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運命の出会い

人生を左右する出会い

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麻雀大会で見事勝ち抜いた私は、景品の
"文化祭の飲食無料"
という紙をもって、食べ歩いていた

のどが渇いたのでジュースを提供しているブースに行く

「あれ?君って、みほこちゃんじゃない?」

長身の人に声をかけられる

「あー!Y先輩!!」

中学時代、男子バレー部のキャプテンを務めていたY先輩がブースにいた

「久しぶり~。先輩ここの高校だったんだ」

と、ジュースを受け取りながら話した

「久しぶりだな~。その制服ってことは女子高に進学したのか?すごいな~」

私が進学した女子高は地元ではちょっと人気がある高校だった

「一応入学したけど、私には合わなくて・・・」

なんて無意識に弱気発言をしてしまい

「何かあったのか?俺でよければ相談のるぞ?ちょっと待ってろ」

といい、Y先輩は他の人に担当を任せてブースから出てきた

その時、持っていたジュースにぶつかって来た人がいて、私の制服にかかった

「ジュースが服にかかったから、水道で流してくる!一番近い水道どこ!?」

Y先輩に案内されながら、行ったのは体育館脇の外の水道だった

水道でごしごし服の汚れを落として、水滴を払うために服をバンバンと振った

その時、通る人に気づかずに思いっきり水滴をかけてしまった・・・

「ごめんなさい!周り見てなくて・・・」

と頭を下げると

「あれ?Sじゃん!どこに行ってたんだよ?」

とY先輩が話しかけた

Y先輩と同じクラスの人だったらしく

「さっきまでクラスの麻雀大会に出てたよ」

と、Sさんは言った

「あー、クラスの出し物かー。誰が勝ったんだ?」

とY先輩が聞くと

「この子」

とSさんは私を指さした

「え?この子!?この子俺の中学の後輩で弟の同級生だよ?」

まさか私が麻雀大会で優勝したとは思わなかったのか

「この子だれ?」

という意味に受け取ってしまったようだ

「違う違う。この子が麻雀大会で優勝した子だよ。Yの知り合いだったんだ」

とSさんは続けた

Aじいちゃんに麻雀は幼少期から教えてもらっていたし、ゲームでも麻雀をしていた私はパソコンでオンライン対戦までしていたぐらい麻雀には詳しかった

でも、学校の友人には知られないようにしていたので、誰も知り合いがいない文化祭でと、調子にのって対局したのだった

Sさんも一緒に対局したみたいだが、私は知らない人なのでわからなかった

「へーそんな特技があったんだ」

とY先輩に聞かれ私は恥ずかしくなった

結局この日はY先輩と連絡先を交換し、家に帰った

まさかこの後にあんなことが起こるなんて思いもせずに
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