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運命の出会い
告白の裏事情
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突然の告白に無言になってしまった
なんで私?
ただ、彼女が欲しいだけ?
実は私は高校に入学してから告白されるがままいろんな人とつきあってきた
・大学生
・メル友
・ナンパ
・浪人生
etc・・・
でも誰も長続きしなかった
「夜、遊べないなら別れる」
「みほこの友達のほうが可愛いから別れる」
「実は他に彼女がいるんだ」
など、様々な理由から早くて1週間、長くても1ヶ月も続かなかった
なかには
「みほこの高校の彼女がいるっていうだけで自慢になるから、高校生とお近づきになりたかっただけ」
なんて人もいた
なので、恋愛に対して慎重になっていた
「なんで私なんですか?」
やっと言った開口一番がこの言葉だった
「みほこが好きだから」
Y先輩はそう言ったけど、信じられなかった
疑心暗鬼になっていた
「先輩とは、連絡先を交換したあの日以来会ってないし、連絡も取ってなかった。なのにいきなりこんなこと言われても困る」
困るというより、信じられないのほうが正しい言葉だと思うが、そこまで言えなかったので困るという発言をした
ごはんを作っていたバイト先の先輩が
「ごはんできたよ。あれ?電話中?」
と、声をかけてくれた
「みほこ、今誰かと一緒にいるのか?」
Y先輩はバイト先の先輩の家に私が家出していることを知らない
ましてや、バイト先の先輩の存在も知らない
「家じゃないよ」
それだけ答えると
「じゃあ、一緒にいる人に電話を代わってくれ」
そう言った
今のスマホみたいにスピーカー機能があったら、間違いなくスピーカーで会話しているが、その当時の携帯にはそんな機能はなかった
「先輩、私の中学時代の先輩が、電話代わってくれって言ってる」
そう言い、先輩に携帯を渡した
電話を受け取った先輩は
「はい、あ、私は看護学生をしていて、20歳です。みほことはバイト先で知り合いました」
と、自己紹介をしているようだった
「え?いや、そんな急に言われても…」
先輩が困った顔でこちらを見てきたので
「どうしたの?」
と聞いてみた
「一回電話切りますね。あとでみほこからメールさせますから」
そういうと先輩は電話を切った
「ん?メール?何かあった?」
電話を切った先輩に問いかけると
「えっとね、電話の相手がみほことつきあいたいから私に説得するようにってお願いしてきたんだ。でも決めるのはみほこじゃん?私は相手がどんな人かも知らないし。だから一回電話切ってみほこに伝えなきゃと思って」
そう言ってきた
「中学の頃からみほこが好きだったんだって。だからどうしてもつきあいたいって言ってたよ」
続けて先輩が話す
「どんな人なの?仲がいいわけじゃないの?」
私はありのまま話した
「中学の頃は、挨拶程度しか会話はしたことがない。連絡先も文化祭で再会したときに交換したけど、さっきの電話が初めてで、それまでメールも電話も来たことない。一緒にでかけたこともない」
それを来て先輩は
「なんで告白されたの?」
そんなの私が聞きたいわ!と思ったけど
「わからない」
そう言って一緒にごはんを食べた
そしてその後、またY先輩から電話が来た
「さっきはいきなりで、ごめん!実は・・・部活で合宿中なんだけどポーカーで負けたやつが誰でもいいから告白するって罰ゲームで、みほこに電話したんだ」
あきれた・・・そして怒りでおかしくなりそうだった
「信じられない・・・そんなんで告白とかできちゃう人なんだ。人の気持ちをなんだと思ってるの?ありえない」
そう答えた
すると悪いと思ったのかY先輩は
「ごめん!本当にごめん!本気にしちゃった?」
と言ってきたので私は無言になった
「もし、みほこさえよければ、俺が1番信用している人を紹介する!これで許してほしい」
今思えば、なんでこんな提案に頷いたのか謎だが、この結果が明暗をわける選択になるなんて思いもしなかった
なんで私?
ただ、彼女が欲しいだけ?
実は私は高校に入学してから告白されるがままいろんな人とつきあってきた
・大学生
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etc・・・
でも誰も長続きしなかった
「夜、遊べないなら別れる」
「みほこの友達のほうが可愛いから別れる」
「実は他に彼女がいるんだ」
など、様々な理由から早くて1週間、長くても1ヶ月も続かなかった
なかには
「みほこの高校の彼女がいるっていうだけで自慢になるから、高校生とお近づきになりたかっただけ」
なんて人もいた
なので、恋愛に対して慎重になっていた
「なんで私なんですか?」
やっと言った開口一番がこの言葉だった
「みほこが好きだから」
Y先輩はそう言ったけど、信じられなかった
疑心暗鬼になっていた
「先輩とは、連絡先を交換したあの日以来会ってないし、連絡も取ってなかった。なのにいきなりこんなこと言われても困る」
困るというより、信じられないのほうが正しい言葉だと思うが、そこまで言えなかったので困るという発言をした
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と、声をかけてくれた
「みほこ、今誰かと一緒にいるのか?」
Y先輩はバイト先の先輩の家に私が家出していることを知らない
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「家じゃないよ」
それだけ答えると
「じゃあ、一緒にいる人に電話を代わってくれ」
そう言った
今のスマホみたいにスピーカー機能があったら、間違いなくスピーカーで会話しているが、その当時の携帯にはそんな機能はなかった
「先輩、私の中学時代の先輩が、電話代わってくれって言ってる」
そう言い、先輩に携帯を渡した
電話を受け取った先輩は
「はい、あ、私は看護学生をしていて、20歳です。みほことはバイト先で知り合いました」
と、自己紹介をしているようだった
「え?いや、そんな急に言われても…」
先輩が困った顔でこちらを見てきたので
「どうしたの?」
と聞いてみた
「一回電話切りますね。あとでみほこからメールさせますから」
そういうと先輩は電話を切った
「ん?メール?何かあった?」
電話を切った先輩に問いかけると
「えっとね、電話の相手がみほことつきあいたいから私に説得するようにってお願いしてきたんだ。でも決めるのはみほこじゃん?私は相手がどんな人かも知らないし。だから一回電話切ってみほこに伝えなきゃと思って」
そう言ってきた
「中学の頃からみほこが好きだったんだって。だからどうしてもつきあいたいって言ってたよ」
続けて先輩が話す
「どんな人なの?仲がいいわけじゃないの?」
私はありのまま話した
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そんなの私が聞きたいわ!と思ったけど
「わからない」
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そう答えた
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「ごめん!本当にごめん!本気にしちゃった?」
と言ってきたので私は無言になった
「もし、みほこさえよければ、俺が1番信用している人を紹介する!これで許してほしい」
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