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014 ゴブリン洞窟
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メリッサが去った後、俺達はゴブリン洞窟への侵入を開始した。
洞窟の中は、小便臭いこと以外は快適だ。
壁に等間隔で松明が備わっていて、光源に困ることがない。
オークも活動しているということで、非常に広いのも特徴的だ。
外とまるで変わらない感覚で戦うことが出来る。
しかも、一本道なので道に迷うこともない。
初級冒険者用に相応しいダンジョンといえた。臭い以外は。
「鼻につく臭いがとれないぞ……」
「帰った後も服に臭いがこびりつきそうですね……」
「うぇーん、臭いなのー」
「この臭いは学校でも習っていましたが、想像以上です……」
人間には“嗅覚疲労”というものがある。
同じ臭いを嗅ぎ続けると、その臭いを感じなくなる現象だ。
しかし、ここの臭いはきつすぎて、なかなか嗅覚疲労が起きなかった。
「兄様、アレは!」
「クソッ、臭いを感じなくなる前に!」
敵と遭遇した。
ゴブリンだ。数は5体。起きている。
一本道だから、死角からの奇襲は難しい。
「アーシャ、背後は大丈夫か?」
「調べるなの!」
戦闘の前に安全の確保だ。
アーシャに〈ディテクティング〉を発動させた。
「後ろは大丈夫なの」
「そうか。でも、しばらくはスキルを継続していてくれ」
「はいなの!」
アーシャが右手に持った魔力棒を掲げる。
彼女が持つと、魔力棒は小枝にしか見えなかった。
「道中の打ち合わせ通りにいこう」
「了解です!」
「はい! お兄様!」
戦闘に備えて、俺達は作戦を練っていた。
といっても、それほど複雑なものではない。
「仕掛けます!」
まずはミフユによる先制攻撃だ。
遠距離から妨害スキルを発動してもらう。
「暗闇に怯えなさい――〈ダークネス〉」
ゴブリン共の顔を黒い雲が覆う。
視界を遮るスキル〈ダークネス〉だ。
「ゴブ!?」
「ゴブゴブ!?」
慌てふためくゴブリン。
しかし、次の瞬間――。
「「「ゴブゥー!!!!」」」
口を揃えて吠えた。
メリッサに訊いていた通りの行動だ。
「お兄様、今のは」
「仲間を呼んだんだ」
仲間に対する救援要請だ。
洞窟内のゴブリンは、戦闘になると仲間を呼ぶ。
森のゴブリンに比べて、ここの奴等は賢いのだ。
「行動は織り込み済みだ。いくぞ、ユリィ」
「はい! お兄様!」
俺とユリィが突っ込む。
「死ね、ゴブリン!」
フレイムソードでゴブリンを攻撃する。
刀身が真っ赤なその剣で斬りつけると、ゴブリンは燃えた。
「凄いな、普通の剣とはモノが違うぜ」
想像以上の性能に感動する。
感動はするが、油断はしない。
「ゴブゥー!」
襲い掛かってくるゴブリン共の攻撃を回避する。
〈ダークネス〉のおかげで、狙いが完全には定まっていないようだ。
数は多いが、避けるのに労することはなかった。
「2体目! そして3体目!」
バッサバッサと斬り捨てる。
ユリィの方もこれといった問題はない。
軽いステップで左右に動き、鋭い一撃でゴブリンを突き刺す。
「戦闘終了!」
俺は武器を構えたまま正面を睨む。
「死体を漁ります!」
一方、ユリィは死体漁りを開始した。
これも事前に決めていたことだ。
連戦になることを想定して、俺は臨戦態勢を解かない。
「アーシャ、きつくなる前にポーションを飲むんだぞ」
「はいなの!」
目を瞑り、耳を澄ませる。
精神を集中させると、気配が察知出来た。
「来る!」
「敵が来るなの!」
アーシャと俺の言葉が被る。
「ゴブゥー!」
「ゴブブー!」
「グォオオ!」
やってきたのは2体のゴブリン。
そして――。
「早々にクライマックスか」
オークだ。
ゴブリンよりも遙かに大きいモンスター。
メリッサ曰く、ゴブリンよりも遙かに肌が頑丈とのこと。
ユリィが装備している安物の剣では、傷を付けるのは難しいとも云われた。
「オークの数は1。戦闘を続行するぞ」
「「「了解!」」なの!」
戦闘方法は今度も変わらない。
まずはミフユが妨害スキルを発動する。
〈ダークネス〉で視界を遮り、加えて――。
「快適には動かしません――〈グラビティダウン〉」
更なる妨害スキルを発動する。
重力の圧によって動きを鈍らせる〈グラビティダウン〉だ。
魔力の配分を考えて、このスキルはオークにのみ使用している。
「ユリィ!」
「ゴブリンは任せてください!」
「頼んだぞ!」
2体のゴブリンをユリィに任せ、オークの相手は俺が引き受ける。
……というのが俺達の作戦なのだが、上手くいくとは限らない。
「「ゴブゥー!」」
ゴブリン共がオークと連携する動きを見せたのだ。
オークを真ん中に据えて、死角をカバーするように立っている。
〈ダークネス〉による視界のハンデに対応してきたのだ。
「ミフユ、魔力はいけるか?」
「問題ありません! サポートは任せてください!」
「オーケー、なら問題はない。作戦通りに攻めるぞ、ユリィ!」
「分かりました!」
ユリィが片方のゴブリンに突っ込む。
当然、オークがそれを阻止しようとする。
「お前の相手は俺だ! オーク!」
オークの好きにはさせない。
俺はすかさずフレイムソードで斬りつけた。
「グォオオオ!」
オークの身体に炎が宿るが、全身を燃やすには至らない。
攻撃の当たった腹部とその周辺が軽く燃えた程度だ。
これがオークとゴブリンの間にある防御力の差か。
しかし、十分なダメージを与えていることは確かだ。
あと数回攻撃をヒットさせれば、死に至らしめるはず。
「ゴブゥー!」
ユリィと戦っていない方――フリーのゴブリンが俺を襲う。
隙を突いて突っ込み、俺へ目がけて飛びかかってきた。
読み通りだ。
「そうはさせません――〈蔦の足枷〉」
ミフユが妨害スキル〈蔦の足枷〉でサポートする。
ゴブリンの足下より生えし蔦が、ゴブリンの足に絡みつく。
跳躍したばかりのゴブリンは、次の瞬間には地面に拘束されていた。
「フンッ!」
剣を水平に寝かせて振るう。
蔦に絡まって逃げられないゴブリンを的確に捉える。
胴体を真っ二つにした挙げ句、炎で燃やし尽くしてやった。
「これで2対2。数的有利はなくなったな」
「いいえお兄様、2対1です!」
「ゴヴォー!」
ユリィがゴブリンに倒した。
残すはオークのみ。
「はぁぁぁぁ!」
ユリィが大きな声を上げて、死角からオークに突っ込む。
それに対応するべく、オークが身体を横に向ける。
その瞬間、ユリィは後方に向かって跳躍した。
「今です! お兄様!」
「任せろ!」
全ては俺の一撃に繋げる為の行動だったのだ。
示し合わせたわけではなかったが、理解出来ていた。
だから、俺の行動は非常に滑らかで、無駄がない。
「うおおおおおおお!」
即座に斬りかかる。
脇腹を切りつけ、返す刀で背中も斬りつけた。
さらに両足の太ももの裏側に水平斬りをお見舞いする。
「グォオオオオオ……」
炎に包まれたオークが、その場に崩落する。
ゴブリンと違って即死ではなかったが、数秒で死に絶えた。
「やりましたね! お兄様!」
「おう!」
ユリィとタッチする。
一瞬だけ気が緩みそうになった。
それほどまでに完璧な勝利だったからだ。
危うく油断しそうになる心を律し、気を引き締める。
「アーシャ、敵は?」
「次は7体なの!」
内訳は分からない。
7体全てがゴブリンなのか、オークが混じっているのか。
アーシャの〈ディテクティング〉で分かるのは、敵の数だけだ。
「早いが今日はこの辺りにしておくか」
俺の言葉に、他の3人が頷いた。
「よし、全力で漁るぞ!」
俺達は臨戦態勢を解除し、手分けして死体を漁る。
未鑑定品の発見報告は省略して、各自で戦利品を探す。
「ゴォオオオオオ!」
「グォオオオオオ!」
洞窟の先から咆哮が聞こえる。
程なくして、敵影を確認することが出来た。
内訳は、ゴブリン4体にオーク3体。
「撤収ーッ!」
敵を視認するなり、俺達は集合した。
全員が触れあった状態で〈帰還の魔石〉を使用する。
ドケチ根性丸出しの巻き込み転移によって、その場を脱した。
【戦利品】
金銭:1,920ゴールド
物品:未鑑定品3個
(内訳:オーク1、ゴブリン2)
【クエスト報酬】
ゴブリン(7体):35,000ゴールド
オーク(1体):15,000ゴールド
合計:50,000ゴールド
【支出】
帰還の魔石:10,000ゴールド
洞窟の中は、小便臭いこと以外は快適だ。
壁に等間隔で松明が備わっていて、光源に困ることがない。
オークも活動しているということで、非常に広いのも特徴的だ。
外とまるで変わらない感覚で戦うことが出来る。
しかも、一本道なので道に迷うこともない。
初級冒険者用に相応しいダンジョンといえた。臭い以外は。
「鼻につく臭いがとれないぞ……」
「帰った後も服に臭いがこびりつきそうですね……」
「うぇーん、臭いなのー」
「この臭いは学校でも習っていましたが、想像以上です……」
人間には“嗅覚疲労”というものがある。
同じ臭いを嗅ぎ続けると、その臭いを感じなくなる現象だ。
しかし、ここの臭いはきつすぎて、なかなか嗅覚疲労が起きなかった。
「兄様、アレは!」
「クソッ、臭いを感じなくなる前に!」
敵と遭遇した。
ゴブリンだ。数は5体。起きている。
一本道だから、死角からの奇襲は難しい。
「アーシャ、背後は大丈夫か?」
「調べるなの!」
戦闘の前に安全の確保だ。
アーシャに〈ディテクティング〉を発動させた。
「後ろは大丈夫なの」
「そうか。でも、しばらくはスキルを継続していてくれ」
「はいなの!」
アーシャが右手に持った魔力棒を掲げる。
彼女が持つと、魔力棒は小枝にしか見えなかった。
「道中の打ち合わせ通りにいこう」
「了解です!」
「はい! お兄様!」
戦闘に備えて、俺達は作戦を練っていた。
といっても、それほど複雑なものではない。
「仕掛けます!」
まずはミフユによる先制攻撃だ。
遠距離から妨害スキルを発動してもらう。
「暗闇に怯えなさい――〈ダークネス〉」
ゴブリン共の顔を黒い雲が覆う。
視界を遮るスキル〈ダークネス〉だ。
「ゴブ!?」
「ゴブゴブ!?」
慌てふためくゴブリン。
しかし、次の瞬間――。
「「「ゴブゥー!!!!」」」
口を揃えて吠えた。
メリッサに訊いていた通りの行動だ。
「お兄様、今のは」
「仲間を呼んだんだ」
仲間に対する救援要請だ。
洞窟内のゴブリンは、戦闘になると仲間を呼ぶ。
森のゴブリンに比べて、ここの奴等は賢いのだ。
「行動は織り込み済みだ。いくぞ、ユリィ」
「はい! お兄様!」
俺とユリィが突っ込む。
「死ね、ゴブリン!」
フレイムソードでゴブリンを攻撃する。
刀身が真っ赤なその剣で斬りつけると、ゴブリンは燃えた。
「凄いな、普通の剣とはモノが違うぜ」
想像以上の性能に感動する。
感動はするが、油断はしない。
「ゴブゥー!」
襲い掛かってくるゴブリン共の攻撃を回避する。
〈ダークネス〉のおかげで、狙いが完全には定まっていないようだ。
数は多いが、避けるのに労することはなかった。
「2体目! そして3体目!」
バッサバッサと斬り捨てる。
ユリィの方もこれといった問題はない。
軽いステップで左右に動き、鋭い一撃でゴブリンを突き刺す。
「戦闘終了!」
俺は武器を構えたまま正面を睨む。
「死体を漁ります!」
一方、ユリィは死体漁りを開始した。
これも事前に決めていたことだ。
連戦になることを想定して、俺は臨戦態勢を解かない。
「アーシャ、きつくなる前にポーションを飲むんだぞ」
「はいなの!」
目を瞑り、耳を澄ませる。
精神を集中させると、気配が察知出来た。
「来る!」
「敵が来るなの!」
アーシャと俺の言葉が被る。
「ゴブゥー!」
「ゴブブー!」
「グォオオ!」
やってきたのは2体のゴブリン。
そして――。
「早々にクライマックスか」
オークだ。
ゴブリンよりも遙かに大きいモンスター。
メリッサ曰く、ゴブリンよりも遙かに肌が頑丈とのこと。
ユリィが装備している安物の剣では、傷を付けるのは難しいとも云われた。
「オークの数は1。戦闘を続行するぞ」
「「「了解!」」なの!」
戦闘方法は今度も変わらない。
まずはミフユが妨害スキルを発動する。
〈ダークネス〉で視界を遮り、加えて――。
「快適には動かしません――〈グラビティダウン〉」
更なる妨害スキルを発動する。
重力の圧によって動きを鈍らせる〈グラビティダウン〉だ。
魔力の配分を考えて、このスキルはオークにのみ使用している。
「ユリィ!」
「ゴブリンは任せてください!」
「頼んだぞ!」
2体のゴブリンをユリィに任せ、オークの相手は俺が引き受ける。
……というのが俺達の作戦なのだが、上手くいくとは限らない。
「「ゴブゥー!」」
ゴブリン共がオークと連携する動きを見せたのだ。
オークを真ん中に据えて、死角をカバーするように立っている。
〈ダークネス〉による視界のハンデに対応してきたのだ。
「ミフユ、魔力はいけるか?」
「問題ありません! サポートは任せてください!」
「オーケー、なら問題はない。作戦通りに攻めるぞ、ユリィ!」
「分かりました!」
ユリィが片方のゴブリンに突っ込む。
当然、オークがそれを阻止しようとする。
「お前の相手は俺だ! オーク!」
オークの好きにはさせない。
俺はすかさずフレイムソードで斬りつけた。
「グォオオオ!」
オークの身体に炎が宿るが、全身を燃やすには至らない。
攻撃の当たった腹部とその周辺が軽く燃えた程度だ。
これがオークとゴブリンの間にある防御力の差か。
しかし、十分なダメージを与えていることは確かだ。
あと数回攻撃をヒットさせれば、死に至らしめるはず。
「ゴブゥー!」
ユリィと戦っていない方――フリーのゴブリンが俺を襲う。
隙を突いて突っ込み、俺へ目がけて飛びかかってきた。
読み通りだ。
「そうはさせません――〈蔦の足枷〉」
ミフユが妨害スキル〈蔦の足枷〉でサポートする。
ゴブリンの足下より生えし蔦が、ゴブリンの足に絡みつく。
跳躍したばかりのゴブリンは、次の瞬間には地面に拘束されていた。
「フンッ!」
剣を水平に寝かせて振るう。
蔦に絡まって逃げられないゴブリンを的確に捉える。
胴体を真っ二つにした挙げ句、炎で燃やし尽くしてやった。
「これで2対2。数的有利はなくなったな」
「いいえお兄様、2対1です!」
「ゴヴォー!」
ユリィがゴブリンに倒した。
残すはオークのみ。
「はぁぁぁぁ!」
ユリィが大きな声を上げて、死角からオークに突っ込む。
それに対応するべく、オークが身体を横に向ける。
その瞬間、ユリィは後方に向かって跳躍した。
「今です! お兄様!」
「任せろ!」
全ては俺の一撃に繋げる為の行動だったのだ。
示し合わせたわけではなかったが、理解出来ていた。
だから、俺の行動は非常に滑らかで、無駄がない。
「うおおおおおおお!」
即座に斬りかかる。
脇腹を切りつけ、返す刀で背中も斬りつけた。
さらに両足の太ももの裏側に水平斬りをお見舞いする。
「グォオオオオオ……」
炎に包まれたオークが、その場に崩落する。
ゴブリンと違って即死ではなかったが、数秒で死に絶えた。
「やりましたね! お兄様!」
「おう!」
ユリィとタッチする。
一瞬だけ気が緩みそうになった。
それほどまでに完璧な勝利だったからだ。
危うく油断しそうになる心を律し、気を引き締める。
「アーシャ、敵は?」
「次は7体なの!」
内訳は分からない。
7体全てがゴブリンなのか、オークが混じっているのか。
アーシャの〈ディテクティング〉で分かるのは、敵の数だけだ。
「早いが今日はこの辺りにしておくか」
俺の言葉に、他の3人が頷いた。
「よし、全力で漁るぞ!」
俺達は臨戦態勢を解除し、手分けして死体を漁る。
未鑑定品の発見報告は省略して、各自で戦利品を探す。
「ゴォオオオオオ!」
「グォオオオオオ!」
洞窟の先から咆哮が聞こえる。
程なくして、敵影を確認することが出来た。
内訳は、ゴブリン4体にオーク3体。
「撤収ーッ!」
敵を視認するなり、俺達は集合した。
全員が触れあった状態で〈帰還の魔石〉を使用する。
ドケチ根性丸出しの巻き込み転移によって、その場を脱した。
【戦利品】
金銭:1,920ゴールド
物品:未鑑定品3個
(内訳:オーク1、ゴブリン2)
【クエスト報酬】
ゴブリン(7体):35,000ゴールド
オーク(1体):15,000ゴールド
合計:50,000ゴールド
【支出】
帰還の魔石:10,000ゴールド
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