりと断ってくれた。
「…分かったわ、また今度ね」
しょぼんとして出て行く女の子を見て、俺は少し驚いていた。
「断ってよかったの?」
「そりゃ、雪と2人でいたいもん」
「っ…嬉しい」
今までがおかしかったのだろう。亮は俺だけを見てくれた。
(亮だけだ…俺を見てくれるのなんて)
「亮先輩!ここにいたんですね!」
「え?」
「めちゃくちゃ探しましたよ~!」
また別の女の子がやって来たようだ。亮と俺は同時にため息をついた。
今回の子はなかなか下がってくれずに、亮のそばから離れなかった。
「亮先輩…」
と上目遣いで亮のことを見ていた時は、本当にどうにかなりそうだった。
最終的には亮が「邪魔」の一言で追い出してくれたけど
「雪、今日家来るよね」
「うん!行く」
そうだ、今日は亮の家に行く日だった!
(これで正々堂々とイチャイチャできる!…)
亮は部活なので先に亮の家に行ってご飯を作って待つことにした。
「亮、遅いな」
俺はなかなか帰ってこない亮に電話をした。
「もしもし?」
『雪?!』
「うん、帰りが遅いから」
『あー…そのさ、実はなんか呼び出されちゃてさ』
「へ?」
亮はため息つくと、経緯を話してくれた。
どうやら、下駄箱に手紙が入っていたらしく、体育館裏に来いと書いてあったそうだ。
『でも、全然来ないし…もう帰るね』
「うん!待ってる」
それから、1時間経ってようやく帰って来た。
「おかえり!めっちゃ遅かったじゃん」
「ごめんね、女の子が来て告白されちゃってさ…」
「断ったよね?」
恐る恐る聞いてみる。すると、俺を抱きしめた。
「もちろん、雪だけだよ」
「うん!俺もだよ」
ご飯はもう冷えていて、温め直して食べた。
「雪、お風呂一緒に入ろうよ」
「え?!い、一緒に?!」
「うん」
「それは…えっと、その」
別に恥ずかしがることはない。慎二の時は俺から誘ったくらいだ。
でも、なんか亮だと恥ずかしい。
「…分かった」
「フフ、おいで」
やっぱり、なんだか恥ずかしい。さっさと服を脱ぐ亮に対して俺はゆっくりだった。
「おいで」
「う、うん…」
髪の毛を洗ってもらって、自分で体を洗おうとしたら止められた。
「俺がやってあげるからさ!」
「え?ちょ、あっ♡」
「フフ、まずはここだよね」
乳首らへんを触ってくる。乳首から離れたと思ったら反対側を摘まれる。
「んぁっ♡それ、いや♡」
「洗ってるだけだよ?」
「ひゃっ♡あぅ♡」
「じゃあ、次は脇を洗いましょうね」
そう言って脇の方に手を伸ばす亮から脇を死守する。
「ほら、洗わなきゃ」
「じ、自分で洗えるもん…」
そう言うと亮は俺の乳首を引っ張った。
「んひゃ♡あっ!」
「お、スベスベだね」
「ちょ、フフ!くすぐったいよ~」
「ずっと触ってたいな…」
すると、今度は太ももに手を滑らせた。
「んっ…亮」
「フフ、可愛い」
そのあとは…うん。ベッドに至るまではなかったが色々されましたね。
とにかく、イチャイチャできて俺は大満足だったのでした。
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