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第7話 優衣からのメッセージ

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 翌日の夜7時。飛鳥の鞄の中でスマホが鳴った。

 優衣からのメッセージの着信だった。

《ねぇ、飛鳥。お盆の時期に入ったら一緒に海海を見にドライブに行かない? あたしの運転で》

 都会に住み始めてから海を見る機会が激減した飛鳥にとってまたとない機会である。

 飛鳥はすぐに返信した。

《行きたい!》
《じゃあ、決まりね》
《お盆、楽しみにしてる》

 飛鳥は連絡用アプリを閉じて鞄に仕舞うと、壁にかけられたカレンダーをめくって8月のお盆の時期をピンクのペンで囲った。

 その後はレポートの続きを書く作業に戻った。
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