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031 大防衛戦:終章
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実感が湧くまでに時間がかかった。
実際の時間は不明だが、体感では随分と長かった。
「やった……」
ようやく絞り出せた声。
自分の声が聞こえて、一気に実感が湧いた。
「やった! やったぞ! 俺達が勝ったんだ!」
燃え尽きて灰と化したデスサイズ。
灰の上には未鑑定品が落ちていた。
「おー! これは絶対激アツでしょ! 鑑定して売ろうぜ!」
すぐさまそれを拾うレイナ。
夢見心地だった気分が、途端に晴れていく。
「いいや、駄目だ」
俺はレイナから未鑑定品を取り上げた。
そして、それをメリッサに向ける。
「これはメリッサさんが受け取ってください」
「えっ、私? 倒したのはラウド君達だよ」
「そうですが、俺達はトドメを刺しただけなんで」
「関係ないよ。LAは君達なんだから、それは君達の物だよ」
LAとはラストアタック――つまりトドメを刺すことを意味する。
「俺達にはクエスト報酬の1億やらがあるんで、それで十分です」
そう、LAをとった俺達にはクエスト報酬が確約されている。
その額は1億ゴールド。戦闘内容を考えると、過度な報酬だ。
だから、それ以上を望まないし、望むのは筋が通らないと思った。
「本当に君は……。でも、他の人はそれで満足しているの?」
「えっ」
「全員が賛成しているのを確認したら、受け取らせてもらうわ」
「分かりました――みんな、コレはメリッサさんに譲っていいか?」
全員に確認する。
「もちろんです! お兄様!」
まずはユリィが賛成した。
「アーシャも賛成なのー!」
続いてアーシャ。
「わ、私も、異論ありません」
ミフユも。
「私は……いくらメリッサお姉さんが頑張ったといってもなぁ」
もしかして、レイナは反対?
「なんてね。賛成さ! メリッサお姉さん、コレは姉さんの物だよ!」
「――ということですので、お受け取り下さい、メリッサさん」
「ふふっ、なら遠慮無く頂くわね。ありがとう、みんな」
「こちらこそ助けて頂きありがとうございました」
メリッサが来なければ死んでいた。
なんなら1億ゴールドもくれてやりたいくらいだ。
「ところで」
冷静になって気づく。
「レイナ、メリッサさんに対する口ぶりに変化があったようだが」
「ギクッ! ラ、ラウド、それは訊かないくれねーかぁ?」
「そう云われるとますます気になるんだが……」
「いやぁ、な、なんでもねぇぜー?」
メリッサが「うんうん」と頷く。
その表情は、どこか小悪魔……いや、悪魔的だった。
「メリッサさん、レイナに何をしたんですか?」
「何をって、ただ私の戦いに付き合わせただけよ?」
「本当に?」
「ほんとーに。その戦いぶりに惚れて、態度を改めたんだよね?」
メリッサがジロリとレイナを見る。
それだけで、レイナが身体をブルブルと震わせた。
「ほ、本当だよ、ラウド! た、ただ、ちょっと壮絶だっただけさ」
「ちょっと壮絶だっただけで? あれほどおばさん呼びしていたのに?」
「馬鹿野郎! 何を云っているんだ!」
そう云うと、レイナは顔面を真っ青にしながらこう続けた。
「メリッサさんは素敵なお姉さんだから!」
「ふふっ、そうだよね。素直でよろしい」
「「「「…………」」」」
どうやら、大防衛戦の期間中にとんでもないことがあったようだ。
訊いても教えてもらえそうにないし、訊かないでおこう……。
◇
戦闘を終えた俺達は、〈帰還の魔石〉で街に戻った。
その足で冒険者組合に向かい、クエストの報告を行う。
「指定モンスターデスサイズの討伐、おめでとうございます!」
受付嬢はベルを鳴らし、声を大にして祝ってくれた。
それによって、組合内の視線が俺達に集まる。
「デスサイズを倒した? あいつら一体何者だ?」
「見たことねぇな。若い奴らばかりだが……」
「どうせ横殴りで倒したに違いねぇよ」
「だが相手はデスサイズだぜ? 今回最も厄介な敵だ」
「人間を殺す度に全回復して超強化されるとかいう能力持ちだからな」
「味方に雑魚が混じっていたら大手ギルドでも勝ちの目がなくなるしな」
「するとあいつら……デスサイズを倒せる程の精鋭ってことか?」
「いったい何者なんだ……あいつら……」
「分からねぇ。分からねぇが……要チェックだな」
「ギルド〈ハクスラ〉か。これはとんでもないのが現れた」
一瞬にして話題を掻っ攫ってしまった。
こうなるだろうなとは思ったが、案の定だ。
本当はLAを貰っただけなんだが……。
かつてないほど居づらかった。
「デスサイズの討伐報酬1億ゴールドとゴブリン41体分の報酬61万5000ゴールドをギルドの口座に入金させていただきました」
周囲の視線が降り注ぐ中、報酬の入金が完了する。
この時、俺は「ナイス受付嬢」と思った。
なぜなら、俺達がゴブリンしか狩っていないことを言ったからだ。
そうと分かれば、周りの奴等も理解するはず。
俺達はただトドメを刺しただけの雑魚だということに。
「ゴブリンしか倒していない……だと……?」
「どういうことだ? あいつら、デスサイズを倒せる実力者なのに?」
「アレじゃないか? “能ある鷹は爪を隠す”とかいう……」
「なるほど、そういうことか」
なんてこった。
もはやどうやっても誤解は解けそうになかった。
これは「本当は違うんです」と事情を説明しても無駄だろう。
今は何を言っても逆効果にしかならない。
「明日、ギルドマスターであるラウド様のお宅に、国王陛下より使者が遣わされますので、やむを得ぬ事情がない限りは自宅で待機していただきますようよろしくお願い申し上げます」
これがミフユの云っていた“表記にない報酬”か。
国王陛下より直々に表彰され、祝宴に招待されるという。
「分かりました」
国王陛下は、この国における最高権力者だ。
俺のような凡人なら、普通は生涯をかけても会えない存在。
それほどの方が寄越す使者に対し、会わないという選択肢はなかった。
「手続きは以上となります。お疲れ様でした。〈ハクスラ〉の皆様」
受付嬢が作業を終えた瞬間、組合の全員から拍手喝采を浴びた。
「デスサイズの討伐、おめでとう!」
「大手ギルドの連中に一泡吹かせてやったな!」
「凄いぜお前ら!」
皆が俺達を祝ってくれる。
ますます気まずくなった。
一方、レイナは――。
「サンキューな! 強敵だったが倒してやったぜ!」
当たり前のように自分の手柄だと主張していた。
周囲に向かって両手を振り、満面の笑みで歓声に応えている。
「レイナ、お前の強さが羨ましいよ」
心底そう思う俺だった。
◇
冒険者組合を出た後、メリッサと分かれることになった。
「メリッサさん、鑑定屋に行かないのですか?」
「その後にディナーをご馳走させていただきたかったのですが……」
「色々考えてくれていたんだ? でも、ごめんね。用事があってさ」
メリッサが足早に去ったので、俺達だけで鑑定屋に行った。
そして、ゴブリンから回収した9個の未鑑定品を鑑定してもらう。
本当は明日に回したい作業だが、明日は家を離れられないからな。
「ほい、鑑定終了ー!」
【鑑定結果】
1:ゴミ
2:ゴミ
3:ゴミ
4:ウィンドシューズ
5:ゴミ
6:ウィンドシューズ
7:ウィンドシューズ
8:ウィンドシューズ
9:ウィンドシューズ
怒濤のウィンドシューズラッシュだ。
予想外の鑑定結果に愕然とする。
「ウィンドシューズはありがたいが、こんなにもいらないんだよな……」
俺とユリィ以外の3人にウィンドシューズを渡し、残りは売却した。
=====本日の収支=====
【収入】
金銭:100,698,720ゴールド
(内訳:クエスト報酬、ドロップ、鑑定品の換金)
【支出】
金銭:26,500ゴールド
(内訳:帰還の魔石、生活費)
=====装備=====
【名前】ラウド・ブライト
【武器】フレイムソード
【防具】
├頭:なし
├鎧:革の胸当て
├手:なし
└足:ウィンドシューズ
【装飾品】シールドリング
【名前】ユリィ・ブライト
【武器】普通の剣(中品質)
【防具】
├頭:なし
├鎧:コットンシャツ
├手:なし
└足:ウィンドシューズ
【装飾品】なし
【名前】アーシャ・ローナン
【武器】最下級の魔力棒
【防具】
├頭:なし
├鎧:普通のドレス
├手:なし
└足:ウィンドシューズ
【装飾品】なし
【名前】ミフユ・ソラシエ
【武器】普通の魔法杖
【防具】
├頭:なし
├鎧:普通のローブ
├手:なし
└足:ウィンドシューズ
【装飾品】なし
【名前】レイナ・クリスタ
【武器】クロック×2
【防具】
├頭:なし
├鎧:普通の修道服
├手:なし
└足:ウィンドシューズ
【装飾品】なし
実際の時間は不明だが、体感では随分と長かった。
「やった……」
ようやく絞り出せた声。
自分の声が聞こえて、一気に実感が湧いた。
「やった! やったぞ! 俺達が勝ったんだ!」
燃え尽きて灰と化したデスサイズ。
灰の上には未鑑定品が落ちていた。
「おー! これは絶対激アツでしょ! 鑑定して売ろうぜ!」
すぐさまそれを拾うレイナ。
夢見心地だった気分が、途端に晴れていく。
「いいや、駄目だ」
俺はレイナから未鑑定品を取り上げた。
そして、それをメリッサに向ける。
「これはメリッサさんが受け取ってください」
「えっ、私? 倒したのはラウド君達だよ」
「そうですが、俺達はトドメを刺しただけなんで」
「関係ないよ。LAは君達なんだから、それは君達の物だよ」
LAとはラストアタック――つまりトドメを刺すことを意味する。
「俺達にはクエスト報酬の1億やらがあるんで、それで十分です」
そう、LAをとった俺達にはクエスト報酬が確約されている。
その額は1億ゴールド。戦闘内容を考えると、過度な報酬だ。
だから、それ以上を望まないし、望むのは筋が通らないと思った。
「本当に君は……。でも、他の人はそれで満足しているの?」
「えっ」
「全員が賛成しているのを確認したら、受け取らせてもらうわ」
「分かりました――みんな、コレはメリッサさんに譲っていいか?」
全員に確認する。
「もちろんです! お兄様!」
まずはユリィが賛成した。
「アーシャも賛成なのー!」
続いてアーシャ。
「わ、私も、異論ありません」
ミフユも。
「私は……いくらメリッサお姉さんが頑張ったといってもなぁ」
もしかして、レイナは反対?
「なんてね。賛成さ! メリッサお姉さん、コレは姉さんの物だよ!」
「――ということですので、お受け取り下さい、メリッサさん」
「ふふっ、なら遠慮無く頂くわね。ありがとう、みんな」
「こちらこそ助けて頂きありがとうございました」
メリッサが来なければ死んでいた。
なんなら1億ゴールドもくれてやりたいくらいだ。
「ところで」
冷静になって気づく。
「レイナ、メリッサさんに対する口ぶりに変化があったようだが」
「ギクッ! ラ、ラウド、それは訊かないくれねーかぁ?」
「そう云われるとますます気になるんだが……」
「いやぁ、な、なんでもねぇぜー?」
メリッサが「うんうん」と頷く。
その表情は、どこか小悪魔……いや、悪魔的だった。
「メリッサさん、レイナに何をしたんですか?」
「何をって、ただ私の戦いに付き合わせただけよ?」
「本当に?」
「ほんとーに。その戦いぶりに惚れて、態度を改めたんだよね?」
メリッサがジロリとレイナを見る。
それだけで、レイナが身体をブルブルと震わせた。
「ほ、本当だよ、ラウド! た、ただ、ちょっと壮絶だっただけさ」
「ちょっと壮絶だっただけで? あれほどおばさん呼びしていたのに?」
「馬鹿野郎! 何を云っているんだ!」
そう云うと、レイナは顔面を真っ青にしながらこう続けた。
「メリッサさんは素敵なお姉さんだから!」
「ふふっ、そうだよね。素直でよろしい」
「「「「…………」」」」
どうやら、大防衛戦の期間中にとんでもないことがあったようだ。
訊いても教えてもらえそうにないし、訊かないでおこう……。
◇
戦闘を終えた俺達は、〈帰還の魔石〉で街に戻った。
その足で冒険者組合に向かい、クエストの報告を行う。
「指定モンスターデスサイズの討伐、おめでとうございます!」
受付嬢はベルを鳴らし、声を大にして祝ってくれた。
それによって、組合内の視線が俺達に集まる。
「デスサイズを倒した? あいつら一体何者だ?」
「見たことねぇな。若い奴らばかりだが……」
「どうせ横殴りで倒したに違いねぇよ」
「だが相手はデスサイズだぜ? 今回最も厄介な敵だ」
「人間を殺す度に全回復して超強化されるとかいう能力持ちだからな」
「味方に雑魚が混じっていたら大手ギルドでも勝ちの目がなくなるしな」
「するとあいつら……デスサイズを倒せる程の精鋭ってことか?」
「いったい何者なんだ……あいつら……」
「分からねぇ。分からねぇが……要チェックだな」
「ギルド〈ハクスラ〉か。これはとんでもないのが現れた」
一瞬にして話題を掻っ攫ってしまった。
こうなるだろうなとは思ったが、案の定だ。
本当はLAを貰っただけなんだが……。
かつてないほど居づらかった。
「デスサイズの討伐報酬1億ゴールドとゴブリン41体分の報酬61万5000ゴールドをギルドの口座に入金させていただきました」
周囲の視線が降り注ぐ中、報酬の入金が完了する。
この時、俺は「ナイス受付嬢」と思った。
なぜなら、俺達がゴブリンしか狩っていないことを言ったからだ。
そうと分かれば、周りの奴等も理解するはず。
俺達はただトドメを刺しただけの雑魚だということに。
「ゴブリンしか倒していない……だと……?」
「どういうことだ? あいつら、デスサイズを倒せる実力者なのに?」
「アレじゃないか? “能ある鷹は爪を隠す”とかいう……」
「なるほど、そういうことか」
なんてこった。
もはやどうやっても誤解は解けそうになかった。
これは「本当は違うんです」と事情を説明しても無駄だろう。
今は何を言っても逆効果にしかならない。
「明日、ギルドマスターであるラウド様のお宅に、国王陛下より使者が遣わされますので、やむを得ぬ事情がない限りは自宅で待機していただきますようよろしくお願い申し上げます」
これがミフユの云っていた“表記にない報酬”か。
国王陛下より直々に表彰され、祝宴に招待されるという。
「分かりました」
国王陛下は、この国における最高権力者だ。
俺のような凡人なら、普通は生涯をかけても会えない存在。
それほどの方が寄越す使者に対し、会わないという選択肢はなかった。
「手続きは以上となります。お疲れ様でした。〈ハクスラ〉の皆様」
受付嬢が作業を終えた瞬間、組合の全員から拍手喝采を浴びた。
「デスサイズの討伐、おめでとう!」
「大手ギルドの連中に一泡吹かせてやったな!」
「凄いぜお前ら!」
皆が俺達を祝ってくれる。
ますます気まずくなった。
一方、レイナは――。
「サンキューな! 強敵だったが倒してやったぜ!」
当たり前のように自分の手柄だと主張していた。
周囲に向かって両手を振り、満面の笑みで歓声に応えている。
「レイナ、お前の強さが羨ましいよ」
心底そう思う俺だった。
◇
冒険者組合を出た後、メリッサと分かれることになった。
「メリッサさん、鑑定屋に行かないのですか?」
「その後にディナーをご馳走させていただきたかったのですが……」
「色々考えてくれていたんだ? でも、ごめんね。用事があってさ」
メリッサが足早に去ったので、俺達だけで鑑定屋に行った。
そして、ゴブリンから回収した9個の未鑑定品を鑑定してもらう。
本当は明日に回したい作業だが、明日は家を離れられないからな。
「ほい、鑑定終了ー!」
【鑑定結果】
1:ゴミ
2:ゴミ
3:ゴミ
4:ウィンドシューズ
5:ゴミ
6:ウィンドシューズ
7:ウィンドシューズ
8:ウィンドシューズ
9:ウィンドシューズ
怒濤のウィンドシューズラッシュだ。
予想外の鑑定結果に愕然とする。
「ウィンドシューズはありがたいが、こんなにもいらないんだよな……」
俺とユリィ以外の3人にウィンドシューズを渡し、残りは売却した。
=====本日の収支=====
【収入】
金銭:100,698,720ゴールド
(内訳:クエスト報酬、ドロップ、鑑定品の換金)
【支出】
金銭:26,500ゴールド
(内訳:帰還の魔石、生活費)
=====装備=====
【名前】ラウド・ブライト
【武器】フレイムソード
【防具】
├頭:なし
├鎧:革の胸当て
├手:なし
└足:ウィンドシューズ
【装飾品】シールドリング
【名前】ユリィ・ブライト
【武器】普通の剣(中品質)
【防具】
├頭:なし
├鎧:コットンシャツ
├手:なし
└足:ウィンドシューズ
【装飾品】なし
【名前】アーシャ・ローナン
【武器】最下級の魔力棒
【防具】
├頭:なし
├鎧:普通のドレス
├手:なし
└足:ウィンドシューズ
【装飾品】なし
【名前】ミフユ・ソラシエ
【武器】普通の魔法杖
【防具】
├頭:なし
├鎧:普通のローブ
├手:なし
└足:ウィンドシューズ
【装飾品】なし
【名前】レイナ・クリスタ
【武器】クロック×2
【防具】
├頭:なし
├鎧:普通の修道服
├手:なし
└足:ウィンドシューズ
【装飾品】なし
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