14 / 22
014 ルリウスの特訓(前編)
しおりを挟む
しばらくして、身体に力が戻る。
その頃、カレンはチュニックを着ようとしていた。
「待て、カレン」
「どうかされましたか?」
「こっちへ」
カレンはチュニックを手に持ったまま近づいてくる。
そして、俺の斜め前に腰を下ろした。
その瞬間、俺はカレンの後頭部に手を回した。
逃げられないよう、ガッシリと掴む。
「フ、フリード様!?」
「いいだろ?」
「もちろんかまいませんが――んっ」
強引にカレンの顔をこちらに寄せた。
唇と唇を重ねる愛情表現『接吻』を行う。
濃密、濃厚、ねっとり、チュパチュパ。
ゆっくりと、最後の最後まで堪能し尽す。
「よし満足した」
「もぉ、フリード様ったら……」
カレンが笑いながら服を着る。
その後、俺に服を着させてくれた。
もちろん、ズボンも。
「それではお先に失礼します」
「おう、最高に楽しかったぜ」
カレンが先に出て行く。
少しして、俺もおもむろに小屋を出た。
「まだきついな」
生まれたての小鹿みたいに、脚がガクガク震えている。
一歩進むごとにバランスを崩しそうだ。
むふふんの直後は、いつもこうなってしまう。
「おとーさん、おかえりなさいなの!」
「おかえりゴブ、フリード!」
「おう、ただいま」
どうにか村の中心地に辿り着く。
ネネイとゴブちゃんは、子犬と遊んでいた。
子犬はゴブちゃんにもなついている。
もはや、ひとかけらの恐怖心も残っていない。
「遅くなったな、朝食にしようか」
「もうお昼なの!」
「昼食ゴブー!」
「ははは、それもそうだな」
二人の言う通り、朝とは呼べない時間になっていた。
時計がないので不明確だが、およそ11時ってところだ。
「ユニィ、おいで」
「はい、フリード様」
民家の陰で休んでいたユニィを呼ぶ。
これで全員揃った。
「酒場に行こう」
「はいなの――ワンちゃん、またなの」
「バイバイゴブーッ!」
「ワゥン♪」
子犬が離れていく。
なんだか寂しそうに感じた。
その背中を見送った後、酒場に移動。
「あ、冒険者様! 今お席をお出ししやす!」
「いやいや、自分でやるよ。外で食べさせてくれてありがとうね」
「こちらこそ! 村をお救い下さりありがとうございました!」
酒場からテーブル席を一つ運び出す。
砂利道の上にポンッと設置完了。
その後、甘えん坊の二人を椅子に座らせた。
二人は自分の力だと椅子に座れないのだ。
背丈よりも椅子の方が高いから仕方ない。
「ご注文はいかがしやしょ?」
「俺はハンバーグで」
「ネネイはイカの串焼きなの!」
「私はニンジンでお願いします」
「ゴブもニンジンにするゴブーッ!」
「かしこまり!」
マスターは注文を受け取ると、店内に消えていった。
「ゴブちゃん、今日は定食にしないんだな」
「ゴブッ! もうお箸は使いたくないゴブ!」
「あははなの、ゴブちゃんはお箸が苦手なの」
「ゴブは手で掴んで食べる方が好きゴブ!」
昨日の朝食が相当堪えているらしい。
まぁ、箸を使わない料理にするのは良い判断だ。
一朝一夕でほいほい使えるようになるものでないからね。
「お待たせしやした!」
「イカさんなのー♪」
注文した食事が届く。
俺の前には熱々のハンバーグが置かれた。
鉄板プレートの上でジュージュー鳴っている。
鼻孔を突き抜ける香りは、益々の食欲を促した。
「いただきます!」
実食!
火傷しないようにふーふーして口に放り込む。
安定した旨さで、問題なく頬がとろけた。
「イカさんイカさん美味しいなの♪」
ネネイも幸せそうに食べていた。
今日も変わらずイカの串焼きである。
「どうですか? ゴブちゃん様」
「美味しいゴブ! 甘いゴブーッ!」
ゴブちゃんとユニィはニンジンだ。
どちらもかなり大きなサイズ。
ゴブちゃんは笑顔でニンジンを味わっていた。
もちろん、手掴みで食べている。
「ユニィちゃん、あーんなの」
「ありがとうございます、ネネイ様」
「えへへなの♪」
ネネイが、ユニィにニンジンを食べさせる。
小さな両手でニンジンを持ち、優しく口の中に入れた。
ユニィは額の角を、ネネイの膝の上ですりすりする。
感謝の気持ちを表しているようだ。
「ふぅー、食った食った」
「お腹いっぱいなのー♪」
「ごちそうさまゴブッ!」
「ごちそうさまでした」
しばらくして食事が終わった。
俺はハンバーグを一人前。
ネネイはイカの串焼きを30本。
ゴブちゃんはニンジンを15本。
ユニィはニンジンを10本食べた。
いやぁ、どいつもこいつも遠慮がない。
俺の財布が温まる日はなさそうだよ……。
「あの、冒険者様」
余韻に浸っていると、知らない女が寄ってきた。
褐色の肌と琥珀色の瞳が特徴的なポニーテールの女だ。
パッと見て年上に感じたが、案外そうでもなさそう。
よくよく見ると、顔つきは幼く感じた。
俺より少し年下かな。
「どうした?」
女の用件が何か予測する。
本命は村の復興依頼で、大穴はむふふんのお誘いだ。
一部の民家及び大半の畑は、酷い有様だからな。
この瞬間も、村人が総出となって復興にあたっている。
しかし、しばらくは戦闘の痕が残るだろう。
「えっと……」
女がもじもじする。
大穴の可能性が高まった。
むふふんの誘いなのか?
本日二度目のむふふん?
悪くない、悪くないが……。
「私を強くしてください!」
「へっ?」
なんてこった、勘違いだった。
勝手に大穴とか思って馬鹿みたい!
それよか――。
「強くしてくださいってどういうこと?」
ネネイやゴブちゃんも首を傾げている。
女は力強い眼差しで答えた。
「モンスターと戦えるようになりたいのです」
「モンスターとって、君は現地人だろ?」
「そうです」
「危険すぎるよ」
現地人の戦闘力は往々にして低い。
冒険者とはダメージの仕様が異なるのだ。
同レベルのコボルトを倒すのでさえ、何度も殴らないといけない。
一度や二度ではなく、数十回に及ぶ攻撃が必要だ。
その上、敵からの攻撃は大ダメージを受ける。
俺やゴブちゃんみたいに5ダメで済んだりはしない。
多少の訓練で戦えるようになるとは思えなかった。
「分かっています! それでも、戦えるようになりたいです!」
「どうしてそこまで戦闘に拘るんだ?」
「もしまた今日みたいなことがあった時、次は我が家を守りたいからです」
「壊れた家の一つに君の家があるのか」
「はい」
崩壊した民家の数は約10。
その中に、この女の家があるらしい。
「守り切れなくてすまなかった」
「すみません、責めるつもりで言ったわけではないんです。冒険者様が必死に守って下さったことは、見ていたのでよく分かっております。ただ、私は自分でも少しは戦えるようになりたいんです!」
すごい熱意だ。
この様子なら、断っても勝手に訓練を始めるだろう。
どう見ても「無理なら諦めます」って感じではない。
無理なら別の手段を模索するタイプだ。
仕方ない、付き合ってやるか。
「そこまで言うなら協力しよう」
「本当ですか? ありがとうございます!」
「ただし、コボルトに勝てる保証はないぞ」
「はい! それでもかまいません!」
こうして、今日はこの女の手伝いをすることになった。
モンスターに挑もうとする現地人の女か。
俺には到底持ちえないガッツがあって尊敬しちゃうよ。
心の底から凄いと思う。
俺なら怖くて無理だもん。
「これからは互いに名前で呼び合おう」
「わかりました、フリード様!」
「俺の名前を知っているのか」
「はい! この村で知らない者などいませんよ!」
俺は「そうか」と笑った。
持ち上げられすぎだが、悪くない気分だ。
ますます手伝おうという気が強まった。
「じゃあ、君の名前を教えてよ」
「ルリウス・ミラリウス。ルリとお呼びください」
「ルリだな、分かった。それにしても長い名前だ」
「よく言われます!」
ルリが「あはは」と笑った。
なかなか元気の良い女だ。
話しているとこちらも元気になる。
「それではよろしくお願いします、フリード様!」
「おう、よろしく」
こうして、ルリウスの特訓が始まった。
その頃、カレンはチュニックを着ようとしていた。
「待て、カレン」
「どうかされましたか?」
「こっちへ」
カレンはチュニックを手に持ったまま近づいてくる。
そして、俺の斜め前に腰を下ろした。
その瞬間、俺はカレンの後頭部に手を回した。
逃げられないよう、ガッシリと掴む。
「フ、フリード様!?」
「いいだろ?」
「もちろんかまいませんが――んっ」
強引にカレンの顔をこちらに寄せた。
唇と唇を重ねる愛情表現『接吻』を行う。
濃密、濃厚、ねっとり、チュパチュパ。
ゆっくりと、最後の最後まで堪能し尽す。
「よし満足した」
「もぉ、フリード様ったら……」
カレンが笑いながら服を着る。
その後、俺に服を着させてくれた。
もちろん、ズボンも。
「それではお先に失礼します」
「おう、最高に楽しかったぜ」
カレンが先に出て行く。
少しして、俺もおもむろに小屋を出た。
「まだきついな」
生まれたての小鹿みたいに、脚がガクガク震えている。
一歩進むごとにバランスを崩しそうだ。
むふふんの直後は、いつもこうなってしまう。
「おとーさん、おかえりなさいなの!」
「おかえりゴブ、フリード!」
「おう、ただいま」
どうにか村の中心地に辿り着く。
ネネイとゴブちゃんは、子犬と遊んでいた。
子犬はゴブちゃんにもなついている。
もはや、ひとかけらの恐怖心も残っていない。
「遅くなったな、朝食にしようか」
「もうお昼なの!」
「昼食ゴブー!」
「ははは、それもそうだな」
二人の言う通り、朝とは呼べない時間になっていた。
時計がないので不明確だが、およそ11時ってところだ。
「ユニィ、おいで」
「はい、フリード様」
民家の陰で休んでいたユニィを呼ぶ。
これで全員揃った。
「酒場に行こう」
「はいなの――ワンちゃん、またなの」
「バイバイゴブーッ!」
「ワゥン♪」
子犬が離れていく。
なんだか寂しそうに感じた。
その背中を見送った後、酒場に移動。
「あ、冒険者様! 今お席をお出ししやす!」
「いやいや、自分でやるよ。外で食べさせてくれてありがとうね」
「こちらこそ! 村をお救い下さりありがとうございました!」
酒場からテーブル席を一つ運び出す。
砂利道の上にポンッと設置完了。
その後、甘えん坊の二人を椅子に座らせた。
二人は自分の力だと椅子に座れないのだ。
背丈よりも椅子の方が高いから仕方ない。
「ご注文はいかがしやしょ?」
「俺はハンバーグで」
「ネネイはイカの串焼きなの!」
「私はニンジンでお願いします」
「ゴブもニンジンにするゴブーッ!」
「かしこまり!」
マスターは注文を受け取ると、店内に消えていった。
「ゴブちゃん、今日は定食にしないんだな」
「ゴブッ! もうお箸は使いたくないゴブ!」
「あははなの、ゴブちゃんはお箸が苦手なの」
「ゴブは手で掴んで食べる方が好きゴブ!」
昨日の朝食が相当堪えているらしい。
まぁ、箸を使わない料理にするのは良い判断だ。
一朝一夕でほいほい使えるようになるものでないからね。
「お待たせしやした!」
「イカさんなのー♪」
注文した食事が届く。
俺の前には熱々のハンバーグが置かれた。
鉄板プレートの上でジュージュー鳴っている。
鼻孔を突き抜ける香りは、益々の食欲を促した。
「いただきます!」
実食!
火傷しないようにふーふーして口に放り込む。
安定した旨さで、問題なく頬がとろけた。
「イカさんイカさん美味しいなの♪」
ネネイも幸せそうに食べていた。
今日も変わらずイカの串焼きである。
「どうですか? ゴブちゃん様」
「美味しいゴブ! 甘いゴブーッ!」
ゴブちゃんとユニィはニンジンだ。
どちらもかなり大きなサイズ。
ゴブちゃんは笑顔でニンジンを味わっていた。
もちろん、手掴みで食べている。
「ユニィちゃん、あーんなの」
「ありがとうございます、ネネイ様」
「えへへなの♪」
ネネイが、ユニィにニンジンを食べさせる。
小さな両手でニンジンを持ち、優しく口の中に入れた。
ユニィは額の角を、ネネイの膝の上ですりすりする。
感謝の気持ちを表しているようだ。
「ふぅー、食った食った」
「お腹いっぱいなのー♪」
「ごちそうさまゴブッ!」
「ごちそうさまでした」
しばらくして食事が終わった。
俺はハンバーグを一人前。
ネネイはイカの串焼きを30本。
ゴブちゃんはニンジンを15本。
ユニィはニンジンを10本食べた。
いやぁ、どいつもこいつも遠慮がない。
俺の財布が温まる日はなさそうだよ……。
「あの、冒険者様」
余韻に浸っていると、知らない女が寄ってきた。
褐色の肌と琥珀色の瞳が特徴的なポニーテールの女だ。
パッと見て年上に感じたが、案外そうでもなさそう。
よくよく見ると、顔つきは幼く感じた。
俺より少し年下かな。
「どうした?」
女の用件が何か予測する。
本命は村の復興依頼で、大穴はむふふんのお誘いだ。
一部の民家及び大半の畑は、酷い有様だからな。
この瞬間も、村人が総出となって復興にあたっている。
しかし、しばらくは戦闘の痕が残るだろう。
「えっと……」
女がもじもじする。
大穴の可能性が高まった。
むふふんの誘いなのか?
本日二度目のむふふん?
悪くない、悪くないが……。
「私を強くしてください!」
「へっ?」
なんてこった、勘違いだった。
勝手に大穴とか思って馬鹿みたい!
それよか――。
「強くしてくださいってどういうこと?」
ネネイやゴブちゃんも首を傾げている。
女は力強い眼差しで答えた。
「モンスターと戦えるようになりたいのです」
「モンスターとって、君は現地人だろ?」
「そうです」
「危険すぎるよ」
現地人の戦闘力は往々にして低い。
冒険者とはダメージの仕様が異なるのだ。
同レベルのコボルトを倒すのでさえ、何度も殴らないといけない。
一度や二度ではなく、数十回に及ぶ攻撃が必要だ。
その上、敵からの攻撃は大ダメージを受ける。
俺やゴブちゃんみたいに5ダメで済んだりはしない。
多少の訓練で戦えるようになるとは思えなかった。
「分かっています! それでも、戦えるようになりたいです!」
「どうしてそこまで戦闘に拘るんだ?」
「もしまた今日みたいなことがあった時、次は我が家を守りたいからです」
「壊れた家の一つに君の家があるのか」
「はい」
崩壊した民家の数は約10。
その中に、この女の家があるらしい。
「守り切れなくてすまなかった」
「すみません、責めるつもりで言ったわけではないんです。冒険者様が必死に守って下さったことは、見ていたのでよく分かっております。ただ、私は自分でも少しは戦えるようになりたいんです!」
すごい熱意だ。
この様子なら、断っても勝手に訓練を始めるだろう。
どう見ても「無理なら諦めます」って感じではない。
無理なら別の手段を模索するタイプだ。
仕方ない、付き合ってやるか。
「そこまで言うなら協力しよう」
「本当ですか? ありがとうございます!」
「ただし、コボルトに勝てる保証はないぞ」
「はい! それでもかまいません!」
こうして、今日はこの女の手伝いをすることになった。
モンスターに挑もうとする現地人の女か。
俺には到底持ちえないガッツがあって尊敬しちゃうよ。
心の底から凄いと思う。
俺なら怖くて無理だもん。
「これからは互いに名前で呼び合おう」
「わかりました、フリード様!」
「俺の名前を知っているのか」
「はい! この村で知らない者などいませんよ!」
俺は「そうか」と笑った。
持ち上げられすぎだが、悪くない気分だ。
ますます手伝おうという気が強まった。
「じゃあ、君の名前を教えてよ」
「ルリウス・ミラリウス。ルリとお呼びください」
「ルリだな、分かった。それにしても長い名前だ」
「よく言われます!」
ルリが「あはは」と笑った。
なかなか元気の良い女だ。
話しているとこちらも元気になる。
「それではよろしくお願いします、フリード様!」
「おう、よろしく」
こうして、ルリウスの特訓が始まった。
0
お気に入りに追加
735
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
オークションで競り落とされた巨乳エルフは少年の玩具となる。【完結】
ちゃむにい
恋愛
リリアナは奴隷商人に高く売られて、闇オークションで競りにかけられることになった。まるで踊り子のような露出の高い下着を身に着けたリリアナは手錠をされ、首輪をした。
※ムーンライトノベルにも掲載しています。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
最弱職【テイマー】で異世界無双 ~前世の知識で世界最強~
たまゆら
ファンタジー
VRMMORPG『ガルデニアオンライン』通称GOをプレイしていた主人公は、ゲームに酷似した世界へ転移する。人生を賭してレベル上げに明け暮れていたGO時代と同様、主人公は新たな世界でもレベル上げに励むのであった。
これは、ペットのゴブリンにアサルトライフルを撃たせたり、ボスに向かってロケットランチャーをぶっ放したり、世界中の冒険者に銃火器をばら撒いたりすることで、いずれは最強になる鍛冶屋テイマーの物語。
【R18】スライムにマッサージされて絶頂しまくる女の話
白木 白亜
ファンタジー
突如として異世界転移した日本の大学生、タツシ。
世界にとって致命的な抜け穴を見つけ、召喚士としてあっけなく魔王を倒してしまう。
その後、一緒に旅をしたスライムと共に、マッサージ店を開くことにした。卑猥な目的で。
裏があるとも知れず、王都一番の人気になるマッサージ店「スライム・リフレ」。スライムを巧みに操って体のツボを押し、角質を取り、リフレッシュもできる。
だがそこは三度の飯よりも少女が絶頂している瞬間を見るのが大好きなタツシが経営する店。
そんな店では、膣に媚薬100%の粘液を注入され、美少女たちが「気持ちよくなって」いる!!!
感想大歓迎です!
※1グロは一切ありません。登場人物が圧倒的な不幸になることも(たぶん)ありません。今日も王都は平和です。異種姦というよりは、スライムは主人公の補助ツールとして扱われます。そっち方面を期待していた方はすみません。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
HOT 1位!ファンタジー 3位! ありがとうございます!
父親が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
その他、多数投稿しています!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる