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紅焔京
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あの後は何事もなく、麗らかな午後を読書をして過ごし早めにベッドに入ってぐっすり眠るといういつもの日常だった。朝になると私専属の使用人が部屋のカーテンを開けに来る。そうして差し込んでくる太陽たちの光で目覚めるのだ。
「清心、今日は出かけるね」
「仰せのままに」
使用人は腰を折って礼をすると退室していった。彼の名前は清心と言って、老年の鬼神族だ。服装は鬼神族特有の和服擬きで、裸足なので足音がしにくい。退室したと思っていても、いつも気付かないうちに側に立っていたりする。ちなみに家の中で裸足なのは鬼神族の文化で、私も裸足だ。
私は煌光族なので鬼神族のような和服は着なくても良いことになっている。と言っても、気付いたら森にいた私は煌光族の伝統的服装なんか知らないので、街の服屋さんで好きな服を特注して着ている。今着ているのは寝間着にしているカップつきキャミワンピだ。肌触りがよくて歩くときに足にするするまとわりついてくるのが気持ちいいお気に入りの服だ。
「うーん、今日も良い天気」
早朝の冷たい空気を胸に吸い込んで伸びをする。朝食もここで食べよう。
「奥様」
「ん? ありがとう」
そうしてバルコニーの椅子に座っていると音もなく戻ってきた清心が肩掛けを羽織らせてくれる。これは紅焔がくれた着物みたいな生地の肩掛けで、豪華な華の絵が施されたやつだ。無地のキャミワンピには釣り合ってないけど、朝は必ず持ってきてくれる。
朝食はご飯に味噌汁、焼き魚に菜っ葉のお浸し。日本食が恋しくならなくて助かる。
「美味しい」
「ありがとうございます」
「はい、今日のお駄賃」
「謹んでお受けいたします」
私は用意しておいたコインを清心に差し出す。彼は膝をついて両手でコインを受け取った。使用人は紅焔が雇っているので、私からも何か給与的なものを上げたいと思って始めたことだ。そうでないと、清心はあくまでも紅焔のものって感じがして嫌じゃん。お駄賃あげてるからって私のものになるわけじゃないんだけど気持ち的に。
「今日はどの服にしようかな」
朝食を終えた私は隣部屋に移動して服を物色した。隣部屋は物置のような衣装部屋のような感じで、私の持ち物は全部そこにぶちこんでいる。
紅焔から貰った着物擬きも眺めつつ、今日は気分じゃないので洋服を着ることにした。
「やっぱりワンピースが一番楽」
「奥様、今日はどちらに」
「久しぶりに猟業所に行こうかな」
猟業所というのは魔物の狩猟を専門とする人々をまとめるところだ。いわゆる組合というかギルドってやつ。私もそこに登録しているので、時々気が向いたら猟に出かけたりしている。
家、と言うかお城の外に出ると、眼下には城下町が広がっている。お城はお山の上にあるので素晴らしい絶景だ。高い塀に囲まれているせいで、部屋からは見られない。
「本日も歩いていかれるのですか?」
「うん、たまには足も使わないとね」
森で生き抜くためにそれなりの戦闘力を身に付けている私だけど、紅焔と結婚してからはひたすら食っちゃ寝しているので体力の低下が危ぶまれる。そこで、出かけるときはなるべく歩くようにしているのだ。真面目な清心が毎回用意してくれる人力車を断るのはもう慣れた。
「サリーナ!」
出発しようとしたところへ背後から私を呼び止める声が聞こえる。この声は紅焔だな、と思って振り返ろうとしたら右腕を引き掴まれて後ろへよろめく。
「奥様!」
よろめくままにドンと紅焔の胸に寄りかかる形になった。清心が少し焦った顔をした後、じろりと紅焔を睨む。
「殿」
「ッ……すまん」
清心に睨まれた紅焔はたじろいで謝ってくる。私の方へ俯いて顔を寄せるので、清心にではなく私に向かって謝っているのだと分かる。ちょい悪のくせにこういうところがあるので憎めない。それでいて硬派とか訳分からん。
驚いただけで別になんともなかったので、私は手を伸ばして彼の角を撫でた。彼の角はほんの飾りくらいの大きさなので指先でちょんとするくらいだけど。それが許しの合図だ。
「サリーナ……」
彼を見上げている私に紅焔は何かを言いたそうなもどかしげな表情をする。それを見てピンと来た。きっと勇者くん関係だな。
「……行くのか、あいつのところへ」
「散歩してくるだけだけど。彼のハーレムの場所知らないし」
「……そ、うか」
紅焔は不必要なほどシリアスな雰囲気だったけど、彼の言葉をなんとなく予想していた私は被せるように否定した。ファーガスは待っててほしいと言ってたのでそもそもまだハーレムを持ってない可能性すらある。それなのに何を言っているのだろう。まあ、前世持ちの私には分かっている。女に興味がないくせに、勇者くんに負けるのは嫌なのだこの男は。前世の価値観からすると最低でも、私から見れば可愛い。
「そんなに心配しなくても、私がこの快適なお家を手放すはずないでしょ」
なんだか私まで最低なことを言っているみたいに見えるのは誤解だ。夫のハーレムを褒めるのはこの世界の愛情表現だから。その証拠に紅焔は目に見えてホッとした表情を見せた。すぐに咳払いしてキリッとした顔に戻しながら私から離れたけど。
「じゃあね」
「ああ、気を付けてな」
そうして、私はやっと出発することができた。
お山の周りをぐるぐると取り巻いている道は両側に雑木林があり、下からお城まで真っ直ぐ登るのも難しくなっている。緑があって涼しいし、散歩道にはぴったりだ。
お供は清心だけ。彼は蛇の目傘と呼ばれる和傘を私の上に差して日除けにしてくれている。
「普段は顔も見せないくせに、勇者様が来た途端にこうなんだから。バカねー」
特に反応を見せない清心に勝手に話しかけながら歩く。こう見えて意外と聞いてくれていて、時折ポツリと返事をしてくれたりするので面白い。私の独り言が多いのは彼のせいでもあるかもしれない。
「奥方様……」
「……奥方様だ……」
お山の下まで降りてくると通行人が私に気付く。無視するのもあれなので軽く手を振ると、彼らはパッと腰を折って挨拶してくれる。いつものことだ。
鬼神族の町は紅焔京と呼ばれていて、かなり栄えている。紅焔と同じ名前なのは『紅焔』という名前が代々引き継がれる名前だからだ。紅焔京を治めるお殿様の名前は紅焔様と決まっている。確か今の紅焔が十五代目とかだった気がする。
目的地の猟業所はお山の麓にあるためすぐに辿り着いた。大事な施設は大抵お城の周りにある。
清心が暖簾を上げてくれたのを潜ると中から怒鳴り声がした。
「おうおうおう! この俺様に喧嘩を売ろうとは、覚悟はできてんだろうなあ!」
「申し訳ありません! そのようなつもりではっ」
見れば体格の良い鬼神族の男が同じく鬼神族のこちらは細身の男の首根っこを捕まえて怒鳴り散らしている。恐らく細身の方は猟の依頼をしに来た方で、大きい男の気に障ることでもしたのだろう。鬼神族は他の種族より体格がよく戦闘力に優れているが、その中でもピンからキリまでいる。よく治められた町なのに、鬼神族の性分なのかこんなことは良くある。
私が近づいていくと猟業所の中にいた従業員や猟師たちが気付いてこちらを見る。だけど怒り狂った男は気付かない。
「奥様、私が」
「平気平気」
清心が納めようとしてくれるのを手で遮って、私は大きい鬼神族の背後に立った。
「ね、何をそんなに怒ってるの?」
「……ッ!」
「私が代わりに聞いてあげるから、その人を下ろしてあげて」
男を後ろから抱きすくめるようにして両腕を腹に回し背伸びして耳打ちすると、彼はビクッと肩を跳ねさせて動きを止めた。私の手にある小刀が彼の心臓付近に当たっているので動けなくなるのは当然だ。
男はそっと持ち上げていた細身の男を下ろし、地面に足をつけた彼は途端に首元を押さえて咳き込んだ。
「あ、あんたは」
「こんにちは」
「控えおろう! こちらにおわすは十五代目紅焔様の奥方、サリーナ様であらせられる!」
怒っていた男がそろりとこっちを振り向いたので私はさっと離れて小刀をしまった。すると、清心が突然大声を上げて私の前に出る。時代劇を思い出して面白いので、そんな場合じゃないのにいつもニコニコしてしまう。
「ご、ご無礼をお許しください!!」
男が土下座するのに合わせて、周囲の人々もザザッと両膝をついてお辞儀してくれた。
「清心、今日は出かけるね」
「仰せのままに」
使用人は腰を折って礼をすると退室していった。彼の名前は清心と言って、老年の鬼神族だ。服装は鬼神族特有の和服擬きで、裸足なので足音がしにくい。退室したと思っていても、いつも気付かないうちに側に立っていたりする。ちなみに家の中で裸足なのは鬼神族の文化で、私も裸足だ。
私は煌光族なので鬼神族のような和服は着なくても良いことになっている。と言っても、気付いたら森にいた私は煌光族の伝統的服装なんか知らないので、街の服屋さんで好きな服を特注して着ている。今着ているのは寝間着にしているカップつきキャミワンピだ。肌触りがよくて歩くときに足にするするまとわりついてくるのが気持ちいいお気に入りの服だ。
「うーん、今日も良い天気」
早朝の冷たい空気を胸に吸い込んで伸びをする。朝食もここで食べよう。
「奥様」
「ん? ありがとう」
そうしてバルコニーの椅子に座っていると音もなく戻ってきた清心が肩掛けを羽織らせてくれる。これは紅焔がくれた着物みたいな生地の肩掛けで、豪華な華の絵が施されたやつだ。無地のキャミワンピには釣り合ってないけど、朝は必ず持ってきてくれる。
朝食はご飯に味噌汁、焼き魚に菜っ葉のお浸し。日本食が恋しくならなくて助かる。
「美味しい」
「ありがとうございます」
「はい、今日のお駄賃」
「謹んでお受けいたします」
私は用意しておいたコインを清心に差し出す。彼は膝をついて両手でコインを受け取った。使用人は紅焔が雇っているので、私からも何か給与的なものを上げたいと思って始めたことだ。そうでないと、清心はあくまでも紅焔のものって感じがして嫌じゃん。お駄賃あげてるからって私のものになるわけじゃないんだけど気持ち的に。
「今日はどの服にしようかな」
朝食を終えた私は隣部屋に移動して服を物色した。隣部屋は物置のような衣装部屋のような感じで、私の持ち物は全部そこにぶちこんでいる。
紅焔から貰った着物擬きも眺めつつ、今日は気分じゃないので洋服を着ることにした。
「やっぱりワンピースが一番楽」
「奥様、今日はどちらに」
「久しぶりに猟業所に行こうかな」
猟業所というのは魔物の狩猟を専門とする人々をまとめるところだ。いわゆる組合というかギルドってやつ。私もそこに登録しているので、時々気が向いたら猟に出かけたりしている。
家、と言うかお城の外に出ると、眼下には城下町が広がっている。お城はお山の上にあるので素晴らしい絶景だ。高い塀に囲まれているせいで、部屋からは見られない。
「本日も歩いていかれるのですか?」
「うん、たまには足も使わないとね」
森で生き抜くためにそれなりの戦闘力を身に付けている私だけど、紅焔と結婚してからはひたすら食っちゃ寝しているので体力の低下が危ぶまれる。そこで、出かけるときはなるべく歩くようにしているのだ。真面目な清心が毎回用意してくれる人力車を断るのはもう慣れた。
「サリーナ!」
出発しようとしたところへ背後から私を呼び止める声が聞こえる。この声は紅焔だな、と思って振り返ろうとしたら右腕を引き掴まれて後ろへよろめく。
「奥様!」
よろめくままにドンと紅焔の胸に寄りかかる形になった。清心が少し焦った顔をした後、じろりと紅焔を睨む。
「殿」
「ッ……すまん」
清心に睨まれた紅焔はたじろいで謝ってくる。私の方へ俯いて顔を寄せるので、清心にではなく私に向かって謝っているのだと分かる。ちょい悪のくせにこういうところがあるので憎めない。それでいて硬派とか訳分からん。
驚いただけで別になんともなかったので、私は手を伸ばして彼の角を撫でた。彼の角はほんの飾りくらいの大きさなので指先でちょんとするくらいだけど。それが許しの合図だ。
「サリーナ……」
彼を見上げている私に紅焔は何かを言いたそうなもどかしげな表情をする。それを見てピンと来た。きっと勇者くん関係だな。
「……行くのか、あいつのところへ」
「散歩してくるだけだけど。彼のハーレムの場所知らないし」
「……そ、うか」
紅焔は不必要なほどシリアスな雰囲気だったけど、彼の言葉をなんとなく予想していた私は被せるように否定した。ファーガスは待っててほしいと言ってたのでそもそもまだハーレムを持ってない可能性すらある。それなのに何を言っているのだろう。まあ、前世持ちの私には分かっている。女に興味がないくせに、勇者くんに負けるのは嫌なのだこの男は。前世の価値観からすると最低でも、私から見れば可愛い。
「そんなに心配しなくても、私がこの快適なお家を手放すはずないでしょ」
なんだか私まで最低なことを言っているみたいに見えるのは誤解だ。夫のハーレムを褒めるのはこの世界の愛情表現だから。その証拠に紅焔は目に見えてホッとした表情を見せた。すぐに咳払いしてキリッとした顔に戻しながら私から離れたけど。
「じゃあね」
「ああ、気を付けてな」
そうして、私はやっと出発することができた。
お山の周りをぐるぐると取り巻いている道は両側に雑木林があり、下からお城まで真っ直ぐ登るのも難しくなっている。緑があって涼しいし、散歩道にはぴったりだ。
お供は清心だけ。彼は蛇の目傘と呼ばれる和傘を私の上に差して日除けにしてくれている。
「普段は顔も見せないくせに、勇者様が来た途端にこうなんだから。バカねー」
特に反応を見せない清心に勝手に話しかけながら歩く。こう見えて意外と聞いてくれていて、時折ポツリと返事をしてくれたりするので面白い。私の独り言が多いのは彼のせいでもあるかもしれない。
「奥方様……」
「……奥方様だ……」
お山の下まで降りてくると通行人が私に気付く。無視するのもあれなので軽く手を振ると、彼らはパッと腰を折って挨拶してくれる。いつものことだ。
鬼神族の町は紅焔京と呼ばれていて、かなり栄えている。紅焔と同じ名前なのは『紅焔』という名前が代々引き継がれる名前だからだ。紅焔京を治めるお殿様の名前は紅焔様と決まっている。確か今の紅焔が十五代目とかだった気がする。
目的地の猟業所はお山の麓にあるためすぐに辿り着いた。大事な施設は大抵お城の周りにある。
清心が暖簾を上げてくれたのを潜ると中から怒鳴り声がした。
「おうおうおう! この俺様に喧嘩を売ろうとは、覚悟はできてんだろうなあ!」
「申し訳ありません! そのようなつもりではっ」
見れば体格の良い鬼神族の男が同じく鬼神族のこちらは細身の男の首根っこを捕まえて怒鳴り散らしている。恐らく細身の方は猟の依頼をしに来た方で、大きい男の気に障ることでもしたのだろう。鬼神族は他の種族より体格がよく戦闘力に優れているが、その中でもピンからキリまでいる。よく治められた町なのに、鬼神族の性分なのかこんなことは良くある。
私が近づいていくと猟業所の中にいた従業員や猟師たちが気付いてこちらを見る。だけど怒り狂った男は気付かない。
「奥様、私が」
「平気平気」
清心が納めようとしてくれるのを手で遮って、私は大きい鬼神族の背後に立った。
「ね、何をそんなに怒ってるの?」
「……ッ!」
「私が代わりに聞いてあげるから、その人を下ろしてあげて」
男を後ろから抱きすくめるようにして両腕を腹に回し背伸びして耳打ちすると、彼はビクッと肩を跳ねさせて動きを止めた。私の手にある小刀が彼の心臓付近に当たっているので動けなくなるのは当然だ。
男はそっと持ち上げていた細身の男を下ろし、地面に足をつけた彼は途端に首元を押さえて咳き込んだ。
「あ、あんたは」
「こんにちは」
「控えおろう! こちらにおわすは十五代目紅焔様の奥方、サリーナ様であらせられる!」
怒っていた男がそろりとこっちを振り向いたので私はさっと離れて小刀をしまった。すると、清心が突然大声を上げて私の前に出る。時代劇を思い出して面白いので、そんな場合じゃないのにいつもニコニコしてしまう。
「ご、ご無礼をお許しください!!」
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