48 / 63
048 10月:陣の設営
しおりを挟む
僕達が北門を離れてすぐ、他の大隊が攻撃を再開した。
「2番隊と3番隊、突撃!
――4番隊と5番隊、構え! 突撃!
――――1番隊、行くぞ! 6番隊も続け!」
6つの大隊を3つのグループに分けて、波状攻撃をしている。
1本の橋の上を、じわり、じわり、と進もうと考えているようだ。
果たしてその時間差攻撃に意味はあるのだろうか、と気になった。
結果が判明する。意味はなかった。失敗だ。
これは1番隊の隊長が提案した渾身の作戦である。
失敗したとなれば、休憩後、2番隊の策を試すだろう。
2番隊の策は、北・東・西の3方向から同時に突撃するもの。
今の無意味な波状攻撃よりはマシだが、結果は変わらないと思う。
敵の戦力に対して、学生連合軍の戦力がまるで足りていない。
「師匠、私達はどうやって攻めるの?」
敗走する連合軍をチラ見しながら、マリが訊いてきた。
「状況に応じて決めるよ。とりあえず、今日のところは様子見だね」
「えっ、攻めないんですか?」
エマが驚いている。
「既に日が暮れ始めているし、他の人達が攻略しそうな素振りもないからね。南門に着いたら、陣を張って野宿に備えるよ」
合同レイド攻略の期限は、あと数日残っている。
期限いっぱいまで待つつもりはないけれど、慌てるつもりもない。
「テントを張るなら」
南と東の石橋があるちょうど間くらいで、ミストラル先生が言う。
しかし、先生はそこで口をつぐみ、続きを言おうとしない。
「どうしたんですか?」
「テントを張る場所について意見しようと思ったのですが」
「是非お願いします」
「駄目です。今回は、生徒だけで挑むものなので。どこでどのように陣を構築するか、ということについても、全て、生徒だけで決めることとなっています。先ほどは、それを忘れて、うっかり口を出しそうになりました」
本当に、ミストラル先生は律儀だ。
僕達しかいないのだから、意見したって何も問題ない。
先生は教育者の鑑だな、と改めて思う。
「あそこにテントを張ろうか」
僕は外堀から約500メートル離れた所にある丘を指した。
勾配がやや強い丘で、頂上の高さは、〈大阪城〉の城門より高い。
頂上に陣取ることが出来れば、南門の向こうまでよく見えるだろう。
それどころか、東西の門に関する状況だって、把握出来るかもしれない。
敵の動向を知ることが出来れば、安心して夜を過ごせる。
「師匠、あの丘はちょっと遠すぎない?」
「遠いけど、陣を築く場所としては最適だと思う」
エマが「たしかに」と同意する。
僕はミストラル先生に尋ねた。
「先生、あそこにテントを張ってもいいですか?
マリの言う通り、〈大阪城〉から少し遠いのですが」
「問題ありません」
「なら決定だ」
僕達は目的地を丘に定めて移動した。
◇
丘には少ないながらも、魔物が棲息していた。
G級モンスターのスライムだから、全然、怖くはない。
それでも、魔物は魔物だし、外なので、きっちりと陣を築く。
テントを張り、焚き火を作り、周囲を木の柵で囲み、罠を仕掛ける。
必死に陣を構築する僕達を傍目に、スライムはのほほんとしていた。
スライムはそれほど好戦的な魔物ではない。
こちらから仕掛けなければ、襲ってこないのが一般的だ。
それでも僕達は、ガッチガチに警戒して、陣を築いていく。
滑稽な話だが、これが冒険者というもの。と自分に言い聞かせた。
陣の設営作業を行うのは、僕達3人だけだ。
ミストラル先生は、律儀にルールを守り、傍観に徹している。
しかし、ただ眺めているだけではない。
近づいてきたスライムの相手をしているのだ。
腰を屈め、右の人差し指で、ツンツン、ツンツン、とつついている。
「ピュイー! ピュイー!」
つつかれたスライムは、嬉しそうに鳴き、飛び跳ねている。
ぴょんぴょん、ぴょんぴょん、先生の前で跳ね続けている。
僕は気が気でならなかった。
「ミストラル先生、襲われますよ」
「大丈夫です」
「先生が大丈夫って云うなら、大丈夫なんだろうけど……」
チラチラと先生を見ながら、作業を続けていく。
「ピュイー!」
「今はテントを張っているところです」
「ピュピュイー!」
「木の柵は、皆さんが近づかないようにする為のものです」
先生がスライムと会話している。
「ミストラル先生、スライムの言葉が分かるのですか?」
エマが尋ねる。
「分かりません」
先生は即答した。
勘で答えているだけらしい。
「先生って、魔物と触れあうのが好きなんですか?」
僕が訊く。
「別に、好きでも嫌いでもありません。
ただ、この子とは、仲良くなれそうな気がします。
テイマーのスキルを習得していないので、感情は分かりませんが」
テイマーとは、魔物を使役して戦うクラスだ。
スキルの中には、魔物の心を読むものが存在している。
先生が言っているのはそのことだろう。
それにしても、先生とスライムは、なんだか良い感じだ。
仲睦まじい雰囲気が出ていて、ペットと言われても信じられる。
たしかに、このスライムとは、仲良くなれそうな気がする。
「本当に襲ってこないんですね」
と、僕が言った瞬間、スライムが心変わりした。
何かが気に障ったらしく、ドピュッと液体を放ったのだ。
「「「先生!」」」
どろっとした粘着性の液体が、先生の全身にかかる。
放たれた時は透明だった液体が、付着すると白く濁り始めた。
ミストラル先生の身体に、白いドロドロの液が纏わり付く。
「落ち着いてください、私は大丈夫です」
先生は布キレを召喚して、上半身の液体を拭き取っていく。
胸の谷間に貯まった液体を拭き取るのには、なかなか苦労していた。
僕は、もっと苦労してくれ、と密かに願っていた。
「困った子ですね」
ドキッとする。
僕に言ったのかと思った。
それは気のせいで、スライムに言っていた。
「ピュー! ピュー!」
先生の前で激しく飛び跳ねるスライム。
仕掛けてきたのだから怒っているはずだが、怒気は感じられない。
と、思ったら、いきなりタックルをしでかす。
もちろん、ミストラル先生には通用せず、左手で止められた。
「ピュイ!?」
スライムの頭を左手で押さえるミストラル先生。
そのまま逃げないように固定して、何をするのかと思えば。
ドスッ。
矢を召喚し、右手で持ち、スライムに突き刺した。
スライムは断末魔の叫びを上げる間もなく、絶命する。
死んだスライムは、光の泡となって、消えていった。
「仲良くなれるかと思ったのですが、気のせいでした」
先生が言う。
その身体には、未だに、白濁とした液が付着している。
かなり拭き取られていたが、こびりついた分はそのままだ。
穢された先生の姿を見て、僕は妙に興奮した。
思春期の男ってこういうものだろう、と自分に言い聞かせる。
「攻撃を受けちゃうなんてびっくりしましたよー!」
「でも無事でよかったです、安心しました」
マリとエマが言う。
「災難でしたね、先生」
僕はまるで思っていないことを口にする。
本心では、よくやったぞスライム、と思っていた。
「レイ君、本当にそう思っていますか?」
「モ、モモ、モチロンデスヨ、ヤダナァ、ハハハ」
僕の目が泳ぎ、エマとマリがため息をついた。
「2番隊と3番隊、突撃!
――4番隊と5番隊、構え! 突撃!
――――1番隊、行くぞ! 6番隊も続け!」
6つの大隊を3つのグループに分けて、波状攻撃をしている。
1本の橋の上を、じわり、じわり、と進もうと考えているようだ。
果たしてその時間差攻撃に意味はあるのだろうか、と気になった。
結果が判明する。意味はなかった。失敗だ。
これは1番隊の隊長が提案した渾身の作戦である。
失敗したとなれば、休憩後、2番隊の策を試すだろう。
2番隊の策は、北・東・西の3方向から同時に突撃するもの。
今の無意味な波状攻撃よりはマシだが、結果は変わらないと思う。
敵の戦力に対して、学生連合軍の戦力がまるで足りていない。
「師匠、私達はどうやって攻めるの?」
敗走する連合軍をチラ見しながら、マリが訊いてきた。
「状況に応じて決めるよ。とりあえず、今日のところは様子見だね」
「えっ、攻めないんですか?」
エマが驚いている。
「既に日が暮れ始めているし、他の人達が攻略しそうな素振りもないからね。南門に着いたら、陣を張って野宿に備えるよ」
合同レイド攻略の期限は、あと数日残っている。
期限いっぱいまで待つつもりはないけれど、慌てるつもりもない。
「テントを張るなら」
南と東の石橋があるちょうど間くらいで、ミストラル先生が言う。
しかし、先生はそこで口をつぐみ、続きを言おうとしない。
「どうしたんですか?」
「テントを張る場所について意見しようと思ったのですが」
「是非お願いします」
「駄目です。今回は、生徒だけで挑むものなので。どこでどのように陣を構築するか、ということについても、全て、生徒だけで決めることとなっています。先ほどは、それを忘れて、うっかり口を出しそうになりました」
本当に、ミストラル先生は律儀だ。
僕達しかいないのだから、意見したって何も問題ない。
先生は教育者の鑑だな、と改めて思う。
「あそこにテントを張ろうか」
僕は外堀から約500メートル離れた所にある丘を指した。
勾配がやや強い丘で、頂上の高さは、〈大阪城〉の城門より高い。
頂上に陣取ることが出来れば、南門の向こうまでよく見えるだろう。
それどころか、東西の門に関する状況だって、把握出来るかもしれない。
敵の動向を知ることが出来れば、安心して夜を過ごせる。
「師匠、あの丘はちょっと遠すぎない?」
「遠いけど、陣を築く場所としては最適だと思う」
エマが「たしかに」と同意する。
僕はミストラル先生に尋ねた。
「先生、あそこにテントを張ってもいいですか?
マリの言う通り、〈大阪城〉から少し遠いのですが」
「問題ありません」
「なら決定だ」
僕達は目的地を丘に定めて移動した。
◇
丘には少ないながらも、魔物が棲息していた。
G級モンスターのスライムだから、全然、怖くはない。
それでも、魔物は魔物だし、外なので、きっちりと陣を築く。
テントを張り、焚き火を作り、周囲を木の柵で囲み、罠を仕掛ける。
必死に陣を構築する僕達を傍目に、スライムはのほほんとしていた。
スライムはそれほど好戦的な魔物ではない。
こちらから仕掛けなければ、襲ってこないのが一般的だ。
それでも僕達は、ガッチガチに警戒して、陣を築いていく。
滑稽な話だが、これが冒険者というもの。と自分に言い聞かせた。
陣の設営作業を行うのは、僕達3人だけだ。
ミストラル先生は、律儀にルールを守り、傍観に徹している。
しかし、ただ眺めているだけではない。
近づいてきたスライムの相手をしているのだ。
腰を屈め、右の人差し指で、ツンツン、ツンツン、とつついている。
「ピュイー! ピュイー!」
つつかれたスライムは、嬉しそうに鳴き、飛び跳ねている。
ぴょんぴょん、ぴょんぴょん、先生の前で跳ね続けている。
僕は気が気でならなかった。
「ミストラル先生、襲われますよ」
「大丈夫です」
「先生が大丈夫って云うなら、大丈夫なんだろうけど……」
チラチラと先生を見ながら、作業を続けていく。
「ピュイー!」
「今はテントを張っているところです」
「ピュピュイー!」
「木の柵は、皆さんが近づかないようにする為のものです」
先生がスライムと会話している。
「ミストラル先生、スライムの言葉が分かるのですか?」
エマが尋ねる。
「分かりません」
先生は即答した。
勘で答えているだけらしい。
「先生って、魔物と触れあうのが好きなんですか?」
僕が訊く。
「別に、好きでも嫌いでもありません。
ただ、この子とは、仲良くなれそうな気がします。
テイマーのスキルを習得していないので、感情は分かりませんが」
テイマーとは、魔物を使役して戦うクラスだ。
スキルの中には、魔物の心を読むものが存在している。
先生が言っているのはそのことだろう。
それにしても、先生とスライムは、なんだか良い感じだ。
仲睦まじい雰囲気が出ていて、ペットと言われても信じられる。
たしかに、このスライムとは、仲良くなれそうな気がする。
「本当に襲ってこないんですね」
と、僕が言った瞬間、スライムが心変わりした。
何かが気に障ったらしく、ドピュッと液体を放ったのだ。
「「「先生!」」」
どろっとした粘着性の液体が、先生の全身にかかる。
放たれた時は透明だった液体が、付着すると白く濁り始めた。
ミストラル先生の身体に、白いドロドロの液が纏わり付く。
「落ち着いてください、私は大丈夫です」
先生は布キレを召喚して、上半身の液体を拭き取っていく。
胸の谷間に貯まった液体を拭き取るのには、なかなか苦労していた。
僕は、もっと苦労してくれ、と密かに願っていた。
「困った子ですね」
ドキッとする。
僕に言ったのかと思った。
それは気のせいで、スライムに言っていた。
「ピュー! ピュー!」
先生の前で激しく飛び跳ねるスライム。
仕掛けてきたのだから怒っているはずだが、怒気は感じられない。
と、思ったら、いきなりタックルをしでかす。
もちろん、ミストラル先生には通用せず、左手で止められた。
「ピュイ!?」
スライムの頭を左手で押さえるミストラル先生。
そのまま逃げないように固定して、何をするのかと思えば。
ドスッ。
矢を召喚し、右手で持ち、スライムに突き刺した。
スライムは断末魔の叫びを上げる間もなく、絶命する。
死んだスライムは、光の泡となって、消えていった。
「仲良くなれるかと思ったのですが、気のせいでした」
先生が言う。
その身体には、未だに、白濁とした液が付着している。
かなり拭き取られていたが、こびりついた分はそのままだ。
穢された先生の姿を見て、僕は妙に興奮した。
思春期の男ってこういうものだろう、と自分に言い聞かせる。
「攻撃を受けちゃうなんてびっくりしましたよー!」
「でも無事でよかったです、安心しました」
マリとエマが言う。
「災難でしたね、先生」
僕はまるで思っていないことを口にする。
本心では、よくやったぞスライム、と思っていた。
「レイ君、本当にそう思っていますか?」
「モ、モモ、モチロンデスヨ、ヤダナァ、ハハハ」
僕の目が泳ぎ、エマとマリがため息をついた。
0
お気に入りに追加
716
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
最前線攻略に疲れた俺は、新作VRMMOを最弱職業で楽しむことにした
水の入ったペットボトル
SF
これまであらゆるMMOを最前線攻略してきたが、もう俺(大川優磨)はこの遊び方に満足してしまった。いや、もう楽しいとすら思えない。
ゲームは楽しむためにするものだと思い出した俺は、新作VRMMOを最弱職業『テイマー』で始めることに。
βテストでは最弱職業だと言われていたテイマーだが、主人公の活躍によって評価が上がっていく?
そんな周りの評価など関係なしに、今日も主人公は楽しむことに全力を出す。
この作品は「カクヨム」様、「小説家になろう」様にも掲載しています。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
その血は呪いか祝福か 不死人は己を憂う
陽仁狼界
ファンタジー
神にその身を改造され、何をされても、何があっても死なない不死人《イモータル》となってしまった男、ビット・フェン。
しかし、秀でているのは不死の身体とその身に宿る魔力のみで、超人的な力を持つわけでも、魔法が使えるわけでもない。
永きに渡り弱者の烙印を押され、落ちぶれた男の前に、1人の吸血鬼が現れる。
これは後に『美姫の器』と呼ばれる男の物語。
主人公最強じゃなくても、『主人公らしさ』が無くても、別の何かで前に進める。
そんな作品を、私は書きたい。
この作品は小説家になろうで掲載中の物を再編したものです。
女神に冷遇された不遇スキル、実は無限成長の鍵だった
昼から山猫
ファンタジー
女神の加護でスキルを与えられる世界。主人公ラゼルが得たのは“不遇スキル”と揶揄される地味な能力だった。女神自身も「ハズレね」と吐き捨てるほど。しかし、そのスキルを地道に磨くと、なぜかあらゆる魔法や武技を吸収し、無限成長する力に変化。期待されていなかったラゼルは、その才能を見抜いてくれた美女剣士や巫女に助けられ、どん底から成り上がりを果たす。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる