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第003話 冒険者ギルド
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道なりに歩くこと約20分で森を抜けた。
森の先に広がる草原を歩き続けること約40分。
計1時間程度を歩き、欧風の城郭都市に到着した。
「ようこそ、城郭都市<オオサカ>へ」
門番が話しかけてくる。
話しかけられるとは思わなかったので驚いた。
俺は「どうも」と会釈をしてから中に入る。
「うおぉ! すっげぇ……!」
感動した。
門の先には見たこともない景色が広がっていたのだ。全ての建物が屋根を赤い洋瓦で統一しており実に美しい。鎧やローブといった、ファンタジー作品でしかお目にかかれない服装の人がたくさんいる。人から建物まで、全てが新鮮だった。
「おお……!」
「なんだ坊主、ウチが珍しいのか?」
「い、いえ、なんでもありません!」
露店を眺めていると店主に声を掛けられた。
逃げるようにその場を離れたことを微かに後悔する。
露店では剣や弓といった武器が売られていたのだ。
その隣には革や鉄鋼の防具を売っている店があった。
「こんな世界に来たかったんだよなぁ」
周囲をキョロキョロと見ながら呟く。
まるでRPGゲームに入り込んだかのようだ。
「お、そうだ、ギルドに行かないとな」
街に着いたらギルドに向かえ、と女神から指示されていた。
ギルドの場所は大雑把ながら把握している。街の真ん中を目指して進めばあるひときわ大きな建物とのことだ。情報量は決して多くはなかったけれど、それだけで「ここがギルドだな」と当てる事が出来た。それほどまでにギルドは大きかったのだ。
「収容人数は何人なんだ? ここ」
ギルドは平屋だが、他よりも天井が高いので目立つ。
面積は、周囲にある20軒の建物を足しても敵わなさそうだ。
扉は開きっぱなしになっており、中には大勢の人間が居た。性別や年齢層は様々だ。だが、共通していることもある。大半が何かしらの武器を装備しているのだ。剣や弓といった定番の物から、中には鉄球やヌンチャクなどの変わり種まで見かけられた。
「あの連中が冒険者か……」
ギルドの外で、俺はポツリと呟いた。
モンスター狩りを生業とする者“冒険者”。
それは中にいる連中のことであり、そして俺のことでもある。
そう、俺も冒険者としてこの世界で活動していくのだ。と言っても、冒険者の活動内容は割と自由らしい。日本の社会人みたいに週の大半を労働に費やす……なんて必要はないのだ。女神曰く「過半数の冒険者が週に1~2度しか狩りに出ません」とのこと。命懸けでモンスターと戦うのだから、そう連続しては働けないのだろう。当然ながら、狩りに出かけない日はお休みだ。
「お邪魔しまーす」
誰も聞いていないのは分かっているが、それでも一応言ってから中に入る。
ガヤガヤと騒がしい無数のテーブル席を突っ切り、奥の受付カウンターへ。
メイド服にしか見えない制服を着ている受付嬢に、俺は話しかけた。
「すみません、冒険者登録をしにきたのですが」
「かしこまりました。登録をさせて頂きますので、こちらの機械に右の手のひらを下にして置いて下さい」
受付嬢がカウンターの上に綺麗な正方形の箱を置く。箱の高さはそれほどだが、表面の面積は手のひらを優に上回る大きさだ。材質は大理石のような感じで、なんとも高級感に溢れていた。
「これでいいですか?」
言われた通りに右手を置いて尋ねる。
受付嬢は「はい」と答えた後、「あれ?」と首を傾げた。
「アレン様は既に冒険者登録がお済みのようですね」
「え、いや……えっ!?」
事態が理解できない俺。
女神はたしかに冒険者登録をするように言っていた。
「もしかして、冒険者カードを紛失されたのですか?」
カードなんぞ知らないが話を合わせておこう。
俺は「実はそうなんですよ」と頭を掻きながら答えた。
「それでは再発行いたしますので、しばらくお待ち下さいませ」
「え、あ、はい。いやぁすみません。なくしちゃうなんてドジで」
「いえいえ、気になさらなくて結構ですよ。冒険者の方は激しい戦闘を繰り広げられますので、紛失は仕方ありません。ここだけの話ですが、冒険者カードの再発行依頼は、モンスターの討伐報告よりも多いのですよ」
受付嬢はニコッと微笑んだ。
俺は「そうなんですか」と生返事をする。
頭の中では女神のことを考えていた。
「(女神は俺に冒険者カードを受け取らせたかったわけか。それなら最初から再発行の手続きをするようにと言えばいいのに。機械的なのは結構だが、何かと非効率的な奴だ、まったく)」
そんなことを考えている間に再発行が終わった。
受付嬢が名刺サイズのカードを「どうぞ」と渡してくる。
俺は受け取り、カードの情報を確認してみた。
===============
【名 前】アレン
【ランク】G
【所持金】1,500ゴールド
===============
ここでまた疑問が生じる。
女神曰く、俺の所持金は1,000ゴールドだったはずだ。
宿屋が食事込みで1泊1,000ゴールドだから……と言っていた。
「なんだか所持金が増えている気が」
「先ほど倒したゴブリンの報酬ではありませんか?」
「え、アレもカウントされるの!?」
「もちろんされますよ」
受付嬢が「何言ってんだこいつ」と言いたげな表情で俺を見る。
どうやら謎の技術により、冒険者の動向は把握されているようだ。
少し気持ち悪いが、便利さがそれを凌駕しているので気にしない。
証拠として身体の一部を剥ぎ取れと言われるより、遙かにマシだ。
「一応確認しておきたいのですが、このカードがあったら現金を持ち歩く必要はないんですよね?」
女神からの受けた説明を思い出し、確認しておく。
宿屋に行ってから情報の齟齬があっては困るからな。
受付嬢は「その通りです」と笑顔で頷いた。
「も、もう少しだけ確認を。カードは他の人が使うことは出来ないんですよね?」
「はぁ……そうですが、何か気になる点でもございましたか?」
流石の受付嬢も営業スマイルが崩れる。
いよいよ俺のことを狂った男だと思い出していそうだ。
俺は「いえ、なんでも!」と逃げるようにカウンターを離れた。
「(もしかしたら、女神の狙いは確認作業をさせることだったのかも?)」
もしも最初から再発行だったら、俺は一応の確認などしなかった。
あっさりとカードを受け取り、あっさりと宿屋に向かっていたはずだ。
だから女神は、わざと手間を取らせることで疑念を抱かせて確認を……。
「(いや、考えすぎだな)」
ありえない。
それに真実はどうだってよかった。
考えるだけ無駄なことは考えないでおこう。
「宿屋で部屋を確保したらゴブリンを狩るぞー!」
俺は意気揚々と冒険者ギルドを後にした。
森の先に広がる草原を歩き続けること約40分。
計1時間程度を歩き、欧風の城郭都市に到着した。
「ようこそ、城郭都市<オオサカ>へ」
門番が話しかけてくる。
話しかけられるとは思わなかったので驚いた。
俺は「どうも」と会釈をしてから中に入る。
「うおぉ! すっげぇ……!」
感動した。
門の先には見たこともない景色が広がっていたのだ。全ての建物が屋根を赤い洋瓦で統一しており実に美しい。鎧やローブといった、ファンタジー作品でしかお目にかかれない服装の人がたくさんいる。人から建物まで、全てが新鮮だった。
「おお……!」
「なんだ坊主、ウチが珍しいのか?」
「い、いえ、なんでもありません!」
露店を眺めていると店主に声を掛けられた。
逃げるようにその場を離れたことを微かに後悔する。
露店では剣や弓といった武器が売られていたのだ。
その隣には革や鉄鋼の防具を売っている店があった。
「こんな世界に来たかったんだよなぁ」
周囲をキョロキョロと見ながら呟く。
まるでRPGゲームに入り込んだかのようだ。
「お、そうだ、ギルドに行かないとな」
街に着いたらギルドに向かえ、と女神から指示されていた。
ギルドの場所は大雑把ながら把握している。街の真ん中を目指して進めばあるひときわ大きな建物とのことだ。情報量は決して多くはなかったけれど、それだけで「ここがギルドだな」と当てる事が出来た。それほどまでにギルドは大きかったのだ。
「収容人数は何人なんだ? ここ」
ギルドは平屋だが、他よりも天井が高いので目立つ。
面積は、周囲にある20軒の建物を足しても敵わなさそうだ。
扉は開きっぱなしになっており、中には大勢の人間が居た。性別や年齢層は様々だ。だが、共通していることもある。大半が何かしらの武器を装備しているのだ。剣や弓といった定番の物から、中には鉄球やヌンチャクなどの変わり種まで見かけられた。
「あの連中が冒険者か……」
ギルドの外で、俺はポツリと呟いた。
モンスター狩りを生業とする者“冒険者”。
それは中にいる連中のことであり、そして俺のことでもある。
そう、俺も冒険者としてこの世界で活動していくのだ。と言っても、冒険者の活動内容は割と自由らしい。日本の社会人みたいに週の大半を労働に費やす……なんて必要はないのだ。女神曰く「過半数の冒険者が週に1~2度しか狩りに出ません」とのこと。命懸けでモンスターと戦うのだから、そう連続しては働けないのだろう。当然ながら、狩りに出かけない日はお休みだ。
「お邪魔しまーす」
誰も聞いていないのは分かっているが、それでも一応言ってから中に入る。
ガヤガヤと騒がしい無数のテーブル席を突っ切り、奥の受付カウンターへ。
メイド服にしか見えない制服を着ている受付嬢に、俺は話しかけた。
「すみません、冒険者登録をしにきたのですが」
「かしこまりました。登録をさせて頂きますので、こちらの機械に右の手のひらを下にして置いて下さい」
受付嬢がカウンターの上に綺麗な正方形の箱を置く。箱の高さはそれほどだが、表面の面積は手のひらを優に上回る大きさだ。材質は大理石のような感じで、なんとも高級感に溢れていた。
「これでいいですか?」
言われた通りに右手を置いて尋ねる。
受付嬢は「はい」と答えた後、「あれ?」と首を傾げた。
「アレン様は既に冒険者登録がお済みのようですね」
「え、いや……えっ!?」
事態が理解できない俺。
女神はたしかに冒険者登録をするように言っていた。
「もしかして、冒険者カードを紛失されたのですか?」
カードなんぞ知らないが話を合わせておこう。
俺は「実はそうなんですよ」と頭を掻きながら答えた。
「それでは再発行いたしますので、しばらくお待ち下さいませ」
「え、あ、はい。いやぁすみません。なくしちゃうなんてドジで」
「いえいえ、気になさらなくて結構ですよ。冒険者の方は激しい戦闘を繰り広げられますので、紛失は仕方ありません。ここだけの話ですが、冒険者カードの再発行依頼は、モンスターの討伐報告よりも多いのですよ」
受付嬢はニコッと微笑んだ。
俺は「そうなんですか」と生返事をする。
頭の中では女神のことを考えていた。
「(女神は俺に冒険者カードを受け取らせたかったわけか。それなら最初から再発行の手続きをするようにと言えばいいのに。機械的なのは結構だが、何かと非効率的な奴だ、まったく)」
そんなことを考えている間に再発行が終わった。
受付嬢が名刺サイズのカードを「どうぞ」と渡してくる。
俺は受け取り、カードの情報を確認してみた。
===============
【名 前】アレン
【ランク】G
【所持金】1,500ゴールド
===============
ここでまた疑問が生じる。
女神曰く、俺の所持金は1,000ゴールドだったはずだ。
宿屋が食事込みで1泊1,000ゴールドだから……と言っていた。
「なんだか所持金が増えている気が」
「先ほど倒したゴブリンの報酬ではありませんか?」
「え、アレもカウントされるの!?」
「もちろんされますよ」
受付嬢が「何言ってんだこいつ」と言いたげな表情で俺を見る。
どうやら謎の技術により、冒険者の動向は把握されているようだ。
少し気持ち悪いが、便利さがそれを凌駕しているので気にしない。
証拠として身体の一部を剥ぎ取れと言われるより、遙かにマシだ。
「一応確認しておきたいのですが、このカードがあったら現金を持ち歩く必要はないんですよね?」
女神からの受けた説明を思い出し、確認しておく。
宿屋に行ってから情報の齟齬があっては困るからな。
受付嬢は「その通りです」と笑顔で頷いた。
「も、もう少しだけ確認を。カードは他の人が使うことは出来ないんですよね?」
「はぁ……そうですが、何か気になる点でもございましたか?」
流石の受付嬢も営業スマイルが崩れる。
いよいよ俺のことを狂った男だと思い出していそうだ。
俺は「いえ、なんでも!」と逃げるようにカウンターを離れた。
「(もしかしたら、女神の狙いは確認作業をさせることだったのかも?)」
もしも最初から再発行だったら、俺は一応の確認などしなかった。
あっさりとカードを受け取り、あっさりと宿屋に向かっていたはずだ。
だから女神は、わざと手間を取らせることで疑念を抱かせて確認を……。
「(いや、考えすぎだな)」
ありえない。
それに真実はどうだってよかった。
考えるだけ無駄なことは考えないでおこう。
「宿屋で部屋を確保したらゴブリンを狩るぞー!」
俺は意気揚々と冒険者ギルドを後にした。
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