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お互いの成長
体の異変
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週6の激務に慣れてきたころ、体に異変が起きた
元々生理痛がひどかった私は初日から3日間は出血量も尋常じゃないぐらい多かった
・・・が、3日をすぎても出血量が変わらないのだ
寝不足やストレスによるものかな?
そう思って、仕事を休む事すら許されない職場だったので病院にも行かず過ごした
寝不足やストレスの理由は明らかだった
寝不足は先に記した通り、勤務時間によるもの
ストレスは、女の職場での陰湿な虐めが原因だった
朝出勤し、タイムカードを押して自分の荷物をロッカーにいれる
ロッカーには鍵などなく、また2階はロッカーがある休憩所、1階が主な職場だったので昼休み以外のロッカーは放置だった
入社して間もないころ、職場の先輩にランチに誘われた
・・・が、社会人になっても私は常日頃金欠だったので断ったのだ
「社会人になったなら、家に住むために家賃と光熱費代わりに給料の半分を渡しなさい」
と、母に言われるがまま給料の半分を渡していた
Sさんが家族仲をとりもってくれたとは言え、母のアルコール依存だけは治らなかった
パートの時間以外はお酒を飲むのも相変わらずで、自分のパート代には全く手を付けず私の給料からお酒を買っていた
11万の手取りのうち、半分を母にとられ、残りの半分で自分の携帯料金を払い、車のローンを払うと自由に使えるお金なんて1万あればいいほうだった
なのでお昼は節約のために食べないようにしていた
社会人1年目の私の体重は、高校卒業時のマイナス10キロ
36キロだった
久しぶりに会う同級生には
「骨と皮しかない、気持ち悪いぐらい細すぎる」
と言われ
すれ違いざまに同級生に会い、声をかけるも、私だと気づかれないほどにやつれていた
残業がなく、定時で帰れた時はお昼ご飯として、おにぎりを作って持参していたのだが、職場の先輩の陰湿な虐めがエスカレートし、私のロッカーを勝手に荒らして、持ってきたおにぎりをごみ箱にぐちゃぐちゃにして捨てるという事までされた
それでもここの仕事を辞めたら、仕事がなくなると思った私はひたすら耐えていた
まともな食事は、残業がない日のみ
それ以外はカロリーメイトやこんにゃくゼリーで過ごしていた
なので、いつもと違う生理に対しても
ストレスによるもの
と勝手に自己判断し、病院へいかなかった
出血がおさまる気配がないまま、1ヶ月が経過したころ、仕事がだんだん落ち着いていき午前中で仕事が終わり午後は休みという日ができた
やっと病院へ行ける
そう思い、この異常な生理のために薬を貰いに病院へ行った
いろいろ検査をし、医者から言われた言葉は
「これは生理ではありません。流産しております」
という、想像もしていなかった答えだった
「流産?避妊はしていたし、毎月生理も来てました。何かの間違いでは?」
そう答えるも
「まれに妊娠中であっても月経が止まらない人もおります。そして元々子宮の病気をお持ちでしたよね?それが原因とは言えませんが、残念ながら流産しております」
そういわれ、私はその場で硬直してしまった
車に乗ってもしばらくは動けなかった・・・
なんでもっと早くに病院に来なかったんだろうと何度も何度も自分を責め続けた
Sさんに伝えなきゃ・・・
そう思うも行動にうつせない
「仕事が早く終わったから、病院行ってくる。病院終わったらSさんの家に向かうね」
そうメールをしていたので、Sさんからは何回も連絡がきていた
「病院まだかかりそう?」
「何時ごろになる?」
「なにかあった?返事がないと心配だよ」
それでも、返事はできなかった
19歳の私にはあまりにもショックが大きすぎる出来事だった
元々生理痛がひどかった私は初日から3日間は出血量も尋常じゃないぐらい多かった
・・・が、3日をすぎても出血量が変わらないのだ
寝不足やストレスによるものかな?
そう思って、仕事を休む事すら許されない職場だったので病院にも行かず過ごした
寝不足やストレスの理由は明らかだった
寝不足は先に記した通り、勤務時間によるもの
ストレスは、女の職場での陰湿な虐めが原因だった
朝出勤し、タイムカードを押して自分の荷物をロッカーにいれる
ロッカーには鍵などなく、また2階はロッカーがある休憩所、1階が主な職場だったので昼休み以外のロッカーは放置だった
入社して間もないころ、職場の先輩にランチに誘われた
・・・が、社会人になっても私は常日頃金欠だったので断ったのだ
「社会人になったなら、家に住むために家賃と光熱費代わりに給料の半分を渡しなさい」
と、母に言われるがまま給料の半分を渡していた
Sさんが家族仲をとりもってくれたとは言え、母のアルコール依存だけは治らなかった
パートの時間以外はお酒を飲むのも相変わらずで、自分のパート代には全く手を付けず私の給料からお酒を買っていた
11万の手取りのうち、半分を母にとられ、残りの半分で自分の携帯料金を払い、車のローンを払うと自由に使えるお金なんて1万あればいいほうだった
なのでお昼は節約のために食べないようにしていた
社会人1年目の私の体重は、高校卒業時のマイナス10キロ
36キロだった
久しぶりに会う同級生には
「骨と皮しかない、気持ち悪いぐらい細すぎる」
と言われ
すれ違いざまに同級生に会い、声をかけるも、私だと気づかれないほどにやつれていた
残業がなく、定時で帰れた時はお昼ご飯として、おにぎりを作って持参していたのだが、職場の先輩の陰湿な虐めがエスカレートし、私のロッカーを勝手に荒らして、持ってきたおにぎりをごみ箱にぐちゃぐちゃにして捨てるという事までされた
それでもここの仕事を辞めたら、仕事がなくなると思った私はひたすら耐えていた
まともな食事は、残業がない日のみ
それ以外はカロリーメイトやこんにゃくゼリーで過ごしていた
なので、いつもと違う生理に対しても
ストレスによるもの
と勝手に自己判断し、病院へいかなかった
出血がおさまる気配がないまま、1ヶ月が経過したころ、仕事がだんだん落ち着いていき午前中で仕事が終わり午後は休みという日ができた
やっと病院へ行ける
そう思い、この異常な生理のために薬を貰いに病院へ行った
いろいろ検査をし、医者から言われた言葉は
「これは生理ではありません。流産しております」
という、想像もしていなかった答えだった
「流産?避妊はしていたし、毎月生理も来てました。何かの間違いでは?」
そう答えるも
「まれに妊娠中であっても月経が止まらない人もおります。そして元々子宮の病気をお持ちでしたよね?それが原因とは言えませんが、残念ながら流産しております」
そういわれ、私はその場で硬直してしまった
車に乗ってもしばらくは動けなかった・・・
なんでもっと早くに病院に来なかったんだろうと何度も何度も自分を責め続けた
Sさんに伝えなきゃ・・・
そう思うも行動にうつせない
「仕事が早く終わったから、病院行ってくる。病院終わったらSさんの家に向かうね」
そうメールをしていたので、Sさんからは何回も連絡がきていた
「病院まだかかりそう?」
「何時ごろになる?」
「なにかあった?返事がないと心配だよ」
それでも、返事はできなかった
19歳の私にはあまりにもショックが大きすぎる出来事だった
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