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びっくりした。本当にびっくりした。
いや、私せっかく久しぶりにえっちするんだし、念入りに体洗っとこう、ムダ毛もないか最終チェックしとこって結構念入りに磨いたんです。
脱衣所にドライヤーもあったから、触れて冷たくならないようにとほどほどに乾かしたんですよ。
まぁ、終わった後にまたシャワーしたら、髪どうせ濡れるし、みたいなとこもありました。
正直、髪を乾かす時間がもったいなくて、早くくまちゃんにひっつきたくて、荒っぽかったですよ。
どうせ脱ぐんだからって相変わらずのおっさん思考でバスタオル一枚で出て行きましたよ。

でもですね、まさか脱衣所を出るなり、横抱きにされてベッドに連れて行かれて、バスタオルがばーっとはぎ取られるなんて思わないじゃないですか。
くまちゃんも全裸だったし、ちらっと見えた感じでは、もうスタンディングオベーションだったし。

あー…くまちゃん、やっぱりえっちが長くできなかったのが辛かったんだな。我慢に我慢を強いていたんだなって、ちょっとしゅんってなったんです。
ぎゅーって抱きしめられて、甘いキスが降ってきて。
うんうん、いいよいいよ、私、今夜はくまちゃんのご要望にお応えします!長い間待たせてごめんね!って本当に本当に心から思ってたんです。

全身余すところなく触って、キスして、前にちょっと開発した乳首とかも攻めちゃってとかふわふわ考えてたんですよ。
口に頬張るにはなかなかのボリュームのくまちゃんのものも今夜はいっぱい頑張っちゃうぞー!って。


でも、気づいたら、ベッドに縫い付けられているのは私で、胸の先はもうぴんと立ってしまっているのに、くまちゃんは飽きる様子もなく口に含むし、片手は揉んでるし、もうひとつのては下へと伸びて、私の敏感な場所を弄び始めちゃってる。
最初はえっ?えっ?あれ?ってまだ考える余裕もあったけど、中に指を沈められてからはもうひんひん言うばかりになってしまって。
気持ちいいし、抱きあえるのが嬉しいし、なんかワイルドなくまちゃんかっこいいし、思考回路はショート寸前でしたよ。

何度も私の名前を呼ぶくまちゃんが愛おしくて、慣れた手つきでゴムをかぶせてぐしょぐしょになってしまった私の中に入ってきたときは、その感覚に体の奥から震えた。
くまちゃんの背中に腕を回して、頬に頬をひっつけて、ぴったりと重なったままゆっくりと動いてもらった。
少しずつそれが速くなって、声を我慢することもできなくて、その激しさに身を委ねていたら、くまちゃんの体がぶるりと震えた。
その色気に満ちた表情を見られたのが久しぶりで、嬉しくて。体を横にしたままくまちゃんをぼーっと眺めてた。
ゴムを捨てたのを見てたら、そのまま私が枕元に置きっぱなしにしてたお水を手に取って、「飲みますか?」って優しく聞いてくれた。
体を横にしてそれを受け取って2口くらい飲んだ。

「大丈夫ですか?」

ってまた優しく聞いてくれたから、かわいいなぁって思いながら「うん」って答えたら、「わかりました」っていうちょっと思ってたのと違う返事が返ってきて。
私の手からペットボトルを受け取って、また枕の近くに置いてくれたなぁと思っていたら。

体がぐりんと仰向けに転がされた。

え?

と思う隙もない間に、くまちゃんは私の脚の間に顔をうずめてしまった。

「えっ、えっ、待って。まっ…あっ…あっ…」

まだ濡れているそこに躊躇なく舌を這わせ、舐め上げる。腰を引こうとしてもがっちりとつかまれて逃げられない。
そのうちにじゅるじゅるといやらしい音が響いてきて、脚はもうがくがくと痙攣してしまうほどになってしまった。

「だめっ、だめっ…それ…そこ、強く吸っちゃ…やっ…あっ」

くまちゃんの頭を必死に引き剥がそうと手を力を込めるのに、びくともしない。
圧倒的な力の差。
くまちゃんの短い髪に指を絡ませたまま全身が震えてあっけなくイってしまった。
く、くまちゃん…うまくなりすぎ…です…

登りつめた感覚からゆるゆると落ちてくるように、息を整えていると、ビリっと音がした。

え…?

膝立ちのくまちゃんがくるくるとゴムをつけてます。
さっき、ついさっき、出しましたよね?!
ピロートークもなしに、間髪入れずにまた勃ったんですか?!
いやいや、突然クララが立ったと思って感動してたのに、クララが勢いそのまま世界新の速さで走り出したらハイジびっくりしちゃうでしょ?!
その背中に向かって、どうしちゃったのー?!って叫ぶでしょ、きっと。
アルプスの山々からどうしちゃったのーって山びこ返ってくるでしょ。
今、まさに私の心の中は山びこ大反響中です。

「長くもたなくてすみませんでした。今度はもう少しもつ体勢でしてもいいですか?」

ああ、でも、私、このワイルドくまちゃん好きかも。
大好きな恋人が、魅惑的なおっきい体を惜しみなく晒して、野生的に迫ってきたら、くらくら来ない人っているの?
無理無理。だってもうフェロモンにあてられちゃって、まともに思考も働かない…
いい、いい。私、今夜はとことん頑張る!
険しいアルプス山々を私も全力で駆け抜けてみせましょう!

とかなんとか思ってたら、体を横向きにされ、後ろから優しく抱きしめられた。後ろから首筋にキスされて、くすぐったさに頬が緩んだ。その隙に片足をひざ裏から抱えられて、くまちゃんのものが奥まで一気に入ってきた。

「ひゃあぁ」

その衝撃と奥で感じた気持ちよさに、恥ずかしいほどの声が出てしまった。
くまちゃんがくすりと笑った気配を背後に感じた。
くまちゃんはそっと私の頭に音を立ててキスをすると、腰をゆるゆると動かし始めた。

「んっ…んん…」

私の様子を探るようにゆっくりゆっくりと動く。強く擦ってほしいのに…
絶対、わかって焦らしてるっ。
もどかしくて自分で腰を揺らそうとすると「だめですよ」って耳元で囁いてくる。

「今度はゆっくり…まだ玲奈さんの中にいたいんです」

きゃああああ。
なになにその重低音の殺し文句。
胸がきゅんきゅんするんですけど!
いったい、いつの間にそんな技を身につけてきたの?
もー、後で詳しい説明を求めますからね!
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