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第一章
始まり その1
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俺は周りの雑音で目を覚ますが、ひどい頭痛がして頭を押さえながら起き上がる。
起き上がりながら周りを見渡す。
なんかテレビで見る国際会議などで使う席が段々と後ろになるほど高くなっている大きな部屋にいた。いや、少し大きな映画館ほどあるかな?天井が高いんだよねここ。
正面には教壇と小さな机それに大きなスクリーンがある。
そして俺の周りには老若男女問わずに様々な人達がいた。赤ん坊を抱いたお母さんや学生服の学生、俺と同じ様にスーツ姿の人それも年が様々だった。
いやいやそれどころじゃない。俺はまず最初に自分の事を思い出してみる。
俺の名前は杉田晴彦、26歳、会社員。‥‥‥よし、覚えてる。
俺は頭痛の事も忘れてここは何処なのか?そして何故ここにいるのかを思い出す為目を瞑って朝からの行動を思い出してみる。
えーっと。今日は、いつも通りの時間に目覚ましが鳴って起きて、身支度を済ませて。昨日買っておいたコンビニのパンをかじりながらニュースを見て、いつもの占いを見てから家を出たから時間通りだったはず‥‥‥それから駅に着いて‥‥‥着いてから‥‥‥あっ、そうだ何か大きな音が聞こえたと思って‥‥‥あれ?その後どうしたっけ?
俺の思考がフリーズしてしまった時前からひときわ大きな声が聞こえた。
「ハーイ、お待たせしました。ちょーっとこっち来るのに手間取っちゃってね」
その声に周りで騒いでいた人達が一斉に教壇の上の礼服姿の男に注目する。
俺の二つ後ろに座っていたスーツ姿の男がメガネを人差し指で直しながら、立ち上がり礼服姿の男に質問をした。
「ここは何処で、私は何故ここにいるのですか?そして貴方は何者ですか?」
「ハイハイ、順を追って説明しますねー。他の皆さんも一旦座って下さーい」
どことなくのんきな感じの喋り方だが今はこの男だけが情報を知っているようだし大人しく従う。
数名の見た目がヤバそうな人達が不満そうな顔というか、明らかに礼服の男を睨みつけながら詰め寄ろうと階段を降りかけていた。
礼服の男がにこやかな顔のまま一言発する。
「座れ!」
その言葉の後立っていた数人の男はいつの間にか席に座っていた。本人たちも何が何やら分からないという顔をしている。
その時また前から礼服の男の声が聞こえた。
「はい、それじゃあ皆さん席に着いたみたいなのでお話しますねー。まず最初にここは死んでしまった人が来る部屋です。そしてー貴方方は死んでしまったのでここに居ます。私は地球ではない他の世界を管理しているシーバというものです。ここまではわかりましたか?」
シーバと名乗った礼服姿の男はそこまで一気にしゃべると少し間を置いて周りを見渡す。
何処か分からないが女性の大きな声が聞こえた。
「はあ?死んだ?なんの冗談ですか?ふざけてないで家に帰してください」
その声の後に周りの喧噪が続く。
俺はあのシーバという男の話が本当だろうと思った。
思い出したのだ大きな音が聞こえた後、物凄い熱と目の前が真っ暗になるその瞬間を‥‥‥。
周りの反応は大体は二種類だ。ここから出せと大騒ぎする人と、俺の様に死の体験を思い出している人。
「あー、ハイハイ、自爆テロってやつですかね。この国はそう言った事が無いと思ってたんですけどねー。それでですね、こういった大きな事故や事件で亡くなった方達はご自分が亡くなっていることが信じられないモノなんですよねー。でも事実です。受け入れて下さい」
相変わらずのんきな話し方だ。
俺の二つ前の席にいた老人が立ち上がってシーバに質問してた。
「あの、私はもうこんな歳だ十分生きたと思うのでいいのですが、ここにはまだ幼い子供や赤ん坊までおる。なんとか子供達だけでも返す事は出来んのだろうかのう?」
「んー、先に行っておきますけどここにいる人達はもう死んでしまっているんですよ。その事実はもう変わりません。それよりこれからの話をする為に私が来たんです」
その言葉が真実であることがみんな分かったのだろう静かになり何処からかすすり泣く声も聞こえてきた。
「はい、では訊く態勢がとれたようですねー。貴方達には二つの道があります。一つはこのまま地球の輪廻に戻る道。そしてもう一つは私の管理する世界のカールエイデに新たな生を得るかです。では、先ず新たな世界を望まない人は目の前の紙を裏返しに置いそこのドアから出て下さい。そうすれば地球の輪廻にもどれますよー」
シーバは表情一つ変えずにそこまで喋ると間を置いた。
いつの間にか俺の目の前に紙が置かれていた。さっきまでは何もなかったはずなのだが?その紙には何やらアンケートのような感じでいくつかの質問が書いてある。その紙に目を通そうとした時目の前のおばさんが紙を裏返しにして置いて急ぎ足で部屋から出ていった。開けたドアの先は光の射さない真っ黒な色をしていた、周りにも同じ様にドアに向かう人が結構いた。
「はい、そろそろいいかな?ああ、この話を聞いた後に地球の輪廻に戻りたいって人がいたら紙を裏返しにしてからドアから出ていってねー。ただ、その紙に名前を書いてしまったらもう戻れないから気を付けてねー。じゃあ説明続けるねー」
シーバの説明をまとめるとこんな感じだ。
・シーバが管理するカールエイドはまだ若い世界なので魂の輪廻が少ないそうだ、それで色々な世界から魂を集めている。
・そして初回特典でチートも付けてくれるらしい。ここで若い子達は大喜びしていた。もちろん俺もだ。
・この紙にどんなチートが良いとか、年齢、名前、年齢や名前は向こうの世界で使うモノなので改変できる。
・そしてきっとここが一番大事なことだと思う。一番下に幸運と書かれた横の数値がチートを書くごとに変動する。
つまり、物凄く俺Tueeeeeeをすると幸運がマイナスにすらなるのだ。シーバは最低でも20くらい無いと大変ですよ。と言っていた。
俺もいつの間にか現れたボールペンで紙に書き始める。そして書き始めるとわかったのだがこの幸運値は直ぐ下がる。
最初に俺が書いたのは魔法チート。全系統の使用そして魔力チート。とここまで書いた時点で幸運値がマイナス80とかなっていた。試しに魔力チートに傍線を入れたら幸運値が少し戻った。でもまだマイナスだった。
INTが四桁になりMPも五桁になっている。
ふむ、全系統がダメなのか?全系統に傍線を入れて水属性と書いてみる。すると幸運値は20まで戻った。
え?基本的な魔法でもか?もしかして魔法自体レアなのか?
そんな感じでコツコツと書いていると周りの人がどんどん書いた紙をもってシーバに見せていく。
シーバは特に受け取った紙を見返したりせずに机の上に置くと話し出す。
「提出が済んだ人からここに入って下さい」
と言って自分の横に人がゆったり通れるくらいの光る空間を作った。
紙を提出した人達がわれ先にと飛び込んでいくと机の上に置いた紙も次々と消えていった。
その様子を見て周りの人達も少し慌てて書き始めている。
俺はゲームを始める前のキャラ設定が大好きなので色々と試し始めた。
起き上がりながら周りを見渡す。
なんかテレビで見る国際会議などで使う席が段々と後ろになるほど高くなっている大きな部屋にいた。いや、少し大きな映画館ほどあるかな?天井が高いんだよねここ。
正面には教壇と小さな机それに大きなスクリーンがある。
そして俺の周りには老若男女問わずに様々な人達がいた。赤ん坊を抱いたお母さんや学生服の学生、俺と同じ様にスーツ姿の人それも年が様々だった。
いやいやそれどころじゃない。俺はまず最初に自分の事を思い出してみる。
俺の名前は杉田晴彦、26歳、会社員。‥‥‥よし、覚えてる。
俺は頭痛の事も忘れてここは何処なのか?そして何故ここにいるのかを思い出す為目を瞑って朝からの行動を思い出してみる。
えーっと。今日は、いつも通りの時間に目覚ましが鳴って起きて、身支度を済ませて。昨日買っておいたコンビニのパンをかじりながらニュースを見て、いつもの占いを見てから家を出たから時間通りだったはず‥‥‥それから駅に着いて‥‥‥着いてから‥‥‥あっ、そうだ何か大きな音が聞こえたと思って‥‥‥あれ?その後どうしたっけ?
俺の思考がフリーズしてしまった時前からひときわ大きな声が聞こえた。
「ハーイ、お待たせしました。ちょーっとこっち来るのに手間取っちゃってね」
その声に周りで騒いでいた人達が一斉に教壇の上の礼服姿の男に注目する。
俺の二つ後ろに座っていたスーツ姿の男がメガネを人差し指で直しながら、立ち上がり礼服姿の男に質問をした。
「ここは何処で、私は何故ここにいるのですか?そして貴方は何者ですか?」
「ハイハイ、順を追って説明しますねー。他の皆さんも一旦座って下さーい」
どことなくのんきな感じの喋り方だが今はこの男だけが情報を知っているようだし大人しく従う。
数名の見た目がヤバそうな人達が不満そうな顔というか、明らかに礼服の男を睨みつけながら詰め寄ろうと階段を降りかけていた。
礼服の男がにこやかな顔のまま一言発する。
「座れ!」
その言葉の後立っていた数人の男はいつの間にか席に座っていた。本人たちも何が何やら分からないという顔をしている。
その時また前から礼服の男の声が聞こえた。
「はい、それじゃあ皆さん席に着いたみたいなのでお話しますねー。まず最初にここは死んでしまった人が来る部屋です。そしてー貴方方は死んでしまったのでここに居ます。私は地球ではない他の世界を管理しているシーバというものです。ここまではわかりましたか?」
シーバと名乗った礼服姿の男はそこまで一気にしゃべると少し間を置いて周りを見渡す。
何処か分からないが女性の大きな声が聞こえた。
「はあ?死んだ?なんの冗談ですか?ふざけてないで家に帰してください」
その声の後に周りの喧噪が続く。
俺はあのシーバという男の話が本当だろうと思った。
思い出したのだ大きな音が聞こえた後、物凄い熱と目の前が真っ暗になるその瞬間を‥‥‥。
周りの反応は大体は二種類だ。ここから出せと大騒ぎする人と、俺の様に死の体験を思い出している人。
「あー、ハイハイ、自爆テロってやつですかね。この国はそう言った事が無いと思ってたんですけどねー。それでですね、こういった大きな事故や事件で亡くなった方達はご自分が亡くなっていることが信じられないモノなんですよねー。でも事実です。受け入れて下さい」
相変わらずのんきな話し方だ。
俺の二つ前の席にいた老人が立ち上がってシーバに質問してた。
「あの、私はもうこんな歳だ十分生きたと思うのでいいのですが、ここにはまだ幼い子供や赤ん坊までおる。なんとか子供達だけでも返す事は出来んのだろうかのう?」
「んー、先に行っておきますけどここにいる人達はもう死んでしまっているんですよ。その事実はもう変わりません。それよりこれからの話をする為に私が来たんです」
その言葉が真実であることがみんな分かったのだろう静かになり何処からかすすり泣く声も聞こえてきた。
「はい、では訊く態勢がとれたようですねー。貴方達には二つの道があります。一つはこのまま地球の輪廻に戻る道。そしてもう一つは私の管理する世界のカールエイデに新たな生を得るかです。では、先ず新たな世界を望まない人は目の前の紙を裏返しに置いそこのドアから出て下さい。そうすれば地球の輪廻にもどれますよー」
シーバは表情一つ変えずにそこまで喋ると間を置いた。
いつの間にか俺の目の前に紙が置かれていた。さっきまでは何もなかったはずなのだが?その紙には何やらアンケートのような感じでいくつかの質問が書いてある。その紙に目を通そうとした時目の前のおばさんが紙を裏返しにして置いて急ぎ足で部屋から出ていった。開けたドアの先は光の射さない真っ黒な色をしていた、周りにも同じ様にドアに向かう人が結構いた。
「はい、そろそろいいかな?ああ、この話を聞いた後に地球の輪廻に戻りたいって人がいたら紙を裏返しにしてからドアから出ていってねー。ただ、その紙に名前を書いてしまったらもう戻れないから気を付けてねー。じゃあ説明続けるねー」
シーバの説明をまとめるとこんな感じだ。
・シーバが管理するカールエイドはまだ若い世界なので魂の輪廻が少ないそうだ、それで色々な世界から魂を集めている。
・そして初回特典でチートも付けてくれるらしい。ここで若い子達は大喜びしていた。もちろん俺もだ。
・この紙にどんなチートが良いとか、年齢、名前、年齢や名前は向こうの世界で使うモノなので改変できる。
・そしてきっとここが一番大事なことだと思う。一番下に幸運と書かれた横の数値がチートを書くごとに変動する。
つまり、物凄く俺Tueeeeeeをすると幸運がマイナスにすらなるのだ。シーバは最低でも20くらい無いと大変ですよ。と言っていた。
俺もいつの間にか現れたボールペンで紙に書き始める。そして書き始めるとわかったのだがこの幸運値は直ぐ下がる。
最初に俺が書いたのは魔法チート。全系統の使用そして魔力チート。とここまで書いた時点で幸運値がマイナス80とかなっていた。試しに魔力チートに傍線を入れたら幸運値が少し戻った。でもまだマイナスだった。
INTが四桁になりMPも五桁になっている。
ふむ、全系統がダメなのか?全系統に傍線を入れて水属性と書いてみる。すると幸運値は20まで戻った。
え?基本的な魔法でもか?もしかして魔法自体レアなのか?
そんな感じでコツコツと書いていると周りの人がどんどん書いた紙をもってシーバに見せていく。
シーバは特に受け取った紙を見返したりせずに机の上に置くと話し出す。
「提出が済んだ人からここに入って下さい」
と言って自分の横に人がゆったり通れるくらいの光る空間を作った。
紙を提出した人達がわれ先にと飛び込んでいくと机の上に置いた紙も次々と消えていった。
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